石油製品の流通の透明性を確保するための「証明書」の発行を控え、元売各社の動きが少しづつ明らかになってきたそうです。
「流通の等笑み性を確保するため、流通証明書によりSSに納入された石油製品にかかわる、元売などの“原供給者”、 商流にかかわった“特約店第二次卸”の存在と、物流経路を確認できるようにする」という基本的な考え方は一致しているが、具体的な対応方法の微妙な差が生じている。
証明書の発行には、出荷元売への登録が必要になるが、
A元売は「系列以外の元売マークへの登録は不可」とし、無印やPB向けは登録可能。
B元売はAに同じ
ただA元売は自動車用ガソリン以外の軽油、灯油も「基本的に登録できない」としているがSS以外は対象外となっている。
C元売は登録を判断する参考資料として、系列SS以外の商社系PBや独自PBの出荷割合を関係特約店に打診し、最終判断するようだ。
D元売は全ての届先の登録を受け入れるため、出荷先すべてを維持するよう求めている。
*****
今後、まとまるのか纏まらないのか・・・
流通証明書自体がこんな感じですし、議員立法については、どんな内容になるのかも全く分からない。
そもそもこの件について組合から、反対か賛成かすら、アンケート等で意見を聞いてもらったこともない。
やはり3者店は蚊帳の外なんでしょうか?
というより、やはりこれは単なる時間稼ぎなのかな?
大々的に世間に向けて報道されない限り、
流通証明書が導入されようが議員立法されようが、あんまり大した変化は起こらないと思う。
今も銀行の方が集金に来られて、「人に聞いたんですけど、ガソリンは消費税増税は関係ないんでしょ?」なんて眠たいことを言われた。
消費税関係ないどころか、タックスオンタックスとかガソリン税53.8円のことを教えてあげたら驚いていた。
それでも銀行員か(^^;とこっちが内心驚いた(苦笑)
「今の市況で8%になったら増税分だけで5円の値上がりになるし、未転嫁もあるのに大変なんですよ」と言っても、
「リッター100円に戻らないんですかね?」なんてね(--;。。。。
消費者の意識はその程度なんですよね。
とにかく安ければ良いのです。
私だってこの業界に居ない消費者なら同じです。
だから状況を打破するためには、大手マスコミによる報道が不可欠だと思っているのですが・・・
それはどうやら叶いそうもありません。
PS
報道は「系列でも業転仕入れで安く売れるようになる」なんて寝ぼけたものではなくて、
「仕入れ値の格差で個人商店が敗退」「※」「これ以上のSS減に歯止めをかけるため」、と、そのようにきちんと報道されることを願っています。
また間「※」に「(偽装かどうかは意見が分かれるとしても)偽装のような真似は出来ないとして、高値の系列仕入れを貫いてきた販売店もあるが、」という言葉を添えて貰えれば、それだけでそういう人達の、気持ちだけでも救われるのではないかと思うのです。
昨年2月のSS危機と報道された改正消防法完全施行から1年、
補正予算でSS支援の補助金が用意されていますが、SS減少に歯止めはかからず、埼玉県ではすでに廃業・撤退した事業者(石油組合員)は1月末時点ですでに20者に達したそうです。
SS減少は埼玉に限ったことではないと思われます。
公平な取引を目的とした議員立法も近く制定される見込みで、さぞ「喜びに沸く業界」と思いきや、広島市内の関係者からは「小売りの利益が盛り込まれていない」という厳しい声だけが漏れてくるそうで、私も同感です。
この議員立法を無条件に喜べる人の気が知れません。
上の画像にチラリと見える、「特約店を支配する元売へのあきらめ」。
「元売に一言も言えない」のではなく、「言っても始まらない」・・・
いつだったか、元売の支店に陳情を述べても放置され、(それなら)と本社へ出向くと「そういうことは支店で」とたらい回しにされるという記事もありました。
「市況が改善されなければ相次ぐ閉鎖もあり得る」・・・というより、確実にそうなるでしょう。
しかし、市況の改善を阻むものが元売子会社や大手量販店の安値看板です。
大阪でも東京でもマークを掲げている“系列店”が145円という、我々3者店からしたら信じられない安値で販売している。
※因みに当店(3者店)の今の仕切りは税抜き143.6円、税込みなら約150円です。
そんなこんなで「系列の“恩恵”薄まり」「PBへの“関心”が高まる」わけです。
だけど「安定供給」や、「元売のカード戦略」のこと、また、「エネルギー高度化法」などもあり、なかなか決断できない販売店が多い。
しかし、この記事の締めくくりは「PB化は生死を掛けた選択肢のひとつとなりつつある」です。
※作り話「請負人越後屋」に書いたようにmasumiさんもそう思います。
元売はブランドイメージにそぐわない昔ながらの古い店にはマークを掲げていて欲しくない。
本当は安定供給も約束したくない。(出来ない)
これまでの“動き”からそう思わざるを得ません。
ただPB化で生き残れるかどうかは地域性がかなり重要だと思います。
“大手”が進出していないような地域でなければ、あまりメリットはないかと・・・
要するに大手が進出している地域では系列でもPB(無印)でも、このままでは、先は無い。
※2月27日 燃料油脂新聞
PS
この記事にある、「(掛け会員や現金会員と)同じ客としてサービスをせざるを得えず」
※masumiさんはとりあえず「思い込みを捨てること」をお勧めします。
軽油密造の容疑 尼崎の石油製品販売会社捜索(神戸新聞) - goo ニュース
2014年2月26日(水)22:17
県警生活環境課によると、2社は軽油引取税を年間数億円脱税していた可能性があるという。
捜索容疑は昨年12月、県知事の承認を受けずに、同税のかからない灯油を軽油に混ぜ合わせ、不正な軽油数十リットルを密造した疑い。
同課や県によると、不正軽油は県内や大阪府内などへ販売され、運送会社や建築現場で使用されていたという。灯油には不正を見抜くための識別剤が添加されているが、製造の過程で除去されていたとみられる。地方税法は軽油の販売者に1リットル当たり32・1円の納税を義務付けている。
捜索では捜査員らが書類などを押収。県警は今後、不正軽油の販売ルートなどについて解明を進める。
*****
他府県ナンバーのトラック(建築関係)のお客さんが、現場仕事の帰りに当店へ給油に来られたときに、よく発せられた言葉。
(※最近はあまり聞かなくなりましたが^^;)
「ええっ!?ガソリンちゃうで!軽油やで!!」
確かにうちの軽油は系列100%仕入れだけあって、高いですけどね...(汗)
「俺らがいつも入れてるとこ、○○円やで?!」
・・・普段、どんな軽油を買われているのやら.....(汗)
で、こういうのは流通経路証明なんて・・・関係ないですね。
※燃料油っていうやつは、数量もそうだけど、やり方(不正)によって、
「儲け」に天と地ほどの差が生まれる商品なんですねぇ・・・(溜息)
うちの地下タンク改正消防法対応工事への補助率は3分の1でした。
翌年から3分の2になりました。
平成25年度補正予算 申請受付が24日から始まります。
今回も補助率は3分の2です。
いいなー。
・・・・・
昨年のことですが
中国地方のナンバーの給油客の女性が車から降りてこられ、店頭に貼りだしていた「SS危機、本当の原因は地下タンクではなく仕切り格差です」というmasumi作のPOPを見て、「これ、どういうことなんですか?」と声を掛けてこられました。
親戚がGSを経営していたのだけど、先日とうとう店を畳んでしまったとのこと。
店を畳むと言いだしたとき、昔から商売をしてきて常連客もついているし、値段もセルフより高値で売っているのだから儲けもあるはずだし、消防法で地下タンクがどうとか言ってたけど、補助金が出るとも聞いていたから、「やめてしまうのは勿体ない」と身内の者が説得したのだけど、
「言っても解らない」の一点張りで、終いには喧嘩みたいになって・・・・と。
セルフより高値で売っていても仕入れ値がそのセルフの売り値ということ。だから人件費や設備維持管理の経費が出ないこと。
それから業転玉のことなどもお話したら、最後には神妙な顔で「それで・・・」「そういうことだったんですね・・・」と納得しながらも絶句されていました。
そして、「昭和の、景気が良かった時のイメージがあるから・・・」 「なんで話してくれなかったんやろ・・・」と呟いておられました。
男の人って、そういうとこありますよね。
店を畳むって、結局負けたことだと思ってしまうから、愚痴や弱音は吐きたくないのかな?
でもmasumiさんは言いたい。
これは「負け」ではないし、愚痴や弱音でもないよ。
そして、こうして興味を持ってくれた人だけでも解ってもらえたら嬉しいです。
誤解だけは解きたいし、同じような同業者のためにも解いてあげたい。
このブログが、そのお役に立てているなら幸いです。
*****
それにしても思うのは、この補助率の差。
3分の1と3分の2では天と地だ。
このお話の店主も、これがもし3分の2なら、もしかしたら・・・店を続けていたかも知れない。
で、もう一つ。
昨日の業界紙「ぜんせき」に、「灯油ローリー購入補助事業」の文字が☆!
うちの灯油配達用ローリー、
年季が入っているので、こうちゃんは新しいのが欲しいようです。
でも昨年値段を聞いて諦めました。
300万のトラクターが買えなかったのに、600万なんて到底無理です。
でも、「ローリーにも3分の2の補助金があるのなら自己負担は200万円で済む!それならば・・・」と期待しながら読み進めると・・・
申請者資格は、
申請要件である「灯油配送の合理化」を実施し、補助対象地域(供給不安地域、過疎地域、豪雪地)へ灯油配送を行う次の何れかの社(者)とあり、当店は該当しません。
残念!!
それにしてもこの補助金制度も、零細より大手(中の上)を助けるように出来ているのかな?と思う。
補助金が出るとしても、経済的に厳しくて思案してしまう零細。
補助金などなくても全額賄えると思われる大手が(躊躇無く補助金を使って)、対応工事やローリー車輌の買い増しを行える。
*****
安い業転玉を混ぜて体力温存してきた業者と、系列100%で体力無くしてしまった業者と、同じ補助率ってなんだかなぁ・・・
空が白い・・・
今年初の黄砂だね。
青空のハズが台無し・・・
*****
昨日の訪問者数は487でした。
masumiさんとは反対意見を持つ業界関係者の、「あのブログ、また腹の立つ鬱陶しいこと書いてるらしいで~」、というようなチクチク視線でなければ良いのですが・・・(汗)
吹けば飛ぶよな弱小零細店の人間の書くことです。
寛大なるお心で大目に見てやっておくれやす。
m(_ _)m
午後2時過ぎからワックス洗車連続6台で汗だくになりました。
でも原因は着衣でしたね(==;
何せ朝の気温は氷点下。それなりの重ね着をして出勤しているわけですよ。
先ず胴衣はババシャツにタートルネックのセーターにカーディガン、その上にフリースのパーカー、でメーカーのユニフォームの分厚いコートです。
んでもって下はタイツの上からハイソックス、それに靴下用カイロをつま先とかかとに貼りまして、その上から靴下。で、ウィンドブレーカーのズボンを穿いて、それから作業ズボンです。
肩は凝るし、トイレも一苦労ですよ(==;
着過ぎでしょ!って? はい、よく言われます。
こうちゃんの倍着てますから(^^;
朝からの快晴で流石にウィンドブレーカーのズボンとフリースのパーカーは脱いでいたんですけどね。
それでも暑くて汗かきました。
でももうすぐ日が暮れるんで、朝の着衣に戻しておかないといけませんね。
これから一日の寒暖の差が激しくなるので、脱いだり着たりで忙しくなりますです。はい。
皆さんも風邪ひかないように気を付けてくださいね。
全石連がこう言っています。
“SS減の元凶は、業転玉と系列玉との卸格差” だと。
(※今さら言っても始まらないけど、何で去年の2月危機マスコミ報道(取材)に対してそのように働きかけなかったのか!)
「系列でも証明付きなら業転OK」になっても、差別対価(※)による格差が無くならなければ同じことなんです。
(※インセンティブなんてもんじゃないでしょ。結論ありきの優遇でしょ。だって販売数量の実績がまだない新規出店店へ安値で卸すんだから)
“SS減の元凶となっている業転玉と系列玉との卸格差” 、
これが、
“SS減の元凶となっている系列内格差”にかわるだけなんです。
“証明付きなら”という条件が付くことで、これまでとにかく安い業転玉を仕入れて生き延びてきたところは議員立法によって苦しくなる。
SS減に歯止めをかけるどころか、拍車をかけることになりはしまいか・・・
*****
2月17日 ぜんせきより(※青文字がmasumi)
SS減の元凶となっている業転玉と系列玉との卸格差の問題に取り組み始めた当初は格差が縮小したものの、現状では拡大している。
元売子会社とPBとの激しい戦いが行われており、(元売り子会社の販売価格は)PBの販売価格を下回る、(尚且つ)我々の系列仕切価格を下回るところもある。
(元売子会社への元売の指示は)「地域最安値になるな」(←クレーム回避のため)と言いながら、「地域最安値に横並びせよ」というような指示も出している。
大きな資本力をバックにしているうえに、100~200ものSSを抱えていて、1~2ヶ所が不採算でもシェアを落とすよりはマシだと考えている。
元売各社が、子会社や一部の系列店だけをバックアップしてシェア争いを行っている現状を報告。
これでは地場中小は立ち行かない、あと数年もしたらSSはサプライチェーンとして機能しなくなる。
もし震災が発生しても石油製品供給は困難になる。
国民生活にも支障をきたす恐れがでることを強く訴えた上で(全石連は)議員立法の早期成立を強く要望した。
これに対して自民党石油流通問題議連の野田会長は、
元売にはこの前の税制・予算でいままでにないバックアップ体制をとった。
それは決して元売のためだけでなく、小売業界にも分けてほしいという思いで行った。元売もそれをわかっているはずだ。ーと指摘。
(※殆どの3者店は分けてもらっていません)
せっかく議連内部にプロジェクトチームを立ち上げて勉強をスタートさせたわけだから、このたたき台を抽象論だけでなく、もう少し中身を詰めるために議論を前に進めていくことが重要と考えている。
販売業界の方々が議員立法化の方向で行くということであれば、それを踏まえて、前向きに進めていこうと思う。-と述べた。
(※アレ?まだそんな段階?)
*****
本気でサプライチェーンとしてのSS数を保持しようとするなら、流通ルートの1本化を!
業転と系列の格差はブランド料(1-2円が妥当)のみを固定で。
インセンティブによる(?)系列内格差は廃止。
それしかないと思います。
仕入れ値が同じなら地場業者の方が安値看板を掲げられます。
しかし、「系列でも証明付きなら業転OK」では、仕切り格差はなくなりません。
大手には与えられるインセンティブですが、小手にはないからです。
セルフが出来て、その安値に客足が流れ出しました。
けれども5円差ではまだ流されなかった消費者もいました。
しかし、その価格差が5円から10円、13円になると多くの消費者がそちらに流れた。
業転仕入れで価格差が例え5円に縮まったとしても、一旦離れた消費者は戻っては来ない。
もう十分にセルフに馴染んでいるし、セルフが安値なことには変わりないのだから。
議員立法で業転仕入れが可能になっても販売数量の少ない零細店では追随できるだけの安値仕入れも叶わないし、また、安値に追随していたのでは意味がない。
安い業転玉を仕入れて高値で販売することで利幅はある程度確保出来るかも知れないけど・・・。
それでは消費者がどう反応するだろう・・・
※もしかして、「報道されなければ問題は無い」という腹積もりかな?(だから報道されないのか?)
ということは、(業界内ではこれで堂々と行えるようになるけど)
消費者に対しては、やはり これまで同様コソコソとやるわけだ。
で、この立法化はバレタときのための免罪符ってことか・・・(?)
そもそも「流通証明付なら流通経路に関係なく系列玉と同じ扱い」が議員立法化されれば、おのずとブランド料の見直しに繋がる。
ということは、業転と系列の格差は縮まり、系列店が業転を仕入れる旨味は薄れるということになりはしないか?
(要するに、いよいよ子会社販社+大手特約店vs商社系PBの戦いになり、個人経営のPB(無印)はこれまでの3者店と同列になる?)
垣見油化さんも「ボタンの掛け違い」と表現された「系列でも業転OK」の動き。
どう考えても、これでSS減に歯止めを掛けることが出来るとは思えないのです。
この立法化を推し進めておられる方、又は賛同しておられる方、
「これでSS減に歯止めを掛けられる」という、その根拠を教えて頂けないでしょうか?
こうちゃんのお気に入り。
りんご2個みかん3個にんじん2分の1本レモン4分の1個(2人分)のフレッシュジュース。
時代劇に出て来そうなこれは灰を入れるところが「もうアカンかも?」らしい。
昨年家の改造をした際に出来れば太陽光パネルと薪ストーブを設置したかったけど、どちらも叶いませんでした。
「じゃあせめて火鉢を復活させてくだされよ」
こうちゃんにそう頼んであるのですが、
まだなのじゃ(◎`ε´◎ )ブゥーー!
(復活予定の玄関土間の火鉢)
こうちゃんが言うのには、留守にするときは火を消しておかなきゃいけないから、店があるうちは無理や・・・って。
留守でも24時間種火で置いといて使う時に火を起こしたらいいものだと思ってた、って言ったらめっちゃ嗤われたんですけど・・・(汗)
そのうち(夏ごろ?)写真に撮るつもりだけど、納屋にまあるい火鉢が大きいのと小さいのと5個くらいある。
昔は暖を取るのはソレしかなかったから、一部屋に最低一つは置いてあったのだそうです。
・・・それはそうと!
>店があるうちは無理や・・・
って、
...こうちゃんやめる気全然ないやん(‘~‘;
...て事は、
・・・(゜_゜i)タラー・・・
こうちゃん死ぬまでお預けやん \(;゜∇゜)/ヒエ~ッ
【ソチ五輪】「真央 日本の誇り」 称賛やまず フィギュア(産経新聞) - goo ニュース
テレビで観ていて、私もこうちゃんももらい泣きをしました。
メダルはなくても、本当に素晴らしい滑りでした。
「参加することに意義がある」と言われているオリンピック。
メダルより何より大切なこと。
それを真央ちゃんは私たちに改めて教えてくれたと思います。
下の記事の、この言葉について説明します。
確かに、限度とか限界は自分が決めることですが・・・。
・・・
規制緩和以前はガソリンスタンドには出店規制というようなものがあったと聞きました。
なのでその市場へ新たに出店するためには既存店の権利を買うとか・・・
当地で現在はCAセルフとして営業しているGSがあります。
セルフになる前はフルサービス店としてニュータウン開発に伴い新規出店されたGSでした。
「あそこはOさんが経営してはるんやろ?」と、お客さんからよく聞かれました。
お店の名前は「O石油」ではなく「OB石油」なっているし、当時の私には何のことか分かりませんでしたので、うやむやに返事をしていましたが、こういうことでした。
国道沿いで営業していたO店(個人経営の3者店)、そこの特約店がOさんから権利を譲渡されて(させて)出店してきたお店です。
新参者には抵抗のある地域性もありますので、Oさんがしばらくそのお店の雇われ店長をされていました。
そうすればO店のそれまでの顧客をそのまま引き継ぐことも出来ます。
その新しいGSは2者(特約店)である特権、「3者より安い仕入れ値」を利用して、安値勧誘で当店の顧客を奪っていきました。
他にもニュータウン開発で大手広域業者が次々に出店し、地場3者店の苦しい経営が始まりました。
しかし、
数年後、そのOB石油の店長さん(既にOさんではない)が当店に挨拶に来られたのです。
「赤字続きなので本社はあの店を閉めようとしたのですが、メーカー(元売)の意向でCAセルフとして営業を続けることになりました」、と。
CAセルフとは、以前にも書きましたが、仕入れは発生しません。売り値も元売が決定するそうです。
そして元売から運営費として月額200万円(?うろ覚えですが)が支払われるので、それを人件費や水道光熱費等に充てるのだそうです。
販売数量が何キロを超えるとリッター当たり数円のキックバックが運営費にプラスされるとおっしゃっていました。
絶対に潰れない競争相手(怪物)が出現したのです。
2者店であるOB石油の販売店との戦い(?)には勝利した(?)当店ですが、
そのような怪物には勝てるわけがありません。
同じ仕入れ値でも、同じ販売価格でも、最終的には負けます。
資本力の桁が違いすぎます。
そんな相手に、仕切高というハンデを背負わされて「生き残り」とか「競争」とか、
無理です。
・・・・って、一応まだ生き残ってますけどね
議員立法で業転玉仕入れたら延命効果はあるかもですけどね
それでも人間、寿命ってもんがありますしね
歳と共に身体にもガタが来るんですよ・・・
既に(死に損ないの)ゾンビとは呼ばれているようですけど、
不死身の妖怪でない限り、いつまでも怪物を相手には戦えないってことですよ(--;。
そんな「先」が見えているのに、今さら業転玉で延命なんて、真っ平御免なんですよ。
発券店値付けカードのお客さんに刷り込まれた意識を変えようとmasumiさんは頑張っている。
ゴミを出されても「こちらのカードは給油のみのサービスとなります」と申し上げて、お客さんも「そうか。」と納得されているのに、
配達から帰ってきたこうちゃんが寄ってきて、その窓を拭きだす.....
щ(´□`)щ オーマイガーッ!!
(ここからはタマにバトンタッチ)
殆どの人は寛容で母ちゃんは助かっているにゃん。
だけど中には凄む人もいて、怖い思いをしながらも、負けずに、今までの過剰サービスを払拭しようと母ちゃんは頑張っているにゃんよ。
時代は変わったにゃん。
窓拭きとかゴミ捨てなんかのサービスは今や当たり前じゃあニャイのよ。
それが当たり前だったのは、利益があったからだにゃん。
サービスを行える余力を持てるだけの黒字経営だったからにゃん。
(にゃんにゃん疲れたからやんぴ)
「赤字なのは経営者の責任」
普通はそうですよね。
でも考えてみてほしいのです。
隣の店の看板価格は自店の仕入れと同値、いやそれ以下の時すらありました。
逆立ちしたって真似できない価格です。
・・・いいえ、業転玉を仕入れれば真似は出来ました。
だけど、安定供給と品質保証のないモノ(業転玉)を、それらが付随するモノ(系列玉)として販売するということは、顧客に対する裏切り行為でしかありません。
それに、定期的に『元売発行の証明書』を必要とする顧客を持ち、特約店からは「業転玉を混ぜたら証明書は出せません」と言われているのです。
経営努力にも限度があります。
同業者で、上の「赤字なのは経営者の責任」と冷たく言い放てる人は、何らかの理由で“安値仕入れ”が可能な人物なのではないでしょうか。
地場3者店は、「利は元にあり」を恣意的に剥奪されたからこそ、
その「元」を業転玉に求めたのであり、
その結果元売のマークを下したのであり、
系列のガソリンスタンドの数は約半数にまで減ったのです。
そういう業界の有様を知っていながら「経営者の責任」と片付けてしまうのはどうかと思います。
発券店値付けカードにしても、代行手数料が「5円もある」と言う方もいますが、リッター当たりの適正利益がいくらかはその販売店によって違いますし、
安値で集客が出来ている店の5円と高値で客数を激減させている店の5円では全然違います。
それから、
規制緩和直後は業転玉を混ぜて看板価格を安値店に揃えられていた地場3者店も、あれから10年を超えて、
今はどうでしょうか?
今でも安値看板にピッタリついていけている店もあるかも知れないけど、
稀ではないのでしょうか?
PB天国と言われていますけど、たとえPB(無印)になったとて、同一商圏、近隣に子会社販社等の安値があれば、そのPBは天国ではないと思います。
PBになったにも関わらず、地下タンク法改正を機に廃業した店があったことからもそれは窺えるというものです。
「SS減に歯止めをかける」として、議員立法の早期成立を望んでいる「系列でも“証明付きなら”業転OK」、ですが、
どう考えても地場零細3者店の救済にはならないと思うのです。
メリットがあるとすれば特約店(2者)クラスではないでしょうか・・・
「透明・公平」をうたい文句にした新仕切り方式のように、これも真逆の結果が待っているような気がしてなりません。
当店と同じような3者店の皆さんはどう思っておられるのでしょうか?
最後に、
ガスと違って義務などない燃料油の供給に、それでも責任とか使命感を持つからこそ、系列も無印PB関係なく、多くの地場業者は営業を続けているのです。
言ってみたら油外なんかどうでもいい。
油外はおまけなんです。
それなのに元売は今でも、未だに、「燃料油マージンゼロで、」なんていう研修を行っているらしい。(※ST31さんの掲示板参照)
それについてはまいどさんが「SSよりはGS」という記事を書かれています。(※同感です!)
(一部転載)
他社より高くても、昔から支持してくれるお客さんは、自社の宝です。
大手が崩したくても崩せない牙城。
だから、価格競争で、「淘汰・撤退」を待っているのです。
さらには、余計なカーケア販促で、なけなしの経営体力を削ぎに来ている。
ガソリンマージンは0で、油外で稼ぎなさい。そのための販促品を用意しました。費用○○円は徴収します。
御社への仕切値はコレ(高値)です。
これが元売(特約店)の“指導”であり、やり口です。
その高値で、集客なんかできるわけがないです。
(ここからは再びタマで)
長文、読んでくれてありがとにゃん。
疲れたにゃ?ごめんにゃー
母ちゃんと父ちゃんでやり方というか、バラバラだけど、それでも良いよね。
そういう店もあっていいと思うニャン。
あ、そうそう。
母ちゃんはね、発券店値付けカードの車でも「この人ならしてあげたいな」って思う人もいるんだって、でもね、自分の信念を貫く為にグッと堪えているらしいにゃん。
それから昔からずーっと変わらずお客さんでいてくれる人には、母ちゃんも可能な限り昔ながらのサービスをしていきたいって言ってるにゃん。
父ちゃんは「してあげたいと思ったらしてあげれば良いのに」って呆れているけど、母ちゃんは意地っ張りだから・・・人生損するタイプだにゃーと思うにゃん。
まぁこんな母ちゃんだけど、許してやってにゃん。
リストラ促す助成金、3月から拡充 政府の成長戦略(朝日新聞) - goo ニュース2014年2月21日(金)20:27
政府が成長戦略で掲げる「失業なき労働移動」の目玉策だ。いまの助成額は上限40万円で、転職成功時に限ってお金が出る。これを改め、上限額を1・5倍に増やす。たとえ成功しなくても、従業員の転職先探しを再就職支援会社に頼めば10万円を出す。利用できる対象企業も、中小だけでなく、大企業にも広げる。
また、転職者を受け入れた企業にも新たに職業訓練のお金を出す。働き手の能力を高め、転職後に賃金が大きく落ちないようにするためだ。
*****
労働移動支援助成金なんてあったんですね!?
シラナンダ・・・
そんでもって再就職支援会社って何???
知らないことだらけだなmasumiさん(汗)
で、これって転職した(させられた)従業員ではなく、企業への・・・助成金???転職が成功しなくても再就職支援会社は10万円貰えるの????
うーーーーーーん(汗)
なんだか世の中あっちもこっちも意味ワカメなんですけど.....(@@;;;;
「隠れ家なのに無断掲載」 大阪のバー、食べログを提訴(朝日新聞) - goo ニュース
*****
うちの店も大通りではなく路地(ではないけど)にある隠れた“迷”店なのじゃ。
『千客万来皆来ると困る也』
殆どmasumiさん一人で店番してるので、「困る也」なのじゃ。
なので紹介はしないでくだされよ。
貝印さんでは4円もの調整があったとか、なかったとか・・・(?)
まぁ要するに、アルとことナイとこがある、と。
元売のブランド料が4円から3円に値下げされたときもそうでしたね・・・。
元売からの“還元”は2者(特約店)でストップすることがある、3者(販売店)にまで回ってこない、ということなんですが、
こんなこと許されるべきものなんでしょうか?
3者店だって消費者に元売の製品を販売しています。
元売から見れば、3者店の方が自社製品を“高く”売ってくれているのです。
還元されるべきは3者店だと思うのですが。
で、仕切価格交渉には業転相場の把握が重要と書かれているのですが・・・
最近の業転、バラバラらしいです(苦笑)
※どちらも2月18日の燃料油脂新聞の記事です。
透明性・公平性を謳い文句に導入された新仕切り方式。
その後、新・新仕切り方式となり、それからもチョコマカと姑息に弄られ・・・
何でしょう、このザマは?
新仕切り方式導入前より酷くなってます。
表面的に取繕うとすればするほど内部と言うか深部はドロドロぐちゃぐちゃになる。
元売は自社HPで仕切り改定幅等を公表していますよね。
本心から本気で透明・公平にする気があるなら、調整分も載せなさいよ。
え?調整してやらない特約店もあるからそれは出来ない、って?
いや、世間に認められている“インセンティブ”によるものなんだから、隠さなくてもイイでしょ。
「販売数量○以上は調整あり、それ以下はなし」って。
或は「子会社にはアリ」はたまた「資本注入先にはアリ」って。
それがホントの透明性・公平性なんじゃありませんか?
それを消費者が許すかどうか は別として。
*****
masumiさんの特約店はこのブログを知っているのですか?
もし知っていたら、「書かれてはマズイ」から、調整してあげたくても出来ないのではないでしょうか?
そんなふうにご心配の声を頂きましたので・・・・・コホン(咳払い)
うちの特約店さーん、☆\(^▽^)/☆
調整してくれてもここには書かないから、
遠慮なしに、ドンドン!もっともっと!調整してくだされよ~~~♪
((^┰^))ゞ
透明・公平とは真逆の現状では、このようになる。
゛(6 ̄  ̄)ポリポリ