9月3日燃料油脂新聞より
全国セルフSS小売市況 ガソリン3週同値151~155円@仕切り上げ見越し維持多く
※当市セルフSS小売市況は161円(下看板158円)
その理由は・・・時間も遅いし、以前にも何度か書いたので省略します。
京都府南部 セルフの下値軟化@フルSSは価格差拡大
炭素税導入明記見送る@旧暫定税率は継続
環境省来年度税制改正要望
「SS業やめるにやめられない」
>今閉めたら借金だけが残る。子や孫に借金を残すことは出来ない。
>続ければ儲けはないが「食ってはいける」。かといって借金が解消する見通しは無い。
赤字まみれ - masumiノート (goo.ne.jp) 2010年6月1日
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幸い弊社に借り入れは無いです。
しかし卸格差の中での過当競争時代、他社買いもせず正規仕入を貫いたので自己資産を投入してきました。
さっさと店を畳んでいれば自己資産を失うことも無かったのに。
でもね、サラリーマンには理解できないと思いますが、「やめるにやめられない」のがこの商売なのです。
自負なのか、足枷なのか、
兎にも角にも「インフラを担っている」という事実。
過去、配達の依頼に直ぐに応えられないと「もうええ。なら他所へ頼む」と、けんもほろろにされた時代もありましたが、今はそのような時代では無くなりました。
そのようにして去って行かれた方もあれば燃転で縁が切れた方もありますが、それでも50数年間変わらず配達をさせて頂いているお宅も(少数になってしまいましたが)存在しています。
此度は地下タンク50年問題もありますが、私の胃がんというキッカケで給油所の閉店を決断しましたが、
そのキッカケが起きて尚、主人は悩みに悩み、迷いに迷い、気持ちが揺れ動き続けました。
地場フルSSが減少し、灯油の小口配達をしていないセルフばかりになったこの時代(この商圏)では、既存の配達先から頼りにされているのを最近特にヒシヒシと感じると主人は言います。
それ故、配達だけは続けようかと未だに悩み、迷っています。
地下タンクが無くなるので調達の問題もあること、配達を続けたとしても年齢的にあと2.3年しか続けられないであろうこと。
それに何より配達だけでは経費倒れになることなどを鑑みて、恐らくは配達だけ続けるという選択肢も諦めることになろうかと思います。
それでも気持ちは踏ん切りがつかない。最後の最後まで。
それが半世紀以上店を続けてきた歴史であり、顧客との繋がりなのだと言います。
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キッカケだけでは踏ん切りが付かない。
トドメがなければ決断できない。
そのトドメが、当店の場合は地下タンク50年問題です。
現在、その50年問題を克服できる地場フル店は非常に少ないというのが現実です。
でも後継者がいなければ仕方がありません。
主人も先ず70歳でと考えて、そして踏ん切りが付かず、次に73歳でと考えて、その時も踏ん切りが付かず今日まで来てしまいました。
明日、掛けのお客様のところへ閉店のお知らせを郵送する予定です。
まずはお疲れ様でした!ですね。
どこかで決断しなければいけなかったと思いますが、いろいろ葛藤がありましたよね。
良い方向で考えれば、こうちゃんが動けるうちに決断出来て良かったと思わなきゃ。
年齢的にいつコロッといってもおかしくないでしょうから(笑)
葛藤葛藤また葛藤でした。
>こうちゃんが動けるうちに決断出来て良かったと思わなきゃ。
そうなんです。
田畑の草刈りもあるので70過ぎた頃からやはり体力的にもきつそうでしたし体調も悪かったので、私は店よりも主人の身体の方が先にダメになるんじゃないかと、そればかり心配していたのですが、心配し過ぎたのか私が胃がんになっちゃいました(^0^;
残念ながらうちの販売店さんもまた一件閉店のお知らせがありました。私たち特約店の無力さにジレンマを感じます。
それぞれの店主さんも、こうちゃんさん同様に田畑があり今後はその世話に注力するとそれぞれに笑顔でおしゃってました。
masumiさんも体調に留意していただき、お互いに頑張りましょう!
残念ですが地場の1SS運営フルではどうしても限界があります。
特約店さんには担当者を始め支店長さんにも今回の閉店に当たって親身になって頂いており感謝しています。
サザンの歌じゃないですけど“寄り添う気持ちがあればいいのさ”で、RYUさんの販売店さんへの想いにはそれを感じることが出来て私も嬉しいです。
安値業転玉が市場に溢れかえっていた頃は特約店と販売店の関係もギクシャクしたこともありましたが、当時は特約店担当者の立場も苦しかったのではないかと思っています。
働き盛りのRYUさんですから、本当にお身体ご自愛のうえで頑張ってくださいね。
私もやりたいことが沢山あるので楽しく頑張ります。