Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

バンダナ、外します^^

2023-09-30 00:10:00 | コラム
だいぶ涼しくなってきたから、もういいかな?外すかな?

バンダナです、チャリに乗っているときヘルメットの下に巻いているや~つ。

お洒落用ではありません、あくまでも汗対策のため。
60分以上運転していれば秋だろうが真冬だろうが「そこそこ」汗はかくけれども、夏の比ではない。
酷暑だった今年は大袈裟でなく、滝のような汗が流れっ放しだったもんね、バンダナなければたいへんなことになっていましたよ。

というわけで、洗濯機で2度洗いし、おつかれさまでしたと礼をいいながらきちんとたたみ、押し入れへ。


来年の夏は、どうか、少なくとも!今年よりかは!!和らいだ夏になりますように!!!



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日本女優別10傑(80)樋口可南子

2023-09-29 00:10:00 | コラム
~樋口可南子のキャリア10傑~

奇人?だよね、
奇人・糸井重里夫人の可南子さん64歳。


「脱ぎっぷりがよい」という表現があるけれど、俳優は身体性を伴う職業だから、そのあたりは当然じゃね?
むしろ、もったいぶっている若手はどうなんかね?と思っている自分なのでありました^^


(1)『ときめきに死す』(84)

タイトル(原作小説は丸山健二)よし、キャスティング(沢田研二×杉浦直樹×可南子さん)よし、天才モリタの演出もキレがあってよし、
80年代を代表する映画かと。



(2)『ベッドタイムアイズ』(87)

山田詠美の小説家デビュー作を神代辰巳が映画化、黒人米兵との同棲生活を送るヒロインの日常を描く。



(3)『戒厳令の夜』(80)

映画俳優デビュー作。
チリ・クーデター(=73年9月)を背景とした、五木寛之の小説を映画化。


(4)『浪人街』(90)

マキノ正博の代表作、4度目のリメイク。
監督は黒木和雄、主演は原田芳雄。


(5)『女殺油地獄』(92)

近松門左衛門モノだが、演出は五社英雄なので、よい意味でも悪い意味でも五社ワールド全開。近松臭は微塵も感じられない・・・が、可南子さんと藤谷美和子が艶やかでそんなことどうでもよくなる。



(6)『アキレスと亀』(2008)

北野武が迷走期に撮ったひとつ。
とはいえ、そのなかでは及第点だろうか。



(7)『明日の記憶』(2006)

渡辺謙主演、若年性アルツハイマー病をテーマとした物語。
可南子さんは、妻役。


(8)『座頭市』(89)

勝新の演出版。
真剣事故により、作品そのものの評価は正当になされなかった。



(9)『北斎漫画』(81)

演出は新藤兼人、葛飾北斎の伝記映画。
北斎を演じるのは、緒形拳。


(10)『男はつらいよ 寅次郎恋愛塾』(85)

シリーズ35作目。
天涯孤独な若菜を演じた可南子さん、すごくよかった。

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サラなのか、クラリスなのか・・・

2023-09-28 00:10:00 | コラム
某日―。
映画好きの友人とサシで呑み。

ネットでのやりとりも「ほぼ」していなかった状態での「7年ぶりの」再会なので、観てきた映画の感想をいいあうだけで4時間くらいが経過する(^^;)

自然と、2010年代~2020年代はじめの映画史総括が出来たかな。

彼は庵野フリーク、しかしエヴァを除いた「シン」シリーズに強い不満を抱いていた。

曰く「シンって再構築じゃないの? いつまで昭和の世界やっているの?」

たとえば『シン・仮面ライダー』(2023)の緑川ルリ子(浜辺美波)のキャラクター設定はどうだろう。

綾波臭が漂っているのは同じ作家だから仕方ないとはいえ、
泣くときに男の胸を借りたり、着替える際の描写とか、実際そんな子は居るのか?という。

オタク、、、訂正「古い」オタクが喜ぶ女性像。いまは令和だぞって。

それは『シン・ウルトラマン』(2022)の、長澤まさみ(=尻を叩いて気合いを入れる)にもいえること。


フツーに描けないのか―そう思うらしい。

なるほど、すごく分かる。


そこで、理想の、自立した、ヒロイン像とは?みたいな話になる。

『エイリアン』シリーズ(79~)のリプリーや、『ターミネーター』シリーズ(84~)のサラだと、ちょっと強過ぎるかもしれない。



彼が挙げたのは、クラリス・スターリング。



あぁ、分かる分かる。

強いけど、弱さもある。
いろいろと成長段階にあって。
男からの好奇な視線や、それに不快感を覚えながらも「いつものこと…」と、少し諦めているようなところが見える。

91年の映画なのに、アンノさんの視点より現代的じゃね??

自分が挙げたのは、「真の平等主義」という意味で・・・

①成龍映画に出ていたころのマギー・チャン、


成龍と同様に、身体・精神とも傷つくからね。

そして、

②塚本晋也の映画におけるヒロイン、とくに『TOKYO FIST』(95)の藤井かほりと『六月の蛇』(2002)の黒沢あすか。



ジェンダーの壁を意識しつつ、そこに抗ったり、折り合いをつける姿勢が少しくらいはないと!!

そんな話を展開していたら、いつの間にか終電を逃してしまった、、、というオチなのであります(^^;)(^^;)(^^;)

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シネマしりとり「薀蓄篇」(476)

2023-09-27 00:10:00 | コラム
おきな「わ」→「わ」ーぐなー

映画とクラシックの幸福な結婚―というものがあり得るということを力強く証明した作品は、やはりウォルト・ディズニーによる『ファンタジア』(40)でしょう。

その28年後に発表された『2001年宇宙の旅』(68)における、シュトラウスの『美しき青きドナウ』あたりは「まちがいなく」その影響下にあるのでは?

と思っているのだけれど、どうですかね^^


以下、自分の好きな「映画×クラシック」3選。

①ヴィヴァルディ『マンドリン協奏曲 ハ長調 RV.425 第1楽章』…『クレイマー、クレイマー』(79)



②バッハルベル『カノン』…『カノン』(98)

③バツハ『管弦楽組曲第3番より 「G線上のアリア」』…『セブン』(95)


このお題でアンケートを取った際に、必ず上位に食い込むであろうと思われるのがワーグナーの『ワルキューレの騎行』を使用した『地獄の黙示録』(79)でしょう。



ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー、19世紀の音楽界を代表するドイツの「大」作曲家。
亡命やら、
バイエルン国王(=狂王!)ルートヴィヒ2世との関係性など、
このあたりの知識がないと難しいところはありますが、濃ゆい、じつに濃ゆい69年の人生でした。

その生涯は置きっぱなしにしておいて(!!)、
『ワルキューレの騎行』がインパクト強過ぎて、それ以外はどんな?と思っているひとも多いのでは?

でもほかのクラシック作曲家と同様に、我々は知らぬ間にワーグナーの作品に「けっこう」触れていて。

その最たるものが、『ローエングリン』つまり「結婚行進曲」です。

そう、アレのことねアレ。

『昼下がりの情事』(57)で使用された『トリスタンとイゾルデ』、『独裁者』(40)のラストで使用された『ローエングリン』も有名かな、

個人的には『タンホイザー』を取り上げた『ミーティング・ヴィーナス』(91)が好きです。
この楽曲は、そういえば唐沢版『白い巨塔』(2003、フジテレビ)でも使用されていましたね。



ワーグナーという「ヒト」について興味を抱いた向きには、ヴィスコンティによる怪作『ルートヴィヒ』(72)をおすすめしましょう。
やや極端なキャラクターとして描かれていますが、まぁ、史実には忠実であるようです。


次回のしりとりは・・・
わーぐ「なー」→「なー」とぅ。

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シネマしりとり「薀蓄篇」(475)

2023-09-26 00:10:00 | コラム
すこるぴ「お」→「お」きなわ

♪教科書に書いてあることだけじゃ分からない
大切なものがきっと、ここにあるはずさ それが島人ぬ宝♪

たぶん帰省した晩だったかな―NHKの音楽番組かなにかでBEGINの名曲『島人ぬ宝』が流れ、それを観た父親が「体制批判の歌じゃないか!」と驚いていたのが印象に残ります(^^;)

そんな沖縄、上陸したことがありません。
いちどは行ってみたいですけどね、重度の花粉症患者も「この地では」症状がやむというし^^

飯もあいそうなんだよね、ただ酒は度数が高過ぎるかな~。。。


映画との相性も抜群。

神話性に重きを置くもの、
海などの景観を活かしたもの、
米国との関係性を意識したもの、、、などなど。

以下、沖縄を舞台とした映画の5選。


『ソナチネ』(93)

映画としては『3-4X10月』(90)のほうが優れているとは思うのだけれど、沖縄の地を効果的に使っているという意味では断然コッチ。



『ナビィの恋』(99)

西田尚美、そして平良とみ(=ちゅらさん!)の魅力が爆発した、ミュージカル風のライトコメディ。

まずはこの、色彩感覚だろう。
本土―といっていいのか、この色調は本土では出せないのではないか。。。



『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』(80)

シリーズ25作品目、いわゆる「リリー(=浅丘ルリ子)3部作」の完結編。

何度もいっているように・・・
理想的な山田監督好きではないが、この映画だけは好き。訂正、すごく好き。



『ウンタマギルー』(89)

民話「運玉義留」をもとに、日本復帰「前後」の沖縄を幻想的に描く。
ミニシアターの流行に乗ってスマッシュヒットを記録、たしか初見は『鉄男』(89)との二本立てだったのかな?



『怒り』(2016)

オールスター映画。
舞台はいくつかに分かれ、沖縄編には広瀬すず・森山未來が出演。

沖縄編だけが、異様にテンションが高いのだよね。



あすのしりとりは・・・
おきな「わ」→「わ」ーぐなー。

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