Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(186)テレンス・スタンプ

2025-02-09 00:10:00 | コラム
39年7月22日生まれ・85歳。
イギリス出身。

自分だけかな?
そんなこともないとは思うのですけど、ときどきテレンス・スタンプさんと、

ジャック・パランスさんを混同しちゃいます。


あれ・・・どっちがどっち?
オスカー授賞式で腕立て伏せしたのはどっちだっけ?みたいな(^^;)
(実際はパランス)

ふたりが似ているのは顔だけではありません、俳優としてのキャラクター性も「なんとなく」似通っている。

ともに、性格俳優であると。


※予告だけで震えがくる。劇場で拝めてよかった。



<経歴>

就職後に(俳優になる)夢を諦め切れず、退職して演技の学校に通う。

映画俳優デビュー作は、62年の『奴隷戦艦』。

65年―名匠ウィリアム・ワイラーによるスリラー『コレクター』に主演、カンヌで演技賞を受賞して話題に。

要は『サイコ』のような物語なのですが、そこはワイラーですから品もあって、けれども充分に怖い物語に仕上がってます。必見!


この映画で作られたイメージもあり、幸か不幸か不気味なキャラクターを演じることが多くなりました。

『唇からナイフ』(66)、
奇人パゾリーニによる傑作『テオレマ』(68)、
詩人アルチュール・ランボーを熱演した『ランボー/地獄の季節』(71)、

『スーパーマン』(78)と『スーパーマン II/冒険篇』(80)では悪役を嬉々として演じる。



メジャー作品への出演が増えた80年代は出演作の多くが日本に上陸しましたが・・・

『リンク』(85)、『夜霧のマンハッタン』(86)、『シシリアン』(87)、『ウォール街』(87)、『ヤングガン』(88)、『ブロンディー/女銀行強盗』(93)

・・・作品の出来不出来に関わらず、はっきりいってスタンプさんの印象は薄いです。

もう過去のひとなのか?
と思われた94年、女装家を魅力的に演じた『プリシラ』で息を吹き返します。


ミステリーの快作『私家版』(96)、

なんだか若いころより格好よくなっている『イギリスから来た男』(99)、


『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(99)、

21世紀以降の出演作に・・・
『ホーンテッドマンション』(2003)、『ワルキューレ』(2008)、『ビッグ・アイズ』(2014)、『アガサ・クリスティー ねじれた家』(2017)など。

そして最新作は、健在ぶりを披露してくれた『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)。



相変わらず怪しくて妖しくて最高です、まだまだ元気でいてくださいね^^

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(187)デンゼル・ワシントン』
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オマージュではなく盗作でしたよ、いま思えば。。。

2025-02-08 00:10:00 | コラム
毎週YouTubeの配信を楽しみにしている『BLACKHOLE』、先日はデヴィッド・リンチの追悼回で、自分の投稿も読まれました。





メインは中盤に記した『ツインピークス』劇場版にまつわるエピソードですが、
出演者(てらさわホーク、柳下毅一郎、高橋ヨシキ)が笑ってくれたらな…と記した最後で、狙っていたとおりウケたので一安心。

ココの部分です、
「高校時代に見よう見まねで書いた初めてのシナリオは、女子高生が自死するまでの7日間を描いた、オマージュというより盗作のような物語でありました。」

その裏表紙が、トップ画像です。
『白昼夢』を書き上げたのは高校2年のころ。
担任が国語教師だったにも関わらず、あんまり好きじゃなかったので(^^;) 担任でない古文の先生に添削をお願いしにいったのもよき想い出。



上に記したような物語、
当時は「オマージュ!」と自分に言い聞かせたものですが、いま読み返すと、完全無欠の??盗作だよなと。

でもまぁ、あらゆる表現は模倣から始まるっていいますし。
このころはまず、書き上げることこそ大事なことだったのでしょう。


ワケあって現在、新作シナリオを編集中です。
えぇすでに書きあがっているので、いまは推敲・細かいところの直し作業。
まだここまでしか明かせないのですが、自分にとっては「とてつもなき」「よきニュース」。

その詳細を早く、みなさんにお伝え出来るといいな…。

もちろん今回ばかりは?完全なるオリジナルですよ、盗作なんかじゃありません(^^;)(^^;)(^^;)


※2時間ありますけどね、自分の投稿が読まれるのは50分~くらいから。

ほかのかたのお便りも素晴らしいです。
とくに、リンチ展で美術を担当したひとのお話^^


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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(186)テレンス・スタンプ』
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戦利品^^

2025-02-07 01:14:17 | コラム
きょうは、誕生日の戦利品だけを並べたコラムです^^

戦利品というのは意味合いがちょっとちがうと思いますけど、好きなことばなので強引に!!


①ケーキになったチョコパイ



超のつく美味!
秒で食べ終えました(^^;)


②トップ画像の、オードリー・ホーン(=ツインピークス)Tシャツ

きのう、さっそく着て仕事に。。。


③益若つばささんのアクリルスタンド

パソコンそばに置いて、毎日拝んでます。



④益若つばささんの化粧品販促ポスター

こちらは、ベッドそばに掛けました。
アイドルではないので販売はしておらず、こういうのって高額なのだろうな。

ありがとう!!



⑤ジオング(=ガンダム)、RGプラモデル

わぁどうしよう!


うれしいのだけれど、先日作ったMG(マスターグレード)より細かく、組み立てるのが難しい1/60スケールのRG(リアルグレード)をいただいちゃった!!

今年いっぱいをかけて、ゆっくり、ゆっくり作っていきます。






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明日のコラムは・・・

『オマージュではなく盗作でしたよ、いま思えば。。。』
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映画系音楽系文学系あいうえお10選(41)

2025-02-06 00:10:00 | コラム
「け」から選択…「『け。』が印象的な作品」

少し前にヘアブラシをテーマにしてしりとりを展開しましたが、きょうはその範囲を「少しだけ」広げて「オケケ」で語ってみましょう。

自分が超のつく短髪だからか、髪の長い異性に魅かれます。

極端にいえば、長ければ長いほどよい。
それを触るのが好き。

ハニーは黒髪ロングです。
前髪はパッツンのPerfumeかしゆかスタイルですね^^


お手入れ、たいへんなのだろうなぁ!!


①音楽『球根』(98)…THE YELLOW MONKEY

♪ 髪の毛、手のひら、愛の光 ♪

超のつく名作だと思います。



②映画『座頭市』(2003)…北野武

この映画がすごいのは、金髪やタップダンスが「奇をてらう」感じになっていないこと。



③映画『タクシードライバー』(76)…マーティン・スコセッシ×ロバート・デ・ニーロ

トラビスのモヒカンはもはや記号化しているが、
まさかこれが、カツラだったなんて。

もちろんデ・ニーロがやりたがらなかったわけではなく、ビトー・コルレオーネ役を並行していたから。


④浮世絵『髪梳き』(1932)…鳥居言人

この世界には明るくないですが、じつによい。


少し変えれば、石井隆による劇画のヒロインのような感じにも??


⑤音楽『亜麻色の髪の乙女』(68)…ヴィレッジ・シンガーズ

まず、この色がどんな色なのか調べるのよね、若ければ若いほど知らんから(^^;)




⑥漫画『ゲゲゲの鬼太郎』(65~98)…水木しげる

片目が常に隠れているっていうキャラクター設定が絶妙、
ブラックジャック同様、ダークヒーローの雰囲気がバツグンです。


⑦アニメーション『機動戦士ガンダム』(79~80)…富野喜幸×日本サンライズ

シャア・アズナブル(本名キャスバル・レム・ダイクン)、仮面に収まらぬ襟足付近の金髪が、どんな男なのか想像力を刺激させてくれる。



⑧映画『塔の上のラプンツェル』(2010)…バイロン・ハワード×ネイサン・グレノ

髪の毛に不思議な力を宿したヒロインの物語―21世紀のディズニー映画では、いちばん好きかもしれない。



⑨音楽『前髪切りすぎた』(2015)…三戸なつめ

一部でしか流行らなかった印象があるけれど、好きだなぁポップで^^



⑩歌集『みだれ髪』(1901)…与謝野晶子

「くろ髪の千すじの髪のみだれ髪かつおもひみだれおもひみだるる」

情念ってじつは、(ことばが)かぎられたなかでこそ輝くものなのかなぁ。。。

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明日のコラムは・・・

『戦利品^^』
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映画系音楽系文学系あいうえお10選(40)

2025-02-05 00:10:00 | コラム
本日より「け」から選択…「『けむり』が印象的な作品」

喫煙者だからか、煙で連想するものはどうしたって煙草メインになってしまいます。

偏らないように努めてみましたが・・・やっぱり、煙草多めに(^^;)(^^;)


①映画『天国と地獄』(63)…黒澤明



黒澤レベルであれば、カラーで撮りたいといえばそれが通ったことでしょう。
それを敢えてモノクロームで撮ったのは、これが理由だったか!!


②音楽『煙が目にしみる』(33)…ガートルード・ニーセン

歌詞が分からなくとも、なんとなく物語が見えてくる。

これが表現の理想形なんじゃないでしょうか。

カバーでいってみましょう^^



③映画『花様年華』(2000)…ウォン・カーウァイ

カーウァイ映画のキャラクターたちは、ひっきりなしに煙草を吸っています。
QT映画より多いでしょう、張るのはリンチ映画くらいなものだと思う。

この映画ではトップ画像のトニー・レオンだけでなく、ほら、マギー・チャンも。。。



④アニメーション『ドラえもん』(79~)…藤子・F・不二雄×テレビ朝日

煙といったらいいのか、喧嘩場面におけるエフェクトとして使用―これはみなさん、観たことあるでしょう。



⑤絵画『サン=ラザール駅』(1877)…クロード・モネ

鉄道が吐く煙は、映像で触れるより絵のほうが、なんか不思議とグッとくるのよねぇ。



⑥映画『風立ちぬ』(2013)…宮崎駿

登場人物たちの喫煙回数の多さに「子どもも観るアニメなのに…」と一部批判が出ましたが、いいんだよ、天才は好きにやってもらって!!




⑦音楽『砂煙のまち』(2011)…ZABADAK

♪ 砂煙のまちを 想い出すときに、かわいた枯れ葉の掌 血潮のWINEで染め抜く ♪


⑧小説『煤煙』(1909)…森田草平

漱石門下の森田が、自らが起こした心中未遂事件を告白する形を取った衝撃作。

タイトルは、東京砲兵工廠の煙突が吐き出す煙から取られている。



⑨漫才『令和ロマン』

一昨年・去年度のM-1王者。

下の名前が、「くるま」と「ケムリ」のコンビ。


こちらの動画は、令和ロマンに敗れたコンビ、、、ですが、去年のM-1で最も好きなネタなので貼っておきます。
煙とは無関係なのですけどね、どうですか面白いでしょう?



⑩音楽『考える煙』(2024)…THE YELLOW MONKEY

近年のイエモンの新譜は完全には追えてはいませんが、これはよいサウンド!!

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『映画系音楽系文学系あいうえお10選(41)』
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