Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

異次元、ニュータイプ、頭がついていかん(^^;)(^^;)

2024-09-22 00:10:00 | コラム
30分前に歓喜をあげたばかりなのに、ついさっき再び記録更新。

それが一過性で終わらず、ほとんど連日そんなことが起こっている。

もう頭が追いつかん、オオタニサンはニュータイプってことでOK?


まぁとんでもない話である、井上尚弥くんも同じくらい騒がれてほしい・騒がれるべき、、、とは思うが、オオタニサンフィーバーに文句があるわけじゃない。

今年初め、姉が高校時代のホームステイ先(米国テキサス州)に遊びにいったのだが、そのときホストファミリーは「オオタニサン?」みたいな感じだったらしい、しかしさすがに現在は「おぉ!」となっているのではないかしら。。。


そんなわけで。
うんと昔にやった記憶があるが、少し変動も見られるので、自分が愛するアスリート10人を挙げます。


①モハメド・アリ…ボクシング

このひとの活躍を、もっともっとリアルタイムで触れたかった。


キンシャサの奇跡って、自分が生まれた74年の出来事なのだもの!!


②伊藤智仁…野球

高速スライダーの天才。
野村監督が好き過ぎて、ぜんぜん交代させないから早くに身体を壊した、、、などともいわれたよね。



③桜庭和志…MMA

本人はプロレスラーとしての矜持を大事にしていたが、自分にとってはMMAのひと。



④勇利アルバチャコフ…ボクシング

精密機械の異名を持つ。
タイトルマッチにも関わらずミッキー・ロークの前座だったり、現在だったらあり得ない扱いを受けていた!!


⑤エレーナ・リアシェンコ…フィギュアスケート

CMに触れて、世の中にはこんなに美しいひとが居るのか!と感動したものです^^



⑥マイク・タイソン…ボクシング

リアルタイムのスーパーヒーローといえば、このひとか。

東京ドームでの失脚や「耳噛み事件」も含めて、ドラマチックで憎めない。


⑦井上尚弥…ボクシング

MMAのメジャー化を強く望んではいるが、このひとの振る舞いを見てしまうと、MMAがなぜ一般層に浸透しないのかがなんとなく分かってしまう、王者が王者らしく振る舞えないのよ、そこが痛い・・・。


⑧紀平梨花…フィギュアスケート

今期も全休を発表。
五輪までに間に合いますように、マジで祈ってます。



⑨野茂英雄…野球

野球とベースボールの融合、その第一歩は、やはりこのひとから!ですよね。


⑩吉田秀彦…柔道、MMA

バルセロナの金も、PRIDEにおけるシウバ戦も、どちらも熱くなった。

じつは自分、吉田道場の門下生です^^


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明日のコラムは・・・

『80代のルーキー』
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令和版・海外俳優列伝(163)ソン・ガンホ

2024-09-21 00:10:00 | コラム
67年1月17日生まれ・57歳。
韓国出身。

本シリーズは通常3~4人を取り上げることを繰り返していくロンド形式で展開していくわけですが、
今回はシリーズ8割を占める「アメリカ出身者」が登場せず、

アイルランド→スウェーデン、そして大韓民国、、、とつづく珍しい流れとなりました。

本日の主役ソン・ガンホさんをヒトコトで表現するならば、ザ・顔面力!
小林旭や梅宮辰夫に通ずるというか。

そして韓国映画をひとに薦める場合、とりあえずこのひとが出ている作品を挙げておけばまちがいない!!という^^


※大好き!! 代表作のひとつでしょう。



<経歴>

韓国表記は「송 강호」。

慶尚大学校放送芸能科(釜山)中退。
卒業出来なかったのは入隊したため。

除隊後、舞台からそのキャリアをスタートさせる。

映画俳優デビュー作は、96年の『豚が井戸に落ちた日』。

『グリーン・フィッシュ』(97)や『クワイエット・ファミリー』(98)を経た99年―『シュリ』が世界中で大ヒットを記録、この映画でガンホさんを覚えたひとも多いことでしょう。
自分もそうです。

しかし思うのは・・・
北との複雑な関係、それによって生じた悲劇は、現実的には文字どおり悲劇にはちがいないのですが、
この背景が映画によって活かされたとき、
それはまぁ北と韓国の歴史以外にもいえることだけれど、それがあったから生まれたものなのだ、映画から受けたカタルシスはどうしたものだろう・・・残酷だよなぁ!!と。



さて、この映画で波に乗ったガンホさんは・・・

『反則王』(2000)、
やはり北との関係を描いた大傑作『JSA』(2000)、


『復讐者に憐れみを』(2002)、
ポン・ジュノの、現時点における最高傑作だと思うサスペンス『殺人の追憶』(2003)、

『大統領の理髪師』(2004)、


『南極日誌』(2005)、

再びポン・ジュノと組んだ怪獣映画『グエムル―漢江の怪物―』(2006)、


『シークレット・サンシャイン』(2007)、『グッド・バッド・ウィアード』(2008)、『渇き』(2009)・・・と、ほぼ毎年のように話題作に出演する人気者となりました。

快進撃はそのままつづき、
『凍える牙』(2012)、『スノーピアサー』(2013)、『弁護人』(2013)、『密偵』(2016)、

光州事件を背景とした佳作『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017)、


『麻薬王』(2018)、

そしてオスカーをかっさらった『パラサイト 半地下の家族』(2019)では狡賢い父親を好演、


『王の願い ハングルの始まり』(2019)、『非常宣言』(2021)、
最新作は、是枝裕和の演出にもばっちりハマった『ベイビー・ブローカー』(2022)、、、といった具合に、その勢いは留まることを知りません。


監督、観客からの信頼度という意味では、全世界の俳優のなかでもトップクラスといっていいでしょう^^


次回の俳優列伝は、ダスティン・ホフマンさんから。

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明日のコラムは・・・

『異次元、ニュータイプ、頭がついていかん(^^;)(^^;)』
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令和版・海外俳優列伝(162)ステラン・スカルスガルド

2024-09-20 00:10:00 | コラム
51年6月13日生まれ・73歳。
スウェーデン出身。

きのう登場のレイさんがアイルランドの名匠、ニール・ジョーダン組とするならば、本日の主役スカルスガルド(舌噛みそう!)さんはデンマークの奇人変人ラース・フォン・トリアー組の一員として有名。

トリアーの映画ではいつも「もっさい?」感じのキャラばかり割り当てられるから気づかないけれど、けっこう整った顔立ちであること(失礼!)は、トリアー映画「以外」で気づかされたりするわけです。。。


※やはり代表作はコレでしょう、存在もこの映画で知りました。



<経歴>

188cmの長身。
舞台俳優としてキャリアをスタート、
実質的な映画俳優デビュー作は、73年の『異常性欲アニタ』。

その後の『色狂いの群れ/The スペシャル』(74)にせよ、ヨーロッパ圏での高評価につながった『愚直な殺人者』(82・ベルリン映画祭で主演賞)にせよ、ちょっと「タダコトでない感じのタイトル」が並んでるのが面白いです(^^;)

日本での認知度が少しずつ上がっていくのは、88年の『存在の耐えられない軽さ』から。

ツポレフ艦長を好演した『レッド・オクトーバーを追え!』(90)を経た96年、 『奇跡の海』でトリアー組に初参加。

半身不随になってしまい、妻の「性的自由」を憂慮する?旦那を演じました。

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)の教授役や、


『アミスタッド』(97)、

裏切り者をクールに演じた『RONIN』(98)、


『ディープ・ブルー』(99)など、よい役も悪い役も自然に演じられるのは、やはり舞台出身ゆえか。

しかしやっぱり、レイさんと同様、このひとの演技はトリアー組でこそ輝くのかな、、、なんて。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)や『ドッグヴィル』(2003)、『メランコリア』(2011)、『ニンフォマニアック』(2013)などなど、なんだか活き活きしているのですよね^^

そのほかの出演作に・・・
『グラスハウス』(2001)、『エクソシスト ビギニング』(2004)、

『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(2006)と『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007)は、このキャリアでは異質か、

巨匠ミロシュ・フォアマンの『宮廷画家ゴヤは見た』(2006)ではゴヤを熱演、


『天使と悪魔』(2009)、『マイティ・ソー』(2011)、『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)、『アベンジャーズ』(2012)、『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』(2018)、

近年も、この年のマイベストワン『異端の鳥』(2019)、


『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)や『デューン 砂の惑星 PART2』(2024)などなど、規模の大小・硬軟に関わらずアグレッシブに活躍、
前言撤回しておきましょうね、トリアー作品以外でも充分に魅力的なひと。なのでありました^^

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『令和版・海外俳優列伝(163)ソン・ガンホ』
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令和版・海外俳優列伝(161)スティーヴン・レイ

2024-09-19 00:10:00 | コラム
46年10月31日生まれ・77歳。
アイルランド出身。

アイルランド映画界を牽引する巨匠、ニール・ジョーダン。
自分が尊敬する監督のひとりですが、このひとの分身、、、ではなく「よい意味で」「ふつう」な感じが物語に配置し易いのでしょう、このひとの映画には必ずといっていいほど顔を出すのがレイさんです。

ちょっとジェフリー・ラッシュに似ていますね、あのひとはクセ強めの演技ですが、レイさんは「いたって」「ふつう」。
それがよいのです、そこがよいのです。

だからこそ、この物語が特別なものとなったのでしょう。



<経歴>

ダブリンの演劇学校で基礎を学んだあと、舞台やテレビドラマの端役で活動をスタートさせる。

映画俳優デビュー作は、ジョーダンの監督デビュー作でもある82年の『殺人天使』。
監督と一緒に歩んできた俳優人生だった、、、というわけですね^^

赤ずきんちゃんをモチーフに、少女の成長を幻想的に描いた佳作『狼の血族』(84)、
そして92年、『クライング・ゲーム』で主演を飾る。

こころ優しきIRAのテロリストと、彼らに誘拐された黒人兵士の奇妙な友情。そして、兵士の彼女と主人公との奇妙な愛情―90年代を代表する大傑作です。


ジョーダン監督との仕事は・・・

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)、


『マイケル・コリンズ』(96)、

『ことの終わり』(99)、


『プルートで朝食を』(2005)・・・とつづきますが、目立つ役とはかぎらないというのが面白いです。
黒澤映画における志村喬ポジションといいますか、あのひとも、目立つときは主役級だけれど、『天国と地獄』(63)の警察関係者役なんて、ほとんどゲスト扱いですもんね(^^;)


そのほかの、「ジョーダン監督印」以外の出演作は・・・

『プレタポルテ』(94)、『フィオナが恋していた頃』(98)、
『コントロール』(2004)、『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005)、『オンディーヌ 海辺の恋人』(2009)、『アンダーワールド 覚醒』(2012)などなど。

でもやっぱり、ジョーダン印で見たいひとかも。
というわけで、近作の代表的なところでいうと『グレタ GRETA』(2018)でしょうか。


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『令和版・海外俳優列伝(162)ステラン・スカルスガルド』
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pink

2024-09-18 00:10:00 | コラム
ピンク専門の劇場に行くって、何年ぶりだろうか・・・?

たぶん15年ぶり、わぁ昭和のイメージぜんぜんないね!
清潔かつオシャレ、一般のシネコンやミニシアターと変わらん「よい空気」が充満している!!





トラビスがベッツィにホラ吹いて?連れて行ったのは76年だものね、
ロマンポルノがにっかつを救ったのも自分がガキのころのお話、
いまは令和、西暦2024年だぜ、女優・橋本愛ちゃんだってピンクを劇場で観るの趣味にしているというし、時代は変わったのだ!

はい、先輩が監督した新作を観にきたというわけです。

そりゃ成人指定しかかからないから「シネコンとまったく一緒」というわけではないけれど、もっともっとピンクが身近になればいいよね、ここから出てくるひとも居るわけだし・・・って自分だって久しぶりに行ったクセしてね(^^;)

これから定期的に通うこととします!!



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