Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画系音楽系文学系あいうえお10選(29)

2024-11-06 02:29:18 | コラム
「か」から選択…「『かね』が鍵になる作品」

お金が嫌いなひとは居ないよね。

自分だって好きです大好きです。
(新紙幣は、気に入らんけど!)

お金はひとを幸福にするもの、なのでしょうが、と同時に不幸にもする厄介な面もあり。
人間関係が壊れる最大の要因が、お金だったりしますもんね。

あぁ怖い、怖い……。


①音楽『MONEY』(84)…浜田省吾

♪ いつか奴等の 足元にBIG MONEY、叩きつけてやる ♪

すごい歌詞よねぇ、これ入場曲にする格闘家さんも居るのだけれど、ごめんちょっと笑っちゃう。

笑いつつ、でもね、この時代錯誤感というか、いや、いつの時代だって、誰かはこう思っているものなのだろうな、、、とも。



②映画『マルサの女』(87)…伊丹十三×宮本信子

お金にまつわる映画の筆頭といえば、やはりこちら。

マルサを一般的なことばにした功績、これだけでも伊丹さんは日本の近代史に名を残しているとマジで思います^^



③映画『老後の資金がありません!』(2021)…前田哲×天海祐希×草笛光子

ふだんはこの手のコメディに食指を動かさぬ自分、しかしよくCSで放送されるのでなんとなく観ていたら主演女優ふたりの好演もあって、とっても面白く観ることが出来ました。

天海さんはクールなキャラではなく、コッチ寄りのひとだと思う。



④漫画『闇金ウシジマくん』(2004~2019)…真鍋昌平

映画版も面白いが、この世界のからくりをきちんと知りたければ原作漫画を読んだほうがいいです。

借金はひとを狂わせますが、それで喰っている・喰えているひとが居るのもまた事実。
世の中は、そんな風に出来ている。



⑤音楽『借金大王』(94)…ウルフルズ

一時期、カラオケの十八番でした(^^;)



⑥映画『ブラック・レイン』(89)…リドリー・スコット

偽札の原板をめぐるヤクザの抗争―この背景、なるほど巧い!と思った。



⑦アニメ『おぼっちゃまくん』(89~92)…やすみ哲夫×小林よしのり×テレビ朝日

呆れるほどの金持ちが居たら?という想像から出来上がったという小林よしのりの代表作を、ほぼほぼ完璧にアニメーション化している。

声優陣も👍だった。
なんでも、いまになって「なぜか」インドで大人気なのだとか??



⑧ドラマ『悪魔のようなあいつ』(75)…阿久悠×久世光彦×沢田研二×TBSテレビ

三億円事件をモチーフとした物語は小説やドラマ、映画など沢山あるが期待ハズレも多く。

そんななかで最も感心させられたのは、ジュリーの好演が光る本作。
真犯人であり男娼でもあり病を抱える主人公、、、って、いろんなもの乗せ過ぎな感はありますがな!!



⑨小説『黒い家』(97)…貴志祐介

作者を一躍有名にした傑作ホラー。

保険金殺人を企てる狂人を油ギッシュな筆致で描き、幽霊なんかより生きている人間が最も怖いことを教えてくれる。



⑩映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)…マーティン・スコセッシ×レオナルド・ディカプリオ

トップ画像。

経済事件で投獄経験を持つ詐欺師、ジョーダン・ベルフォートの半生をスコセッシ得意の語り口で描く名作。

こういうひとは、ほんとうに、札で尻を拭いてそうなんだよな(^^;)(^^;)(^^;)

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明日のコラムは・・・

『最後の逢瀬』
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映画系音楽系文学系あいうえお10選(28)

2024-11-05 00:10:00 | コラム
「か」から選択…本日は「『かず』が鍵になる作品」

数とはいっても、年齢を指す場合もあれば月日を指す場合もあり、あるいは単にモノの数を表す場合も。

今年、男の子の名前ランキングで「あお=碧」が人気なのだとか?

まぁ格好いいけどね、しかしここまでくると逆に「一郎」「二郎」「三郎」「四郎」「五郎」の価値?が高まっていくような気もします(^^;)


①映画『六月の蛇』(2002)…塚本晋也×黒沢あすか

塚本流ピンク映画。

石井隆と同様、女優さんをほんとうに美しく撮ることが出来るひと、、、って、あんまり知られていないよね。


②音楽『17才』(71、89)…森高千里×有馬三恵子×筒美京平×南沙織

世代的に森高さんのほうで^^

最近のパフォーマンスでどうぞ。しかし若いな。



③小説『夢十夜』(1908)…夏目漱石

「こんな夢を見た。」から始まる連作短編集。

強烈な印象を残すのは、やはり第一夜でしょうなぁ。。。


④漫画『殺し屋1』(98~2001)…山本英夫

マゾヒストとサディストの、命を賭けた戦いのゆくえは果たして…90年代を代表する漫画だと思います。


その魅力をきちんと再現してみせた映画版もすばらしい。


⑤映画『数に溺れて』(88)…ピーター・グリーナウェイ

英国の奇人による実験作、実際の数字が背景デザインとして組み込まれたりしていて、じつに楽しい。

が、物語はほとんど覚えておらず(^^;)



⑥アニメ『無敵超人ザンボット3』(77~78)…富野喜幸×安彦良和×大山のぶ代

ガンダムの前身的作品。

富野さん曰く「仲間が死なない、そんな都合のよい戦争なんかあるわけがない」




⑦映画『12モンキーズ』(95)…テリー・ギリアム

タイムスリップと世紀末を主題としたSF。

じつはこのタイトルそのものが仕掛け(ミスリード)となっている。


⑧音楽『15の夜』(83)…尾崎豊

個人的には、『卒業』よりコッチ。


♪ 盗んだバイクで走り出す、行き先も解らぬまま
暗い夜の帳りのなかへ ♪


⑨音楽『四季』(1725)…アントニオ・ヴィヴァルディ

クラシック音楽は覚えられない曲名が多かったりするものだけれど、これはすぐに出てきますよね??
しかも頭のなかでは、曲名と同時に音楽まで鳴り響くし!!




⑩映画『七人の侍』(54)…黒澤明

〆はやっぱりこれでしょう。

みなさんは、どの侍がお好み?^^


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明日のコラムは・・・

『映画系音楽系文学系あいうえお10選(29)』
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一瞬のゲージツ~2024回顧(3)~

2024-11-04 05:06:45 | コラム
年間総括の第三夜は、スポーツについて。

格闘技の記事を書くことを生業(の半分)としている身ゆえ、10選の半分以上がソレ系になってしまうのはご容赦くださいませ。。。


①ボクシング…井上尚弥もヒトだった、、、が、やっぱり強かった(VSルイス・ネリ 05.06)



イヴに防衛戦を控えるチャンピオンのダウンなんて、あと数年は見ることがないと思っていた。

ドーム開催ゆえ気負い過ぎだったか、それでも立て直せるところがさすが!なのだけれど。

そして③で取り上げたファイターと、絶対の条件つき(=お互い、それまで負けないこと)でありながらも計画されている来秋のビッグマッチに、いまからワクワクドキドキなのであった^^


②競馬…藤田菜七子、突然の引退(トップ画像)

スマホのルール破りで多くの若き女子ジョッキーたちが処分されたとき、彼女の名前がなかったことから「さすがナナコだ!」と崇められていた!

崇められていた、からこその激しいバッシングなのだろうが。

憶測で書くが、たぶん通信相手って現在の旦那さんでしょ?

こんな終わりかたは、本人だって不本意なのだよなぁ。。。


③ボクシング…井上尚弥包囲網の急先鋒、中谷潤人の躍進(VSビンセント・アストロラビオ:07.20、VSペッチ・CPフレッシュマート:10.14)

いっちゃ悪いが、技術的にそこまで優れているわけじゃない。
フックなんて軌道が妙?で、雑に見える。

けれども。
なぜか面白いように相手の顔面を捉える。

尚弥とは5歳差。
ボクサーとしての完成形にちかい尚弥と、伸びる途中にある潤人と―ぶつかるタイミングは、来秋がベストだと思います。


④夏季五輪、卓球女子…早田ひな、シングルス銅メダルに輝く

手負いの推しが執念で勝利をつかむ。

えがった、ひたすらえがったです。



⑤大リーグ…オオタニ・フィーバーつづく

自分の興味の持ちかたは、中の上くらい。
だから気になりつづけてはいるが、国内情勢を押しのけてトップニュースにする報道系番組に関しては、やはりいろいろ思うところがあって。
(これは、社会篇でも取り上げます)


⑥サッカー…なぜか異様に強い日本代表と、町田ゼルビア

W杯予選を、負けなしで躍進する代表チーム。
相手国のレベルにもよるのだろうが、次回はぜひ8強まで進んでほしいところ。

そして、わがホームタウンがいつのまにかJ1の首位攻防戦に絡むほどの強豪に。

選手、ひとりも知らない(^^;)(^^;)


⑦格闘技…荒れるドーピング問題

たぶんこれからも、同じような問題が出てくることでしょう。

ひとつだけいうとするならば、この問題のために、夏に開催されたビッグマッチがひじょうに後味の悪いものになってしまった、、、という。

世代交代だけで充分だったドラマに、余計な水を差してしまった関係者の罪は重いです。




⑧MMA…朝倉海、UFCデビューでいきなりタイトルマッチ

来月、デビュー戦。


飛び級も飛び級、ほかの階級に比べれば候補者が少ないとはいえ、これは異例中の異例。

対戦相手のパントージャはもちろん強いが、ひょっとすればひょっとするのか。

好きでも嫌いでもない、しかしこればっかりは応援する。

勝ったら日本人初の王者に!!


⑨夏季五輪、陸上女子やり投げ…北口榛花の金メダル

もちろん裏では努力しているひと。

でもここまで、根性や悲壮感を想像させないアスリートも珍しい。すごい。



⑩MMA…マックス・ホロウェイVSジャスティン・ゲイジー(UFC300:04.13)

年間最高試合をひとつ挙げるとするならば、これに尽きる。


もちろんRIZINも候補に入れたけれど、いやぁ超えられないでしょう。

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『映画系音楽系文学系あいうえお10選(28)』
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時よとまれ、君は美しい~2024回顧(2)~

2024-11-03 00:10:00 | コラム
年間総括、第二夜は「美女10選」。

今年「とくに」飛躍した10人を選出、
これは「知ってもらいたい」とか、そういうのはぜんぜんないです。

単に、自分はこのコが好きなんだ!といいたいだけです(^^;)


①ケイリー・スピーニー



この美女総括で、外国人俳優がトップに輝くことは「たいへん稀」なこと。

そのくらい、無視できないくらい彼女は輝いていました。

『エイリアン:ロムルス』『シビル・ウォー アメリカ最後の日』とも、元々緊張感のある映画の緊張感を「さらに」高めたのは、彼女の存在あってこそ!!


②加藤小夏…トップ画像

現在放送中のテレ東ドラマ『ウィングマン』のヒロイン、あおい役。

いろいろ隙のあるドラマだとは思いますが(^^;) 彼女を観ているだけで飽きることはないです。


③王林

タレントとしてすでに実績のあるひとだが、『有吉クイズ』(テレビ朝日)で、度数の強い酒を次々にかっくらうところを見て惚れました^^


④河合優実

スピーニーと同様、近年の活躍が目覚ましい。
少し先を歩く伊藤沙莉みたいな存在になるのでは・・・?



⑤江村美咲

本年五輪で最も目を引いたフェンシング選手。

選手団の旗手を務めると活躍出来ない―というジンクスを打ち破り、メダル取れてえがったです!



⑥高石あかり

インディーズの女神的存在が、いよいよ朝ドラのヒロインに。

めでたいことですなぁ。。。



⑦唐田えりか

いろいろあったひとだけれど、Netflixドラマ『極悪女王』で復活。

東出くんがあんなに自由に生きているのだもの、彼女もそうしなきゃ不公平だよ。



⑧小池里奈

主にグラビアで活躍していた子だが、数年前までは半休業状態。
しかし今年、本格的再始動を果たす。

後日あげますが、来年のカレンダーのひとつは彼女に決めました^^


⑨佐月絵美

ドラマ『量産型リコ』(テレ東)でリコの妹を好演、
映画監督に憧れているという設定がもうね、ずるい??なぁと(^^;)



⑩朝日奈央

万能型タレントとしてずっと活躍しているひとですが、正直ここまで長続きするとは思わなかったし、同性からの支持が強いのも意外かも。

そこそこ身体も張るし、それに、嫌味がないのが魅力かな。

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『一瞬のゲージツ~2024回顧(3)~』
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墓碑銘~2024回顧(1)~

2024-11-02 00:10:00 | コラム
年間総括、第一弾は例年どおり有名人の訃報を取り上げます。

すべての死者に合掌、
あぁでも、いつもいうことですが若いひとの死は堪えます。

今回でいうと、とくに穴口くんの死が………。


【2023】

~11月~

09日 「歌手」大橋純子 享年73歳
29日 「脚本家」山田太一 享年89歳



~12月~

06日 「芸人」島崎俊郎 享年68歳
29日 「芸人」坂田利夫 享年82歳
29日 「プロレスラー」キラー・カーン 享年76歳
30日 「歌手」八代亜紀 享年73歳

【2024】

~01月~

02日 「映画批評家」ミルクマン斉藤 享年60歳
04日 「写真家」篠山紀信 享年83歳
16日 「芸人」エスパー伊東 享年63歳
20日 「映画監督」ノーマン・ジュイソン 享年97歳
20日 「芸人」南部虎弾 享年72歳

~02月~

01日 「俳優」カール・ウェザース 享年76歳

02日 「プロボクサー」穴口一輝 享年23歳


06日 「指揮者」小澤征爾 享年88歳
29日 「映画監督」パオロ・タヴィアーニ 享年92歳

~03月~

01日 「漫画家」鳥山明 享年68歳

あゆを描いたコレ、すばらしい^^


04日 「声優」TARAKO 享年63歳
14日 「俳優」寺田農 享年81歳
19日 「俳優」M・エメット・ウォルシュ 享年88歳
29日 「俳優」ルイス・ゴセット・ジュニア 享年87歳

~04月~

06日 「元力士・格闘家」曙太郎 享年54歳
10日 「元アメフト選手・俳優」O・J・シンプソン 享年76歳

12日 「映画監督・コッポラ夫人」エレノア・コッポラ 享年87歳


21日 「ピアニスト」フジコ・ヘミング 享年92歳
30日 「作家」ポール・オースター 享年77歳



~05月~

02日 「脚本家」小山内美江子 享年94歳
04日 「劇作家」唐十郎 享年84歳
09日 「プロデューサー」ロジャー・コーマン 享年98歳…トップ画像
16日 「俳優」中尾彬 享年81歳
27日 「芸人」今くるよ 享年76歳

~06月~

09日 「俳優」久我美子 享年93歳


18日 「俳優」アヌーク・エーメ 享年92歳
20日 「俳優」ドナルド・サザーランド 享年88歳
29日 「作家」梁石日 享年87歳

~07月~

01日 「脚本家」ロバート・タウン 享年89歳
11日 「俳優」シェリー・デュヴァル 享年75歳

~08月~

14日 「俳優」ジーナ・ローランズ 享年67歳


18日 「俳優」アラン・ドロン 享年88歳

~09月~

03日 「ファッション評論家」ピーコ 享年79歳
09日 「俳優」ジェームズ・アール・ジョーンズ 享年93歳
11日 「ペルーの政治家」アルベルト・フジモリ 享年86歳
20日 「文芸批評家」福田和也 享年63歳
24日 「コラムニスト」唐沢俊一 享年66歳
29日 「声優」大山のぶ代 享年90歳

~10月~

05日 「映画批評家」白井佳夫 享年92歳
17日 「俳優」西田敏行 享年76歳
29日 「俳優」テリー・ガー 享年79歳



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『時よとまれ、君は美しい~2024回顧(2)~』
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