以前にも書きましたが、昨年10月に新日本石油と出光の2元売で「新仕切り方式」による卸売りが始まりました。
今年に入って先ずコスモとJOMOも追随し、現在は全ての元売でこの「新仕切り方式」が採用されています。
この「新仕切り」では仕入れ(値決め)の方法を数種類(ローリーラックとかTOCOMとか)の方式の中から選んで決めるので「一物多価」という首を傾げるような現象が起きているのですが、もうひとつ首を傾げるのが
「下限値」というやつです。
書いている私も実はあんまり理解出来ていないのですが(汗)
めっちゃ簡単に、ざっくり言うと
「原油がどんだけ安くなっても、コスト分はしっかり回収させて貰いまっせ~」という、
元売さんの
「我が身だけは守るでぇ、作戦!」ですな(爆)
でもこの下限値は業転には反映されないので、やっぱりどこまで行っても業転は安いのですな。
|;-_-|=3 フゥ
卸価格差が無くなると期待された「新仕切り」ですが
画像は12月11日の「ぜんせき」
同列業者内でもガソリン価格に大きな格差があり
「新仕切りのインセンティブの範囲を大きく超えている」
「他府県のガソリン価格を見ると我々の仕切りよりも安いのでは、という疑いを持つほど違いがある」
・・・
「超安値の横行に疑問 新仕切りへ不信感高まる」と記事にもあるように、
元売の不公平なやり方がより巧妙になっただけではないのか?
というのが私の感想です。
SSの倒産も10月時点で最多更新で負債額も前年比2倍だそうです。
それから、暫定税率と環境税も未だにはっきりとした事が決まっていないようですが、昨年の「暫定税率騒動」時のような「税制被災」の二の舞いだけは勘弁してもらいたいものです。
政府、元売、石油組合
しっかり舵取り、お頼みしますよ!