7月25日 燃料油脂新聞 より
補助して貰っときながら不満の声とはなんじゃけしからん!...と怒らないでね。
本当に必要なガソリンスタンドに届かないから不満の声が上がるんです。
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水素ステーションは建設コストがかかり過ぎるため中小SSにはほぼ不可能。
補助金を利用して建設したとしても、運営による不採算に耐えかねず事業から撤退する可能性もある。
石油製品にはガソリン税・軽油引取税が課せられるが、水素販売には税を課すどころか多額の補助が出る。
エネルギー間の公平性に欠ける。
SSを対象とした補助事業も、
SS敷地外のタンクは補助対象とならない。
2トンローリーの買い替えを考えたが補助対象がローリーの大型化に限定され補助が出ない。
その他、地下タンク漏えい防止でFRPライニング工事などへの補助対象が変更されたため、今年度の施行をあきらめたSSも。
もともと買い替えを計画していたSSが補助金を利用するケースは多いが、補助金が出るから買い替えるというSSは少ない。自己負担分の費用を捻出するのが難しいためだろう。
SSは国の補助に頼る体質から脱し、自力で困難を乗り越える力を身に着ける必要があるだろう。
(燃料油脂新聞記事より)
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>SSは国の補助に頼る体質から脱し、自力で困難を乗り越える力を身に着ける必要があるだろう。
元々、調整や戻し、特価などとは無縁でやってきた3者店はそう思っています。
だけど、昔から調整・戻し・特価などによって温室にいたSS(特約店)&(組合の上層部)には、その体質を変えることは困難でしょうね。
だいたいローリーの大型化なんて、ほとんど特約店クラスの業者が油槽所などに“倉取り”に行くのが目的なんじゃないんですか?
(補助条件に過疎地とありますが)
地場零細店が不採算を承知で小口配達を行っているような過疎地で、4トンとか10トンとか、そんな大きなローリーは要りません。
(特約店はあちらこちらで直営店を運営しているから、その中の1店舗でも過疎地にあったり、過疎地に配達していれば補助対象になって補助金を受け取れますが、
その前に、
安値で商圏内の3者店を苦境に立たせて廃業に追い込むような特約店に補助金を渡すなんていうのは本末転倒もいいところです)
補助条件の大型化と増車の、増車にしたって、増車すれば保険代や車検と言った維持管理費負担が増えるのです。
ギリギリの経営でも何とか地域への小口配達を続けようと踏ん張っている地場零細にそんな余裕はありません。
補助制度の根本的な目的が歪んでいるとしか思えません。