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自律型

2008年06月06日 | コーチング
高度経済成長期に私達に求められた物は、スピードや効率であり、私達は指示命令、統制規律の中で働いてきました。
バブル崩壊を経て、マイナス成長から低成長の時代に入り、社会の風潮は個性の尊重や価値の多様化に変わってきました。
そして、組織内で求められる人材も、よりスピード化した社会での対応を柔軟に受け止め、素早く新しい価値を創造できる、自分で考え自ら行動を起こす自律型の人材が求められるようになってきました。

自立と自律と云う言葉が有りますが、広辞苑では、
自立を、他の援助や支配を受けず自分の力で身を立てること、
自律は、自分で自分の行為を規制すること。外部からの制御から脱して、自身の立てた規範に従って行動すること、と書かれています。

いわば、自立は独立して起業する人。
自律は、組織内で、自らの考えで行動し成果を上げる人。
と、捉えれば良いと思います。

私もスーパーの店長として、長いこと指示命令の日々を送っていました。
ドンドンバリバリ、家庭を顧みずにがむしゃらに働きましたよ。
自分が店の責任者であり、従業員の生活や店舗会社を背負って働いていると云う自負もありましたね。

その当時は自分の判断が一番であり、指示命令に逆らうことは許されないことと思い込んでいました。

しかし、これでは人材が育たないことに後で気づかされることになったのです。

指示命令を受けて育った人達が、店長職に就いたときに、指示命令がないと動けない店長になっていたんです。

と、云うことは、私のせいで指示命令がないと動けない人材が育ってしまったとも云える訳なんですよね。

私自身は、一匹狼の様な人なんで、なんでも自分の思い通りにやりたい人でしたから、当時から自律していたってことでしょう。
自律し過ぎてたかもしれませんが・・・。

で、今は。その当時の反省も含めて、自律型のマネジャーを育てたいと思ってるんです。

みなさんは、どういう部下を育てたいと思っていますか?
その部下を育てるために、今どんなことをやってますか?

傍にいて

2008年06月05日 | コーチング
昨日、久し振りのクライアントさんから連絡がありました。

その人は、時々スポットでコーチングを受けに来ます。

で、今回もコーチングの依頼かと、少しは収入になるかと云う期待に目尻も下がりましたよ。(目尻が下がってるのは元からの様な気もしないではないんだが・・・)

ところが話の内容は、以前差し上げた私の本で気づきが起きた。
参考になったって話だったんで、少し嬉しかったり、少し悲しかったりしましたが、私の本「スーパーの裏側から」でしょうか?

あの本から学びを得るとは不思議な人だな(これは謙遜です)等と思っていたら別のコーチングの本でした。(涙)

まあ、気づくのに随分時間が掛かったんですが、それでも気づいたってことは良いことですね。
人にはそれぞれの、自分にとっての一番やりやすい方法があるんです。
コーチとしてはそれを尊重しています。

でも、時々のコーチングじゃなくって、一月に一度でも良いから継続的にコーチングをやってたら、もっと早く気づきが起きていたでしょうね。
そうしたら、もっと早く行動を起こす事が出来たんじゃないかなどと思う今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。

気づきと行動

2008年06月04日 | コーチング
昨日見た、サム・ウォルトン(世界一の小売業ウォルマートの創始者)のビデオの中で彼は、コーチングについて熱く語ってました。
まあ、サム・ウォルトンって人はいつも熱く語る人なんじゃないかなってビデオを見ながら思いましたね。

1990年頃のビデオだと思うんですが、その中でサムは(気易く呼んですいません)質問しなさい。聞きなさいって云ってました。
聞くことによって、相手の中にあるものを明らかにするってことだったと思います。

自分のやってきたこと、自社でやって良かったことを話して聞かせていました。
ビデオになっているから実際はもの凄い数の人達が、凄く良い話を聞けたんじゃないかと思うんです。

イズムを理解した人は多いんじゃないかと思います。

ただ、気になったのは、サムの話を聞いた人達が、全員サムの言った通りの事をやったのかってことです。

私もそうなんですが、良い話を聞くとそれを自分もやろうと思うんですけど・・・。
実際に行動するかどうかは別問題ってところに落ち着いちゃうんですよね。

コーチングは確かに聞いたり質問したりして、相手の気づきを促すんですね。
でもそれだけじゃ、相手は行動を起こすかどうか分かりませんよ。

ここから先がコーチングの大事なところなんですが、実際に行動を起こすにはどんなことが必要なのか、そのアイデアを考える必要があるんです。

そのアイデアを考える手助けをするのがコーチなんですね。


と、言うことで、例えばコーチはこんな質問で具体的な行動に必要なアイデアを引き出していきます。

素晴らしい講師・先生方の為になるお話しを聞いた後で、あなたは何をしますか?
あなたがやらなければならないことは何ですか?
やらないと決めたことは何ですか?
今日から始められることは何ですか?
あなたの目標は何ですか?
それをいつまでにやりますか?
それを遣るために必要な物は何ですか?
出来たときのご褒美を何にしますか?
他にハッキリさせておきたいことは何ですか?

質問されたときに明確な答が出なくても、何かの拍子に後から答が出て来たり、突然に頭の中でひらめきや気づきが起きることがあります。

今日のひとこと
現実を変えられるのは、行動を起こすことだ。(海老名誠)

負うた子に教えられ

2008年06月03日 | 身辺雑記
今日、サム・ウォルトン(ウォルマートの創始者)のビデオを見させて貰ったんですが、その中にこんなのがありました。
1全ての人を尊重する。
2お客様のために尽くす。
3常に最高を目指す。

聞いてて、まあ、なんて云いますか、そりゃ~そうなんでしょうが・・・。
はい、あ~、では、8割ぐらいのところで頑張りますです。


意見が衝突して、自分が不利になると脳が急回転して、言い逃れや言い訳逃げ道を探し始める。
我ながら卑怯だとは思うが、脳が勝手に活躍してしまうんで、遂々そっちの卑怯方面への道を歩み始めようとする私がいるんだな。

しかしだな、しかし、ここでそっちの道へ進むと引き返す時にもの凄く辛いぞ。
ず~っと先まで行っちゃうと、戻ってこられなくなるかも知れない。

そんな面倒なことになる前に、ここの分かれ道で清く正しく美しい私みたいな道の方を選ぶべきだよな。

でも、この私みたいに花のように美しく清く正しい王道を行くためには、分かれ道に待ちかまえている、意見の衝突、私の負けと云うか間違いと云うか正しくない意見というか、なんと云うか、そんなものに決着を着けなきゃいけないんだな。

まあ、ごく簡単に云えば、「ごめんなさい」なんだけどな。

この魔法のチケットで、天国の扉じゃなかった、私が進むべき正しい道へ入って行くことができるんだよね。

そんなこんなで、天国の扉はまだ開かなくっていいから、まだもう少し生かしておいて下さい。

私は、正しいと信じる自分が歩むべき道を歩き出します。


息子が「自分が厭だと思うことを人にしないことより、自分がして欲しいことを人にしてあげる方が良いんじゃないの」
なんてことをぬかしやがりましたよ。

ほ~!!!

すごいね、そんなことを云うようになりましたか。

「負うた子に教えられ、だな」

「おれは、まだ背負われているの?」

「そうだな~、お前が小さい頃は、出掛けると直ぐにオンブ~って俺の背中に乗りたがったよな。その時に大きくなったらお父さんをオンブしてくれたら、今オンブしてやるぞ、って云ったら、うんって云ったの覚えてるか」

「その話は何度も聞かされたからね」

「そうか、じゃあ」といって、散らかってる台所をチラッと見た後で、

「俺が何をして欲しいかは解ってるってことなんだよな」

外の雨は、小降りになってきました。

思い込みから

2008年06月02日 | コーチング
人はそれぞれ違う、それは、Aもあれば、Bもあり、CもDもEもと、いくつもの違う特性を持っており、それぞれが違う人生を歩き、人とは違う選択肢を選んでここまで来たと云うことですよね。

例えそれが、自分の息子でも私とは違う人生を歩んでいます。
私には、彼の考えが理解できない。

何で飯を食ったら食器を片付けないで、出しっぱなしで部屋へ帰るんだ。
これは、俺に片づけてくれってことか。
甘えてるのか。

ビールの空き缶や、空のペットボトルはつぶして箱へ入れるって2人で決めたじゃないか。
なんで決めたことを守らないんだ。
俺に何か文句でもあるのか。

キチンと正面を向いて話さなければ、本心は伝わらないんだよな。
お前も、俺に向き合って話をしろよ。

外は雨です。

人はそれぞれ違う

2008年06月01日 | コーチング
マネジャーが「話を聞くときには、相手の目を見て聞け」って言って、メモを取ってると怒るんです。
でも、私はメモを取って後でメモを整理しないと言われた事が覚えられないんです。

こう云う相談を受けたんですが、みなさんはどう思われますか。


そうですね、多くの人は人それぞれ、十人寄れば気は十色ってことは理解しておられると思うんですね。

どんなところが違うかって云えば、年齢・性別・出身地・職業・体力・体型・健康・金銭感覚・性格・考え方・趣味・嗜好・・・・・。
まだまだ、沢山の違いを見いだす切り口があると思います。

そんな様々な違いがあるのだから、相手は自分とは違うんだと思えば良いんですが、なかなかこれが出来ていないんですね。

例えば、他の人の言動を見て、
「ウソ~!」
「何で~!!」
「信じらんない~!!!」
「バカじゃないの」
なんてことを思った経験はないでしょうか。

例えば、関西ではウナギの蒲焼きに頭が付いているとか、北海道のお赤飯には甘納豆が入ってるとか、納豆に砂糖を掛けて食べる人が居るとかは、始めて見聞したときには驚いても、やがてそう云うこともあるのかと受け入れられやすいですね。
以前日本人は、生の魚や生の鶏のたまごを食べている野蛮人だなどと西欧から見られていたようですが、今では、刺身文化を輸出するようになり日本文化も理解されてきました。

このように文化や風習の違いでしたら違っていても、「ああ、そう云う文化なんだな」と受け入れることが出来るでしょう。

ところが個人のコミュニケーションの違いになると、これがなかなか受け入れてもらえないんですね。

先ず、相手と自分との価値観が違うと云うことを理解するところから始めなくてはならないでしょう。

仕事というものを考える上で、何が重要かを考えたときに、スピードなのか、正確性なのか、円満な組織運営なのか、社外への影響力なのか、
どれも重要ですからバランスをとって仕事を行うことが求められますが、
あなたは、どれを最も重要なテーマだと考えていますか。

自分の言動は、どんな価値に基づいて居るのだろうか。
相手の言動の元になっている価値は何なのだろうか。
そんなことを考えていると、相手の変な言動も何か意味があるのではないかと思えてくるから不思議ですね。

はじめに戻りますが、私は、ものを覚えるのにどんなやり方で覚えたんだろうか?