Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

GW特別企画(5)裸の銃って、なにかね

2013-04-30 00:15:00 | コラム
米国では銃による犯罪がなくならない―という大きな社会問題があるっていうのに、銃を構える姿が美しい映画10傑、、、なんていうランキングを展開するのはいかにも悪趣味なのだろう。

映画小僧としては、映画はエロスとバイオレンスだから・・・と胸を張っていいたいところではあるが、
たとえば少し前のネットニュースで、「ハリウッド映画からセックス描写が消えた理由」というのが配信されていた。

シネコン主流ゆえ、描写の「ある」「なし」で、思いっきり動員に差がついてしまうらしいのである。

ゆえに大手はセックス描写に尻込みするようになったと。


・・・思考停止・・・


意固地になって「そんな馬鹿な!」といいたいが、実際に数字を見せられると反論出来ない。

そのニュースのコメント欄に「誰かのハダカが見たいからって、劇場になんか行かないよ」なんていうのがあったが、それには反論出来るけれどね。
馬鹿いってんじゃねーよ! って。

映画とハダカの歴史を勉強してからコメントしろってんだ。

何度もいっているが、昔の「ターザン系?」映画の劇場を埋め尽くしたのは女子だったんだよ。内容的には男子向けに創られていたにも関わらず、上半身裸のマッチョな男優を見たくて、女子は金を払ったんだ。

今井美樹や田中美佐子が脱いでいるっていうだけで、いつでもレンタル回転率が好調な映画がある。
『ヘルタースケルター』(2012)だって、エリカ嬢が脱いでいなかったとしたら、興行成績は大きく落ちたはずである。
そういうものなんだよ。


というわけで、銃の話。

時代劇の日本刀と同じようなもの―といえないのは、米国では「ある条件を満たせば」手に入れることが容易だからだろう。
日本刀は既にファンタジーみたいなところがあって、ゆえにユマ・サーマンが「あんなに」ほしがっても問題にはならない。

「ひとごろしの道具を作って、すぐに釈放されやがった」―みたいな台詞があったのは、『眠らない街 新宿鮫』(93)だった。

だが現実問題は別として、銃を格好いいと捉える感覚、自分にはある。
間違いなく、ある。
それを「男子一般の性質」と断言しちゃっていいかは分からないけれど、多くの男子がそう感じているのは確かなことだと思う。


そんな自分が「銃を構える姿が美しい映画10傑」を選出すると、以下のようなリストが出来上がる。

そう、圧倒的に女子が多いのである。


(1)『マーニー』(64…トップ画像)

ヒッチコックの映画としては成功作とはいえないが、とにかくティッピ・ヘドレンの佇まいが美しい。

ちなみにティッピはヒッチに見出され、スターとなり、そうして、ヒッチにキャリアを潰された悲運の女優。
ヒッチとの「強制的な」交際を拒否したためだが、ヒッチ死後、「たしかにあのひとによって、わたしのキャリアは壊された。しかし、わたしの人生を壊したわけではないから」と発言している。

いい女じゃないかっ!

(2)『ソナチネ』(93)

自死を真似るシーン。
あのキャラクター、冒頭から死にたがっていたんだよね。

(3)『BULLET BALLET』(99)

銃が欲しくて、思わず自作しちゃう主人公。

(4)『グロリア』(80)

ジーナ・ローランズに尽きる。

(5)『アンタッチャブル』(87)

ケビン・コスナーではなく、ショーン・コネリーでもなく、アンディ・ガルシア。

あ、もちろん好きなキャラクターとかではなく、銃の構えかたの話。
この動画の最後のシーン。




(6)『ニキータ』(90)

プレゼントが銃だった、、、って、どうよ?

(7)『テルマ&ルイーズ』(91)

セクハラドライバーに、きつ~~い一発、どころか二発三発と。

(8)『トカレフ』(94)

自販機の下にトカレフ―という展開、公開当時は「ちょっと」リアリティがあった。

(9)『クイック&デッド』(95)

シャロン・ストーン、なかなか似合っていると思う。

(10)『キック・アス』(2010)

クロエ・グレース・モレッツ!
銃を持つには若過ぎるが、ジュリエット・ルイスやクリスティーナ・リッチを「発見」したときと同じ感動を抱いたので、10位に選出。

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GW特別企画(4)映画の眼光

2013-04-29 00:15:00 | コラム
よく「やさしそう」「ひとがよさそう」といわれる。

えびす顔というわけではないが、他者が評するに「その目がポイント」なんだという。

そう?

まぁ垂れ目だしね、
自分ではその目を中心に「ヘラヘラ」していると自覚しているのだが、それを周りは「ニコニコ」と解釈してくれる。

ありがたいことだ。

・・・って、じつはありがたくもなんともない。

性根が完全に腐っているため、あっという間にメッキが剥がれる。
剥がれたらどうなるか、そっちが勝手に「いいひと」と決めつけていただけのクセ? して、あのひとはサイテーだ、裏表がある、などと批判? を受ける。

いやいや、オメーらの勘違いじゃないかって。
ひとを見る目を鍛えなさいっていいたい。

だって、ひとを見る目があるひとは大抵、自分を見て直感的に「あぁ、ろくでもないんだな」と捉えてくれるのだもの。

「どうして、そう思いました?」
「いや、目がね、笑っているようで、じつはそうでもないっていう、、、」
「ご名答」


というわけで、映画における俳優の眼光・眼力について。

たまに、筋そのものよりも俳優の演技がすごいという作品があって、その大半は「目の力」であったりする。
よく分かんないけれど、とにかくあの目にやられた! と。

それは、どちらかというと正ではなく「負」の目。

映画を面白くするのは負のほうで、、、といい切ってしまうのには問題があるけれど、負の目から放たれるパワーが反転し、正へと変わる―それが、映画のダイナミズムを生むのだと思う。


(1)『時計じかけのオレンジ』(71…トップ画像)

冒頭の「あの目」で、観るのをやめた女の子を知っている。
ある意味で、正解か。

負のパワーの金字塔であり、これだけでマルコム・マクダウェルは映画史に残る。

(2)『酔いどれ天使』(48)

すべてに怒っているような松永のキャラクター、それに命を吹き込んだのは三船のギラギラした眼光である。

(3)『ヘンリー』(86)

ほとんど無表情でひとを殺すシリアルキラーの目は、死んでいるようにも見える。

(4)『TOKYO FIST』(95)

無機質なものに囲まれて生きていた主人公が、本能を取り戻す。

満月とリングとグローブ、ふたりの男とひとりの女―血みどろの物語で、塚本晋也の目はキラキラギラギラ輝く。

(5)『ポゼッション』(81)

女優の眼力でトップといえば、この映画のイザベル・アジャーニ。
たぶんこれに異を唱える映画小僧は、少ないのではないか。

なにかに憑依されたヒロインが絶叫し嗚咽し怪物とセックスする。

(6)『シャイニング』(80)

ジャック・ニコルソンではなく、夫人を演じたシュリー・デュバルのほう。
映画史上で最強・最狂の恐怖顔である。

それにしてもキューブリックは、狂気の目を捉える才人だ。

(7)『ブルーベルベッド』(86)

マザーファッカーな犯罪者を怪演―しているはずだが、デニス・ホッパー、とにかく楽しそう。




(8)『タクシードライバー』(76)

過剰になる二歩手前くらいで表現した、神経症的な演技。
ここらへんが、デ・ニーロのすごさだろう。

(9)『死霊のはらわた』(81)

メイクの力だが、目玉から血がドバーーーッ、、、みたいな。

(10)『フェイク』(97)

ジョニー・デップの、哀しみ、、、というか、絶望を湛えた瞳。
このラストのショットを拝むためだけに、本作を繰り返し鑑賞している。

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GW特別企画(3)「名」かどうかは怪しいが、とりあえず「キメ」台詞

2013-04-28 01:13:08 | コラム
狙って放ったことばなのに、思ったとおりの反応を得られない―ということが、日常生活では「あり過ぎる」くらいに、ある。

きのうのテーマ「告白」に関連づけていえば、「好きだ」といったのに、相手がジョークと捉え「また~!!」と返されたり。

ちょっと高度なブラックジョークを放ったら、笑うとか白けるではなく、怒ってしまったり。

そのときの間抜けな感じといったら、ない。
ないが、日常というのはそういうことの繰り返しで、1割の打率でいいんですよ、思ったとおりにコトが運ぶのは・・・などといってはみるものの、なかには百発百中のヤツも居てね、悔しい思いをすることがある。

映画のキャラクターは、どんなだろう。

ここで取り上げるのは、教科書的な意味での名台詞ではない。

以下の10傑のうち半分以上が野卑に過ぎるし、そうでないものも、同じ映画のなかで決定的な名台詞が「誕生してしまった」ため、光を浴びることがなかった「ちょっと気の毒な」ことばなのである。
ただ、この台詞を生み出した作家、そしてそれを発したキャラクターたちは、おそらく狙っていたはずで、
だから『「名」かどうかは怪しいが、とりあえず「キメ」台詞』というビミョーなタイトルを冠してみたというわけ。


(1)ジョン・マクレーン「あったりめぇよ」、『ダイハード』(88)

実際には「yippee ki yay、mother fucker」、しかしまぁ「あったりめぇよ」でも不自然な感じはしない。

名台詞として認定? してもいいけれど、短過ぎるし、二作目や三作目ではちがう訳しかたをされていたので、日本では浸透し難いのではないか。

(2)ジョディ「それが、お前の性だ」、『クライング・ゲーム』(92)

決め台詞としては決定的というか、ちょっと二の句が継げなくなる。

でもこれ、日常生活にも応用も出来ることばで、けっこう使うよ「これが俺の性だから」って。

(3)権藤「これからが、いよいよほんとうの俺なんだ」、『天国と地獄』(63)

全財産を失った主人公が、窮地だからこそ放つヒトコト。
自分に自信がないといえないが、権藤さんだったら大丈夫だろうと思わせる力強さがある。

(4)ハリー・キャラハン「やんなよ、俺を楽しませてくれ」、『ダーティハリー』シリーズ(71~)

「go ahead、make my day」―というオリジナル言語のほうが有名か。

これはある意味で名台詞に入るのだろうが、ダーディなハリーが「そういう名誉」を喜ぶとは思えないので敢えて選出してみた。




(5)ジュールズ「聖書は読むか?」、『パルプ・フィクション』(94…トップ画像)

その後、エゼキエル書のなかの「ありもしない」一節を長々と発する。

本人もいっているとおり「処刑場面として相応しい文言」だと思ったから発するようになった「決め台詞」であり、だから「聖書は読むか?」というのは、その前戯にあたる。

しかし相手が「うん、よく読むよ」と答えたらどうするんだ? という無粋なツッコミも可能なので、「名」台詞なのかどうかは、ひじょうに疑わしい。

(6)オットー「(俺のことを)馬鹿とはいうな」、『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(88)

「stupid」という侮蔑語を極端に嫌う、馬鹿な犯罪者―というキャラクター設定が抜群に面白い。

(7)サリエリ「わたしは、凡人のなかのチャンピオンだよ」、『アマデウス』(84)

その前に、司祭に対し「君も同じだ」という。
説教しにきたはずの司祭が、いつの間にか逆になっているという構図の妙。

(8)勘兵衛「この米、おろそかには食わぬぞ」、『七人の侍』(54)

これは「勝ったのは百姓たちだ」という名台詞があったために、ちょっと影が薄くなった・・・とされているけれど、このシーンが好きな映画小僧、すっごく多いのだ。

(9)アリス「ファックしましょ」、『アイズ ワイド シャット』(99)

ある意味で最強の決め台詞。

鈴木保奈美のバージョン(=東京ラブストーリー)も悪くないけれど、リアリティはなかったよね。

(10)ゾンビ「脳ミソを!」、『バタリアン』(85)

あの勢いで迫られたら、なんとなく差し出してしまう?? かもしれない。

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GW特別企画(2)映画でコクる。

2013-04-27 00:15:00 | コラム
10年と、ちょっと前―新世代と話題になった映画監督のひとりに、リチャード・ケリーというひとが居た。
最近は振るわないが、デビュー作『ドニー・ダーコ』(2001…トップ画像)に触れた瞬間、確かに新しい才能が出現したと感動を覚えたものだった。

いや、映画監督論とかやりたいわけではなく、テーマは『ドニー・ダーコ』で描かれるエピソードにある。

ある日、主人公が通う学校に美少女が転校してくる。
自己紹介を終えると、教師は「好きな子の横に座りなさい」みたいなことをいう。

すると彼女は、「ほとんど迷うことなく」主人公の横に座る。

囃し立てるクラスメイトたち。

で、ふたりは実際に交際を始める。

えっ。

それで、付き合えちゃうの??


特殊な映画話法か、
あるいは、米国ではこんな感じなのか。

アイ・ラブ・ユーもいわず、なんとなく付き合うカップルに違和感を抱くジャパニーズなオレ、、、みたいな。


米国のティーンはティーンにして恋愛の達人? ってことなのかもしれないが、やっぱり相手にちゃんと伝えたい。

というわけで、今宵は「映画の告白10傑」。
サリエリの懺悔っぽい告白や松たか子の確信犯っぽい告白は省き、ここでは愛の告白のみを選出することにする。

いうのは勇気が要るけれど、いわれたほうは、よほどの相手? でないかぎり、たぶんうれしいと思う。
そう思えば、一歩前進出来るべさ少年少女たちよ。

真似するために観るのは薦めないが、背中を押してほしいというひとは、どうぞ。


(1)アンドリュー・リンカーン→キーラ・ナイトレイ、『ラブ・アクチュアリー』(2003)

我流解説は可能なかぎり短くして、動画を観てもらおうか。

旦那は在宅中、ゆえに声を発して告白出来ない。
だから、こんな感じで。





(2)ホリー・ハンター→ハーベイ・カイテル、『ピアノ・レッスン』(93)

こちらも声なし。

ただ、鍵盤に彫った愛のことばは、夫が彼女の指を切り落とすほどの嫉妬心を生んだ。

(3)麻生祐未→役所広司、『絆』(98)

「商売女しか抱かないっていうんだったら、あたし、商売女になる!」

これいわれてみ、二度も三度も抱くべさ、フツーは。
でも抱かないんだな、役所さんは。

(4)松山ケンイチ→ペ・ドゥナ、『リンダ リンダ リンダ』(2005)

韓国人留学生に、韓国語で告白する同級生―この間が、最高。

(5)シルベスター・スタローン→タリア・シャリア、『ロッキー』(76)

リング上で、愛を叫ぶ。
いまじゃほとんどコメディかもしれないが、このふたりが美男美女ではないところがいいんです、いや冗談でなくほんとうに。

(6)トーマス・サングスター→オリヴィア・オルソン、『ラブ・アクチュアリー』(2003)

映画小僧を名乗っている割にはベタかもしれないが、敢えてダブル・ランクイン。

恋する女の子のため、少年は空港内を走る走る。
その褒美は、彼女からのキスだった。

(7)ジョン・C・ライリー→メローラ・ウォルターズ、『マグノリア』(99)

自身を傷つける彼女に対し、彼は諭すように「きみは、ぼくの大切なひと。二度とそんなまねはしないでくれ」という。

最後のショットは、彼女の「泣き」「笑い」。

刺さったなぁ。

(8)ロバート・デ・ニーロ→シビル・シェパード、『タクシードライバー』(76)

サイコ野郎というと内気なイメージが漂うが、トラビスはベッツィのような美女に対し口説くことが出来る。
しかも公衆の面前で、「きみはいろんなものに囲まれているけれど、ほんとうは孤独だ」などと自信満々にいってのける。

やるじゃないか、相棒!

まぁそのあと、最初のデートでポルノ映画館に行ってしまうのだが・・・。

(9)松田優作→藤谷美和子、『それから』(85)

「僕の人生には、あなたが必要だ」―原作と同じ台詞だが、それに対して「残酷だわ」と返す藤谷美和子が真に迫って素晴らしい。

(10)芳賀優里亜→鈴木雄作、『どこまでもいこう』(99)

好きだとはいわないが、女の子が男の子に「ビスコ」(お菓子ね)をふたつプレゼント。

ほんとうはふたりで食べたかったのだろうが、彼女は「あげる」とだけいって、去っていく。

たぶんふたりは付き合うのだろうな・・・と予想させるラストで、胸キュンだぜ!!

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GW特別企画(1)映画と楽器

2013-04-26 00:15:00 | コラム
8年くらい前から、本ブログではゴールデンウィーク期間中にずっと映画の10傑を特集してきた。

・・・って、365日のうち100日くらいはそんなことをやっている気もするが、
本年も同様に、自分らしい10傑企画を展開していきたい。

第一夜は、映画と楽器。

俳優が実際に演奏しているものとボディ・ダブル(=吹き替え)によるもの、それらすべてをひっくるめて10傑を選出してみた。

最初に結論をいってしまうが、第1位はなんといっても『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)のマイケル・J・フォックスが演奏する『ジョニー・B・グッド』。

ただ単に面白い(とくに後半)というのもあって、このシーンだけ何度も繰り返し観ているわけだが、
後年、マイキーが自著で若年性パーキンソン病であることを告白、
じつはこの撮影シーンでも手が痺れていることを知って、半分くらい演技じゃなかったのかもしれないな・・・なんて思った。

ほとんどのひとが観ているであろうけれど、あらためてこのシーンを。

『ジョニー・B・グッド』はチャック・ベリーの代表曲だが、このシーンの中盤、彼のいとこと称する男がチャックに電話、「イケてる音楽を聞いた、これだ!」と受話器をステージに向ける。
こういう映画的「捏造」が若いころから得意だったからこそ、ゼメキス監督は『フォレスト・ガンプ』(94)を手がけたのだと気づかされる。





では、10傑を。


(1)マイケル・J・フォックス、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

(2)前田亜季、『リンダ リンダ リンダ』(2005)

ドラム。
単に亜季ちゃん推しなので。

しかし、この作品以降、「当たり」の映画に出演していない。
もったいない。

(3)ロバート・デ・ニーロ、『ニューヨーク・ニューヨーク』(77)

サックス。
ボクシングだってやるのだもの、実際に吹くこともしますよ・・・ってな感じ。

(4)ホリー・ハンター、『ピアノ・レッスン』(93)

ピアノ。
机に鍵盤を彫って「音なし」で演奏するシーンですら、なんとなく「音」が感じられる。

(5)デニス・クエイド、『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』(89)

ピアノ。
ひょっとすると、デニス・クエイドの最高傑作か。

(6)橋本愛、『さよならドビュッシー』(2013)

美少女とピアノ。
ほかに、なにか必要?

(7)フォレスト・ウィッテカー、『バード』(88)

サックス。
どっしりと構えた創りで、じっくり聴かせる。

(8)ピート・ポスルスウェイト&ユアン・マクレガー&タラ・フィッツジェラルドほか、『ブラス!』(96)

ブラスバンド。
ハーモニカさえ吹けないが、このメンバーに入りたいと思った。

(9)上野樹里&貫地谷しほり&本仮屋ユイカほか、『スウィングガールズ』(2004)

ジャズバンド。
貫地谷ちゃんがここまで活躍するようになるって、このとき思った?

(10)F・マーリー・エイブラハム&トム・ハルス、『アマデウス』(84)

ピアノ。
軽快さと、荘厳さと。
沢山のピアノ演奏が楽しめて、いろいろお得。

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