masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

災害に対処できなければ社会インフラと認めて貰えないのでしょうか?

2019年12月21日 | ガソリンスタンド4

12月20日ぜんせきより

「満タン+灯油1缶」運動

市場 不当廉売で地場疲弊
経営環境の厳しさからSS減少は止まらず、不安が増す1年となった。




「論説」社会インフラに向けた補正予算
期待度が高まる“最後の砦”の役割を果たすため、我が業界はあらゆる災害に対処できるよう準備を進めなければならない。
それでこそ、「SSはなくてはならないインフラ」と多くの国民に認められることになる。




12月20日燃料油脂新聞より

人手不足対策の一年に
「周囲にフルサービスが減っているなかで販売数量は少しづつ伸びており、利益も出ていたのに閉店せざるを得ないのは悔しい。しかし人の確保が難しい以上、続けることはできない」と語っていた店主に先ごろ再会した際は「思い切ってやめて正解だった」という言葉を聞くことができた。
また一方で、家族や従業員の思わぬ病気やケガにより、さらに厳しい状況に直面しているSSもある。
経営者の一人は「なんとか人材を確保しながら年末年始をみんなで乗り切ろうと頑張っている。窮地に陥ったときでも前向きに考えて対処すれば方向性は見えてくる」と力強く語る。
このように廃業する事情や事業存続に向けた姿勢はSSの数だけあり、1年ごとに起こる環境の変化へのそれぞれの対応一つ、翌年の地域SSネットワークに大きな影響を与えることを改めて認識させられる。

栃木県 村上理事長、暴力追放活動で警察庁長官表彰受ける



京アニ事件再発防止徹底へ 災害対応の取組促進





全農エネルギーの攻勢で困惑

※当商圏では既に”遠い昔の事“です。
今JAセルフの上看板は当店現金会員価格と同じ148円。
市内最安値はJASSの並びにある元EMG系で現在はENEOSの143円(本社は他府県にあるフルサービス店)です。




黒字フルSS増加 セルフ過密地区で奮闘
70歳代の店主は「後継者はいないし、いつやめても良い」と語る。
ただし期限は切っていない。
つまり撤退の瀬戸際に立たされていないことを意味する。

これまでの3回のシリーズで、都合4ヵ所の黒字小規模フルサービスSS例を紹介してきた。
これらに共通するのは、セルフなどの安値店との棲み分けがほぼ済んでおり、地元フルサービスを贔屓にする消費者は確実に存在するということ。
そしてこれら消費者は、周辺安値店より多少高くとも、そのSSの採算に合った価格を受け入れている。
さらに共通するのは、客とSSとの信頼関係が確立されているということだ。



>客とSSとの信頼関係が確立されている

20年以上も近隣店より10円以上も高値販売をせざるを得なかった条件のもとで、
セルフ比率が5割を超えたような商圏で、
営業を続けてきた小規模地場フルサービスは皆そうです。

ほんとうのお客様に支えられて営業を続けてきました。


それでも“その日”は来ます。

2022年を目途にという、過疎地で唯一になってしまった地場店に限ったことではありません。


地域で唯一の店になっていても、
黒字でも、
顧客に恵まれていても、
それでも“その日”は来ます。


ガソリンスタンド過疎地域なら行政が動いてくれる可能性があるけれど、そうでない地域の地場業者は静かに幕を下ろすだけ。

それは災害時ではなく平時に、ポリ容器1つ2つの灯油や、工事現場への軽油や、町工場への工業用潤滑剤などを配達しているガソリンスタンドです。

ピーク時の半数にまで減少した、その多くのガソリンスタンドも、そうした地場の小規模店でした。




>黒字フルSS増加

2010年06月01日 赤字まみれ
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/9e1bb73257a7edcee57b817f55c7e0aa

2017年09月05日 儲からないのに店を続けているわけがない。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/9accc5aa94249d7f2dca3cfd650b40b4






2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
むらっちさん (masumi)
2019-12-26 15:21:44
あの掲示板は元々は「赤信号みんなで渡れば怖くない」と他社買いを推奨するかのような人たちが集う板で、
「業転は経営努力」「業転を取らない経営者は無能」という書き込みもありました。
その掲示板の主催者である管理人さんも当然そのようなお考えの持ち主だと思います。

しかしこの20年以上に渡る過当競争の中を、10円以上もの卸格差を課されながらも正規仕入だけで存続してきた販売店の経営は無能な経営者では決して続けられていないでしょう。

あの頃、販売子会社ですら業転を仕入れていたところがあるくらいです。
特約店も言わずもがなです。

特約店にすれば「元売=優越的地位」であり、販売店からすれば「特約店=優越的地位」なのです。

交渉で解決するくらいならこの業界の今はもっと違ったものになっているでしょう。



>フォーミュラーの研究をして特約店に教えることが出来るほどの知識を得たハズの系列販売店でも、
元売マークを下ろしてPBにならざるを得ない現実が、そういった仕入れ努力だけでは解決できない業界の歪みを現しているのではないでしょうか?
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/8e3f8dddb8c90e41d9db6a49149ae91c
2012年6月に「仕入れ努力(つづきのつづき)」に書いたものです。


というか、
本当の意味で安定供給を担っているのは独居老人宅等へポリ容器1つ2つでも灯油を配達している地場店です。

大人しい?交渉が出来ない?無知で無能?
それでも構わないじゃありませんか?

「儲けてやろう」なんていう気はなく、ただ生業として、地域社会の一員として、毎日働いている。
それだけで良いじゃないですか?

満足な休みもなく、低マージンでも、誤解している消費者の言動に疲弊しながらも、営業を続けている。
それのどこが悪いんですか?

卸格差の是正を訴える声を「無能」だとか「愚痴」と言って封殺しようとする卑怯な者たち。

これまでに廃業・撤退した地場店だって、私は敗者だとは思いません。

系列店に業転を斡旋するような組合。
「系列店でも業転OK」としたような公取委。
2枚舌の元売。

言ってみればこの業界は組織ぐるみで不正を行ってきたのです。

卸格差の中で必死に営業を続けた末に廃業せざるを得なくなった地場店は、その被害者と言えます。

・・・すみません。
途中からむらっちさんへのお返事というか何というか・・・書いているうちにまた熱くなっちゃいました。
返信する
Unknown (むらっち)
2019-12-26 12:59:24
masumiさん

St31掲示板にmasumiさんがよく言われてる卸格差について問題提起されてる方がいましたが、マーク下ろす覚悟くらいの勢いで交渉しないと打開できないから諦めろ!的な感じで書いて有りましたが、どう思われます?
私としては特約店変えるか交渉出来ないような販売店は無能だ!的な発言のように感じました。

>中間マージン一律化は間違いなく反対でしょうね
元売りや二者の(搾取?)問題以前に、自由主義経済ですから【統制価格】類はまず無理でしょう。
離脱を前提に話し合いするか、離脱するか それしかありません。ご指摘とおり これほど美味しい商売はありませんから。
サブ卸は、件数×数量ともに減っていますが、それでも確実に儲かる商売。
大人しいとか、無知の方から、3~5円頂くのは辞めれないでしょう。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。