Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(396)

2021-10-31 00:10:00 | コラム
すかーふぇい「す」→「す」し

寿司の好みが変わってきた、、、ように思う。

以前は…

①中トロ
②サーモン
③いくら
④がり
⑤玉子

だった、、、ような気がする。
ってちょい待て! がりはちがうだろ!?

と思うかもしれないし実際そうだが、あの隅っこにあるものを美味しく「いただく」ために寿司を「喰らって」いるようなところがある―ので、自分のなかでは立派な寿司ネタのひとつなのだった。

知らんがな。
でもいいっしょ、自分のページで勝手にやっていることなんだから。

で、いまの好みは…

①ぶり
②サーモン
③中トロ
④がり
⑤はまち

…みたいな感じに。

はまち・ぶり・かんぱちのちがいが、なんとなく分かるようになったということは、47歳になってやっと大人といえるのかな。


まぁそんなわけで寿司は大好き、でも日常食にするほど安価なものではないので、年に2~3回くらいしか口にしない。

テレビの特集とか、映像ではよく触れるけれど。
米国でも相変わらず人気のようで。


うれしかったというか、そういう設定でくるのかと少し驚いたのが、キアヌの『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)。


きゃりーぱみゅぱみゅちゃんの代表曲をバックに、伝説の鮨屋?が登場する。


気になるのは現在制作中の第4弾、舞台の半分は日本のようで。
日本文化の認識がどうとか無粋なことをいうつもりはない、ただどうせ描くならスーパークールな日本を見たいよねぇ。


全編にわたって寿司を扱った怪作は、2013年の『デッド寿司』。

これは面白い。
武田梨奈はかわいいし共演した松崎しげるは黒いし、SCANDALによる主題歌はハマっているし、寿司モンスターもキッチュで笑えるし、
ヘンテコなB級映画ばかりを撮ってきた井口昇の「よい面」だけが出た、「大」成功作になっていると思う。



・・・みたいなことを書いたり動画を観ていたりするだけで、食べたくなってきますわな。

やっぱり寿司は、罪深いヤツですよ!!


次回のしりとりは・・・
す「し」→「し」じん。

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明日のコラムは・・・

『5年ぶり?の帰省。 + 10月コラムの目次』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(395)

2021-10-30 03:00:01 | コラム
れー「す」→「す」かーふぇいす

男子はみんな大好き、スカーフェイス(scarface=傷、疵、瑕のある顔)とまでいったら語弊があるのかな。

でも大抵の男は好き。
自分の顔に傷を持ちたくはないが、それだけで過去を想像出来てしまえるビジュアルは映像や漫画の世界では有効だものね。

たとえばブラックジャック。


マスクで傷を隠す犬神佐清もそう。


フランケンシュタイン(によって生まれた怪物)は、出生そのものが「傷、とともにある」といっていいし、
映画で最も印象に残るのは『プラトーン』(86)のバーンズ(トム・ベレンジャー)かなぁ。


よいメイクだと思う。
兵隊時代のストーン監督が実際にからんだボスにも、おそらく傷があったんだろうね。


そんな想像力をかきたてることばをタイトルにした映画は、83年に発表された。

パチーノが演技過剰という批判をぶち壊すほどエネルギッシュに主人公トニー・モンタナを熱演、



共演に、まだ野暮ったさが残るミシェル・ファイファー。

監督は脂の乗り切ったデ・パルマが担当、脚本はオリバー・ストーン。

頂点にまでのぼりつめ、そこから一気に転落する破滅的な物語だが、やっぱり男子は好きなのよね。


32年のハワード・ホークス作品、『暗黒街の顔役』のリメイクということに「いちおう」なってはいるけれど、リアリティを強固にするため主人公をキューバ人に設定したりと改変項目が多く、比べてみると同じ題材を扱ったとは思えないのだよね、どっちも好きだけど。

変わらなかった点ももちろんあって、そのひとつがこれ。

オリジナル


リメイク



観たひとはニヤリと出来るはずだし、そう、このオブジェこそ『スカーフェイス』の精神であって核でもある。


自分ではとても真似の出来ないことを映画で疑似体験出来る。
あぁ、ささやかな自分の人生って、割といいかも? なんてことも思ったり。

そのためにも、あらゆる面で過剰なこういう映画だって必要なんです。


あすのしりとりは・・・
すかーふぇい「す」→「す」し。

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『シネマしりとり「薀蓄篇」(396)』
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第一弾、到着。

2021-10-29 00:10:00 | コラム
来年度のカレンダー、第1弾が到着。

コスプレイヤー、火将ロシエルさんのや~つ。



あとは2つ。
有吉さんのと、


騎手・藤田菜七子さんのを購入予定。

(これは、何年か前のやつですね)


つーか、カレンダー3つも必要!?みたいな。

まぁポスター感覚ですね、あとは推しへのクラウドファンディングみたいなものだから。

じつはこれでも、ほしいの2~3ほど諦めているわけで…って、どんだけですか!!




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『シネマしりとり「薀蓄篇」(395)』
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映画スタッフ別10傑(36)ディノ・デ・ラウレンティス

2021-10-28 03:31:45 | コラム
~ディノ・デ・ラウレンティスのキャリア10傑~

イタリアの「大」カブキモノ。
8割の成功と、2割の「大」失敗。

前回のコーマンもそうだが、映画監督より、プロデューサーのほうが頭に「名物」と冠したくなるひと多いよね~!!


(1)『バーバレラ』(68)

公開当時はキワモノSF扱い、しかしスマッシュヒットを記録。
そして現代では映画史に残る、けれどもやっぱり認識としては異端のSF。



勝因はキテレツな美術と、そしてジェーン・フォンダ。
この組み合わせにゴーサインを出したラウレンティスは、やっぱりセンスがよかったんだと思う。


(2)『戦争と平和』(56)

ラウレンティス、イコール大作。というイメージが強いのは、こういう作品があるからでしょう。

泣く子も黙るトルストイの名作を、オードリー・ヘプバーン&ヘンリー・フォンダ主演で完全映画化。


(3)『セルピコ』(73)

ただ70年代は渋め・地味めな作品がつづき、良作を連発。

この刑事ドラマは、パチーノのイメージを決定づけたといっていい。


(4)『デッドゾーン』(83)



キングの代表作を映画化、
『スキャナーズ』(81)で注目されていたとはいえ、作家主義が強そうな新人クローネンバーグを監督に起用するあたり、ラウレンティスって「そーとーな」ギャンブラーだったのだろうね。


(5)『デューン/砂の惑星』(84)

新生版が公開中、こちらは大失敗作と名高いSF、、、ではあるものの、リンチ好きとしてのヒイキはもちろん「込み」だが、どうにも憎めない映画。

ひどい出来になったのはスタジオのせいだ、いやラウレンティスが悪い、ちがうちがうリンチにさばき切れる能力がなかったんだ…とかいろいろいわれているけれど、「失敗作なら観なくていいや」と結論を下すひとが居たとすれば、こういうものも含めて映画を愛でるということなんだよ! といってやりたい。




(6)『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(85)

スタジオ潰したことで映画が撮りにくくなっていたマイケル・チミノに救いの手を差し伸べる―そう単純な話ではないかもしれないが、ラウレンティスって、きっとよいヤツだよ。




(7)『コナン・ザ・グレート』(82)

シュワ氏の肉体が眩し過ぎて話が入ってこないが、オリバー・ストーンとジョン・ミリアスを引き合わせたあたり、さすがの手腕。
この映画には、娘のラファエラ・デ・ラウレンティスも関わっている。


(8)『狼よさらば』(74)

こうやって並べていくと、自分の好みとしては、70年代の働きにいちばんグッとくるねぇ。


(9)『カビリアの夜』(57)

カブキモノの印象が強いものの、プロデューサー初期は、フェリーニとも組んでいたのだ!!


「!!」をつけたくなるくらい、これって意外なことなのよねぇ。


(10)『ハンニバル』(2001)

キャリア晩年は、レクター・シリーズの完全映画化に意欲を燃やしていた。

なんか面白いというか、らしい!よねぇ。


享年は91歳、合掌。

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明日のコラムは・・・

『第一弾、到着。』
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出されないかぎり!!

2021-10-27 00:10:00 | コラム
前アパート「マカロニほうれん荘」から現在の団地に越してきたのは、17年前の、ちょうど「きょう」にあたる。

うわっ、すげー。
団地族になって17年が経過したのか!!

生まれ故郷・館林で過ごしたのは18年間だから、来年のいまごろにはそれを超してしまうぞ。


思い返せば…。
前アパートは自分の意思で出たのではなく、取り壊しで出ていかざるを得なかった。
ただ、当時の自分は多重債務者で貯蓄もなく、引っ越し費用さえ用意出来ない。
恥を忍んでもっといえば、家賃を滞納しており、大家さんにはそれをチャラにする代わり、あなたには立ち退き料を出さないといわれ、それは助かったんだけど、つまりはそういうことだから、それを引っ越し費用にあてることは出来ない。
というようなことをネットで告白したら、いわゆる事故物件はどう? と教えてくれたひとが居て、そうか、その手があったのか!! と。

そもそもが安い団地の家賃が、3年間は半額になる。
自分はこのあいだに債務整理を終えていて、団地様様!というわけである。

しかしながら。
そんな緊急的な入居であったため、まさか17年も住むことになるとは思わんかった。

いまじゃ、こんなに「自分の城化」しており、住めば都ということで出ていく気はさらさらない。


もちろん、出されないかぎり!! の話ではあるけれど(^^;)(^^;)(^^;)


※何遍もリンクしているけれど…団地を主題とした映画といえば、やはりこれ。じつによく出来ている。


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明日のコラムは・・・

『映画スタッフ別10傑(36)ディノ・デ・ラウレンティス』
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