8月13日燃料油脂新聞より
ガソリン横ばい1ヵ月 中心値152~155円もマージン減
石油情報センター公表の週次小売市況はレギュラー2週ぶり上昇
最多価格は155~160円未満
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早い段階から過当競争が始まり30年が経過した当市ではセルフとフル、安値店と高値店の棲み分けが完了しています。
そうした商圏では価格競争も終焉し、安値集客してきたセルフでさえ安値を求めて右往左往するような消費者は切り捨てられようとしています。
規制緩和直後(業転玉が当店仕入より常に10円以上安かった時代)、全量正規仕入故に近隣店より13円高く売ってもリッターマージンは5円しかなかった当店が、今では“過去安値店だった店”と殆ど販売価格が同じでありながらリッターマージンは2桁となっています。
消費者側の視点では、何がどう変わったのでしょうか?
規制緩和以前はどのような消費者であれ“お客様”として大切に扱われていたのではなかったですか?
どの店でも殆ど同じように窓拭きやゴミ捨てや点検など無償あるいは無料のサービスを受けることができましたよね?
脱輪やバッテリー上がり、ガス欠など店頭以外でのトラブルにも行きつけの店が駆けつけてくれたのではありませんか?
遠出をしていてのトラブルの際でも(イチゲンさん)でも、現場近くのガソリンスタンドが親切に対応してくれたのではありませんか?
ポリ容器1つ2つの灯油の小口配達も断るような販売店は無かったはずです。
携行缶への小分け販売も然りです。
地場のフル店は非効率で不採算だと承知の上でそれらの無償サービスを提供し続けてきました。
窓を拭くなどのサービスを行うセルフも在りますが、それらは無料サービスである場合が多く、またそれらを可能にしてきたのが“事後調整、戻し、特価”でしょう。
そうした優遇措置を受けられない中小零細店の多くが疲弊した末に業界を去りました。
別の言い方をすれば、無料サービスを行う店が消費者を変容させ、そうした消費者が無償サービスを行っている店を疲弊させた。
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昨年末より独りで店を切り盛りしているこうちゃんにも、かなり疲れによるストレスが溜まって来たようです。
イチゲンさんへの携行缶小分け販売にかなり嫌気がさしている模様です。
私は、昨夜も「早く廃業を決断すれば良いのに」と伝えました。
兵庫県市場 前年比100%割れペース
兵庫県内 販社の販売戦略に警戒 減販に過剰反応を疑問視
ガソリン陸上スポット119円80銭
先取り値下げにブレーキ
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安値の業転玉が市場に溢れかえっていた頃は、販売店のなかにも卸価格が値下げ傾向だと先行して販売価格を値下げするところも多かった。
それ故、全量系列仕入れ店は苦しい経営を余儀なくされた。
でもこれからは、先行値下げをするような愚行は減っていくでしょう。
そして私が当ブログで当初から書いていたように
コストコなどの大手は別として、
1SS運営の中小PB店は昔のように安値業転玉を簡単に仕入れることが段々と困難になっていくかも知れませんね。
でも大丈夫だと思います。
「業転を取らない経営者が無能」と言い放ったような、“有能な”経営者の方々でしょうから。(← ひと言多いと分かってはいるのですが、書かずにはおれないのですよ)
>「業転を取らない経営者が無能」と言い放ったような、“有能な”経営者の方々でしょうから。
ぜひ某掲示板で大々的に言ってやってください(笑)
散々馬鹿にして来たのですから、あの方々でもプライドはあるでしょ。