老人クラブ「高齢化」、解散止まらず 世代交代が課題
2010年7月14日
島根県の高齢化率は全国トップを走っている。団塊世代の大量定年もはじまった。なのに、地域の高齢者が参加する老人クラブの解散が止まらない。復活の糸口を求めて、模索が続く。
県老人クラブ連合会のまとめによると、昨年10月時点で、県内には1214のクラブがあり、会員数は6万9611人を数える。クラブ数は出雲市が223と最も多く、松江市186、雲南市143と続く。会員数は出雲市(1万6744人)と松江市(1万3650人)が1万人の大台を超えている。
前年からの動向では、益田、大田、安来、江津の4市と奥出雲、斐川、川本、邑南、隠岐の島の5町で計9クラブが誕生した。一方、「会長のなり手がない」「会員が高齢化した」などの理由で解散、休会の流れは止まらず、県全体で、クラブ数は30、会員数は2414人減った。
ピーク時(1998年)と比べると、クラブ数は207、会員数は約2万人少なくなった。80歳以上が全体の40%を超え、世代交代を進めるための新メンバーの確保が大きな課題になっている。
益田市の山本静雄さんは、この春、地元の老人クラブ会長を交代した。グラウンドゴルフやペタンクを通じて健康づくりに励み、花見や旅行で親睦(しんぼく)を深めている。公園やお墓の清掃も欠かさない。町がきれいになれば、地域への住民の愛着も生まれる、と思うからだ。
山本さんは95歳になる。会長時代、孫からワープロを譲ってもらい、資料づくりに生かした。山本さんは「この年になると、体力が少し落ちてくるかな。それと、記憶力と判断力が弱ってきたような気がする」と話す。
後任会長の誕生でホッとしている。会長のなり手がないと、そのままクラブの解散に追い込まれる事態になるからだ。山本さんは「地域のために、みんなの生きがいづくりのために、80代はまだまだがんばれる」とエールを送る。
益田市老人クラブ連合会会長を務める石田敏治さん(79)は、クラブの活動を通じて地域の暮らしの記録づくりに乗り出している。戦争体験集を募ったところ、10人を超える人から文章が寄せられた。83年の豪雨災害の写真も集め、パソコンを使った保存作業も手がけている。石田さんは「ぜひ伝えておきたい、というみんなの気持ちは熱い」と話す。
高齢者のクラブ離れの背景について、石田さんは「気の合う仲間同士で趣味やスポーツに打ち込む人が増え、老後の過ごし方が多様化している」とみている。しかし、石田さんは老人クラブの楽しみ方を知ってもらったら、気持ちが変わるかも、とも思う。65~70歳の住民を対象に勧誘の手紙を出している。(広川始)
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昨年、こうちゃんのところに「人数が足らないんや。こうちゃんパパの名前だけでいいから貸してくれ」と世話役の人がやってきた。(※こうちゃんパパはそういうのに参加しない。)
それから暫くして・・・
会費の集金に来はった(汗)
「何で、俺が親父の老人クラブの会費を払わなアカンねん」と、ぶつぶつ言いながら払ったこうちゃん(^^;
今朝、この記事を読んだこうちゃん曰く
「みんな『ワシはまだ若い』って老人会に入るの嫌がるけど、まだ若いと言いながら死んでいきよるんや」
(;~〓~) アセアセ
老人会という名称を改めるなど工夫もされているけど、やはり加入する人は年々減っているみたい。
でも、今の770代80代の人って元気な方は本当にそこらへんの10代20代の若い子より元気だし、
時間に余裕があるのなら、
独りでは難しいような事でも、三人寄れば文殊の知恵とも言いますし何といっても年の功があるのですから知恵を出し合って協力し合って「地域のために、みんなの生きがいづくりのために」活躍してほしいです。
そうすれば益々元気で居られると思うし、
又その年代の力を、この世の中は本当に必要としていると思うのです(*^-^*)