野良仕事しているこうちゃんの傍を離れないジョウビタキ^^
ネコヤナギ
バッタ
「こんなん出てきた~☆」
嬉しそうに40年以上前にブリヂストンさんから貰ったジャンパーを着るこうちゃん。
昨日は家事をしながら燃料店さんのコメントのことを考えていました。
業転のことを書いて投稿ボタンを押す時にはいつも、真面目にやっておられるPB・無印店のことや、
自己資産を食い潰した後に、或は特約店の背信行為等により、致し方なく他社買いすることになった系列店のことを考えます。
今回、燃料店さんからコメントを頂いて、ガソリンスタンド以外の燃料店さんのような存在も忘れてはいけないと思いました。
***
ガソリンスタンド業界の歪みを書こうとすると、“業転”は避けては通れません。
規制緩和以降、
「系列仕入れでは戦えない」ーと、系列店でありながら業転玉を仕入れる業者が増えました。
「お客さんを騙すような真似はできない」-と、全量正規ルートでの系列玉仕入れを続けた業者は、「本当の証明になるツールを」望みました。
系列店の多くが望んだものー
それは「公正・公平、透明な仕切制度」と、「仕切り格差の是正」のはずです。
>数量・支払い方法により仕入れに差があるのは当たり前
燃料店さんが書かれているように、それは高値の仕切りを強いられている系列店も理解しています。
PB-SSとの仕切り格差がブランド料プラスαなら文句はないのです。
販社や大手量販店との格差も2-3円程度であれば文句はないのです。
その格差が最終的に1リッターで10円以上も開くというのは如何なものか、
また、それにより小口配達を担っている地場業者が廃業へ至っているがそれで良いのかーという事なのです。
***
全石連会長の「系列店でも業転5割許容を」の記事には驚きました。
そんなことを言ったら「仕切り格差の是正」がウヤムヤになってしまう。
公取委の「系列店でも(出荷元が同じと証明されれば)業転OK」の見解には驚きを通り越して怒りさえ覚えました。
職責から逃げたと思いました。
それにしてもどうして「仕切り格差の是正を」という声が、「系列でも業転5割許容を」となってしまったのでしょうか?
そういう声の方が多かったのでしょうか?
それとも、一部の方の、“声の大きさ”だったのでしょうか?
業転は「生き残りの手段として買うべき」という議論もあるが、「資金的に余裕がなく買えない人」や「それぞれの理由で買わない人」がいる以上、全面的な解決手段とはいえないため、業転格差はリットル2円まで縮小すべきー、
栃木県石商 村上理事長の提言です。
*****
系列玉と業転玉、元売から出荷された“玉”は、そのどちらも品物(品質)は同じです。
しかし、「違い」はあります。
非系列玉を扱っている方には面白くないことかも知れませんが、
それが「元売の連帯保証」と「継続供給の証明」です。
それにPOSシステムや元売りカードの取扱いに関するコスト等々を、「ブランド料」として納めるから系列店なのであり、
他社買いは、そうした本来負担せねばならない「ブランド料」を負担せずに系列店としての旨みを傍受することに他ならない。
それらを認識しながらも、「“致し方なく”他社買いをしている」と言うのならまだ許せても、
「業転を取るのは経営努力」「業転を取らないのは経営者として無能」などと、
自己の行いを正当化するために全量系列仕入れの経営者を愚弄する発言を繰り返してきた同業者に対しては、
揮発油以外の灯油軽油も全て系列仕入れをしている立場の人間として、
これはハッキリさせておかねばなりません。
その上で、
何故、系列店でありながら業転玉を取らねばならなくなったのか、
業転玉を取っても廃業に至ってしまう販売店があるのは何故なのか、
消費者の皆さんにそれらをお伝えしたいのです。
燃料店さんの地域では灯油難民なんてあり得ないのかも知れませんが、だからといって全ての地域にそれが当てはまるわけではないと思います。
今、というか、もう何年にも渡って非系列玉は大変安価で流通してきましたから、その安価な玉で商売ができた業者と、高値の玉で商売をせざるを得なかった業者では、体力にも大きな差がついていると考えるのが妥当なのではないでしょうか。
灯油の配達
灯油配達、明と暗
**********
当ブログ「masumiノート」では、
「棲み分けによる共存共栄」と、「系列店は系列仕入れで商売していけるように」と書いて来ました。
「業転玉の品質は悪い」というような事は一度も書いていません。
それどころか、他者からのそのようなコメントがあれば、それを訂正してきました。
それでも、
>ウチで扱っている灯油は売れ残りですか?バッタモンですか?
という反応が返ってきてしまう。。。
**************
どうか、
一行に囚われず、ブログ全体を通して何を伝えようとしているのかを考えるようにして頂けたら、と思います。
文才のなさを棚に上げてのお願いになるかも知れませんが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2月25日 燃料油脂新聞「社説」より
信用失墜 不正ガソリン発覚(※灯油を混ぜたレギュラーで車が故障した事件です)
(一)
脱税目的の不正軽油は取り締まりの強化にもかかわらず、なかなか根絶に至らない。
軽油引取税は地方税のため税収減少を懸念する自治体は「脱税厳罰」とばかりに不正軽油防止の対策を強め、強化月間を設定し防止に取り組む。
もちろん不正軽油の出回りは石油業界にとっても社会的な信用失墜を招き、業界全体に疑いの目をかけられる恐れもある。
コンプライアンスが企業活動の優先事項に定められている以上、販売業者も例外ではなくあらためて法令再徹底を肝に銘じたい。
(二)
不正軽油が発覚するたびにメディアは大きく報道し大半の販売業者はモラル低下を嘆き、石油人として矜持はどこへいったと悲憤慷慨する。
先頃、不正軽油にとどまらず灯油を混合した不正ガソリンを製造・販売していた三重県の販売業者が罰金400万円と無申告課税を含めて1100万円を追徴課税された。
2014年2月から11月にかけて180キロリットルの不正ガソリンを製造、販売したもので手口はミニローリーに灯油をくみ上げ、ガソリンタンクに混入した。
(三)
不正ガソリンに手を染めた背景は果てしない過当競争の結果、利益を確保できず廃業に追い込まれるとの危機感から背に腹は代えられないとするものだったろう。
想像に難くないが、社会に対し不正ガソリンの存在を明らかにしたことは許されるものではない。
あまりにも身勝手な振る舞いと言わざるを得ない。
販売業界が被ったマイナスイメージは計り知れず、業界人としての消費者への責任や使命を見出すことは到底できない。
モラルがこれ以上低下しないことを祈るばかりだ。
****(以下masumi)*****
3者店からしてみれば、「利は元に在り」といわれる“仕入れ”の時点で、“高値”というハンデを背負わされての過当競争。
「背に腹は代えられない」と業転玉に手を出す販売店が増え、
“ぜんせき”に「我々には業転以外 生き残る術はないのか」という記事が掲載されたのは2011年3月のことでした。
それから2年後の2013年2月、
全石連会長がエネ庁長官に「現卸格差は中小SS生存不能、系列でも業転5割許容を」と訴えたのです。
*****
「背に腹は代えられない」と、
品確法を悪用して、4%未満に収まるように灯油を混合して不正ガソリンを製造・販売している販売店は、他にはもうないでしょうか?
そのうち“ぜんせき”に「我々には不正ガソリン以外 生き残る術はないのか」という記事が掲載されたり・・・
なんてことは流石にないと思いますが、
レギュラーに灯油を混ぜる行為も、
系列玉に業転玉を混ぜる行為も、
片方は絶対にしてはならないことで、
片方は時と場合によっては許容されるべきものーという違いはあるとしても、
本来は、
どちらも、「してはならないこと」だと思います。
※燃料店さんからコメントを頂きましたので、書き直しました。(オレンジ色の文字部分)
2月22日 ぜんせき (※青系文字がmasumi)
ガソリン粗利 精販で明暗
※だって...
元売を助けるための、系列制度ですから。↓
http://st31.com/bbs/index.phpより
ふつう、製造業者が作り過ぎて売れ残った“損”は、その製造業者が被るものだと思うんですけど・・・
この国の石油業界では、
元売は売れ残った油は保管場所に困ることもあってか、バナナの叩き売りのようにして商社などへ横流しする。
元売は売れ残ったガソリンを割安で商社などへ販売する。
またPB-SSなどに卸す商社などへ販売する分は、売れ残りではなく計画的に生産されている。
余剰品ではない業転玉と余剰品としての業転玉と
5月11日 読売新聞 元売り大手GS、量販店の「安売り攻勢」に悲鳴
ガソリン(石油)の流れと値段(価格差)、そしてガソリンスタンド。
しかし、系列店にはしっかりコストとブランド料を乗せて卸す。
が、しかし、
販社や資本提携しているような大手とか量販店には、数量インセンティブという名目で、特価や値引き、戻しといった事後調整が行われている。
だから同じマークを掲げた系列店であっても、彼らは非系列のPB-SSと同じ “安値販売”が出来る。
高値の仕切りを強いられている中小特約店や販売店は、(時には私財を投入しながら)
元売や、安値販売を行っている販社や大手を、助けてあげている存在なのです(笑)
いや!
笑い事じゃあないのです。
その高値仕入れを強いられているが故に、高値販売をしなければならない販売店を利用している消費者。
その消費者が、
元売や安値販売をしている店、即ち、その安値店を利用している消費者を、
助けてあげているってことになりはしませんか?
「論説」0.26円の完全転嫁をより
1リットル当たり2.04円の石油石炭税に「地球温暖化対策のための課税の特例」として0.76円を上乗せする法案が2012年3月末に成立。
化石燃料を大量に使用する産業界などへの影響に配慮して、12年10月1日に0.25円、14年4月1日に0.25円、そして今年4月1日に0.26円と、足掛け5年をかけて3段階で引き上げて来たもの。
きりがいいからと1円値上げすると便乗値上げと言われるから
*****
来年4月には消費税が10%になる・・・
ガソリンはタックスオンタックスです。
てか、
江戸時代じゃないんですよ、今は。
この世の中に銭単位の通貨なんてありません。
追記
>もちろん声を上げない会社や、市況の良い地域は調整は少なめになります。
>やはり声を大にすることが大事です、特約店もサブも同じです。
一理ありますが、私はこの考え方には賛成できません。
大きな声に靡く元売?特約店?
かっちょわる~(嗤)、なのであります。
そうではなく、
元売や特約店には、「サプライチェーンとしての販売店を守る」という気概を持って頂きたいです。
石油は単なる消耗品ではなく、ライフラインですから。
おまけ
高値と知りながら系列玉を仕入れる理由。
↑ 読んで貰えば分かります。
「赤信号皆で渡れば~」で業転に手を出した方たちが、全量系列仕入れの販売店の事を「従順」だとか「(元売の)言いなり」と表現されるのですが、意味が分かりません。
私はー
元売2強時代になっても業界のなかでの3者店の立場(苦境)は、「変わらない」と思っています。
PB-SSも増え、流通に占める業転玉の割合も増えました。
「背に腹は代えられない」と、系列店でありながら系列玉ではなく業転玉を仕入れる販売店も増えました。
公取委もお墨付きを与え、エネ庁もそれを推進する。
今更、その流通(業転玉)を止めることはできないでしょう。
これからも益々、系列内格差によって業転を取らざるを得ない状況に誘導されるかもしれません。
脱 化石燃料に変わりなく、需要減も確実です。
SS減少の大きな要因の一つである発券店値付けカードも、
今では業界の手を離れ、カード会社が自治体に営業をかけたりしているようです。
クレジットカード会社、自治体へ営業攻勢
2月22日 ぜんせきより
事務効率化のメリットを前面に出し、広域かつあらゆる系列SSで使用可能なことを謳い文句に営業をかけている模様。
震災時の対応や災害協定もあるため、導入を見送った自治体もあるが、
「入出金の手間が簡略化され、業務効率化に大きく貢献する」として導入した自治体も。
以下、燃料油脂新聞(信越支局)に寄せられた投稿。より抜粋
自動車リース会社の(発券店値付け)カードが日本各地の隅々まで配布され、
「地域の皆様と共に」と言っている某地方銀行の行員たちも、私たちが毎日買い物で訪れる大手スーパーマーケットの従業員たちも、そのカードで給油しています。
このカードは地域創生どころか、
地域を支えてきた石油販売業者を破滅させるカードになっているのが実態です。
******
東京都石商では「SS減少の大きな要因」として、発券店値付けカード問題委員会が発足しましたが、
このカードも業転玉と同じで、無くなることはないどころか、神奈川県警然り、
今後益々流通の裾野を広げると思っています。
それは、
私たちフル店が給油作業を行うことによって本来得られるべき利益の半分が、
このカードを発券した企業に奪われる。
ということを意味しています。
この流れを、しかし、私たちには止めることができない。
そしてまた、PB優位と言われている現在ですが、
このカードが拡散することでPB-SSから顧客が奪われる可能性も拡大するといえるでしょう。
今、このガソリンスタンド小売り業界は、コストコなどの異業種の参入に戦々恐々とし、ガソリンスタンドを持たないカード会社に発券シェアを奪われ、慌てているー
しかしこの事態を招いたのは業界自身です。
業界の自業自得です。
仕入の優位性の上に胡坐をかき、“無責任な安売り競争”に早々と参戦してきた2者店(特約店)
発券店値付けカードにしても、最初に発券して同業者の利益を搾取してきたのは、組合執行部に名を連ねるような大手特約店ではありませんか。
そして地場3者店も・・・
倫理観の乏しい経営者たちが「赤信号、皆で~」と、系列店でありながら業転玉を仕入れた。
「背に腹は代えられない」として、それに続いた者もあった。
これらは全て、
どれだけ苦しくても全量系列仕入れを貫いている同業者を踏み台にした行為です。
自立経営確立目指す 「価格差当然の認識必要」
2月24日 燃料油脂新聞より
****
当地ではセルフが出来る以前に、進出してきた2者店による(3者店の仕入れ値では真似のできない)安値販売が始まりました。
ある掛け会員のところへ集金に行ったら、その2者店の看板価格で計算し直した(と言って)小切手を渡されました。
ある企業には「若手が他店(セルフではない店の店頭現金価格)と比べてお宅の単価が高過ぎると意見してくる。説明に来て貰えないか」と呼び出されました。
業転玉の存在も何も、公にされていない時です。
前者との取引はこちらからやめさせて頂きました。
後者は「10円差なら」ということで御理解頂きました。
多くの方は何も言わずに離れていきました。
その後、“安値の他店”はセルフに改装し、
今では10円以上の価格差になりましたが、お蔭様で単価へのクレームはありません。
(単価にシビアな方は既に安値店を利用するようになられています)
朝日新聞に“業転”のことが載り、日本経済新聞に“公取委の見解”が載った以上、
消費者側にも、価格差は当然だという認識が必要になったのです。
消費者は自分の都合で店を選びますが、店側がその要求に応える必要はないのです。
「窓を拭いてほしい」「ゴミを捨ててほしい」「タイヤの空気圧をみてほしい」
そんな時だけフル店に来られても、その要求に応えるかどうか 決める権利は店側にあります。
(差別的な仕切制度での低マージン経営で、消費者の要求に全て応えていたら店は持ちません)
消費者には店を選ぶ権利があります。
だから私は、
お客さんから「殴ってやろうか」と言われたり、他にも色々とお小言やお叱りを受けながら、
或は、2度と来店されなくなっても、
「発券店値付けカードは給油作業のみ」と、お口にチャックが出来なくて... をやっております。
お昼を食べ終わって、シャドウボクシングの真似事をしながら(グーパンチを繰り出しながら)奥の部屋から出てきたmasumiさんに、こうちゃんが言った。
「○○(特約店)も○○なら、ENEOSもENEOSよ!」、てか?
(笑)
エネオス CM 吉田羊 田中みな実 「ニュースキャスター 水素」篇
石油業界の問題訴える 読者投稿
「業転販売やめてほしい」 新潟県
2月22日 燃料油脂新聞
この業界に長く携わっていますが、昨今の元売各社の方針は量販セルフ優先、プライベートブランド(への供給)優先が明らかで、
装置産業として仕方がないことと考えますが、
その極端さが結果的に特約店と販売店は足手まといという状況をつくり出しました。
業転物と系列物で大きな格差が生まれています。
自動車リース会社の(発券店値付け)カードが日本各地の隅々まで配布され、
「地域の皆様と共に」と言っている某地方銀行の行員たちも、私たちが毎日買い物で訪れる大手スーパーマーケットの従業員たちも、そのカードで給油しています。
このカードは地域創生どころか、地域を支えてきた石油販売業者を破滅させるカードになっているのが実態です。
需要減退下、業界環境を改善させるのは元売の責務だと考えます。
油外で経営が成り立つようにあの手この手の施策を発表していますが、それは何十年前と同じで何も変わっていません。
(発券店値付け)カードは店頭値付けにする、業転屋にならない、油外で儲けろをやめて石油販売のみで経営ができるようにすれば少しは良くなります。
また事後調整なる言葉も出ていますが、そんなことをやっているからいつまでたっても石油業界は良くなりません。
本業石油販売への販売政策転換を元売各社の経営陣に決断してほしいのです。
元売は電力などいろいろなところに投資していますが、われわれ石油販売店は生きる道なしです。
セルフにしても需要減のなか、価格競争で数量を出そうとしても価格追随されうまくいきません。
また油外でと思ってもすでに設備も技術者もおらず廃業しか残されていません。
一方、販社・子会社は技術者もなく、ただ低価格だけの集客しかしていません。
テレビを見ればリットル当たり何十キロメートル走行できるとかの宣伝をしています。
そんななか価格だけの集客しかできない販社は閉店したらどうでしょうか。
むしろ販社は元売の責務としてスタンド過疎地対策をしてください。
2大元売になろうとしていますが、考え方が変わらない限り私たち特約店に未来はありません。
良くするには地方破滅のあのカードを店頭値付けにする、油外で利益を出せという考え方をやめる、業転屋をやめてください。
これができれば需要減でもわれわれは生きられます。
われわれは死に体で、酸素マスクを付けて仕事をしています。
今年こそマスクをしなくてもよい業界にしてください。
われわれも組合を通じ元売本社に直接抗議行動を起こすべきです。
これは2月24日の燃料油脂新聞の一面です。
省エネ・CO2排出抑制・水素サプライチェーン構築等々
電気の小売りにガソリン1リッター10円引きという特典を付けた石油元売もあります。
ガソリンスタンド専業の我々にとっては残念なことですが、化石燃料は既に、そういう扱いの類なのです。
私はー
元売2強時代になっても業界のなかでの3者店の立場(苦境)は、「変わらない」と思っています。
PB-SSも増え、流通に占める業転玉の割合も増えました。
今更その流通(業転玉)を止めることはできないでしょう。
発券店値付けカードも今では業界の手を離れ、(別記事で書きますが)カード会社が自治体に営業をかけたりしているようです。
燃料油は、商品の性質上「足りない」では済まされないものなので、余剰玉もなくなることはありません。
これまで通り、“需給バランスによって極々稀に業転玉の出荷が制限されることがある”、程度のことではないでしょうか。
ただ、系列内格差のように、今後は業転も異業種や商社系PBなどの量販店向けと、1SSPBとの間に格差が出る可能性はあると思います。
でも1SSPBの皆さん、
「安心して下さい!」
そうなっても、今まで通り、系列零細3者店が(販売価格の面では)1SSPB店の防波堤になっていることに違いはないでしょうから(^-)☆
PS
この投稿をされた方の気持ちはよく分かります。
分かっています。
今朝のハナシです。
クレジットのTカードで満タン給油の一見さん。
(こうして書いていると、ウチの店、割と一見さんが多いデスネ^^)
出勤して、着替えて店頭に出たら、
ノズルが挿した常態で、こうちゃんとお客さんがボンネット開けて中を見ながら何かしゃべってた。
「10W30(※)のオイル1.3リッターとウィンドゥウオッシャー液1本(POS)打って」とこうちゃんに言われて、POSで売り上げを上げました。
~以下、お客さんが帰られてからの会話~
ま、「さっきボンネットのとこで何してはったん?」
こ、「写真撮ってはったんや」
ま、「何で?」
こ、「オイルの蓋が閉まってなくて隙間に挟まっとってな、それ見て『ディーラーの車検でこれかぁ・・』、って」
ま、「車検、出したばっかりやったん?」
こ、「それは知らんけど、ウィンドゥウオッシャー液入れてって言われて、ボンネット開けたらなんか臭くて、見たら蓋が閉まってなくて、(挟まっていた)蓋も熱でちょっと形が変わってしもてたから..」、
ま、「それで、(写真)」
こ、「オイルもこぼれとったしな。 ディーラーで洗浄してもらってから、またオイル交換もしてもらうようにって言ってあげたんや。 だから安いオイルにしといた」
**********
人間だから間違いもあればミスもある。
「ディーラーだから確実で安心」だとは限らない。
セルフでは携行缶に給油させて貰えないー
これは消防法でそう定められているからです。
でもー
セルフでも携行缶に給油して貰えるのです。
ユーザーが自ら行ってはならないだけなのです。
しかしスタッフが給油するのは、店にとっては非効率であり不採算なのです。
大阪に、単車への給油は1リッター当たり10円増しにしているPBフルがあるのもそういう理由です。
※携行缶への給油は大したことはなくても、それをやるとトラックの荷台にある発電機などへの給油もしなくてはならなくなる。
それは、荷台によっこらしょと登っても数リッターしか入らない、そういうシロモノ。
なので大手のセルフではそういうサービスを行いません。
逆に個人経営のセルフでは携行缶への給油サービスを行っているところもあります。
そして、
念押ししておきたいのは、
大手は元売からの特価・戻し・事後調整(所謂数量インセンティブ)があるので、売り値は安くてもしっかりマージンは確保しているということです。
逆に零細フルは売り値は高くても仕入れ値の格差ゆえに低マージンでの経営を余儀なくされている。
セルフが安いのは知ってるんやで。自分で入れることも出来る。
でも、ワシら農家は車だけやない。機械やら缶やらも世話にならないかん。
それやのに安いから言うて車はセルフで入れて、面倒臭い缶だけ持って来られへんがな。
何年か前に、当店の常連さんがおっしゃってくれた言葉です。
車はセルフで携行缶だけ当店を利用する消費者に対して快く接客ができないのはこの言葉を聞いたからかも知れません。
だけど人間には感情があります。
「ごめんなさい、車と違うんです。後ろの座席に容器があるので、それに軽油をお願いしたいんですけど宜しいですか?」
こんなふうに言ってくださる方には、(業界の歪な構造のせいで気を遣わせて申し訳ない)という気持ちになることもあります。
でも、こんな人はダメです。
お客さん扱いが、どうしても出来ません。
***
軽自動車で来店されガソリンの計量機に横付けされたのは良いのですが、給油口が反対側でしたのでそれを伝えると、ひとこと、
「軽油なんです!」
「?」
一瞬固まりました。
軽自動車だから軽油だと勘違いしている類の人かしら?
いやいや初心者マークも貼っていないし、年齢的にも・・・、と思い、
「えっと・・容器ですか?」
「後ろ!」
この瞬間にmasumiさんのなかでその人は、単なる消費者の、そのまた“当方を疲弊させるだけの存在”に分類されました。
あとの接客は“言わずもがな”でございます。
ケド言っちゃう書いちゃいます。
ご自身で缶を車から下ろしてもらって、
(給油後)ご自身で携行缶の蓋を閉めて貰って、ご自身で車に積んで頂きました。
5分ほど車を走らせればフルサービスのお店が他にもあります。
当店が気に入らなければそちらへ行かれるでしょう。
因みに上記の方の場合は、そのような対応は致しておりませんので悪しからず。
2月25日 追記
<昨夜こうちゃんに言ったこと>
コストコのスタッフはお給料を貰って、“善い人”を演じられるのに、
ウチは自己資産投入しながら、(私は)嫌われる役をしてる。
歳取って店を畳んだあとの“付き合い”を考えたら、携行缶だけの人にも愛想良くしといた方が良いのは分かってても、
できないんよ。
こうちゃんと目が合ったら、
何でかわからんけど、泣きたくなってくる。
5年後くらいに店を畳んだあと、習い事とか行きたいけど・・・
行くとしても、誰も知った人がおらん大阪とかまで出なきゃいけないかな、って思ってしまうんよ。
*****
>ウチは自己資産投入しながら
普段の収支はトントンです。
ここでいう投入は、マスコミが2月危機とセンセーショナルに報道した地下タンク改正法の対応工事のことです。
2月22日燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)
元売統合 設備機器更新に影響
「POSへの再投資できない」
※交換時期が来ていても元売統合で2重投資になる可能性もあるし、撤退するかも知れないし?
低マージン続く
業転仕入れでも経営困難
当社の仕入れ値を下回るセルフの安値に囲まれている。
業転を仕入れて自己防衛しているが、マージンはとれない。
業転と系列の価格差はリットル11円。
100%系列仕入れでも、業転仕入れでも販売店の商売が成り立ちにくい根本原因は、不透明・不公平な仕切価格差と、それに基づく廉売。
あらためて元売の供給施策の責任を指摘するとともに、早急な改善を求めている。
PB-SS出店続く うま味薄れず関心高まる
背景に仕入れの優位性
仕入の優位性に加え、閉鎖物件の再開に際し賃料が低く抑えられるとなればー
「燃料油収益を確保し、低コストによる運営効果を引き出すにはPBしかない」という見方が強まっている。
家族経営で生き残る 1SS店 セルフに活路
コスト削減と合理化を実践し、経営維持できる基盤を確立しつつある。
※家族経営の1SSであっても、「セルフで、合理化」をやれるところ(商圏)もある。
でも、
販社や大手広域セルフが50%のセルフ比率の商圏で、当店がもしセルフになったら、その瞬間に当店の存在価値は消滅する。
石油業界の問題訴える 読者投稿
「業転販売やめてほしい」 新潟県
※別記事で全文紹介させて頂きますm(_ _)m
SSも顧客選別「利益重視した経営を」
顧客は必要に応じて、安値店やセルフSS、フルサービスSSを使い分けている。
顧客自身が自分の要求を満たすSSを選別しているという事だ。
その要求にSSが無理に応える必要はない。
「廃業もひとつの選択肢に」苦境語る地場業者
今のままでは赤字が増える一方。このままでは借金を抱えることになる。
思い切って廃業するのも、ひとつの選択肢。
老朽化対策もままならない状態だ。
特殊な販売構造に疑問 「経営安定達成できない」
小売業の中でSSは特殊な業種・・・
※売り値が1リッター100円の時も、1リッター200円のときも、
マージンは、1リッターいくら。(←量販志向へ向かう)
石油製品は価格が乱高下するもの。
利益率を高める商売に切り替えていく必要が求められている。
数日前の業界紙に、“都会の経営者からみたら田舎の地域密着(堅実な掛け取引)が羨ましく映るかも知れないが、田舎には田舎の苦労がある”ということが書かれていました。
そのお店は“7割以上が掛け取引”とあったので、かなりの田舎で商環境も規制緩和以前から殆ど変化なしに来ているような地域じゃないかと思います。
その苦労は、支払いが滞っていても、「催促ができない」。
所謂「盆暮れ払い」という慣習が色濃く残っているのだと思います。
片や、業界の環境は激変しています。
業転の仕入れ値は日替わりで、支払いもCOD。
系列であっても最近では小切手から振込みへの変更を促されたりしています。
そんななかで、
お客さんからの代金回収は「催促が出来ない」、しかし、仕入れ代金の支払いは「待ったなし」なのです。
幸い当店には既に盆暮れ払いの掛け会員さんはいなくなりました。
20年前は同じように掛け会員さんも大勢いて、盆暮れ払いのお宅も何軒かありましたが、安値店の出現で潮が引くように去っていかれましたので(^^;
当時、盆暮れ払いの、更に手形(半年先の決済)なんていう建設業の取引先がありましたが、
その社長さん(故人)は、「支払うことに変わりはないのだから手形も現金と一緒や!」と、そのようなことをおっしゃっていました。
「手形が決済されるまでに仕入れ代金を支払う現金が足りなければ自己資産を投入したり、銀行で借り入れしないといけない」という理屈が通じないような方で・・・、その後、倒産。
売掛金未回収のまま損金(貸し倒れ)となりました。アララ
※当時、建設業の手形は当たり前で、そういった貸し倒れによって連鎖倒産したガソリンスタンドも多く、
それが掛け取引から信販系ビジネスカードへの切り替え推進という流れになったのだと思います。
お蔭様で現在の掛け取引先は個人も法人も毎月きちんとお支払いして下さるので助かっています。
たまに「ごめーん、忘れてた~^^;」という方がいらっしゃいますが、お愛嬌です(*^^*w
他にも田舎ならではの、アンナコト~♪コンナコト~♪あ~った~よねー♪ がありますが、それはまたの機会に(笑)
まぁ何が言いたいのかっていうと、
田舎には田舎の、都会には都会の、長所と短所があって、
その店にはその店のやり方があるわけで。
だから上の方でお偉い方々が、「地場業者の経営力強化のために云々」とやってくれるのは良いのですが、
>石油製品の安定供給を支えるSSの統合・集約化、業務提携、物流の合理化
・・・なんか、引っ掛かるんですよね...
(--;うぅ。。
掛け取引が7割もある田舎では “合理化”なんて不可能に近いと思うんですよ。
って、こんなこと書くと、
「やりもしないで文句ばかり」とかって、言われちゃうんでしょうけど。
゛(6 ̄  ̄)ポリポリ
2月19日 ぜんせきより (※青系文字がmasumi)
地場SSへの多面的支援を
環境変化踏まえ具体的議論 商慣行是正も課題に
流通分野においては、原油・ガソリン価格の急落によって系列玉と業転玉の卸価格差が拡大しているのに加え、需要減を背景とした販売競争の激化から、事後的な卸価格調整が系列SS間の仕切価格決定方式の公平性・透明性に疑念を生じさせており、系列内の公正・適正な取引のあり方が大きな問題となっている。
また、国内外の先物市場の活用など、需給を適正に反映した卸価格指標の確率も喫緊の課題だ。
このほか、
石油サプライチェーンの最先端で石油製品の安定供給を支えるSSの統合・集約化、業務提携、物流の合理化など、経営力強化に向けた課題も議論していく。
※末端も末端の地場SSのコトをほんとうに理解できているかどうか、ですね。
1月倒産 2件で7300万円
全面禁煙化のSS増加 2月19日燃料油脂新聞より
2月20日 燃料油脂新聞より
無料点検ニーズ低く
「サービスの一環としての点検を提案しているのに、理解が得られず断られてばかり」
こう嘆くのは大手特約店のエリアマネージャーだ。
2年前から押し売りを徹底排除しているが、ユーザーに変化はみられない。
※1回スパッと“無料の点検”を止めてみては如何でしょう?
やっていることが同じだから、ユーザーも同じ反応をするんじゃないかな。
或は、“ユーザーには下心が透けて見えてる” ?
だから赤字なんですよ
地域業者間で新たな戦い勃発
元売再編という大波が押し寄せるなか、新たな戦いが勃発している。
※元売統合で同一のマークになれば、又、“数減らし”が始まる・・・
“コミュニケーション”こそフル店の魅力
窓拭きもなく、接客態度も残念なものだったーという記事です。
※業界紙の記者さんなら業界事情はお分かりだと思うので、地場3者店なら大目に見てくれると思うけど、
業界屈指の特約店が運営しているSSだから、残念に思うのも頷けます。
クリスマスローズ
姫こぶし
・・・あれ?名前が出てこない...度忘れ(^^;
<注意>
この下は、モズのはやにえ画像です。
月桂樹の木に
それにしても上手に挿し込むね。
タマも蛇口から水を飲むけど、手は使わないしシンクにも下りない。
ココがここで水を飲むと、ココの体も、周りもビチョビチョになる(^_^;;;
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下の画像は2月19日、
具合が悪くてへたっているこうちゃんに寄り添うタマ。