Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

絆創膏150枚。。。

2025-02-12 00:10:00 | コラム
毎年この時期は乾燥肌がMAX状態で、両手が悲鳴をあげている。

早く春になってほしいけれど、乾燥肌から脱したころに花粉攻撃を喰らうわけで、とっとと5月くらいになってほしい。

寝るときはステロイド系の強めの皮膚炎対策の薬を塗りたくる。

出勤前は(たぶん、いまいちばん売れている)「乾燥さん」を薄く塗り、


職場に到着、洗面所で汗をぬぐい着替えたあと、個室便所に座って「最も弱い部分=すぐに裂けて出血する指」に絆創膏を貼っていく。

その数、月で150枚超。
だいたい月17日出勤なので、1日約7~8枚を使っている。

出費という視点では気にしていないが、イヤになるよ自分のヨワヨワ皮膚が涙涙涙


※お気づきだろうか、クラリスの指に貼られた沢山の絆創膏を。
これはもちろん、彼女が乾燥肌(そうかもしれんけどね!)というわけじゃなく、
彼女のトレーニングのハードさを表現したものです。芸が細かい!!



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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(527)』
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令和版・海外俳優列伝(188)ドナルド・サザーランド

2025-02-11 00:10:00 | コラム
35年7月17日生まれ・2024年6月20日死去、享年88歳。
カナダ出身。

長いこと映画ファンをやっているひとにとっては、ドナルドさんの長男がキーファー。
しかし若ければ若いほど、キーファーのパパがドナルドさん。

この認識のちがい「世代間あるある」でしょうね^^

そしてドナルドさん死去が報じられてすぐにキーファーがSNS投稿、泣ける文章だったなぁ。。。



※好きなシーンなのでノーカットで。

「真実はもっと複雑で、そして醜い」

ちなみに実録風で撮られたこの傑作、しかしドナルドさんが演じた「X」は実在する人物ではありません。物語を交通整理するための映画用キャラクターです。



<経歴>

バンクーバー冬季五輪(2010)の開会式で、オリンピック旗を掲揚する際の旗手を務めたことも。

トロント大学ビクトリアカレッジ卒。
英国で演技の基礎を学び、舞台劇からキャリアをスタートさせました。

実質的な映画俳優デビュー作は、64年の『生ける屍の城』。

『テラー博士の恐怖』(65)、『特攻大作戦』(67)を経た70年、戦争をブラックコメディで捉えてみせたロバート・アルトマンの快作『M★A★S★H マッシュ』で初めて注目される。


反戦映画の金字塔『ジョニーは戦場へ行った』(71)、

ジェーン・フォンダと共演、邦題のイメージからは程遠い渋系サスペンス『コールガール』(71)、


『赤い影』(73)、『イナゴの日』(75)、そしてベルトリッチの『1900年』(76)など、ジャンルや国を超えてキャリア展開、

『カサノバ』(76)や『鷲は舞いおりた』(76)、『アニマル・ハウス』(78)、『SF/ボディ・スナッチャー』(78)、『オーロラ殺人事件』(79)。

80年―レッドフォードが監督を務めた『普通の人々』はオスカー作品賞を受賞、
一般的な家庭の綻びから社会を見つめていくドラマは現在でも制作されて―『アイス・ストーム』(97)や『アメリカン・ビューティー』(99)―いますが、そのきっかけを作ったといっていいでしょう。



『針の眼』(81)、『ドーバー海峡殺人事件』(84)、

スライ主演、憎らしい刑務所長を好演した『ロックアップ』(89)、


『白く渇いた季節』(89)、放火魔を不気味に演じる『バックドラフト』(91)、『JFK』(91)、

そして92年―どうして出てしまったのか、、、と日本人でさえ思う『落陽』に出演。


ホンを読まずにオファー快諾してしまうきらいがあるのはジーン・ハックマンと同様なのか(^^;)
「日活を倒産させたA級戦犯的」映画として悪名高い珍作で、もちろん自分も観ましたが・・・内容は記憶に残ってないなぁ!!
(しかも音楽監督はモーリス・ジャールですよ! これだけの大物を集めておいて…)

それでもまぁこのくらいのひと(?)なので、キャリアがぐらつくことはありません。

『私に近い6人の他人』(93)、『ディスクロージャー』(94)、『アウトブレイク』(95)、『ロシア52人虐殺犯/チカチーロ』(95)、『評決のとき』(96)、『悪魔を憐れむ歌』(98)、『ハーモニーベイの夜明け』(99)などなど硬軟自在・善玉悪玉も自在に演じ、映画ファン馴染みの顔でありつづけます。

イーストウッド爺が「おじいちゃん仲間」を集めた『スペース カウボーイ』(2000)、


『アート・オブ・ウォー』(2000)、『ミニミニ大作戦』(2003)、『コールド マウンテン』(2003)、『再会の街で』(2007)、
『ハンガー・ゲーム』(2012)の全シリーズ=『ハンガー・ゲーム2』(2013)『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』(2014)『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』(2015)、
『鑑定士と顔のない依頼人』(2013)、『アド・アストラ』(2019)、『ムーンフォール』(2022)。


2024年6月10日、死去。享年88歳。
死因は公表されていませんが、長いこと闘病中だったそうです。

遺作は『Heart Land』(2024)、今後はヤンチャのイメージがあるキーファーにがんばってもらわんと^^


次回の列伝は、ドニー・イェンさんから。

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明日のコラムは・・・

『絆創膏150枚。。。』
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令和版・海外俳優列伝(187)デンゼル・ワシントン

2025-02-10 02:46:45 | コラム
54年12月28日生まれ・70歳。
アメリカ出身。

モーガン・フリーマンかワシントンさんが出ている映画ならば、きっと水準以上。
という、ザ・安心感。

白人俳優ならばそれはトム・クルーズか(ほぼ引退だけれど)ジーン・ハックマンあたりになるのでしょう、ワシントンさんはすでにその領域のひとってことです。

まだ50代くらいのイメージ、しかしすでに70代。
正義感の強いキャラクターのイメージは間違いないですが、ときに「良いヤツ悪いヤツどっちなの??」という映画にも出演、その究極形がこのシリーズでしょう。

※回を追うごとに「どっちなの??」感が強くなる(^^;)(^^;)



<経歴>

ニューヨーク州フォーダム大学・ジャーナリズム学部卒。
学生時代は芸能への興味はあまりなく、バスケットボールに明け暮れた毎日だったという。

映画俳優デビュー作は、81年の『ハロー、ダディ!』。

『ソルジャー・ストーリー』(84)を経た87年、リチャード・アッテンボローが南ア・アパルトヘイト政策の実情に光を当てた社会派『遠い夜明け』でケビン・クラインと共演、


ワシントンさんは実在の運動家スティーブ・ビコを演じて注目を受ける。
自分がワシントンさんを知ったのも、この映画からです。

翌々年、南北戦争を描いた『グローリー』の演技でオスカー助演賞受賞。


ちなみに、本作でモーガン・フリーマンと共演しています。


90年にスパイク・リーと初めて組んで『モ'・ベター・ブルース』に主演、
そしてリーによる入魂の大作『マルコムX』(92)でタイトルロールを熱演する。


このころはまだ「正義感キャラ」ではなく、実在した個性的なひとを演じるのが巧い俳優さん、、、みたいなイメージだったかと。

それが変わってくるのが『から騒ぎ』(93)や『ペリカン文書』(93)あたりから。
メインストリームの映画で、白人と対峙するキャラクターが増えていったのです。

トム・ハンクスがHIV患者を熱演、彼の弁護を引き受ける『フィラデルフィア』(93)、
独善的な艦長(ジーン・ハックマン)と対立する副艦長役の『クリムゾン・タイド』(95)、
同士討ちの罪を抱える軍人を演じる『戦火の勇気』(96)のほか、
『悪魔を憐れむ歌』(98)、『マーシャル・ロー』(98)、身体の動かぬ捜査官を力演する『ボーン・コレクター』(99)などなど、ね、そりゃハリウッド映画だから白人と対峙するのは必然でしょ、、、という気もするが、そういうキャラクターが回ってくるということは、すでにこのひとがハリウッドの中心に居るっていうことなのだと思います。

冤罪事件の当事者として知られるルービン・カーターを演じた『ザ・ハリケーン』(99)、


『タイタンズを忘れない』(2000)、
悪役に挑戦、オスカー主演賞に輝く『トレーニング デイ』(2001)、

『ジョンQ ―最後の決断―』(2002)の年には『アントワン・フィッシャー きみの帰る場所』(2002)で監督デビューを果たし、
その後も『フェンス』(2016)や『きみに伝えたいこと』(2021)でもメガホンを持っています。


ほかの出演作に・・・
『マイ・ボディガード』(2004)、『デジャヴ』(2006)、

トニー・スコットのアゲアゲ演出が物語にぴったり、けっこう何度も観返している列車パニック映画『アンストッパブル』(2010)、


『フライト』(2012)、

そして「じつは元凄腕の〇〇だった」系アクション『イコライザー』(2014)は、続編『イコライザー2』(2018)『イコライザー THE FINAL』(2023)が制作され人気シリーズに。
(FINALと副題を冠しちゃったけれど、まだつづくのだとか?)

さらには『荒野の七人』(60)をリメイクした『マグニフィセント・セブン』(2017)、『マクベス』(2021)などではさすがの安定演技で貫禄を見せつける。

最新作は、リドリー・スコット御大の『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』(2024)


70代でキレのあるアクションを展開出来るのは日々の摂生ゆえでしょうか、ずっと格好いいひとでいてくださいね^^

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『令和版・海外俳優列伝(188)ドナルド・サザーランド』
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令和版・海外俳優列伝(186)テレンス・スタンプ

2025-02-09 00:10:00 | コラム
39年7月22日生まれ・85歳。
イギリス出身。

自分だけかな?
そんなこともないとは思うのですけど、ときどきテレンス・スタンプさんと、

ジャック・パランスさんを混同しちゃいます。


あれ・・・どっちがどっち?
オスカー授賞式で腕立て伏せしたのはどっちだっけ?みたいな(^^;)
(実際はパランス)

ふたりが似ているのは顔だけではありません、俳優としてのキャラクター性も「なんとなく」似通っている。

ともに、性格俳優であると。


※予告だけで震えがくる。劇場で拝めてよかった。



<経歴>

就職後に(俳優になる)夢を諦め切れず、退職して演技の学校に通う。

映画俳優デビュー作は、62年の『奴隷戦艦』。

65年―名匠ウィリアム・ワイラーによるスリラー『コレクター』に主演、カンヌで演技賞を受賞して話題に。

要は『サイコ』のような物語なのですが、そこはワイラーですから品もあって、けれども充分に怖い物語に仕上がってます。必見!


この映画で作られたイメージもあり、幸か不幸か不気味なキャラクターを演じることが多くなりました。

『唇からナイフ』(66)、
奇人パゾリーニによる傑作『テオレマ』(68)、
詩人アルチュール・ランボーを熱演した『ランボー/地獄の季節』(71)、

『スーパーマン』(78)と『スーパーマン II/冒険篇』(80)では悪役を嬉々として演じる。



メジャー作品への出演が増えた80年代は出演作の多くが日本に上陸しましたが・・・

『リンク』(85)、『夜霧のマンハッタン』(86)、『シシリアン』(87)、『ウォール街』(87)、『ヤングガン』(88)、『ブロンディー/女銀行強盗』(93)

・・・作品の出来不出来に関わらず、はっきりいってスタンプさんの印象は薄いです。

もう過去のひとなのか?
と思われた94年、女装家を魅力的に演じた『プリシラ』で息を吹き返します。


ミステリーの快作『私家版』(96)、

なんだか若いころより格好よくなっている『イギリスから来た男』(99)、


『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(99)、

21世紀以降の出演作に・・・
『ホーンテッドマンション』(2003)、『ワルキューレ』(2008)、『ビッグ・アイズ』(2014)、『アガサ・クリスティー ねじれた家』(2017)など。

そして最新作は、健在ぶりを披露してくれた『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)。



相変わらず怪しくて妖しくて最高です、まだまだ元気でいてくださいね^^

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オマージュではなく盗作でしたよ、いま思えば。。。

2025-02-08 00:10:00 | コラム
毎週YouTubeの配信を楽しみにしている『BLACKHOLE』、先日はデヴィッド・リンチの追悼回で、自分の投稿も読まれました。





メインは中盤に記した『ツインピークス』劇場版にまつわるエピソードですが、
出演者(てらさわホーク、柳下毅一郎、高橋ヨシキ)が笑ってくれたらな…と記した最後で、狙っていたとおりウケたので一安心。

ココの部分です、
「高校時代に見よう見まねで書いた初めてのシナリオは、女子高生が自死するまでの7日間を描いた、オマージュというより盗作のような物語でありました。」

その裏表紙が、トップ画像です。
『白昼夢』を書き上げたのは高校2年のころ。
担任が国語教師だったにも関わらず、あんまり好きじゃなかったので(^^;) 担任でない古文の先生に添削をお願いしにいったのもよき想い出。



上に記したような物語、
当時は「オマージュ!」と自分に言い聞かせたものですが、いま読み返すと、完全無欠の??盗作だよなと。

でもまぁ、あらゆる表現は模倣から始まるっていいますし。
このころはまず、書き上げることこそ大事なことだったのでしょう。


ワケあって現在、新作シナリオを編集中です。
えぇすでに書きあがっているので、いまは推敲・細かいところの直し作業。
まだここまでしか明かせないのですが、自分にとっては「とてつもなき」「よきニュース」。

その詳細を早く、みなさんにお伝え出来るといいな…。

もちろん今回ばかりは?完全なるオリジナルですよ、盗作なんかじゃありません(^^;)(^^;)(^^;)


※2時間ありますけどね、自分の投稿が読まれるのは50分~くらいから。

ほかのかたのお便りも素晴らしいです。
とくに、リンチ展で美術を担当したひとのお話^^


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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(186)テレンス・スタンプ』
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