Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間企画(3)driver

2019-04-30 00:10:00 | コラム
~黄金週間特別企画、映画の10傑シリーズ~

特別企画の第3弾は、「映画に登場するドライバー」。

自分はチャリダーであり、自動車の免許さえ持っていないのでドライバーになる資格はない。
バイクに関しても同様なので、バイカーと名乗ることもない。

いろんな事故がつづき、一部からは「自転車も免許制を」みたいな声もあがっているけれど、なかなか難しいだろうね、どのタイミングで始めたらよいのか、、、みたいな問題もあるだろうし。


自動車やバイクに興味がなかったというより、それらに興味を抱く前にチャリが好きになってしまったというだけの話。

ただ、沢山買い物をしたときやデートのときなど、あぁ免許持っていればな・・・そんな風に思うことだって「稀に、ごく稀に」あるんだよ。


(1)『タクシードライバー』(76)

王者は当然、われらがトラビス。

どこにだって行くし、誰だって乗せる、怖いもの知らずのタクシードライバー。

(2)『激突!』(71)

たちの悪さでいったら、トレーラーを運転する「顔の見えない」男がいちばんでしょう。

しかし彼は、スクールバスには優しかったりするのだ。



(3)『ベイビー・ドライバー』(2017)

どこにでも居そうなヤサオトコ、しかし音楽さえあれば抜群のドライブテクニックを展開出来るんだぜぇ。



(4)『天国と地獄』(63)

わが子を誘拐されてしまう、権藤さんのお抱え運転手。

「ひとちがい」による「ひとさらい」だったことから、子どもの解放後、なんとか自力で犯人を捜そうとする。

(5)『バニシング・ポイント』(71)

走りつづける主人公は、最後には「光の先」へと到達するのだった!!

(6)『グリーンブック』(2018)

本年度オスカー受賞作。

王道といえば王道だが、ドライバー役のヴィゴ・モーテンセンが抜群によい。

(7)『デス・プルーフ』(2007)

イカれた主人公とイカれたネーチャンたちで展開される、車を介した「一方的な」セックス。



(8)『ビバリーヒルズ・コップ2』(87)

「ウチの女房より運転がひどい!」といわれるのは、ローズウィッドじゃなくてローズウッド。

(9)『オーバー・ザ・トップ』(87)

大型トラックを相棒にするスタローンの役名は、リンカーン・ホークというんだぜ。

もう、名前だけで強そうじゃないか。

(10)『ジョン・ウィック』(2014)

今世紀を代表するアンチヒーローになりそう。

キアヌ扮する殺し屋は、ワンちゃんと車を愛する朴訥な男である。



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明日のコラムは・・・

『5月だカンヌだわっしょいわっしょい。 + 4月コラムの目次』
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黄金週間企画(2)injury

2019-04-29 00:10:00 | コラム
~黄金週間特別企画、映画の10傑シリーズ~

黄金週間の10傑シリーズ、2日目は「映画のなかの印象的な怪我」でいってみよう。

男は武勇伝や苦労話を吹聴したがる傾向にあり、自分なんかはそういうヤカラに冷ややかな視線を向けるのだが、
いやいや、自分はそういう話をしない代わりに「怪我自慢」しているじゃないかと。

生傷が絶えないことをアピールしたからって、女子にモテるわけもないのにね!!


(1)『月光の囁き』(99)

フェティッシュな嗜好を持つマゾヒストな彼氏と、そんな男を最初こそ拒否したものの、次第にサディストとしての自我が芽生える彼女。の物語。



(2)『用心棒』(61)

かんぬき(演じるは、ジャイアント馬場にそっくりな羅生門綱五郎。なんて名前だ!)にボコボコにされる三十郎。

(3)『レイダース/失われたアーク』(81)

恋人のマリオンは、インディの傷痕にキスしてくれるんだぜぇ。

(4)『ダイハード』(88)

裸足でなかったら、もうちょっとマトモな状態で奥さんと再会出来たかもしれない。



(5)『裸の銃を持つ男』(88)

車に轢かれたりもする、O・J・シンプソン。

彼のその後を思うと、なんかいろいろ考えさせられる?

(6)『ノーカントリー』(2007)

捕まったらまずいので、大怪我を負っても自分でなんとかする。



(7)『7月4日に生まれて』(89)

懸命にリハビリをするトム・クルーズが転倒し、皮膚を突き破った骨が顔を出すシーンがある。

ノーカット放送を売りにしていた日曜洋画劇場でも、ここだけはカットされていた!!

(8)『ランボー』(82)

『ノーカントリー』のバルデムと同様、どんな怪我でも自分で治療するぜっ!!

(9)『ミザリー』(90)

(助けてあげたのに)逃亡を図るなんて許せない!!



(10)『スリービルボード』(2017)

こちらの男は改心し、怪我をさせた男に謝罪をする。

オレンジジュースと、ストローの向きに注目。

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明日のコラムは・・・

『黄金週間企画(3)driver』
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黄金週間企画(1)creature

2019-04-28 00:10:00 | コラム
~黄金週間特別企画、映画の10傑シリーズ~

黄金週間は映画とのかかわりが深い言葉なので、毎年この時期は「10傑シリーズ」を展開することに決めている。

ブログは10年以上やっているし、黄金週間を8日間として80回、さらに年末年始も「10傑シリーズ」で「逃げている」わけで、つまり150回くらい展開している。

敢えて確認していないが、これだけやってりゃ「かぶっている」ネタも多いはず。
でもそれでよいと思う、5年前と現在の10傑では、同じネタでもちがいが生じるはずだから。

というわけで、いってみよう。


きょうは、広義の意味における怪物(=creature)の10傑。

ヒト以外の映画キャラクターを取り上げてみたい。


(1)『エイリアン』シリーズ(75~)

映画史上、最も凶暴で醜く、それでいて美しも感じられる不思議な怪物。

ギーガーのデザイン、ほんと好き。

(2)『イレイザーヘッド』(77)

悪魔のような赤ちゃんが生まれて、おどおどしまくる主人公。



(3)『グレムリン』(84)

ギズモはもちろんかわいいが、凶暴化したグレムリンも充分かわいい。

パート2のヤケクソ気味な物語展開も素晴らしかった。

(4)『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(2001~2003)

とくに、動く木「木の髭」。



(5)『ザ・フライ』(86)

SFとはいえ発端となる脚本がしっかりしているので、「あり得る」と思ってしまう。

観ているほうは、どうせ融合してしまうのなら「猫」あたりがいいかな・・・と思うことだろう。

まさか「ハエ」と融合してしまうなんて。

(6)『チャイルド・プレイ』(88)

最初からかわいいといえない人形なので、凶悪化していく過程は妙に納得・笑

(7)『スターシップ・トゥルーパーズ』(97)

昆虫がでかくなっただけなのに、これほどの怖さを表現出来るのかって。



(8)『スター・ウォーズ』シリーズ(77~)

いろんなキャラが居るが、やっぱりチューバッカ推し。

新3部作のなかで、これ! といった怪物が出てこないのが残念。

(9)『鉄男』(89)

「鉄と融合」というとでっかいロボットのようなものを想起するが、もっと小さい金属で形成されておりなるほど! と感心した。

この映画から、もう30年が経過したのか・・・。

(10)『第9地区』(2009)

宇宙人のデザインというと似たり寄ったりになるが、この映画のデザインは新味があってよかった。



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明日のコラムは・・・

『黄金週間企画(2)injury』
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にっぽん女優列伝(112)工藤夕貴

2019-04-27 00:10:00 | コラム
71年1月17日生まれ・48歳。
八王子出身。

公式プロフィール


80年代―危ういティーンエイジャーを鮮烈に演じた工藤夕貴(くどう・ゆうき)さん。

とくに相米監督の『台風クラブ』(85)はインパクト大でしたね、



正直、顔がタイプというわけではありませんでしたが、そんな自分でもなんかドキマギしてしまうようなエロスを感じました。


そして工藤さんは、きのう登場願った忽那汐里とはちがってバイリンガルではありません、
ありませんが、単身渡米し懸命に英語を覚えハリウッド映画への出演を勝ち取りました。

国際派の第一人者とはいいませんが、裕木奈江が「突如」デヴィッド・リンチの映画に登場したとき、最初に想起したのが工藤さんだったのです、奈江ちゃんも英語が得意だったわけではないでしょうから、工藤さんと同じように努力したのだろうな・・・って。


<経歴>

父親は、歌手の井沢八郎。
本人は「七光り」といわれるのを嫌い公表していませんでしたが、じつは業界内ではバレバレだったそうです。



まぁ難しいでしょうね、隠すのは。


12歳のころにスカウトされ芸能界入り。
中学生タレントとしてテレビCM(=お湯をかける少女)やバラエティ番組などで活躍、かわいらしいのに毒気もある個性というものを映画界が放っておくわけはありません。

というわけで84年、漫画家の小林よしのりが脚本を担当、パンキッシュな作風が持ち味の石井聰亙(現・石井岳龍)監督による『逆噴射家族』で幸運な映画俳優デビューを果たす。

価値相対主義に支配された一家を描くコメディで、工藤さんは女子プロレスラー「兼」アイドル歌手を目指す娘を熱演しています。




前述した『台風クラブ』、
『祝辞』(85)、『本場ぢょしこうマニュアル 初恋微熱篇』(87)、『花園の迷宮』(88)、『青い山脈’88』(88)。

89年―唐突に、ほんとうに唐突に、ジム・ジャームッシュによる米産インディーズ『ミステリー・トレイン』に永瀬正敏と出演、自分が映画少年を自覚し始めたころなので、工藤さんに対する認識が大きく変わりましたね。

メジャー大作ではなく、ジャームッシュ印というのがポイント高かったんですよ映画少年としては。




以降、日本/外国と分けることなく俳優活動をつづける。

『戦争と青春』(91)、『ピクチャーブライド』(94)、『ヘヴンズ・バーニング』(97)、イーサン・ホークと共演した『ヒマラヤ杉に降る雪』(99)、
内容はスカスカだったけれども、豪華俳優陣の共演だけは楽しめるハリウッド大作『SAYURI』(2005)、
『佐賀のがばいばあちゃん』(2006)、『インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~』(2006)、成龍と共演した『ラッシュアワー3』(2007)、『L change the World』(2008)、『春よこい』(2008)、『リミッツ・オブ・コントロール』(2009)、『座頭市 THE LAST』(2010)。

『大地の詩 ―留岡幸助物語―』(2011)、『カラカラ』(2012)、『この国の空』(2015)、『俳優 亀岡拓次』(2016)、『青の帰り道』(2018)、
最新作は6月公開予定の『WE ARE LITTLE ZOMBIES』(2019)。


2017年より、静岡は富士宮市に『カフェ ナチュレ』をオープン。
雰囲気も味も評判高いので、いつか行ってみたいです。

こちら、食べログより。


次回のにっぽん女優列伝は、国仲涼子さんから。

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明日のコラムは・・・

『黄金週間企画(1)creature』
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にっぽん女優列伝(111)忽那汐里

2019-04-26 00:10:00 | コラム
92年12月22日生まれ・26歳。
豪州出身。

公式プロフィール


美少女ウォッチャーであるからして、当然、忽那汐里(くつな・しおり)さんはデビュー時から注目してました。

特徴的な名前と、日系オーストラリア人3世のバイリンギャ~ルという恵まれた個性。

彼女の名が一般層にまで浸透したのはたぶん、ポッキーのCMからでしょう。
記念すべき、50代目のポッキープリンセスなんだそうです。


かわひひ!



そういえば。
彼女が某有名人の子どもを身ごもった、だから「ある期間、メディア露出が減ったんだ」という怪情報がネットに流れ、困惑していると本人が話したことがありましたっけ。

芸能人って、つくづく面倒くさいですね~。

<経歴>

14歳のころに日本に上陸、女優になるべく『第11回全日本国民的美少女コンテスト』に応募、審査員特別賞を受賞する。

『3年B組金八先生』第8シリーズ(2007~2008、TBS)で、帰国子女・金井亮子役で女優デビューを飾る。



この第8シリーズはとくに美少女が多く、彼女のほかに水沢奈子、高畑充希、草刈麻有らが居ました。


映画俳優デビュー作は、2009年の『守護天使』。

芸人のカンニング竹山が主演、じつは物語そのものは覚えていないのですけれど、汐里さんがひたすらかわいかったことだけはしっかり記憶しています。

『半分の月がのぼる空』(2010)、『ちょんまげぷりん』(2010)、『BECK』(2010)、
成海璃子、森田彩華、草刈麻有との美少女共演が目に楽しい、そして物語そのものもきっちりしていた『少女たちの羅針盤』(2011)、
『マイ・バック・ページ』(2011)、『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』(2013)、『ペタル ダンス』(2013)、『許されざる者』(2013)、『オー!ファーザー』(2014)。

2015年―名匠ホウ・シャオシェンによる台湾・中国・香港の合作映画『黒衣の刺客』に出演、妻夫木くんの妻を演じるも諸事情により出演場面すべてがカットされてしまう。

可哀想に!!


『海難1890』(2015)、
ウェイ・ワンが演出、ビートたけしや西島秀俊を前にして怯まずに魔性のおんなを好演した『女が眠る時』(2016)、




『キセキ ―あの日のソビト―』(2017)、『ねこあつめの家』(2017)、

ここ数年はバイリンガルを活かして海外映画に出演、

ネット発の『アウトサイダー』(2018)、『オー・ルーシー!』(2018)、そして『デッドプール2』(2018)などで可憐な姿を拝むことが出来ます。


まあまあ人気があるとは思うのですけれど、美少女ウォッチャーからすれば、なんでもっと売れないのかな、、、と思ってしまいます。

それくらい好きです。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(112)工藤夕貴』
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