元売のために安売りしている (断然少ないマージン)
6/28 「燃料油脂新聞」より
単純計算で原油CIFから卸価格を引いた元売精製・流通マージンは
1月 15.2円
2月 13.8円
3月 19.0円
4月 16.7円
一方、小売マージンは
1月 9.7円
2月 11.1円
3月 12.7円
4月 12.9円
直近の元売マージンは約19円
県内のある特約店は
「ブランド料問題や系列内仕切り格差、それに子会社の安売りなどは追及しなければならない。
しかし、それとは別に元売が仕組みを作り、儲けるのは企業として当然の行為。
これにケチをつけるわけにはいかない。
それならわれわれ小売は少なくとも元売並みに利益をあげるべきだ。
現状は元売の為に安売りしているようなもの」と県内業者に警鐘を鳴らしている。
;;;;(;・・)ゞウーン、と・・・
じゃあ、うちの場合、仕切りが142円なので、元売並みにマージンを19円乗せて・・・と、
売値は161円かぁ~♪
って!!
近所のセルフが143円、反対側の近所のフル(広域業者)も143円、
国道沿いのフル(広域業者)が147円で売値看板掲げてる中で、161円?!
。。。ハイオクの値段じゃん(汗)
あの人とこの人と、それから何人かはその値段でも給油に来てくれるだろうけど
そんな値段で売ってたら、あとは誰も来てくれないと思うよ
フカイタメイキ(;д;)=3=3=3=3
業転と品質格差を要求 (“ブランド料”の対価強調)
6/27 「燃料油脂新聞」より
業転の(価格的)優位性は変わっていない。
業転がなくならないのは仕方ないとしたうえで
「せめて品質に格差をつけてほしい。そうすれば消費者の納得も受けやすい」と価格ではなく質による差別化を求めている」
同業者は系列玉と業転玉に品質格差がないことが
「消費者の安値志向をあおり、価格追随の原因」と指摘する。
ただ品質格差を出す事は手間も経費も掛かる。
別の業者はコスト高になるだけに現実問題として不可能という。
これに対して先の業者は
「それこそブランド料だ」といい、
業転より高い分、「系列玉の品質を上げれば良いこと。それがブランド料の価値というものだ」と強調する。
系列(マーク)を掲げるSSとして
「高くても良い商品を売っているという自信をもちたい。そうなれば業転問題も解決するのではないか」としている。
(-_-)ウーム
おっしゃっている事は正しい。
確かにそれがブランドの価値であり、
そこで初めてブランド料という名目にも納得が出来る。
でもねぇ・・・
精製過程で、どうやってそれが出来るの?
そもそも、元来、業転玉というモノは、『 “余った”系列玉』であり、
元売からの出荷段階では品質に格差はない。
ただ系列玉と違って、
「業者間で転売されていく流通過程で何が起こるか分からない、」として
元売は品質保証をしない。
業転玉の品質を落とすと言ったって、
JIS規格というものがあるんだから、劣悪な品物を市場に出す事は出来ないし、
逆に品質を上げるとしても既にハイオクという種類があるわけで・・・
少し考えれば、「ガソリンの品質に違いをつける」なんていうことは、現実的には実現不可能だと判る。
ε- (´ー`*) フッ
だからね、masumiさんが何度か書いているように
業転玉と系列玉の格差は常に2円として、
名目をブランド料から安定供給料或いは品質保証料と改める。
系列販売店は、業転玉が2円安くても絶対にそれに手を出さない。
業界として、系列と業転との違いを消費者に公示する。
これが一番実現可能で新たなコストも殆ど発生せず、スムーズに行く方法だと思うんだけどなぁ?
(゜~゜)ヾどうでしょう?
おまけ
旧防衛庁の燃料めぐる談合、石油9社に84億円返還命令(朝日新聞) - goo ニュース
防衛庁の調達実施本部(当時)が発注した航空機のジェット燃料などの契約をめぐり、石油元売り9社に談合で水増しした利益計約90億円を返還するよう国が求めた訴訟で、東京地裁は27日、計約84億円を返すよう9社に命じる判決を言い渡した。
返還を命じられた額は、JX日鉱日石エネルギー約33億4800万円▽コスモ石油約19億1500万円▽エクソンモービル約6億7600万円――など。
元売は、三者店(系列販売店)から搾取はするわ、まぁ酷い事。
消費者の皆様へ
因みに業界では、この時代、販売店レベルでの談合なんて100%無いですよ。
熾烈な、異常とも言える価格競争真っ只中の業界ですから。
みんなで高く売って儲けようなんて、昔々の話です。