Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

10日間で10回、昔を思い出しました^^

2023-10-31 00:10:00 | コラム
出来るかどうか、自分でも半信半疑であった『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』月内で10回鑑賞計画、きのう見事にクリア、我ながらよくやった、がんばったなぁと^^

10日間で10回―『アイリッシュマン』(2019)でも同じことをやったが、なんだか少し若返った気がした。
そう専門学校時代を思い出すんだよね、映画を観ることが学ぶことと直結していたあのころ、観ることが出来るのか分からないのに前売り券を沢山買い込んで、楽日までに観ないと損をする!と自分を追い込み、文字どおり映画を浴びていた。

似非社会人?ゆえ、社会人になって以降も同じ感じではあるのだが(^^;)
それでも忙しさを理由にして、同志から「なんてラジカルな鑑賞法なんだ!」と褒められたスタイルから遠ざかってしまったところはあって。

それを呼び起こさせてくれるものが、自分にとってはスコセッシの新作であると。

だから贅沢をいえば、毎年新作を創ってくれればね、この精神を忘れないのだが^^




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明日のコラムは・・・

『今年も先走り精神で、いきます^^ + 10月コラムの目次』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(480)

2023-10-30 00:10:00 | コラム
ず「かん」→「かん」けつへん

「ミュージシャンと格闘家の引退発言は信じるな」は、120%の賛同が得られる格言ですが、

宮崎爺もそうでしょう、
というか、あのひとはそう発言して自分を追い込んでいるに過ぎないのだし。。。


現在公開中、デンゼル・ワシントン主演のアクション『イコライザー THE FINAL』

の原題は単なる『The Equalizer 3』なのだよね、

制作陣も「いちおう最後ね」とはいっていたものの、タイトルに冠しちゃっていいものかね、、、っていう。




そうした流れで最も笑ってしまうケースは、84年の『13日の金曜日 完結篇』かな。


原題は「Friday The 13th: The Final Chapter」だから直訳にちかいのだけれど、
なんと翌年に新作が発表、「Friday The 13th: A New Beginning」に対して邦題を『新・13日の金曜日』(85)としたわけです(^^;)(^^;)

しかし、すごいセンスのポスターよね!!



発表時はさらなる続編など創る気はなかったのかもしれない。
未来のことなど分かるわけがない、だから、乗りや勢いでつけるのは危険ということよね。

これにうまく対応??していったのが、『あぶない刑事』のシリーズ(87~)でしょう。

シリーズ第2作は「またまたあぶない刑事」(88)、
3作目は「もっともあぶない刑事」(89)、4作目が「あぶない刑事リターンズ」(96)、5作目「あぶない刑事フォーエヴァー」(98)、


さらに「まだまだあぶない刑事」(2005)、
直近では「さらば あぶない刑事」(2015)っていうね。


正直いうと、どれとどれを観たんだっけか?ってなるタイトルなのだが、
予告では「最後」といってはいる「さらば」も、敢えて完結編と銘打たないことにより、ふたりが元気であればまた創られるかもしれない・・・という含みを持たせているわけでしょ、たぶん(^^;)


次回のしりとりは・・・
かんけつ「へん」→「へん」たい。

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シネマしりとり「薀蓄篇」(479)

2023-10-29 00:10:00 | コラム
とぅるーらい「ず」→「ず」かん

最近、立てつづけに20歳以上も下の映画好きと話す機会があって。

そのときに受けた質問で印象的だったのが・・・

「ネットのない時代に、どのように知識を得ていたのか」というもの。

市内に映画館はひとつ。
興行サイクルは3~5週で入れ替わるものだから、すべて鑑賞したとしても月に(2本立てで)4~5本か。

映画好きになったころと前後して、我が家にビデオデッキがやってきた。
それに応えるかのように市内にレンタルビデオショップが出来る。

とはいえ一泊700円前後はしたから、それほど沢山レンタル出来るわけでもない。

現在のように日に数本を観たり、レビューを発信したり読んだり出来ないなか、自分は映画好きであるという自覚をどのように「有しつづけていたのか」というのよ(^^;)

びっくりした。
が、まぁ答えは簡単か。

映画雑誌を読み込む。
ひたすら読み込む。
いまは、そんなひとは居ないのではないかな、広告も含め、1ページ目から裏表紙まですべて読み込み、しかも、再読再々読もすると。
それをやっても次の号の発売日まで時間があるものだから、再々々読までしてしまう。
結果、難しい監督の名前―当時でいえば、アンドレイ・コンチャロフスキーとか―も覚えてしまいましたよと。

映画のタイトル、監督名、俳優名、なんとなくの物語、制作・発表年、受賞レコードなどが紙1枚で分かるのがチラシで、そのチラシを並べた図鑑が各映画雑誌から別冊という形で発売されていて、


これがたいへんに役立った。

実家に置いてあるだろうから今度持ってこなきゃ、
それにね、いろいろ書き込んでいたのですよ。

鑑賞済みであるとか鑑賞予定であるとか、映画の採点まで。
それが高じて鑑賞記録帳を記すことになるのだけれど、それまでは、このチラシ図鑑が参考書のような役割を果たしていた、、、というわけなのです。


ガキのころは、まぁほかのガキ同様に?
動物や植物の図鑑を開いたこともあったよ。
父親は教育熱心なほうだからね、「これやれ・あれやれ」と指示することはないが、子どもが見える範囲のところに図鑑や「子どもの読む偉人の伝記」などが置かれていたもの。

教科書よりかは見ていて楽しい―というのもあって何度か開いたが、しかし興味は「その先」に行くことがなかった。

けれども映画チラシの図鑑は、自分の興味を「その先」に連れて行ってくれたよね。
「実際にその作品に触れる」まで行かないと、完結出来ないものだったから^^

こうして映画小僧は出来上がった―きょうは蘊蓄ではなく、そんな話でした。。。


※いつも70年代症候群と自称していますが、育ててくれたのは80年代の映画です^^



あすのしりとりは・・・
ず「かん」→「かん」けつへん。

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尚弥くんは、まぁ別格ですし^^

2023-10-28 00:10:00 | コラム
12月26日―日本の英雄、井上尚弥のスーパーバンタム級4団体統一戦が決定!
(今回もdocomoのサービス「Lemino」で独占配信)


スーパーバンタムに階級を上げて、わずか2戦目で4団体統一の挑戦ってすげー!!

楽しみです。

もちろん。
楽しみです。

ただちょっと苦笑してしまうのは。
「どっちに転ぶか分からない」ドキドキ感というものは、はっきりいって「ほぼほぼ」ないというか。

順当にいけば、そりゃ尚弥くんが勝つから。
これは日本人ゆえだとか尚弥くんびいきだとか、そういう理由ではなく。
全世界の予想が、そんな感じになってます。

別格ですからね^^

とはいえ。
「絶対。」がないのはこの世の常、
ゴングが鳴るまでタイソンが、五味が、穂積が負けるなどとは想像もしていなかったもの。


だから当日は、全力で応援します。。。


※「潜水艦」「ボクシング」を扱った映画は、基本ハズレなし





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日本女優別10傑(84)深津絵里

2023-10-27 00:10:00 | コラム
~深津絵里のキャリア10傑~

絵里さん50歳、おっと同級生でした^^

そのチャンスはいくつもあったはずなので、外国映画のへの出演が増えてもよいと思うのですけれど。。。


(1)『悪人』(2010)

やはり代表作になるでしょう。


かなり話題になったものだから公開中に父親も観に行きましたが、「どうも色気が足りん。細すぎる」。
いや、それでよかったと思うのです。
そこにグッとくる観客も多かったはずなので。


(2)『1999年の夏休み』(88)

カルト人気を誇る金子修介の佳作。
4人の少年を演じるのが全員おんなのこという設定が光った。



(3)『(ハル)』(96)

まだパソコン通信と呼ばれていたころの、ネットを介した恋愛劇。
さすがは天才モリタ、目のつけどころがちがいます。



(4)『阿修羅のごとく』(2003)

向田邦子の代表作をモリタが映画化。
長女・大竹しのぶ、次女・黒木瞳、三女・絵里さん、四女は深キョン。


(5)『女の子ものがたり』(2009)

サイバラこと西原理恵子の自伝的漫画を映画化。

もっとハチャメチャな演出があってもよかったのかも、、、



(6)『寄生獣』(2014)

岩明均のヒット漫画を2部構成で映画化、監督はゴジラの出来が気になる山崎貴。

絵里さんが演じるのは、優秀な?パラサイト「田宮良子」。


(7)『永い言い訳』(2016)

主演モックン、西川美和による傑作。

絵里さんは、亡くなってしまう妻役。


(8)『岸辺の旅』(2015)

黒沢清が浅野忠信×絵里さんを起用して挑む、新たなスタイル。



(9)『博士の愛した数式』(2006)

人気小説を寺尾聰の主演で映画化。
原作での視点は「わたし」=絵里さんだったが、そこは変更されていましたね。


(10)『踊る大捜査線 THE MOVIE』(98)

映画版に関しては、大っ嫌い。
けれども「すみれさん」というキャラクターだけは、とってもよかった。


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