ぜんせきより
「論説」脱炭素で油価高騰の覚悟はあるか
10月30日燃料油脂新聞より
粗利率わずか13%。燃料転換の懸念もコスト増転嫁は必須
>価格上昇に危機感を募らせている販売業者も多い
高速道5週上昇 レギュラー179円90銭
11月1日燃料油脂新聞より
ガソリン高騰による“家計圧迫”へ疑問呈す
都内業者「燃費は3倍改善している」
>都内特約店のフルサービスSSが掲げるレギュラー現金価格は10月中旬で時点で207円(写真)。
クレジットカード利用の場合はさらに3円アップの売価設定がされているという。
需要が後退しているからといって、社員やアルバイトの待遇を落とすわけにはいかない。
>減販が避けられないのであれば、その需要に見合った売価を設定するのは当然の事だ。
現在の仕切価格とガソリン需要のバランスを考えれば200円のレギュラー価格は当然。
※
油価高騰の影響は全ての経済活動に波及します。
追記
このブログでガソリンスタンドカテゴリーの記事を投稿することは今回でお終いにさせて頂きます。
ありがとうございました。
ST31 Gasoline Retailer Buyers' Siteより
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2021年09月28日 元売マークを掲げて良いのは、「~~~」と思われる件 - masumiノート (goo.ne.jp)より一部再掲+コメント欄も
>やはり元売は、「元売マークを掲げて良いのは元売の意向に沿った販売店だけ」と考えているのではないだろうか。
当店の地下タンクはレギュラー6㎘タンクが2本、ハイオク4㎘タンクが1本、軽油4㎘タンクが1本、灯油10㎘タンクが1本。
(※現在の大型施設の大容量の地下タンクと違い、当店の地下タンクは53年前のタンクですから当時はこれが標準だったと思います)
現在では単品で1㎘や2㎘といった少量でも受注して貰える燃料油の発注ですが、
近い将来、当店レベルの地下タンク容量でも最低10㎘か8㎘以上でないと受注してもらえなくなるということです。
※タンク容量が大きい販売店は最低基準が高くなります。
掛会員さんだと販売数量の予想は容易いのですが、当店はFCカード利用の大型ダンプやトラックも多く(所謂イチゲンさんも多い)、日によっては店頭での軽油の販売数量が1.5㎘くらいになることもあります。(配達は別)
そうなると軽油は4㎘タンクですから、即、軽油2㎘の発注をしなければならないわけですが、
「レギュラーや灯油を合わせて8㎘とか10㎘になるように発注してください」と言われても、そうそうタイミングが合うとは限りません。というかタイミングが合うことの方が稀です。
当然、特約店販売店からは反対の声が多く上がっているらしいのですが、元売は強気なのだそうです。
本当は10月から始まる予定だったらしいのですが、それは特約店の多くが反対して来年からとなったーというお話でした。
つまり、
それ(元売の意向に沿う)が出来ないのならマークを下ろすしかなくなるという事ではないでしょうか。
2~3㎘でも卸して貰える燃料商社から業転玉を仕入れるしかなくなる。
コメント
- Unknown (むらっち)
- 2021-09-29 01:48:08
- >1㎘や2㎘といった少量でも受注して貰える燃料油の発注
ローリーの運ちゃんが、「24KLローリー満載で1箇所で全部下ろす方が取回しが良くて嬉しいが、小さいスタンドに14KL or 16KLの小さいやつで行って、やっとのことで狭い荷下ろし場所に付けてローリーの1区画(2KL)だけとかマジでやめてほしいわ!」と前言ってたのを思い出しました。
元売も似たようなもので、配送の効率考えると16KL or 20KLローリー満載で2箇所配送か、16KLローリーで10KL積んで1箇所配送が取回し上妥協出来るラインなのかもしれませんね。(悪い言い方すれば元売の売上にならんようなところはいらんと言うことか?)
- むらっちさん (masumi)
- 2021-09-29 13:05:58
- そうでしょうね。
でも効率化は弱者切り捨てに繋がります。
今日の業界紙にガソリンスタンド過疎地増加の記事も出てましたけど、そういう地域のガソリンスタンドのタンクも大きくはないはずです。
***
閉店した当店にはもう関係のない事ですが、
ENEOSには2012年8月の新聞広告を思い出して欲しいです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
全国津々浦々、約12000店舗のネットワークを持つENEOS。
地域の社会を支え守るためにも、エネルギーの安定供給は私たちにとって欠かせない仕事です。
またエネルギーの拠点としてだけでなく、カーライフをサポートし、災害時には緊急避難場所としての役割を担う意味においても、地域の人々の安心の拠点でありたい。
私たちはそう願っています。
エネルギーを、ステキに。 ENEOS
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/acb72c7719a75f0e0956555c7b96dc35
10月25日ぜんせきより
「論説」原油高騰の実態訴えよう
>テレビ画面からは「コロナ禍でのガソリン値上げは厳しい」などのコメントが流れる。
だが、最も原油高騰の影響を受けているのはSSであることが報道されないのは実に残念としか言いようがない。
「これ以上、上がらないで」@昔から消費者以上に販売店側が願っているのです。 - masumiノート (goo.ne.jp)
暮らしを支える交流拠点
>「覚悟は決めた方がいいぞ」。
SSに戻ると決意した息子に対し、父として、オーナーとして、悩みぬいた末にかけた厳しい言葉。
業界が目まぐるしく変化する中、中山間地域を支えるSSはなにを思うのか。
10月28日燃料油脂新聞より
大手元売 小幅値上げ
累計ついに11円
>販売店が転嫁し辛い0.5円という上げ幅
SS減の危機感に温度差@「都市部では深刻ととらえず」
10月21日燃料油脂新聞より
元売仕切り値 上げ続く@5週で10円50銭
ENEOS 3円 出光 2円50銭
ガソリン価格、7週連続上昇の164.6円 灯油も7年ぶり高値に(朝日新聞) - goo ニュース
2021/10/20 14:10
ガソリンの値上がりが進んでいる。レギュラーガソリンの18日時点の店頭価格(全国平均)は1リットルあたり前週より2・5円高い164・6円となった。値上がりは7週連続で、約7年ぶりの高値水準が続いている。
日本エネルギー経済研究所石油情報センターが20日に発表した。
灯油もタンク1個分の18リットルあたりで前週より46円高い1860円で、約7年ぶりの高値となった。同センターは来週もガソリン価格が値上がりするとみている。
(※続きはリンク先でどうぞ)
コスト上昇、節約志向、クレームで三重苦の10月商戦
かつてない試練に直面
>長崎市内の特約店幹部は「“どうしてこんなに高いのか”とクレームを受けることが増えて来た」。と指摘する。
10月20日ぜんせきより
発券店カード 給油限定を告知 採算性踏まえサービス省く
2013年10月10日 「代行給油カードは給油のみ」.....ご理解ください。 - masumiノート (goo.ne.jp)
発券店値付けカードについての記事一覧 - masumiノート (goo.ne.jp)
というよりも、
宮城県石油組合【公式サイト】 | 宮城県石油組合からのお知らせ | ページ 5 (miyagisekiyu.or.jp)より
感染防止を理由にすれば良いのでは?
それに対して怒るような人は「当店には必要ありません」で良いと思いますよ。
10月15日ぜんせきより
エネ庁 石油流通課・過疎地小規模事業者と意見交換
人手不足、後継者難深刻@設備等の更新支援策要望
21年3月末 北海道「SS過疎地」65市町村に
10月18日燃料油脂新聞より
モービルブランドSSオイル 2022年3月末で販売終了
品揃えENEOSに一本化
9月軽油インタンク交渉決着@需要家抵抗強く満額届かず
高速道SS 3週上昇 レギュラー174円60銭
千葉県内フルSS レギュラー160円超え増、170円超えも
埼玉県市場 末端値上げ続く 仕切り上昇でセルフ底値会員154円
宮崎市場 フリ価格170円に乗る
福岡市場 連続値上げを達成
熊本市場 期待、露と消える@上昇のタイミング逸す
福岡県南部 価格表示「グレーゾーン」に
ガソリン価格複雑化へ警鐘「消費者の信頼損なう」
答えに窮する質問も
>地価や運営コストの違いを説明したが、逆に“牛丼屋やコンビニは同じマークでならどこで食べても買っても価格は一緒。なぜガソリンは違うのか”と反論されて返答に窮してしまった。
※
答えは簡単ですよ。
ガソリンスタンドは牛丼屋やコンビニとは違ってフランチャイズではないからです。
10月14日燃料油脂新聞より
元売 4週仕切り上げ
ENEOS 2円50銭、出光 3円
石油情報センター公表週次市況
レギュラー162円10銭
採算販売貫徹で172円掲出
粗利率20%超確保訴える 伊豆の国市フル
和歌山市セルフ(レギュラー145円前後)仕入値と変わらない安値ー収益不足の状態続く
ENEOS 9月末SS数 18ヵ所減の1万2543ヵ所
セルフは6ヵ所増の4517ヵ所
※当店は10月の減少数の中に入ります。
10月13日ぜんせきより
水素ステーションは運営費がネック
>水素STの大半が単独設置のため大赤字
原油高騰、消費者理解急げ@コスト増、店頭周知相次ぐ
PRツール積極活用 現状伝え、誤解を回避
「ガソリン160円」に怒り 小規模SS「安過ぎる」
>TVニュースが160円超えの価格を報道するたびに「この価格では生計が成り立たない」というのが本音だが、
消費者からは「なぜこのSSは高いのか」とのクレームが相次いでいる。
地方の経営者は「こんな報道は迷惑」と訴え、小規模業者の実態を広報するよう求めている。
※
>「なぜこのSSは高いのか」
まだそのようなことを言う消費者がいることが私には信じられません。
規制緩和直後(前後)から卸格差に因る販売価格差で苦しんできた“正規仕入組”の販売店には今さら価格上昇の理由を説明するためのPRツールも店頭での周知も必要ありません。
何故なら10円以上の卸格差による販売価格差の時代を経て、「なぜこのSSは高いのか」などと言う消費者や安値を求める消費者は既に高値店から流出しているはずですから。
おまけ
風の便りがあったようです。
「火曜日(19日)から5円上げ」=当市市況は170円になります。
ここら辺りではもう、みすみすリッターマージン捨てるアホはおらん。 - masumiノート (goo.ne.jp)
***
「火曜日からやて。もうよぉ待たれへんみたいやな(笑)」byこうちゃん。
20日閉店なので、うちは値上げせずにおきます。
10月15日追記
10月15日燃料油脂新聞より
地元志向の客増加@価格高騰も流出みられず
>帰り際には向こうから“ありがとう”と言ってくれる。
“価格は気にしないから営業を続けてくれ”と言われることもあり、
良い客ばかり残ってくれて感謝しかない。
※
規制緩和直後(前後)から始まった過当競争下、全量正規仕入故“高値店”としてスケープゴートにされながら今日まで営業を続けてきた店なら、
現在はこの記事のようになっていなければおかしい。
10月13日燃料油脂新聞より
週間コスト2円超上昇
※本日届いた特約店からの元売仕切り改定FAXは全油種2.5円の値上げでした。
出光は3円だったようです。
従業員の福利厚生充実へガソリン粗利確保が不可欠
>お客様に迷惑をかけるかたちとなり、ガソリン数量は減少した。
ただそれよりも、従業員に辞められては困るため、働く条件を改善したい思いが強かった。
三重県明和町PB県内最安値141円掲出@周辺SS143~145円で追随
※
>最安値がPBの141円
>周辺SSが143~145円で追随
>松坂市や津市内の複数のセルフは153円(会員151円)で最安値のPBとは10円程度の価格差
***
規制緩和による過当競争時代、全量正規仕入の当店は周辺SSより13円高く売ってもリッターマージンは5円しかありませんでした。
現在当店(3者店)の仕入れ値は税込みで約143円です。
これで当てはめてみると、
143円+リッターマージン5円=148円(過当競争時代の当店の販売価格)
148円-10円=138円(当店の近隣SSというか市内の殆どのSSの当時の販売価格)
ふふん♪ 明和町の方がマシですね。
因みに全量正規仕入の当店より10円程度安く販売していた店はPBではなく、元売マークを掲げた系列店です。
当時はそれを可能にする卸格差(超大手2者店への差別対価と系列仕入より10円安い業転玉)がありました。
当市の市況は常滑より酷かったという事実。 - masumiノート (goo.ne.jp)
ガソリン162円台、原油高騰で7年ぶりの高値 景気への悪影響懸念(朝日新聞) - goo ニュース
2021/10/13 14:28 日本エネルギー経済研究所石油情報センターは13日、11日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)が1リットルあたり前週より2・1円高い162・1円だったと発表した。6週連続の値上がりとなる。2014年10月以来約7年ぶりの水準だという。
灯油もタンク1個分の18リットルあたりで前週より31円高い1814円で、約7年ぶりの高値となっている。
原油や天然ガス、石炭などのエネルギー価格が世界的に上昇している。為替が円安ドル高の傾向にあることも、国内の石油製品の値上がり要因になる。エネルギー高騰は、ガソリンだけでなく幅広い製品やサービスに波及していく。家計や企業には負担になり、景気にも悪影響を与えそうだ。
※全文はリンク先でどうぞ。
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASPBF4R4VPBDULFA025
***
今週の元売仕切り改定もENEOSは2.5円の値上げでした。
出光は3円だったようです。
冬に向けての灯油の高騰は燃料貧困が懸念されます。
10月7日燃料油脂新聞より
ENEOS・出光2円値上げ
石油情報センター公表の週次市況 レギュラー3年ぶり160円
マージン、コロナ前と大差なく
10月7日ぜんせきより
「論説」発券店値付けカードは継続課題
>同カードシステムを今後も続ける以上、代行店の手数料を運営コストに見合う水準まで引き上げる取り組みはSS網を維持するための継続課題だ。
9月29日ぜんせきより
「論説」輸入玉の増加。2つの心配事
SS過疎地漸増、343市町村 依然前年超ペース続く
>エネルギー供給の“最後の砦”となる石油製品の安定供給を担うSSは、平時においても、少子高齢化や人口流出などで過疎化が進む地域において、自家用車や農業機械への給油や、移動手段を持たない高齢者宅などへの冬場の灯油配送で重要な役割を担っている。SS過疎化の拡大は、地域住民らの日常生活に支障を来たす社会問題にもなりつつある。
※
最後の1軒になってしまったら、その責任は重大です。
「業転」枯渇 サインポールに熱視線 進むPBの系列化
>元売再編が始まる前には「市中に出回る業転玉は全製品流通の3割は確実にある」とまで言われ、系列仕入と比べ極端に安い玉を手当てした多くのPB業者がSSネットワークを拡大した。
地方の1SS事業者が系列を離脱し、PBでSSを展開した結果、10年余りの間に10SS以上を運営するまでに販売網を増やすなど、業転仕入れをベースにしたビジネスモデルがもてはやされた時期もあった。
だが、ENEOSが誕生した時期から急速に需給ギャップは解消され、商社も「もはや業転玉は存在しない。あるのは系列外販売によるいわゆる外販。系列仕入との違いはブランド料の有無しかない」とまで言われるようになった。
かつての「10円以上あった」という系列と業転の仕入れ格差は皆無となり(※皆無とはなっていません)、広域化したPB業者にはビジネスモデルの転換がもとめられていた。
PB業者からも「元売のサインポールで商売をしたい。安値拡販を続けてきたのは、元売に地域でのシェアを認めてもらい、良い条件で系列に加わることが目的だった」
※
>業転仕入れをベースにしたビジネスモデルがもてはやされた
そのビジネスモデルを選択したところが全て系列を離脱してPBになってくれていれば、価格差の説明は容易だったのに。
系列マークを掲げながら7割も8割も業転玉を混ぜて安値追随した店があったものだから販売価格差の説明が出来なくて全量正規仕入の販売店はスケープゴートになるしかなかった。
PB化にしろ他社買いにしろ、業転仕入れをベースにしたビジネスモデルが系列ガソリンスタンド数減少(+ガソリンスタンド過疎地拡大)の大きな要因です。
だからそうしたPBに再びサインポールを与える元売に腹が立ちます。
9月30日燃料油脂新聞より
大手元売仕切り値引上げ
ENEOS・出光 全油種1円50銭
石油情報センター公表のレギュラーガソリン全国平均値は158円70銭
4週上昇も粗利率は低下
ガソリンの小売価格 4週連続で値上がり 高値水準続く | NHKニュース
今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり158.7円となりました。
4週連続の値上がりで、依然として高値の水準が続いています。
無人売店 来春本格展開
「極小地向け」無人コンビニ@ガソリンスタンドに10月オープン - masumiノート (goo.ne.jp)
ガソリンスタンドにこそ無人店舗。飲食ニーズに応えるTTGの極小地システム - Impress Watch
9月29日燃料油脂新聞より
SS過疎地343市町村に拡大 エネ庁 地域への供給継続へ支援強化
週間コスト5週連続上昇
※今週の元売仕切りも1.5円の値上がりでした。
特約店さんの話(予想)では来週も値上がりする確率が高いとのこと。
業者と系列元売 ただの商取引に 「数字以上の関係を」
>無用なものを省き合理化を進めることは悪いことではない。だが系列業者との関係は「それだけでははかれない。そこには数字ではない価値(意味)もあるはずだ。
※
今はもうそれを言っても販売業者の片思いになるだけだと思います。
今の元売にそれを求めても虚しくなるだけ。残念ですが。
でもね、
「効率化は弱者切り捨てという側面を生む」ということは元売も理解しておいた方が良いと思います。
↓ 2012年8月の新聞広告を思い出してください ↓
ENEOSの宣伝 - masumiノート (goo.ne.jp)
やはり元売は、「元売マークを掲げて良いのは元売の意向に沿った販売店だけ」と考えているのではないだろうか。
ーと思えるような話を昨日聞きました。(記事の最後に書きます)
9月28日燃料油脂新聞より
経産省 燃料アンモニア実装計画策定
全石連 “石油は悪者”扱いの増税(炭素税導入・温対税引き上げ)断固反対
石油協会 3事業(地下タンク漏えい防止・入れ替え・簡易計量機)追加募集(補助金)
高速道SS燃油販売量5ヵ月連続で増加 7月
燃料油脂新聞 「新ビジネス版」新設のご案内
10月から一部系列3者店でローリー運賃20銭引き上げ 石川県内
三重県明和町 県内最安値137円継続 前月中旬から変化なし
※9月の元売系列仕切りは累計で5円値上がりしているというのに・・・
「燃油で収益確保が本筋」零細・中小SSの声届かず
元売販売姿勢に苦言呈す 大阪府内業者
:::::
冒頭の、
>やはり元売は、「元売マークを掲げて良いのは元売の意向に沿った販売店だけ」と考えているのではないだろうか。
当店の地下タンクはレギュラー6㎘タンクが2本、ハイオク4㎘タンクが1本、軽油4㎘タンクが1本、灯油10㎘タンクが1本。
(※現在の大型施設の大容量の地下タンクと違い、当店の地下タンクは53年前のタンクですから当時はこれが標準だったと思います)
現在では単品で1㎘や2㎘といった少量でも受注して貰える燃料油の発注ですが、
近い将来、当店レベルの地下タンク容量でも最低10㎘か8㎘以上でないと受注してもらえなくなるということです。
※タンク容量が大きい販売店は最低基準が高くなります。
掛会員さんだと販売数量の予想は容易いのですが、当店はFCカード利用の大型ダンプやトラックも多く(所謂イチゲンさんも多い)、日によっては店頭での軽油の販売数量が1.5㎘くらいになることもあります。(配達は別)
そうなると軽油は4㎘タンクですから、即、軽油2㎘の発注をしなければならないわけですが、
「レギュラーや灯油を合わせて8㎘とか10㎘になるように発注してください」と言われても、そうそうタイミングが合うとは限りません。というかタイミングが合うことの方が稀です。
当然、特約店販売店からは反対の声が多く上がっているらしいのですが、元売は強気なのだそうです。
本当は10月から始まる予定だったらしいのですが、それは特約店の多くが反対して来年からとなったーというお話でした。
つまり、
それ(元売の意向に沿う)が出来ないのならマークを下ろすしかなくなるという事ではないでしょうか。
2~3㎘でも卸して貰える燃料商社から業転玉を仕入れるしかなくなる。
主人は業界紙等で公表されていない事はブログで書かない方が良いんじゃないかと言いましたが、
このブログは情報でお金を貰っているわけではないので。
9月24日燃料油脂新聞より
元売3社 2週ぶり仕切り上げ
ENEOS・出光・コスモとも1円50銭
9月累計5円上昇
9月24日ぜんせきより
「論説」禍根を残すか否かの分岐点
>かつてこの地域には15ヵ所のSSがあったが、今は4ヵ所。
そこで安売りを始めたSSをどうみればよいのか。
9月25日燃料油脂新聞より
ドバイ原油先物上場から20年 TOCOM、総合エネ市場へ
石油情報センター公表のレギュラーガソリン全国平均小売値は158円40銭
高速道3週ぶり上げ止め レギュラー170円20銭
北関東横ばい、首都圏地域で温度差
※
土曜日にこうちゃん娘のMちゃんが神戸から来てくれた。
(私がチビさんたちに会いたいとお願いしたから)
Mちゃんが「ここら辺、ガソリンめっちゃ高くない?セルフでも161円とかビックリした」と言うので、「うちも161円やで」と言ったらキョトンとして「(昔は10円以上の価格差があったのに)何でなん?」、と。
「セルフとフルの棲み分けも完了したし、フルは次々店畳んでいってるし、そんな市場でもう、みすみすリッターマージン捨てるアホはおらんやろ?」
+
(これは口には出さなかったけど)「元売再編統合が済んで他社買いしにくくなった頃から好市況地域になりつつあったのよん」
そうそう。
規制緩和前後から安売りしてた店ももう、賢くならはったから
「市況、月末に4円上げ」って、“風の便り”があったらしい。
9月27日ぜんせきより
SS過疎対策で(行政との)連携必要
※
何年前から言ってるんですかね?
9月22日燃料油脂新聞より
「社説」カード三方良しの仕組みを
>「7円の手数料では、うちのスタッフはカード客に“ありがとうございました”とあいさつできない
:::::
2013年に私が始めた「発券店値付けカードは給油のみ」。
これに対して「もう来てやらんからな!」と去って行かれた方もありましたが、それでも給油に来て下さる方もありました。
だから、その方たちに対して私は心から「ありがとうございます」と言えます。
しかしこのカードの手数料では“地場の小規模店は営業を続けていくことは出来ない”ということは事実です。
リッター5円の粗利では採算割れになる“証拠” - masumiノート (goo.ne.jp)
※軽油の代行給油手数料は5円のまま据え置かれましたがレギュラーは10月から10円に引き上げられます。
それでも営業を続けていくためには10円ではまだ足りない。というのが販売業界大勢の意見です。
発券店値付けカードについての記事一覧 - masumiノート (goo.ne.jp)
おまけ
2016年には更にトラックやダンプの荷台の上の発電機などへの直接給油をお断りしてきた当店です。
ぼちぼち開始します。 - masumiノート (goo.ne.jp)
「よくそれで潰れずにやってこれたな」と言う声が聞こえてきそうです(微笑)
9月16日燃料油脂新聞より
常滑市りんくう町2SS(コストコとユニーオイル)過去1年間の業転との価格差
安値で売っていてもリッターマージンは“そこそこ”キープしているのが分かりますよね。
そして販売数量は月販1500㎘とか
ST31 Gasoline Retailer Buyers' Site
一方で規制緩和直後から元売統合再編最終章までの間、過当競争下にあった商圏での全量系列仕入の地場小規模店のリッターマージンもコストコやユニーオイルと殆ど変わらない数円という低マージンでした。
そして販売数量は“顧客流出により半減”というところも多く、過疎地等では数十㎘というところも...。
それでも高値というだけで消費者からは「暴利(悪徳)」というイメージを持たれていたのです。
卸格差が公になっていなかったがために。
卸格差ゆえ“セルフであっても”2者店やPBや他社買いして安値販売していたような店では、全量系列仕入れの3者フル店より利幅はあったはずです。
それでも
>セルフでは給油の仕方を教えただけで感謝される。
根深い消費者先入観
>一方、フルSSには“なんでもやってくれる”というイメージがあるため、受け入れ時から「遅いだ、早いだとずっと言われっぱなし。セルフと違って消費者に“サービスされて当たり前”のイメージがあるからだ」
※
そのイメージを覆す努力をしてきた当店です。
それ故、現在の有難いお客様に恵まれた店となったのだと思っています。
:::::
先日、私の留守中に国道沿いの某店が「(当店の掛け顧客から)軽油の配達を依頼されたのだが?」と来店され、
主人が「支払いも滞ったことがない優良客」と答えると安心しておられたそうです。
その後近況を語り合った際に「うちはもう何年も前からゴミも受け取らないし窓も拭いていない」と言うと、その店ではコロナ感染予防のためサービスの中止を試みたが、「ゴミも受け取らんのか!」と怒る人がいたのでゴミも窓ふきも続けている、とのこと。。。
スタッフの皆さんはご苦労様です。
その点当店から移動する方々はそういう事で怒ったりはされないので大切にしてあげてほしいです。
追記
夕方、某店の店長さんが手土産を持って再び来店されました。
「配達等も対応させて頂こうと思っているので、紹介などありましたら連絡して下さい」と言って頂き、大変有難く心強く思いました。
こちらからは
「配達だけでなくフル志向のお客さんもそちらでお世話になることもあるかと思いますのでどうぞ宜しく・・・」とお願いしておきました。