masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

植え替え

2015年04月30日 | ガソリンスタンド2

昨日は暇だったから鉢植え植物の植え替えをした。


セルフが出来てから多くの個人客はそちらを利用されるようになったから、昔ながらの、うちのような店は法人客と働く車で持っているようなものかも知れませんね(^ー^;

そして現金支払いの常連さんがいてくれるっていうのは本当にありがたいです。
今日もオイル交換で出直して来て下さった現金フリ-のお客さんがあり感謝です。

*****

「フルサービスSSでは命令口調のドライバーがセルフSSでは感謝の言葉遣いになるという」
業界紙に書いてあったけど、その通りだと思います。

フルでのサービスは当然だと思っているから、それが無いと不愉快になる。
セルフではサービスがないと思っているのに、タイヤ圧のチェックや窓ふきなんかをしてもらえたら「ありがとう」ってなる。

これは自然な心理。


でも、仕入れ値の格差があるから、売り値が10円違っても高値の店がその分利益を取っているわけじゃない。
時には安く売っているセルフの方が粗利が多いのでは?、なんていうときもある。

昔ながらの地場3者店は仕切り格差の中で疲弊してしまい、サービスを省略せざるを得なくなったところもあります。

だけど上に書いたようにフルでのサービスは当然だと思われているから・・・・

masumiさんは、その刷り込みを塗り替えていこうと思っています。


タイヤの空気圧チェックと給油が終わって精算の時、
「窓は拭いて貰えないんですか?」に対して、「今は無理ですね、(他の)お客さんが待ってますので」。

その方に頼まれてタイヤ圧を見ているときに、3台(給油客)が入店しようと道路で待っている状態でした。
(こうちゃんは配達中)


それで来られなくなっても仕方がないと思っています。


もう遅い

2015年04月29日 | ガソリンスタンド2


*****


4月27日 ぜんせき
webアンケート SS過疎地について

SS過疎化の有効な予防策は
「業転と系列の格差解消など公正・透明な卸価格体系構築」がダントツの一位。

そもそも競争環境が整い適正利潤が得られるようになれば、SSが激減する事態には至らないというSS業界の明確な回答といえる。

ただし、その他の意見として「もう遅い」との声があったことは、事態の深刻さを物語っているといえる。

最後に、どんな条件が整えばSS過疎地からSSが撤退する際にそのSSの運営を引き継ぐか聞いたところ、
「SS運営コストへの恒久的な公的支援」が26%でトップ
これに「地元住民、自治体が優先して当該SSを利用する意思表示」が23%
「地下タンクなど設備面で向こう10年以上費用がかからないこと」18%
「官公需における随意契約容認など優遇措置」16%と続く。

その一方、
「SS過疎化は地元住民にも責任があり、営業は困難」とのその他の意見が複数あったことは、状況の複雑さを示しているといえる。


**********

もし仕入れ値の格差が解消され、或は粗利確保が約束されたとしても、施設の老朽化は変わらないし、人間も毎年歳を取るしね (-"-;A ...

SS過疎地予備軍だらけ


合わない(汗)

2015年04月29日 | ひとり言

ツツジの蜜を吸う黒い蝶々

*****

「これ、貴女の使っている会計ソフトで修正入れて、ココの金額と合ったら次期繰り越しして下さい」
昨日会計事務所から渡された用紙を見ながら入力を済ませて、集計画面へ・・・・・( ̄ー ̄?).....??ありゃりゃ??
合わない( ̄_ ̄ i)タラー


(;^◇^;)ゝ
今日は祭日ですから開店休業状態で営業中です。


生きる道

2015年04月28日 | ガソリンスタンド2

*****

「我々には業転以外に生きる道はないのか」

2011年3月7日の「ぜんせき」です。

*****

本欄でも重ねて指摘してきたが、仕切りとほぼ同水準の店頭価格表示では近隣SSは赤字に追い込まれる。
販社は洗車やオイルなど油外貢献度が高いとはいえ、ガソリンマージンゼロで乗り切れるSSはごく一部に過ぎない。
一方で市況改善に出動し率先模範の姿勢を見せるものの長続きせずに安値店を理由に下げ足を速める。
いわば安値追随の言い訳と化しているが長期化すれば周辺SSのダメージは深く、撤退を強いられた事例は枚挙にいとまがない。
<平成27年4月24日の燃料油脂新聞「社説」より>

*****


st31掲示板より

*****(※青系文字がmasumi)

このブログを始めた当初から、系列vsPBでもなく、セルフvsフルでもなく、大資本(大企業)と小資本(個人経営)の戦いなのだと書いてきました。
業転を出しているのは元売りと商社なのだから流通も価格も彼らの思うがまま。

業転玉を仕入れれば生き残れるなんていうことはないのです。


業転を仕入れても閉鎖するところは閉鎖するし、業転を仕入れなくても存続するところは存続する。

同じような体力の相手となら業転仕入れをすることで戦い続けることは出来ます。
けれども資本力での戦いは我慢比べです。
何億の赤字を出しても倒産しない大企業と、一千万の赤字でも倒産してしまう中小企業。
スポーツの世界では強者に与えられるハンデ。
この業界では「高値の仕入」というハンデを地場業者(3者店)が背負う。

いくら業転玉を仕入れても地場の小規模店の販売数量では高が知れています。
全量を業転から仕入れても地場業者は粗利を無視することは出来ません。赤字では営業を続けることが出来ないからです。
数量インセンティブやマージン保証などの差別対価はまだしも、出光CAセルフに至っては元売が運営費を出しての安値販売です。
卸値にハッキリとした指標もないような。
このような業界の有り様の中で、しかも仕入れ値に格差があることも殆どの消費者は知らないなかで、
元売の販売子会社や商社系大手PBを相手に、地場業者が再投資可能な利益を上げて営業を続けていくことは困難です。


2ページの黄色いところは、私どもの当面の要望事項でございます。切羽詰まった表現になっております。
6年前の審議会の答申では「再投資可能な利益を」という表現になっておりましたけれども、とても再投資までいかない、生き残るための必要最小限の利益の確保をぜひお願いしたいと。

これは昨年6月に行われた、総合資源エネルギー調査会資源・燃料分科会
(第5回)石油・天然ガス小委員会での全石連副会長・専務理事の河本オブザーバーの発言です。
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shigen_nenryo/sekiyu_gas/pdf/005_gijiroku.pdf



私たち地場3者店が生き残るためには利益が必要です。

業転玉を仕入れても販社や商社系大手PBの出す安値看板に追随できません。

消費者は安値を好みます。

地場業者は大手が効率が悪いと切り捨てた小口配達を担っています。




追伸
石油・天然ガス小委員会のなかに小嶌委員がいてくれて良かったです。




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ガソリンスタンドが置かれた現状を予備ブログ「masumi_iのブログ」にアップしました。
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どんぶり計算ピッタンコ

2015年04月28日 | ガソリンスタンドでの出来事

芽吹きの季節ですね~♪ これはサカキの新芽です。

*****

決算書はまだ受け取っていないのですが、連絡があり、masumiさんの予想通りギリギリ黒字でした~☆
通気管の取替え工事があったのに・・・って、それが無ければ余裕の黒字?・・・ん?昨年末からの調整のお蔭?

(^^;...まぁイイカ。黒字は黒字ということで、バンザーイ・・・・と思ったら!?

納めなきゃならない消費税額を聞いて、(´Д`|||) ドヨーン

ぜぇんぜん余裕じゃないじゃーーーん(T^T)

ということで、やっぱりバンザイナシヨだったのでございます。
トホホホホ(--。


気付いてほしい。

2015年04月25日 | ガソリンスタンドでの出来事

草刈りの季節到来です。
考えたらこの時期は店頭で嫌な気分になることが多いのでした(汗)

最近は減りましたが、
オイル缶やペール缶でのガソリン・混合油の求めに対して消防法適合缶でないと販売できないと言うと、必ずと言って良いほど暴言を吐かれたものです。
当時はまだセルフもなかったので消費者は強気でした。


最近は減りましたが、
本日2件、販売をお断りしました。
1件目は容器を持たずに来店され「草刈りしたいから4リッターの空き缶(オイル缶)にガソリン入れて」というもの。
2件目は消防法適合缶は持参されていましたがお断りしました。

ガソリンしか売り上げることの出来ないタイプの発券店値付けカードでの精算を求められたからです。

昔、この仕組みを知らなかった頃、そして生存競争の激しい真っ只中にいた頃は、「洗車をレギュラーに換算して」などという消費者の要求にも全て応じていましたが、今はこのカードに融通を利かせてあげることはやめました。














山菜

2015年04月25日 | 日記(その他)

スーパーで売っている三つ葉しか知らなかったよ(^_^;


自宅のどんぶりの傍に生えていた山三つ葉。(ぱっと見、大葉みたいだよね^^;)


お客さんがくれたワラビと、
お客さんがくれたタケノコと、
お客さんがくれたタラの芽と、

天ぷらにして
(^人^)ご馳走様でした。

PS
デジカメの気分次第でピンクの世界と緑の世界が写るときがあって、タケノコとタラの芽はちゃんと写っていなかったのでした。


元売が方向転換(?)

2015年04月24日 | ガソリンスタンド2

元売が既存の系列販売店を減らさないように方向転換した(?)

4月24日 燃料油脂新聞

仕切り調整が市況軟化の要因に

「元売が襟を正すべき。需給調整に真剣に取り組み、販売子会社の安値販売を改めてほしい」

中小規模の石油販売業者の経営環境が厳しくなっている。
ガソリン需要の減少がこれまで以上に深刻化するなか、減販を回避しようとする一部SSが価格攻勢を強めている。
結果、小売市況が引き上がらず周辺SSがリットルマージンの悪化に苦しむという悪循環に陥っている。
さらに仕切りの不透明さが、需要減の負のスパイラルを強めているようだ。

「各系列の主な特約店や元売子会社など、元売が増版目的で特定の販売業者にのみ仕切りを優遇した結果、これら業者向けの系列仕切りと業転との価格差は縮まったようだ」

複数SSによると、中小販売店の仕入価格が相対的に高く、特約店の仕切り調整分が販売店仕切に反映されていないとして、系列内の仕切り格差を問題視している。


ある特約店は、元売が既存の系列販売店を減らさないように方向転換したと指摘。

「元売は以前、販売店に廃業を促していたが、最近は販売店を存続させようとしている。ガソリン需要が減少するなか、個々の販売店は小規模であっても一定の販売量が見込める。
さらに業転流通量を増やすより利益が多く、販売店の倒産リスクは特約店に負わせられる。
販売店網の維持で配送合理化ができなくても運送会社が負担すればよいと考えたのだろう」


販売店の存在価値は高まっているが、このままではSS経営に見切りをつける販売店が増える可能性を否定できない。
業界環境の改善は元売の姿勢にかかっているといえそうだ。





社説 変わらない元売シェア意識
(一)
先頃開かれた「元売とSS業界の協議の場」で全石連は、系列仕切り価格と業転価格との格差拡大やコミッションエージェントSSや元売販売子会社SSによる安値追随などを論点として提示した。
全石連は販社の安値問題について機能的なサプライチェーンを構築するには地場SSが再投資可能な健全経営が必要と指摘し、元売販社も健全な市場を形成する一員であるべきと質したという。
いうまでもなく販社の安値追随は今に始まったことではなく、各地で日常化している。
(二)
本欄でも重ねて指摘してきたが、仕切りとほぼ同水準の店頭価格表示では近隣SSは赤字に追い込まれる。
販社は洗車やオイルなど油外貢献度が高いとはいえ、ガソリンマージンゼロで乗り切れるSSはごく一部に過ぎない。
一方で市況改善に出動し率先模範の姿勢を見せるものの長続きせずに安値店を理由に下げ足を速める。
いわば安値追随の言い訳と化しているが長期化すれば周辺SSのダメージは深く、撤退を強いられた事例は枚挙にいとまがない。
(三)
問題は公平性・透明性が乏しい仕切り体系の運用にある。
業転を仕入れて系列仕切りを薄めざるを得ない販売業者と、ほぼ業転並みの仕切りで仕入れが可能な販社や量販店の違いといっていい。
販社の安値追随の原資は仕入れ値にあるとの見方は至極当然だ。
歯止めがかからないSSの撤退は不明瞭極まりない仕切り運用の結果と言わざるを得ない。
これでは健全な市場形成は到底不可能で原油処理能力が削減されたとはいえ、元売のシェア優先は何も変わってはいない。


**********

元売が既存の系列販売店を減らさないように方向転換?
その表れが昨年末からの(3者店にも)事後調整?
(※新仕切り以降も事後調整自体はあったようですが、それは有力特約店等一部に限られていたようです)
でもそれも、特約店から反映されていない3者店もあるようなら、そうとは言えないわけで・・・

でも1日に4軒ペースでガソリンスタンドが減少し続けている現状は元売にとっても放置できないのではないか?とも思う。
元売カード(発券店値付けカード含む)を発券している以上、代行給油してくれる系列店が少ないと消費者に不便を与えてしまう・・・っていうのもあるから・・・

いやいや、そんなに甘くないかな。


でももし、もしも、元売が既存の系列店を残す方向へ舵を切ったのなら、仕切り方式を改めなきゃいけないと思う。
いつまでも事後調整でお茶を濁すようなことをやっていたらダメだ。

消費者の信用を完璧に失うことになる前に仕切り格差の存在を公にした上で是正させないといけない。

それで初めてガソリンスタンド減少に歯止めがかかるんじゃないかと思います。
でなければ「見切りをつけて」撤退を選択する店は今後も続出すると思います。



4月29日 追記

4月25日 燃料油脂新聞より
事後調整で帳尻、生販の疲弊深める悪習

業転格差が鍵握る
SS店頭値の適正水準を分かりにくくさせているのが、前年度に定着した後決め型の仕切価格だ。
複数の大手元売が「新年度以降は事後調整なし」を打ち出しているが、この宣言に現実感をもたせるには、系列仕切りと陸上スポット価格の変動幅が最低でも近似値で推移する市場環境を維持しなければならない。

後決め方式には、系列店の業転購入を抑制しやすい特徴がある一方、販売業者が消費者や需要家にコスト負担を求める際の切迫感が薄れやすい難点がある。

販売業者が仕切り通知のそばから「最後は修正されるだろう」とタカをくくっているうちは、消費者や需要家へのコスト転嫁に熱が入らず、元売と販売業者の利益配分のせめぎ合いに比重が傾く。


事後調整で帳尻を合わせる慣習を繰り返すようでは、石油業界の疲弊が深まるばかりだ。


*****


※系列店が事後調整で帳尻を合わせる慣習を繰り返すようでは、PB店の笑いものです。


消費者から疑問の声続出

2015年04月22日 | ガソリンスタンド2

「○○のガススタ、レギュラーが***円の看板、俺がいつも行っている店のハイオクと同じなんだけど、そんな店で買うやついるの?」

ネット上にあった書き込みです。(表現は変えています)(当店のことではありませんでした)

:::::


4月20 燃料油脂新聞 (※青系文字がmasumi)

系列内格差に不信感 消費者から疑問の声「納得させる説明困難」
「別の系列なら納得もできるが、同じマークのSSでどうしてこんなに価格差があるのか」

仕入れ値の格差(業転格差と差別対価)を知って貰うしかない!! と思います。


厳しい経営環境に苦悩 「やりがいない」と悲観的
「最終的には資金力のあるSSしか生き残れないと分かっていながら営業を続ける。これほどつまらないことはないと思う」

※当店も“その時”に向かって下り坂を降りている途中ですが・・・

でも本当はこの仕事はやりがいがあるのですよ。
だけど
この業界の有り様と、消費者の誤解による言動が、やる気を削がせるのです。



流通証明書の厳格化など 全石連が論点を提示

業転流通に一定の歯止めをかける役割が期待される「石油流通証明書」については全石連側が、SS事業者が購入した業転玉の流通経路が不明確で証明書の機能を果たしていない事例を挙げ、厳格化の必要性を指摘した。


★出荷元が同じと証明されれば系列店が業転仕入れをしても元売はマークはく奪など優越的地位の乱用をしてはならないとした公取委の見解。そのための流通証明書という説。

★業転流通に一定の歯止めをかける役割が期待される流通証明書という説。

?????

元売販売子会社の販売姿勢に関しては、機能的なサプライチェーンを構築するには、地場SSが再投資可能な健全経営が必要と指摘。
元売販社SSも健全なマーケットの一員であるべきと元売に考えを質したが、元売側は「仕切価格で販売子会社を優良選別するようなことはしていない」「販売子会社も価格と収支両方の健全性が必要」などとし、問題がある案件には個別に対応する用意があることを伝えた。

「仕切価格で販売子会社を優良選別するようなことはしていない」
※じゃあどうして3者店の仕切り(仕入れ値)より安い価格で販売できるんでしょうか?

他方、この日の会合ではコストコが山形県や富山県に大型セルフSSを相次ぎ出店するとされる問題が販売業者の関心を集めている事にも触れた。
全石連側が元売会社による製品供給への関与を受け入れにくい立場であることを示し、価格設定面などで配慮を求めたという。

看過できない⇒価格設定面などで配慮を求めた.....販売店の立場は弱いですね。
間違いなくコストコのオープン時の設定価格は現存している広域量販店を凌ぐものとなると思います。


**********


4月17日 ぜんせき「論説」より

東日本大震災直後、かろうじて深刻な被害を免れ営業を再開した地場業SSには、渋滞を引き起こすほどの長い車の列が出来た。
灯油のポリ缶を持った人たちが、SSの敷地からはみ出すほど長蛇の列をなした。
車で暖を取る人たちにとってはガソリンが、避難所や停電が続く自宅で過ごす人たちにとっては灯油が、文字通り“命の一滴”の重みを持っていたからだ。

その後も様々な災害に際し、地場SSはその存在感を示してきた。

豪雪に見舞われた河口湖町では、町と地元支部との災害時協定に基づいた連携によって混乱を回避した。
徳島では県の要請に応えて組合員SSが大雪のため立ち往生した車への燃料供給に奔走した。
また自然災害ではなかったが、長野で大規模停電が発生する中、地元の中核SSが自家発電機による燃料供給体制を整え緊急時対応を披露した。
地場SSの存在感は揺るぎないものに思えた。


ところが、SSが地域社会にとって必要不可欠の重要なインフラであり、地元自治体との協定が有効に機能していると実感できるこうした事例が各地で次々と示される一方で、逆に、自治体や消防・警察などによって地場SSの存在が蔑ろにされ、地元とは無縁の業者に地場市場を蹂躙されるケースが、一部地域とはいえ散見されるようになっている。

この最たるケースが、先ごろ発生した神奈川県警による発券店値付けカードの採用だろう。
神奈川県警という舞台設定も、発券店値付けカードという道具立ても、今後の展開に不安を感じざるを得ないシナリオと言える。


大規模災害の発生に際して、緊急車両として地場SSに優先給油を求める自治体や消防・警察などの意向と、
平常時に発券店値付けカードの採用によって、自らの燃料油の需要を地元とは無縁の業者に根こそぎ差し出してしまおうという行為とが、
どう考えても同じ頭で発想したこととは思えない。
しかしこれはまぎれもない現実だ。





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その女、アレックス

2015年04月21日 | 本・映画
その女アレックス (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


読み終えて、数日後から始めたこと。

足の指を1本づつ動かすこと。

指折り数える動作はまだ出来ないし出来そうにない。
グーチョキパーも手と同じようには出来ない。

指と指の間を、一つづつ順番に開けていく。
右の足指はOKだ。

左足の中指と薬指の間が開かない。ピクリともしない。

神経を集中させて念を送る。

・・・・・・・・

むはぁーッ

ダメだ(==;;;

その次の薬指と小指の間はいうこときいてくれるんだけどなぁ(--;

と、まぁ、それを毎日毎日湯船の中で繰り返しましたらば!
やっと微かに反応してくれるようになったんですよ☆ 
ヤッター♪

(● ̄▽ ̄●;)ゞ
3週間くらいかかったかな。


皆さんもぜひやってみてね~\(^▽^)/


やめられない。

2015年04月21日 | ガソリンスタンドでの出来事



お客さんからのプレゼントです。
アクセサリーとは無縁の生活だったので(こんな感じで使うと良いんだよね..)と思って、昨夜ジャケットの上に置いてみました(*^^*)


窓も拭かなくて良いと言ってくれて、当店の高い灯油も買いに来てくれて、
こうちゃんが配達に出てて留守のときの洗車とかオイル交換は出直してくれて、
洗車の精算のときは「ちゃんと(もっと)取ってよ」と言ってくれて、
海外に行かれた時はわざわざお土産を持ってきてくれて、

そしてこれです。


これで“まだやれるのに”店を畳んだら、バチが当たると思うのです。


安値攻勢

2015年04月20日 | ガソリンスタンド2

今そんなことをする3者店はない。
同業地場他店が廃業すれば、その地域の方々に迷惑を掛ける。

小口配達を行っている地場業者の皆さんはそうだと思っています。



*****

4月16日 燃料油脂新聞より

元売へ不満強める 関係軽視の言動目立つ

「高い仕切りを押し付け調整や援助もない」
「今は言えば面倒くさがられるだけ」
「不満を言ったら容赦なく切り捨てられる雰囲気がある」
「元売の目には特定の系列業者しか映っていない」

とりわけ販売数量の少ない“面倒臭い存在”の系列業者を「減らそうとしている」とみる。
販売子会社を通じて小売り分野に大きく関与、販売数量が見込める大型の社有セルフを建設(増加)しているのはその表れ。

「自由化の時代になったいま、商売の基本は自己責任であることは百も承知。かといってこれまでの関係をここまで簡単に捨てるのは違う話」

「良い時だけおだてて必要なくなったら無視するでは系列とは言えない」



元売に縛られる系列業者 「一定の自由がほしい」
近年の元売の系列業者に対する基本的な考えは「自己責任」と「ブランド」に集約できる。
自己責任とはSS経営の全責任は系列業者が負うものとするもので元売は一切関知しないという意味が含まれる。
一方のブランドは系列業者に対する義務。これは特約店契約を盾に他社買いを禁止するなど系列の枠のなかにとどめようとするもの。
系列業者にとっては突き放しながら首根っこを押さえられている状態と言える。


同系列他社が安値攻勢 工潤販売で苦慮
小売市況の低迷によって、SS店頭の燃料油販売だけで黒字を達成することが難しくなっている。
油外商品の販売や、軽油・灯油などの配達、さらに工業用潤滑油の販売など、収益源を増やすことで事業の継続を図る販売業者は少なくない。
工業用潤滑油の場合、ガソリン程の競合は生じないため数量は限られているのものの、ある程度安定した売り上げを見込むことができる。
ところが、
「同系列他社からの価格攻勢で顧客を奪われている」

競合する場面は以前からあったものの、納入価格が原因で顧客を奪われることはほとんどなかった。
様子が変わったのは数年前で、競合する特約店に元売資本が入ったのと同じタイミング。
顧客に納入価格を教えてもらうと、うちが特価として仕入れている価格よりも、競合する特約店が顧客へ納入する価格の方が安い。
これではとても太刀打ちできない。


元売脱石油姿勢を地場業者警戒 SS閉鎖・廃業が加速か
ガソリン需要減退をはじめ、石油依存度の低減にともない元売各社は脱石油に挑むとともに総合エネルギー企業を目指した取り組み強化を図っている。またガソリン需要減退に合わせた効率的な販売体制の構築にも臨んでいる。
こうした元売の取り組みは資金力があるからできること。
小規模業者はSS事業からの多角化を図るにも先立つ資金が無い。
また元売の効率的な販売体制の構築を目指した取り組みから小規模業者は外れているため、SSの閉鎖や廃業を迫られているようだ。


****(以下青系文字がmasumi)******

“自店の仕入れ値よりも安い”安値攻勢によって、いくつかの掛売りの大口法人客を失いました。
“自店の仕入れ値よりも安い”他店の価格看板によって、個人客も流出しました。

工業用潤滑油についても同じです。


当店もそうです。

その時(他店の安値見積もりを見せられての価格交渉)も「利益もない取引なら切ってしまえば良いじゃない」と言いました。
でもこうちゃんは、「切ってしまうのは簡単や。だけど切ってしもたらそれで終わりや」と...。

特約店に協力して頂き、(それでも利益は殆どない状態ですが)取引を継続させて頂いています。



安値で攻勢を仕掛ける業者は、全体の事を考えていないのです。
そういう業者は小口の配達は切り捨ててきたような業者だと思います。
市場原理から言えば当然でも、ガソリンスタンドに限ってはそうではないと思うのです。

なぜなら、ガソリンスタンドはライフラインであり最後の砦なのですから。

(でも、上の方の人たちはその言葉をよく使うけど、その意味を本当には理解していないのではないでしょうか)