発券店値付けカードのお客さんにガソリンの単価を訊かれたときなどに手渡しています。
多くの方は頷きながら受け取って下さるのですが、
でもたまに残念なケースもあり、そういう時は凹みます。
所詮他人事ですから、仕方がないと自分に言い聞かせています。
でも、
理解を示して下さる方もいらっしゃるのです。
居候していた娘が今日から(完全に)新居に移りました。
今朝6時に散歩に行き、帰宅してからmasumiさんの手作りホットサンド+バナナ入りヨーグルトを食べて、
7時にマイカーで出勤していきました。
今晩から我が家ではなく新居で暮らします。
寝不足と食事などの世話から解放されて母はヤレヤレです。
このひと月あまりの娘の生活ぶりを、こうちゃんは「受験生のよう」だと言いました。
帰宅するなり「眠たい」と言い、食事と入浴を済ませて就寝。
午前3時に起床して机に向かう姿を見て。
(人差し指振り振り)チッチッチ
あの子、受験生の時、テレビ(主にお笑い番組)毎日7時間見てたのよ(笑)
勉強は授業聞いてれば分かるからとか言って。
(本当にそれで塾にもいかず現役で国立大へ進学しました。顔も頭も私ではなく父親似で良かった良かった)
こうちゃんは「忙しそうやけど楽しそうやな」「一生懸命や」「一生懸命なんは、俺は好きや」
「だけど働き過ぎちゃうか」と心配してくれる。
私もそう思ったから娘に言いました。
Tちゃん以前は大豆から豆腐を手作りとかしてたやん、今は? だろうね、時間ないよね。
・・・
会社、・・・ブラックじゃないの?
娘曰く、
「新しいプロジェクトだから(今は頑張らないと)。3月に入ったら落ち着くはず」
娘が今のベンチャー企業に途中入社したのは2017年の7月。
今、新しく始まる事業を任されている。
親としてはそれを嬉しく思う反面、身体が心配です。
タイムカードもない仕事。
働き方改革?
ピンと来ないね。
それから娘のことを「働き過ぎ」と心配するこうちゃんも働き過ぎ。
今日も午前中の配達が終わったかと思えばRV車のタイヤ交換が2台、それが終わりかけたところに「洗車(手掛けワックス)2台」と電話。
今午後5時半、やっと椅子に座って休憩中です。
燃料商の方が営業に来られました。
仕入はJXTG(系列玉)1本と聞いて、「はあーーーーーっ!」「大したものですね~!!」と感嘆して頂いたそうです。
(^^)(--)(^^)(--)うんうん、そうでしょうとも♪☆
規制緩和以降のこの業界で、しかもこの商圏環境で、業転玉に手を出さずにやってきたっていうのは一目置かれてもおかしくないのよ~ん♪☆
(・-・)・・・ん?
ちょっと待って。
元売再編で業転玉は減少しているんじゃなかったっけ?
安値の業転玉は姿を消したんじゃなかったっけ?
・・・こうちゃんは営業の人と談笑してたけど、単価訊いたかな?
どーせ訊いてないんだろうな・・・
「こうちゃん、今日の燃料商の人に単価とか訊いたん?」
「取る気もないのに、そんなん訊いてない」
(;^_^A アセアセ・・・やっぱりね。。。
/(@゚ペ@)ウーン
燃料商の人が営業に来られたってコトは、・・・やっぱり業転玉はあるんだ。。。。
PBの分だけでなく、系列に営業かけるくらいジャブジャブなんだ。。。。。
道理で、元売の週仕切りは連続して値上がりしているのに市況が動かないはずだね。
って、
それじゃあ何にも変わってないじゃん!!
2月26日燃料油脂新聞より
ガソリンマージン失速 1月中旬以降、コスト転嫁足踏み
敬老会の催しで大阪府池田市にあるカップヌードルミュージアムを見学して来ました。
NHKの朝のドラマ、まんぷく人気もあってか大勢の人が訪れていました。
ここでオンリーワンのカップヌードルを作って、それからNHK放送局へ
収録は行われていませんでしたが、スタジオでは大道具の製作が行われていました。
歴史秘話ヒストリアの井上あさひさんの垂れ幕に♪☆
(私だけかも知れませんが、娘が似ていると思っておりまして^^;ハイ、オヤバカデスネ)
昼食はホテルのバイキングで「まんぷくまんぷく」
2019年02月11日の記事に書いたように、寝不足が続いているmasumiさんはバスの中で睡眠確保
1か月以内に食べて下さいとのことでしたので、3月3日(日)お昼に食べました。
具材が新鮮なのかな?
保存料とかの違いかな?
それともやっぱり自分で作ったから?(笑)
市販のものより美味しかった。
昨夜も大きな揺れがありました。
昨年9月と違い真冬なので心配しましたが、今回電力は大丈夫のようで良かったですけど用心してくださいね。
2月20日ぜんせきより
北海道 札幌 ラジオで“満タン”PR
北海道胆振東部地震の経験を踏まえ「ガソリンは満タンを心がけ、灯油1缶の備えが大事」
※
ガソリンスタンド過疎地なら特に「満タン+灯油1缶」ですよ。
移動式どこでもガソリンスタンドも、道路が陥没したり液状化したりしていては役に立ちませんからね。
だから本当は、その地域にはその地域の地場店があった方が良いのです。
「震度6以上なら出社してはならない」といった就業規則がある大手ではなく、火事場の馬鹿力で供給責任を果たそうとする地場店が。
しかし現実は ↓
愛知県西尾市にユニーオイル 困惑する地元
ユニーオイルは「安売王」をキャッチフレーズにしている。
元々は昭和シェル系で企業名はバロンパーク。
現在は半田市内の本社SSなど2店舗が昭和シェルのサインポールを掲げているが、残りの21店舗は全てPB店・ユニーオイルの名称を使用している。
この地域には既にローソン併設の昭和シェル系SSとセブンイレブン併設のJXTG系SSがリニューアルオープンさせて価格競争は激化しており、そこに地域最安を売り物にするバロンパークが参入。
・・・
計量機1,2基でなんとか頑張っている既存店が多い地域に、この辺では大型店とされる同時給油8台の能力を持つ計量機4基を広い敷地に並べ、コンビニと一体となって客を奪っていく。給油量に応じてコンビニのポイントが加算されるなどの色々な特典を付けているので店頭価格より低価格。
コンビニ併設店の販売手法といい、安売りPBといい、小規模な我々はなす術がない。
既存店は口々に不安と警戒を募らせている。
※
自店の、ほんとうのお客さんだけを相手にして、「やれるところまで」。
例え本当の意味での地域への供給を担っているとしても、無理をしてまで続けることはないですよ。
「自己資産を食い潰すのは良いとしても、借金してまで続けることはない」
灯油配達 「救うのはもはや行政の領域」 です。
安売りの恩恵を受ける消費者もあれば、灯油難民になってしまう消費者もある。
一企業(既存の地場店)の力では、どうしようもないことです。
辛くても。悔しくても。
2月22日燃料油脂新聞より
三重県鳥羽市 3月末にフル2SSが閉鎖
2店舗とも地下タンク老朽化で
※「断腸の思い」だったと思います。
お疲れさまでした。
「社説」コスト連動市況の瓦解懸念
市況連動⇔コスト連動
元売2強時代でも行ったり来たりですか?
問題は輸入玉(業転)ですね。
*****************
もしもし〇〇です。あの・・タイヤがパンクして・・・新しいタイヤをそちらでお世話になりたいと思いまして・・・
朝の電話に、「折角お電話下さったのに申し訳ありません」と答えた。
こうちゃんは配達に出たところで、帰ってくるのは1時間後だから。
10年前はお怒りの言葉が返ってきたこうした件も、今では「ああ、そうですか。いえいえ、良いですよ」と言ってもらえる。
タイヤはうちでなくてもいい。
でも配達は、
「うちが店を辞めたら、ではどこが?」なのだ。
こうちゃんは配達に出て午前9時前にはもう店頭にはいない。
1時間後、帰ってきて直ぐに今度は軽トラ(ドラム缶)で配達に出て行こうとするので、「ちょっと待って、トイレ」と声を掛けると、顔をしかめて「ええ”-っ!」だって。
みなさーん、
こうちゃんはブラック経営者ですよ~~~~
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月末JXTGSS数 前月比12か所減少の1万3067ヵ所
2月20日燃料油脂新聞より
2/20 週間コスト2円上昇
2/21 JXTG・出光 全油種2円値上げ 昭和シェルは2円50銭
2月21日燃料油脂新聞より
SS禁煙義務化
配達灯油は地域のセーフティーネット
配達灯油を請け負う地元販売業者は、配達ニーズを持つ大多数が高齢世帯で占められていると現状について指摘。
しかし反面、販売業者の高齢化や人手不足を理由に、配達灯油からの撤退、あるいは廃業が後を絶たない状況が地域社会に影を落としている実態もある。
事業継続には30円マージン必要
発券店値付けカード問題収束なるか?!№5
st31掲示板より
>仕切りはどんどん上がり、市況はどんどん下がり…20円以上あったマージンはまたもや10円以下に…。
>45ドル原油なんていつまでも続くはず無いのは分かっていたのに…。
>ホント馬鹿な業界!(泣)
::::::::::
私が一番馬鹿な業界だと思うのは、
業転玉で生き延びようとしたこと。
「現卸格差は中小SS生存不能」⇒「系列でも業転5割許容を」
浅はかの一言。
「お客さんを騙すような真似はできない」
10円以上安い業転玉を仕入れるよりも自身の給料を取らずに、また自己資産を投入しながら全量系列仕入れを貫き、
「私の使命は理解している。だが赤字では苦しい」
大手が不採算だとして切り捨てた小口配達を担い続けた同業者(地場店)
本来生き残るべき販売店の多くが、この業界を去りました。
業転玉にすがるのではなく、
「現卸格差は中小SS生存不能」⇒「卸格差是正を。差別対価解消を。発券店値付けカード廃止を」「我々地場中小店こそが本当の意味で地域への供給を担っているのだから」
業界(全石連)は正論で、意見広告を出すべきでした。
とはいえ消費者には「安値が善」。
でも、
結果がどうあれ、
そうであれば、
少なくとも、
高値というだけで暴利を貪っているかのような言われ方はされずに済んだでしょう。
近隣店より13円高く売っても5円の粗利しかなく、価格差の理由を説明する術もなかったあの頃、
集金先で、小切手を手渡されながら「(近隣安値店の価格で)計算し直した」と言われることもなかったでしょう。
販売価格差がもたらした地域住民との軋轢も・・・
自家発電機補助金申請に二の足を踏む理由
2月22日追記
2010年10月27日 白々しい業界 より
>系列販売店には為す術も無い。。。
>ハズなんだよね。
>ホントはね・・・(ノ_-;)ハア…
※だけど業転玉があったから・・・
セブンイレブン「24時間営業限界」 FC店と本部対立
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASM2N6GVCM2NPLFA00N.html
大阪府東大阪市にあるコンビニ「セブン―イレブン東大阪南上小阪店」が、今月から未明の営業を取りやめた。アルバイトが足りなくなったためだ。だが、セブン―イレブン・ジャパンの本部は、「24時間営業が原則だ」として営業時間の短縮を認めておらず、対立している。
セブンのフランチャイズ(FC)契約では、オフィスビル内にあるなどのケースを除き、営業時間を変えることを認めていない。だが、南上小阪店は1日から、午前1〜6時に店を閉め、1日19時間営業にしている。オーナーの松本実敏さん(57)は、アルバイトの時給を引き上げて募集したものの、24時間営業を維持するだけの人員は集まっていないという。
セブン本部はオーナーに対し、営業時間を戻さない場合はFC契約を解除すると連絡。その場合、1700万円の違約金が発生することも伝えた。
朝日新聞の取材に同本部の広報担当者は、「オーナー様とは適切な意思疎通がとれていなかった。今後はしっかりと話し合い、地域社会に必要な店舗として24時間営業を継続できるよう本部としても店内態勢を整えるためサポートする」と話す。
セブン「24時間営業」やめた店舗に非情通告で見える現場軽視のひずみ
https://diamond.jp/articles/-/194701 より
このオーナーは妻と2人で店舗を経営していたが、昨年、その妻が亡くなってしまったことで肉体的にも精神的にも追いつめられ、午前1時から午前6時の間は店を閉める「19時間営業」にした。
**********
契約解除だけならまだしも、1700万円?!
血も涙もないね
歪み 歪み
あっちもこっちも歪み
2月19日燃料油脂新聞より
陸上スポットガソリン 上・下値 格差広がる
京浜、需要低調が要因
“生き残り”から“変化対応”へ 「投資の時期見極める」 新潟県
自動車を取り巻く環境変化が劇的に進む可能性が大きいため、
「生き残りのために投資する時代は終わった。生き残ってから投資する」
減販で危機感高まる 100㎘割り込むSS急増 北九州市
ガソリン価格はリットル120円台から150円までが混在し“弱肉強食”の競争が展開されている。
スポット配送に不安示す 当日キャンセルが発生 秋田県
数週間前にオーダーしたスポットの石油製品が当日になって「配送できない」とキャンセルされる事態が発生し、
地域の石油販売業者は「安定供給に支障が出る」
受注業者は「スポット注文は早めのオーダーが必要だが、年末年始などの多忙期は物流業者のドライバー不足に加えて労務管理の徹底を理由に配送シフトが組めないと懸念されている。今後、働き方改革で長時間勤務ができなくなると、スポット受注はできない事態が発生する可能性が高まるものと思われる」
*****
※スポット=業転玉です。
ローリー(ドライバー)不足
玉不足
そういう状況下では元売系列向けが優先されます。
そのための“ブランド料”です。
高値と知りながら系列玉を仕入れる理由。
非系列SSが中核SSという矛盾
↑
これには本当に驚き呆れています。
「業転玉は継続的に供給することを証明されたものではない」ということは、業界の人間なら当然知っているはずなのに?
流石、組合が系列店(組合員)に業転玉を斡旋していた業界だけのことはあるー
ってコトですか?
ホントに、
そんな業界だから、「今」があるのだと思います。
今日は一日中雨でしたね
「明日は忙しいぞ」とこうちゃんが言っていた通り、お昼ごはん抜きになるかと思ったのですが、何とか“食べるだけ”の時間は取れました。
st31掲示板ではアルバイトに有給という話題で盛り上がって?います。
元売再編で市況が少し改善しましたが、前全石連会長がエネ庁長官に「現卸格差は中小SS生存不能」と訴えたあの時期、
社員へのボーナスを支給するために自身の給料を取らず、或いは自己資産を食い潰しながらーという経営者も多かった。
元売再編で市況が少し改善され、長年1桁しかなかった燃油マージンも2桁になったとはいえ、3者店にはまだ卸格差が残っているし、代行給油手数料しか入らない発券店値付けカードが給油客に占める割合を伸ばしています・・・
当店が昔のように従業員を雇用することは「もうない」と思います。
労働者には労基法が味方になってくれます。
::::::::::
2月18日燃料油脂新聞より
最近のガソリン小売市場に関し、喜多村部会長は、店頭価格がリットル120円台前半~150円程度と格差が大きい点をあげ「売値の幅がありすぎる。極端に安く売っているところがある」と指摘。広域特約店など大手による廉売を問題視した。
2月18日ぜんせきより
SSからお客様へ 2019年2月号
これが2月ガソリン価格の内訳 132.3円×1.08=小売価格143円
石油協会 年度末の資金調達支援
経営部会 キャッシュレス対応喚起へ 発券店値付けカード改善第二弾も
(※キャッシュレス化と発券店値付けカードの部分は省略)
コンタミ事案が起きたことを受け「全石連、石油連盟など関係機関に再発防止を要請し、危険性の高い事案について対応を求めていく必要がある。SSの皆さんに不安がないようにしたい」と説明。
「コンタミ防止にはもはや油種ごとの単体出荷しかないのではとも思う」(委員から出た意見の一つ)
※立ち合いでは防ぎようがないケースもあるのなら、
コスト負担が大になるとしても、もうそれしかないと思います。
宮城県七ヶ宿町 過疎地対策案まとめる 支援受け2SS維持
住民の利便や災害時対応を考えると2SSの維持が不可欠。町民の協力を得て地域のみんなでSSを守っていきたい
SS過疎 災害時対応 供給網守るために 過疎対策検討会が最終報告
静岡県浜松市 要望強いがコストが課題
天竜SS過疎対策検討会の最終会合が13日開かれた。
地域住民から「SSが復活してとても助かった」と喜びの声があがる一方で、様々な課題も浮き彫りになった。
実証実験は4ヵ所で21日間にわたり実施。
延べ400件の利用があり、1台あたりの給油量は平均19.8リットル。
主に軽トラや小型車で、そのほとんどを60歳以上の高齢者が占めた。
利用者からは
「SSがないと困るので、定期的に実施してほしい」
「高齢で遠くまで行くのは厳しい。地域にSSは必要だ」
「日にちを決めて実施してはどうか」
「もう少し遅い時間まで実施してほしかった」
実証実験に参加した西渡石油の守屋社長は
「中山間地域の主力産業は農業。灯油や軽油、混合燃料を販売してくれれば助かるという声はかなり多かった」と強調。
静岡石商の久野副理事長も
「価格面の不満を訴える声もあったが、どうしても高コストにならざるを得ない。まずは地元住民が積極的に地場SSを活用し、かつ行政を巻き込んで生き残り施策を考えなければ、地場SSの存続は絶望的だ」と指摘した。
長野県天龍村 移動販売と連携し灯油配達
※
>価格面の不満を訴える声もあったが、
実証事業実証実験を、補助金を使って行ってもらえるのは過疎地だけです。
神奈川 バイト教育しっかり
高齢者がセルフSSでポリ缶に灯油ではなく誤ってガソリンを入れてしまった事例を紹介。
「給油許可出しを行ったアルバイト店員は『ポリ缶にガソリンを入れてはいけない』という指導を受けていなかった」と問題視し
※
セルフの給油許可出しは正社員の仕事ではないと考えている経営者は多いですよね。
これ以上SSは減らせない? より
「混合油を買いに●●(セルフ)に行ったら、そこの若いスタッフに『混合油って何ですか?』と言われた。ガソリンスタンドなのにそんなことあるのか?」
これからはそれが普通になります。
:::::::::::::::::::
2010年12月01日 ガソリンスタンド過疎
2016年10月22日 ガソリンスタンド過疎はどこにでも起こり得る。
2017年04月25日 SS過疎地@支援の条件は町民の利用率
2017年12月02日 灯油の自動販売機
2018年04月16日 2022年を目途に
2018年11月06日 過疎地の供給維持へ
「移動給油所」はGS過疎を救うか 「どこでもスタンド」でタンクローリーから直接給油
SSってサービスステーションの略。
バブルの頃、元売が名付けた。
景気も良くて、燃料油の利幅もあったからこそ提供できた無料サービス。
SSというネーミングと、元売販社や大手特約店が「利益は油外で」と始めたモノクレなどの過剰サービスが、消費者に“ガソリンスタンドはサービス業”という誤解を与えて来た。
そうした誤解を与えた販社や大手特約店は、セルフ化。
地場中小零細店は規制緩和以降、適正価格にも届かない低マージン経営にもかかわらず、その幻影に囚われる形で無料サービスの提供を続けている。
疲弊した業界では、無人化に向けての動きも出て来た。
サービスステーション(SS)というネーミングはそろそろ見直した方が良いのでは?
そして、
SSはまだ減らしても良いと思います。
2月18日燃料油脂新聞より
「社説」これ以上SSは減らせない
(2)
SS数のうち元売社有が5871ヵ所、特約店・販売店所有は1万7281ヵ所。
セルフ総数が8036ヵ所、うち元売社有が4118ヵ所で特約店・販売店所有は3918ヵ所。
現在のSS市場構図が透けて見える。
セルフのガソリン販売量はフルサービスと比べて2.5倍から3倍と見込まれ、地域市況はセルフが主導権を握る。
社有のセルフ比率は70.1%
販売子会社をはじめ社有SSの影響力は広がる。
(3)
セルフを除く特約店・販売店所有のSSは1万3363ヵ所でフルサービス形態だ。
大都市および近郊部を除けばフルサービスのSSネットワークが生活資材である石油製品の供給を担う。
主要街道で24時間営業の元売社有SSは長距離トラックなど物流業界の一端を担う役割を持つが、全国に点在するフルサービスSSは過疎地を含め生活資材の供給を担う。
石油エネルギーのインフラ拠点を失うわけにはいかない。
大手業者、安売り横行 採算販売の阻害に懸念 全石連喜多村経営部会長
長野県売木村 村民アンケートに結果に応えーうるぎSS存続へ
ローコスト前提に形態模索
SSの利用状況では自動車燃料にとどまらず、給湯と暖房、草刈り機、トラクターなどの大型農機具、農業用乾燥機、除雪機など幅広い燃料油需要があり、今後も一定の需要が見込めることから、アンケート結果を踏まえ当面村内にSSを維持していくことを前提に、コストのかからない運営体制を検討していくと結論づけた。
存続の形態は道の駅への移設併設のほか、移動式給油販売、タンクローリー直結型計量機による給油などを模索していほか、地上式タンクについて規制緩和を要望していく。
また人材の確保では外部からの担い手確保も視野に入れる。
一案として「地域おこし協力隊」制度を活用し村内での活動とキャリアアップを図ったのち、道の駅の運営に携わるかたちで募集する。
:::::
長野県売木村で「ガソリンスタンドを残す会」が発足したのは、2014年07月。
SS過疎地緊急レポート(月刊ガソリンスタンド)
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/68cf5a47238d4544e374b23ddfc24dda
>コストのかからない運営
既存の地場中小零細店はもう既に、めいっぱいの経費削減をしていますからね。。。
**********
燃料油脂新聞の社説には感謝しています。
こういう記事を、消費者にこそ読んでほしいと思います。
だから本当は、全石連が大手新聞等で意見広告を出してくれれば良いのですが。
さてタイトルの「これ以上SSは減らせない?」ですが、
私はまだ減らしていいと思っています。
ただし、ガソリンスタンド(GS)は減らしてはいけない。
(とはいえ、減り続けることは間違いないのですけどね)
当市で言えば国道沿いの小規模セルフSSは減らして良いと思います。
同じ会社が市内に数店舗セルフ運営って無駄じゃないですか?
「日曜日、ここが休みやったから●●(セルフ)に混合油を買いに行ったんやけどな、そこの若いもんが『混合油って何ですか?』って訊くんや。ガソリンスタンドやのに、そんなことあるのか?」って、先日もお客さんに言われた。
「これからはそれが普通になります」って答えておきましたけど・・・
全石連でも「これ以上の減少は社会インフラ崩壊云々」って訴えているけど、
大型セルフの新規出店は異業種だけでなく大手特約店だってやっている。
コストコ進出でSSが30店舗潰れる可能性
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/78f1a6178022212bb8def192396a5b97
だとすれば、
全石連執行部役員の特約店が出店する大型セルフでも同じことが言えるのに、それはスルー。
gogo.gsを見れば、公取委に不当廉売でコストコを訴えている人の会社の価格だってコストコに負けず劣らずの安値だ。
だから思う。
“セルフSSは”もっともっと減らして良い。
走行距離172539㎞の10年落ちの中古車
ナビ装着
ワックス掛け
スタッドレスタイヤ装着
車体のアチコチにはこうした擦り傷がありました。
さて、ここからがこうちゃんの職人技と書きたいところですが、叱られそうなので単に“技”としておきます。(笑)
目立たなくなりました♪
じゃーん☆♪
出来上がりです。
ブログばっかり書いているわけではないんですよ。
ちゃんと仕事もしてるので、ご心配なく(^^)
2月15日ぜんせきより
消防庁 ローリー立入検査 不適合率15%超 無許可車が1.7倍に
調査実施車両が一部にとどまるため、この数字以上に違反車両が潜んでいる可能性が高いとみられることから、不適合件数の実態に強い危機感を示している。。
※転売されたローリーでしょうか。
その中には、補助金の不正受給で・・・・・・・・
2月16日燃料油脂新聞より
仕切り、業転格差拡大
県内業界筋は「需給減退による供給オーバーが業転安の要因」と指摘。
また「PB系との販売価格差拡大で系列の売り負けが鮮明になっている」として元売の減産を要求している。
※輸入玉もあります。
働き方改革で 人手不足深刻化懸念
「業界全体の時短必要」
営業体制見直し急務 輪番制などで休業日設定も
※時短も休業日設定も当店は既に実施済みです。
セルフガソリン3週同値132~136円
マージン8円割れる
「社説」再投資の前提 マージン拡大
それを許さないのは、消費者でも異業種でもなく、量販目的や油外販売目的で安値看板を掲げる同業者。
そして、
ガソリンの報道といえば、「上がった」「下がった」のマスコミ。
**********
エネルギー高度化法で国内需給のコントロールを図ったところで特石法の廃止で石油製品の輸入は自由化されていますからね。
国、政府は、一体全体どうしたいんでしょうねぇ?
P.S.
安値で集客も戦略の一つです。
でも、安売りで名を馳せた業者の末路は?
過去をみても分かりますよね。
この期に及んで安値看板を掲出するというのは、「安値で売るしかない」という悲惨な状況なのかも知れませんが、
その行為がもたらす影響は、将来的には消費者にとっての不利益となるという自覚を持ってほしいです。
いえね、
安値=薄利で、
片道30分掛けてポリ容器1つ2つの配達をしてくれるというのなら、何も文句はないのですよ。
2月13日ぜんせきより
市況は西高東低
経営展望に「東西格差」 収益性で分かれる判断
西日本地域の業者は昨年から「SSの収益性は格段に良くなった」と明かす。
減販が続き集客力は確実に減っているものの、燃料油の粗利単価が安定したことで、「初めてSSをやっていて良かったと思える」と言う。
一方、東日本地域の激戦地では、大手販売業者も「このままで良いはずがない。西の同業者の話を聞くと、まるで異次元のことで、ここまで違いがあることが信じられない」と嘆く。
関東地方の地場業者は「自社の仕切と同値の売価のSSに囲まれ、それでも適正マージンを確保したいと頑張ってきたが、他地域の話を聞くとやり切れない」と焦燥感をぬぐえない。
>自社の仕切と同値の売価のSSに囲まれ
当店の場合、それが始まったのは約20年前。
まだセルフも無い時代でした。
それを始めたのはコストコなどの異業種ではなく中小の系列2者店であり、その安値に追随した地場店もありました。
“業転玉”“卸格差”は公にすらなっていませんでした。
奈良 平群町 PLANT進出浮上 SS併設なら混乱 地元に広がる不安
一方で静観の構えを見せている特約店幹部は、
「間違いなくガソリンを客寄せの目玉にするだろう。仮に建設するとすればセルフになるだろうから、
st31掲示板より
>輸入玉のせいで市況は崩壊していますよ。
↓ これも輸入玉の影響でしょうか?
週末20円引きに困惑 兵庫県豊岡市
掛への影響不安視(画像には126円の価格看板)
(2月15日ぜんせきより)
※126円は当店の仕入れ値より安い。
2月16日燃料油脂新聞より
群馬県藤岡市 セルフ出店計画が浮上 地場フルSS冷静に受け止め
現状ではフルとセルフの棲み分けは出来ているが、セルフ同士の価格競争が強まると市況への悪影響が危惧される。
栃木県壬生町 商業施設出店動向に注目
将来を見据えた都市計画自体にはSS関係者も一定の理解を示しているが、しかし・・・
宇都宮市内 仕切り格差は縮小不足 「全油種平均で7円前後」
販売店主(※3者店)の一人は「業界紙面には元売再編によって業転と系列仕切りの格差が縮小していると書かれているが、まだまだ実感は薄い。地域市況、系列や特約店の対応にもよるのだろうが、当店の場合、いまだ業転を仕入れなければ燃料の利益を確保することは非常に難しい」と強調する。
店主によれば全油種平均で業転格差はリットル7円前後あるという。
「さらなる市況改善と格差是正を願う」と、切実な要望を訴えている。
2018年12月末時点
元売系列2万3152SS 減少鈍化も歯止めかからず
セルフ8036ヵ所 34.7%に上昇
※
「息子がいても後継者は不在」という業界環境が長く続いてきたのです。
昨年から市況が改善しているといっても、それがいつまで続くか分からないし、需要減は確実だし。
だけど異業種セルフの出店は加速している。
フルとセルフの棲み分けは出来ている、とはいえ異業種セルフの出店によるセルフ間競争の煽りで市況は悪くなるだろう。
人手不足に働き方改革で雇用環境も改善しなくてはいけないのに、それを阻む要因が多すぎる。
何より3者店レベルではまだまだ大きな卸格差が現存している。
いやいや、格差が縮小された2者店にしても今後の輸入玉の動向によっては格差は拡大する可能性も大だ。
・・・
これで、減少に歯止めがかかると思えますか?
人手不足で特定油外へ集中 店づくりにメリハリ
大手特約店でも全店舗での総合販売は「至難の業」と言っていい。
洗車、特にコーティングだけに絞った店づくりを行っている。タイヤやオイル交換などには対応していない。
理想は全ての需要に応えることだ。しかし現実は不可能となりつつある。
SS経営は現実路線を選択せざるを得ないようだ。
フルサービス見直しへ 必要最低限の接客に簡素化
至れり尽くせりのサービスとは決別し、必要最低限の接客へと簡素化を進めるSSが増加している。
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このブログで書いてきました。
「一歩先行く」と。
だって上にも書いたように、同業者にスケープゴートにされながら過当競争が始まったのも早かったし、
全体でみればまだ30%台のセルフ比率も、当市ではとっくの昔に50%を超えている。
そんな商圏で全量系列仕入れですよ。
もうヘトヘトです。
病院、民間企業から協定締結要望 安定供給の意味再認識
需要家間で災害時燃油確保へ意識高まる
ワシはここが好きやからここに来る。
もう来るなと言われても来る。
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今日、常連さんから告白されちゃいました(照)
この方は何年か前に「安いのん仕入れて高く売ったらええねん。高く売って儲けたらええねん」と言ってくれた方です。
当時はまだ業転は公になっていなかったので、「えっ? は、ははは(苦笑)」としか答えられなかったのですが・・・
でもー
もし当店が業転を仕入れていたら
「ここが好きやから来るなと言われても来る」とは言って貰えなかったと思います。
だって、そういうものでしょう?