Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

hoodie-man

2025-01-31 00:10:00 | コラム
パーカーを12枚持っている。

まぁ持っているほうでしょうね^^
(ちなみにパーカーは和製英語で、実際には「hoodie」という)

外出用に4枚、部屋着用に4枚、寝間着にしているのが4枚。










はい、いわゆる「ちゃんとした?」寝間着は持っていません。
その代わりにしているという。
寝間着4枚は多過ぎる気もしますが、これに上下の毛布+布団だと汗をかくので、毎日代えると。

トレーナーはあんまり好きじゃない。
フードがついているほうが安心感?があります。

去年末でしたか、「パーカーおじさんダサい」説みたいなのがSNS上で流れましたが、そんなこと知らん知らん。

好きなものを好きなように、好きな時に着ればいいんじゃ。


その精神で、これからもやっていきます^^





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明日のコラムは・・・

『まもなく51歳になります^^ + 2025年01月コラムの目次』
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まだ、忘れてはいないし忘れられんのです。。。

2025-01-30 00:10:00 | コラム
芸人バカリズムが脚本を担当した日テレのドラマ、『ホットスポット』(日曜22時30分~)が面白い。

今期で唯一観ているテレビドラマ。
はい、話題の『べらぼう』(NHK大河)も観ていません。

ローカルとSFとオフビート、いかにもバカリズムらしい創りでぐいぐい見せる・魅せる。
さすがだなぁ、、、と思いつつ、こころのどこかに「引っかかり」があるのも事実。

そう、この時間枠ゆえどうしても『セクシー田中さん』事件を思い出してしまうのだ。
思い出すと表現すると「忘れていた」ことになってしまうな、
訂正、
忘れていないので、あの問題はどうした? そういやきちんとした会見もしてないんじゃ?? と日テレに突っ込むことにしよう。




そして先日、フジテレビ局内で「中居くん問題とその余波」についての会見がおこなわれた。

10時間超!!

(みなさん言及しているとおり)記者の質が悪く、質問というより「お気持ち表明」メインの自分語り?に嫌気が差して通しで観たわけじゃない、
じゃないのでエラソーに語ることは出来ないのだろうが、



そこで思うわけです、今回はフジの問題ゆえ日テレ・TBS・テレ朝などの民放が長時間で検証・批評したりしているけれど、
ちょっとちょっと日テレさん? と。

こんなときだからこそ、宮根誠司さんが「ここで弊社の問題も検証したいと思います」と宣言し、『セクシー田中さん』事件を取り上げるべきじゃないかね?

それが出来たら大したもんだと評価出来るし、
今回のフジ騒動も意味があるものになってくると思うのですよ。


それが出来ないようであれば、今後も、なーーーーーんにも変わっていかないと思うよマジで。。。




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明日のコラムは・・・

『hoodie-man』
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令和版・海外俳優列伝(185)デニス・ホッパー

2025-01-29 00:10:00 | コラム
36年5月17日生まれ・2010年5月29日死去、享年74歳。
アメリカ出身。

きょうは長文です^^

ホッパーさんは時代によって「まるで別人」のような顔を見せた怪優。
ですから受け手がどの時代のホッパーさんがファーストコンタクトであったのか、それによって「デニス・ホッパー」像が分かれていくと思います。

自分より下の世代だと、このCMだったりするのかな(^^;)



<経歴>

学生時代―精力的に舞台劇に励み、13歳でシェイクスピア奨学金を得る。
17歳で舞台俳優としてプロデビュー、将来を期待された若者だったのだなぁ!

まさかこのあと、アンナコトコンナコトがあるなんて(^^;)


①ホッパー、青春俳優の時代

実質的な映画俳優デビュー作は、55年のジェームス・ディーン主演作『理由なき反抗』。



つづく『ジャイアンツ』(56)にも顔を出しており、このころは誰もが「ホッパーさん自身も」正統的な青春俳優になると思っていたことでしょう。

『OK牧場の決斗』(57)、
『暴力脱獄』(67)、
ロジャー・コーマンがプロデュースと演出、ジャック・ニコルソンが脚本を務めた「LSDによる幻覚の映像化」を目指した実験作『白昼の幻想』(67)、
『奴らを高く吊るせ』(68)、『勇気ある追跡』(69)。


②ホッパー、反逆者の時代

69年―アメリカン・ニューシネマの決定打となった傑作『イージー・ライダー』を監督・出演、カウンターカルチャーの寵児となる。(カンヌ映画祭カメラドール受賞)

しかし71年、監督2作目『ラストムービー』は共感を得られず。
しかも。
ドラッグに溺れる登場人物を演じるにあたり、実際にドラッグを濫用しながら撮影していた…という噂が流れ、映画関係者から総スカンを喰らい、いわゆる「干され」状態となる。

映画そのものは、つまらなくはないのだけれどね。。。(^^;)



③ホッパー、狂乱ジャンキーの時代

干されつつも、鬼才監督たちからのオファーはときどき舞い込みます。

その代表作が、コッポラの超絶大傑作『地獄の黙示録』(79)と、『悪魔のいけにえ2』(86)でしょう。

とくに前者のジャーナリスト役は強く印象に残っています…が、じつはこのころもジャンキー症状(?)は治まらず、クスリの作用により頭がトンだ状態でジャングルにやってきたものだから、コッポラ監督は頭を抱えてしまったようです!!



④ホッパー、復活の時代

86年―デヴィッド・リンチの怪作『ブルーベルベット』でヘンタイ男を嬉々として演じ、ビッグインパクトを残す。

「ヤク断ち」完了していたこともあり、この演技は大絶賛を受けます。

どんな映画かって??

「追悼記事」を記したばかりですが、リンチ映画のあらすじを記すのは極めて困難なのですね。
だから「若者が世の中の裏を知って、人生一歩前進する物語だよ」とだけ答えておきます。

ひとついえるのは、ダークな内容なのに観終えたあとは、なぜか清々しいのですよね~^^




『勝利への旅立ち』(86)
『ピックアップ・アーチスト』(87)
『ストレート・トゥ・ヘル』(87)


⑤ホッパー、アーティストの時代

88年―ストリートギャングたちの生態を刑事の視点で描いた快作、『カラーズ 天使の消えた街』を監督。

翌年、ジョディ・フォスターを相手役に監督・主演した『ハートに火をつけて』(89)はスタジオ側が許可なく編集したことで監督を名乗ることを拒否、よって「監督アラン・スミシー名義」で公開されました…が、
同年のうちにホッパーさんは自身の意図のとおりに再編集された作品を完成させ、『バックトラック』として発表。日本では95年に初公開されました。


さらに写真家としても活躍、
もっといえば…この時代ではないですが、ウォーホールの作品(毛沢東)に銃弾を撃ち込んだこちらは、30万ドル超で落札されています。


すごいかどうかは分かりませんが、面白いな!とは思います(^^;)


⑥ホッパー、円熟の時代へ

90年代以降は、なんの問題も起こさず、どんなくだらんオファーでも(?)断らず、ただただ粛々と仕事をこなしていくようになりました。

だって『パリス・トラウト/静かなる狂気』(90)は傑作ですが、

『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』(93)でクッパを演じなくてもいいんじゃね??と思うわけですよ。



さて、この時代の代表作は、なんといっても『トゥルー・ロマンス』(93)。

正直いって、作品の完成度には満足していません。
ただこの映画は、出てくる俳優さんが「みんな」端役にいたるまで「み~~~んな」最高なのです。

とくに、このふたりが!!



そのほかの作品に・・・
ただ金がほしいだけ!というシンプルな爆弾犯を好演した『スピード』(94)、
『サーチ&デストロイ』(95)、

ラズベリー賞は取ったけれど、けっして悪い出来じゃない『ウォーターワールド』(95)、


『バスキア』(96)、『ビートニク』(99)、
『ノックアラウンド・ガイズ』(2002)、『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』(2005)、『テキサス・チェーンキラー ビギニング』(2006)、『ヘルライド』(2008)、『最終突撃取材計画!』(2008)などに出演。

はっきりいって21世紀に入ってからは、「ただ出ている」状態ですが、それで構わない気もするのです、ホッパーさんが楽しそうに演じているというだけで。
ラリッてもいないし、スタジオと揉めることもないわけですから!!


2009年―前立腺癌であることを公表、癌は骨にまで転移しており末期状態であることが明かされる。

そして2010年5月29日に死去、
最後の作品とされるのは、2016年にやっとのことで発表された『デニス・ホッパー/狂気の旅路』となっています。

享年74歳、まるでリンチ映画のように、ハリウッドの「裏」映画史を駆け抜けた人生でした。


次回の列伝は、テレンス・スタンプさんから。

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明日のコラムは・・・

『まだ、忘れてはいないし忘れられんのです。。。』
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令和版・海外俳優列伝(184)デニス・クエイド

2025-01-28 00:10:00 | コラム
54年4月9日生まれ・70歳。
アメリカ出身。

個人的には、他者の「惚れた腫れた」は一般人であれ有名人であれ「どうでもよい」というスタンスなのですが、
それによりキャリアが劇的に変わっていったりすると、いろいろ考えてしまうことはあるわけです。

デニス・クエイドさんの場合、メグ・ライアンとの蜜月をよく知っているからこそ、その後の、メグとラッセル・クロウとの浮気と「その余波」に「あぁ…」と思いましたし、「たまたま」だったのかもしれませんが、そこからキャリアが下降気味になった、、、と捉える向きが多く、自分も「それはちょっと、あったかも…」と思ってしまうのでありました。

でも、よい俳優であることはまちがいなく。
自分が最も映画に夢中になっていたころ、米映画の中心に居たひとりであることはたしかです。


代表作はジェリー・リー・ルイスの半生を描いたこの作品かな、やっぱり^^



<経歴>

兄ランディ・クエイドも同業者。

映画俳優デビュー作は、77年の『ジェームズ・ディーンにさよならを』。

支持者の多い青春映画の佳作『ヤング・ゼネレーション』(79)や『ロング・ライダーズ』(80)を経て、
3D上映が話題となった『ジョーズ3』(83)あたりから話題作がつづき人気者に。

宇宙飛行士を描いた大作『ライトスタッフ』(83)、『第5惑星』(85)など、次作のスマッシュヒットといい、なんとなくSFに縁が深いように思います。

その作品が、『インナースペース』(87)。
『ミクロの決死圏』(66)の世界観を当時最新のSFXで描く快作、クエイドさんは「ミクロ化」する男を熱演。

予告編を観ても分かるとおり、制作でしかないのにスピルバーグ推し・押しの強さ!
名前を出すとヒットしていたのでしょうなぁ!!!


『容疑者』(87)、
すでに『インナースペース』で共演していたメグ・ライアンと再共演、盗作を鍵としたサスペンス『D.O.A./死へのカウントダウン』(88)。

モノクロとカラーを効果的に用いた、頗る刺激的な傑作です。


『熱き愛に時は流れて』(88)、
ジェリー・リー・ルイスを好演、相手役を演じたウィノナ・ライダーも信じられないくらいにキュートだった『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』(89)、

アラン・パーカーの力作、日系アメリカ人の苦難の日々を映像美で描く『愛と哀しみの旅路』(90)、


キャリー・フィッシャーの自伝小説を原作とする内幕モノ『ハリウッドにくちづけ』(90)、
ドク・ホリデイを演じた『ワイアット・アープ』(94)、
『愛に迷った時』(95)、『エニイ・ギブン・サンデー』(99)。

本コラムでも度々取り上げる、麻薬を主題とした映画史的傑作『トラフィック』(2000)。


その後も『オーロラの彼方へ』(2000)、

同性愛に目覚める妻帯者を力演した『エデンより彼方に』(2002)、


『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)や『バンテージ・ポイント』(2008)、『G.I.ジョー』(2009)などで重要な役を演じるも、
これと前後して私生活に大きな波が。

ライアンと別れた数年後に再婚するも、生まれた双子が医療スタッフのミスにより通常の1000倍(!!)の量のヘパリンが投与される事故が発生。
命は取り留めるも、クエイドは製薬会社に訴訟を起こしました。

こ、こわい・・・。


『ニュースの真相』(2015)、
『僕のワンダフル・ライフ』(2017)、『僕のワンダフル・ジャーニー』(2019)、
『スラムドッグス』(2023)、そして最新作がタイトルロールを演じた『レーガン』(2024)。

うむ。。。

あらためてキャリアを眺めてみると、「やや」下降気味というだけであって、そこまででもないですよね。

でも80~90年代の勢いを取り戻してほしいなぁ!!

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(185)デニス・ホッパー』
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令和版・海外俳優列伝(183)デヴィッド・モース

2025-01-27 00:10:00 | コラム
53年10月11日生まれ・71歳。
アメリカ出身。

ラッセル・クロウが70%、ステラン・スカルスガルドが30%で出来ているモースさん。
いや、映画好きなら当然知っている俳優さんなのですが、
一般のひとには「ラッセル・クロウ似」といったほうが通じるかな、、、と思いまして(^^;)

現役ですが、最も活躍したのは90年代。
長かった下積みの鬱憤を晴らすかのように才能が「大」開花、主に悪役で存在感を放ちます。

そのなかでも、最も強烈だったのはこの映画でしょう。
いわゆるネタバレ動画ですが、もう30年経っていますし、よいかな??



<経歴>

192cmの長身。
でもキューピーちゃん系の顔なので、あんまり怖い感じはしません。

舞台やテレビドラマで端役をこなしたのち、80年の『サンフランシスコ物語』で映画俳優デビューを飾る。

も、その後の10年間は鳴かず飛ばず。
それでもめげなかったモースさんを、同業者ショーン・ペンが「発見」します。

91年、ペンの初監督作『インディアン・ランナー』に主演。

精神を病んだベトナム帰還兵の弟を、なんとか立ち直らせようとする兄を熱演。


弟を演じたヴィゴ・モーテンセンによる「負」の演技のほうがインパクト大でしたが、でもこれって「受け」の演技者あってこそですからね!!


『ゲッタウェイ』(94)、

そしてテリー・ギリアムによる傑作SF『12モンキーズ』(95)で、世界を破滅させる男を不気味に演じる。

翌年―『ザ・ロック』(96)では、主犯ハメル(エド・ハリス)の片腕を好演。

人格者ハメルには、この大それた犯罪を遂行出来ない…って、彼は最初から、なんとなく分かっていたのではないかしら。。。


そういえばケヴィン・スペイシーが頭角を現したのもこのころであり、深みを持った犯罪者キャラが沢山生まれた時代でもありました。
いまよりハリウッド映画が活き活き「しているように見える」のも、こうした背景があるからかもしれません。


そのほかの作品に・・・
ジョディの父親を演じた『コンタクト』(97)、


そんな?ケヴィン・スペイシーと共演、SWAT隊長を演じた『交渉人』(98)、
トム・ハンクスと共演、ともに刑務官を演じた『グリーンマイル』(99)、
ヒロイン・セルマの人生をムチャクチャにするサイテー男に扮した『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)、

『プルーフ・オブ・ライフ』(2000)、『ハート・ロッカー』(2008)、
『ワールド・ウォーZ』(2013)、『アサシン・ハント』(2021)などなど、最近も活躍はしていますが、やはり全盛期は前世紀なのか。。。


スコセッシと組んでも、よい仕事をしそうな気がするのですけれど、
使ってくれないかな~^^

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(184)デニス・クエイド』
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