Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(197)トム・ハンクス(前)

2025-03-26 00:10:00 | コラム
56年7月9日生まれ・68歳。
アメリカ出身。

大御所ハンクスさんですもの、二夜連続で展開しましょう^^

キャリア初期はコメディ番組で人気者となり、笑いのセンスを活かして非コメディ作品にも出演するようになる―これって日本にたとえると、完全に大泉洋ですよね。

大泉洋にとっての原点が『水曜どうでしょう』だとするならば、ハンクスさんの原点はもちろん『サタデー・ナイト・ライブ』。
そのころを完全に捨てたわけではないところも、ふたりは似ています。

※盟友マーティン・ショートと



ではまず、自分にとってのハンクスさんをふたつの動画で。

※みんな大好き、ピアノのシーン


※オスカー主演賞を2年連続で受賞、2年目のガンプのほうがポピュラーだと思いますが1年目のほうが個人的には好き。ハンクスさんの演技を確認出来るものではないですが、ブルース・スプリングスティーンの曲、そして街を捉えるキャメラが素晴らしいので、この映画の冒頭を。



<経歴>

本日は、コメディがメインの80年代まで。

奥様は、同業のリタ・ウィルソン。


前述したようにオスカー2度受賞、セシル・B・デミル賞を受賞したハリウッドの人気者であり、
大統領自由勲章(最高位勲章)も受章しています。


映画俳優デビュー作は、80年の『血ぬられた花嫁』。
日本では劇場未公開作で、じつは自分も未見です。

注目されたのは、ダリル・ハンナが人魚に扮した『スプラッシュ』(84)から。

『バチェラー・パーティ』(84)、

マイホームが欠陥住宅だった、、、というコメディ『マネー・ピット』(86)、


刑事ドラマをパロディにした『ドラグネット 正義一直線』(87)、
「子どものこころのままにオトナになった主人公」というファンタジーに演技力でリアリティを与えた『ビッグ』(88)がスマッシュヒットを記録、
『パンチライン』(88)、

『ターナー&フーチ/すてきな相棒』(89)、しかしこの場面サイコーだぁ(^^;)


映画通が喜ぶ「裏」オールスターの奇妙なブラックコメディ『メイフィールドの怪人たち』(89)に主演。



喜劇役者としてのキャリアが大きく変わっていくのは、90年代に入ってからでした。。。

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(197)トム・ハンクス(後)』
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令和版・海外俳優列伝(196)トム・ハルス

2025-03-25 00:10:00 | コラム
53年12月6日生まれ・71歳。
アメリカ出身。

ハルスさんといえば、やはりヴォルフガング「アマデウス」モーツァルト。

それだけじゃん。
というひとが居るかもしれませんが、
ほかにもシブ系アート系の佳作にいくつか出ていますし、
キャリアでひとつでも「大当たり役」に巡り合えるひとなんて稀なのだから充分でしょう?

※サリエリを演じたF・マーリー・エイブラハムと


※※妻コンスタンツェを演じたエリザベス・ベリッジと


※※※ディレクターズ・カットは2002年に公開。新宿高島屋のI MAXで鑑賞出来て幸福でした。
そして本年、午前十時の映画祭で4K版が公開される^^



<経歴>

75年にブロードウェイでキャリアをスタートさせる。

実質的な映画俳優デビュー作は、77年の『ジェームズ・ディーンにさよならを』。

ハチャメチャなコメディ『アニマル・ハウス』(78)を経た84年、『アマデウス』でタイトルロールに大抜擢。

下品、不遜、傲慢にして高慢。
しかし誰もが認める大天才という複雑なキャラクターを「愛嬌」を全面に押し出して演じる。

87年、サスペンスの佳作『スラムダンス』に主演。

主演なのだけれど、
北米版ポスターにしろ、


日本版ジャケットにしろ、


ヒロインのヴァージニア・マドセンが目立っているのはしょうがないかな(^^;)
このころのマドセン嬢は、最高に輝いていましたから。

ちなみに。
本作をGoogle検索する場合、候補に「スラムダンク」が出てきて反射的にクリックしてしまう、、、という現象が起こりがち?なので気をつけて!

『ニッキーとジーノ』(88)、

ロン・ハワードによる感動的なコメディ『バックマン家の人々』(89)、
※ハルスさんは奥の右端、


ロシア出身の職人コンチャロフスキーによる快作『映写技師は見ていた』(91)、


『フィアレス』(93)や『フランケンシュタイン』(94)などなど・・・ねっ、意外と出ているでしょう。

21世紀以降の目立った活躍は、『主人公は僕だった』(2006)と『ジャンパー』(2008)くらいでしょうか。


いつまでも甘ったれた坊ちゃんのイメージですが、すでに古希を過ぎているのですよね。

とりあえず今年も『アマデウス』をスクリーンで拝めるのは、ほんとうに、ほんとうにうれしいこと。なのでありました^^

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令和版・海外俳優列伝(195)トム・セレック

2025-03-24 01:09:15 | コラム
45年1月29日生まれ・80歳。
アメリカ出身。

アメリカンなヒゲ野郎といえば、まずバート・レイノルズが頭に浮かびます。


ガキのころ愛読していた『ロードショー』付録のスター名鑑には「ハリウッドを代表するセックスシンボル」と表記されていて、「???」だったけれど、いまは少し分かります。
「少し」だけね。
とはいえ現代では米国でも、こういうマッチョマッチョしたひとのイコールはセックスシンボルではないのでしょうね。
トランプによって、少し時代が逆行し始めたとはいっても・・・!!

レイノルズの次に浮かんだのが、セレックさんです。
レイノルズの例に倣えば、このひともまた80年代はセックスシンボル的な存在だったのかな、似て非なるものなのかな、どうなのでしょう。。。





<経歴>

セレックさんのエピソードで最も有名なのはおそらく、スピルバーグが「当初」考えていたインディ・ジョーンズ役はこのひとだったということでしょう。

なぜそれが通らなかったのかというと、80年から始まったテレビシリーズ『私立探偵マグナム』で人気者だったからです。


う~ん、人生は分からん!
そんなセレックさんのキャリアはテレビからスタート、
実質的な映画俳優デビュー作は、70年の『マイラ』。

『ミッドウェイ』(76)や『コーマ』(78)、
佳作『未来警察』(84)などはありましたが、


日本の一般的な映画ファンにまで名前が浸透したのは87年の『スリーメン&ベビー』と、



その続編『スリーメン&リトルレディ』(90)からでしょうね。


タイトルとポスターから想像できるとおりの、赤ちゃんにてんやわんやする男たちのコメディです。
「よくある」っちゃあそうなのでしょうが、共演がスティーヴ・グッテンバーグとテッド・ダンソンというシブ系であるところがポイント。

さわやかなイケメンじゃあ、そのおかしみは半減していたかもしれませんからね~。


そのほかの出演作に・・・
『コロンブス』(92)、
高倉健と共演する『ミスター・ベースボール』(92)、
『イン&アウト』(97)など。

引退したわけではないのですが、21世紀以降のキャリアは古巣のテレビドラマに「ほぼほぼ」限定されています。

そこがちょいと寂しいところですが・・・
そうか、もう80歳だったのか!!

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日曜夜。のベストな設定で^^

2025-03-23 00:10:00 | コラム
日テレの連続ドラマ、バカリズム脚本によるライトコメディ『ホットスポット』が最終回を迎えた。

ウェス・アンダーソンの世界観を髣髴とさせる衣装や色彩や構図、
※こちらの編集画像は借りものです


そのほか、
トップ画像の『E.T.』(82)パロディや、

ガンプラ愛などなど、




サブカルチャーが好きであればあるほど楽しめる創りになっていたが、ポイントはやはり日曜の22時30分スタートだというところ。

「あるある。」に過ぎて、もはや誰も言及しなかった感もあるけれど、
『笑点』や『サザエさん』が流れると、「あぁ休みも終わるのか、あすからまた仕事・学校だ」と感じてしまうシンドロームというか、

憂鬱であるからこそ、『笑点』『サザエさん』のソフトな創りに少し救われてもいるという。

日曜の後半に、ヘヴィなものを観たくないという感覚。
ヘヴィ大好きマンの自分でも、それは分かる。
ライトに触れたいよねライトに、出来れば誰も死なず、真の悪者は出てこないみたいな。
出てきたとしても、そいつらをメインにしないという。

『ホットスポット』は、それらをきちんと踏まえたものになっている。


町に宇宙人が居る。
それどころか、未来人まで居る。
唐突に、超能力者まで出てくる。
とはいっても政府は絡んでこないし、彼らが発揮する能力も「10円玉をおん曲げる」ことであったり「スマホの充電値をゼロにする」ことであったり、かな~り些細なもの。

安心して観ていられるという点では、橋田壽賀子的ともいえるかもしれない。
ただ橋田脚本とちがうのは、『渡鬼』が食器を洗いながらでもドラマの進行が分かるように台詞が説明的であるのに対し、バカリズム脚本は、目を凝らしていないといけないという点。

ただひとつ、Yahoo!ニュースに載るような文章を書いている「似非」ライターにいっておきたいのは、「伏線回収」をあんまり多用すんなってこと。

伏線回収とは、何気なく映っていた・言及されていたものが「のちに思わぬ効果を発揮する」テクニックを指しており、
第1話の場面が第8話で再び描かれたからって「それは再登場に過ぎず」べつに「伏線回収をしたわけではない」のですよ。

なんでもかんでも伏線回収と表現されたのでは、バカリズムがちょっと気の毒になっちゃうよ!!



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黄金週間とMONSTER

2025-03-22 00:10:00 | コラム
まだまだ花粉症の症状が激しいので、劇場での映画鑑賞は控え気味。
エンジンかかるのは『メガロポリス』までお預け(いいかげんしつこい(^^;))っぽいですが、黄金週間のスケジュールはなんとなく決まってきました。

本職のライター/副業の派遣バイトの双方とも年中無休を謳って?いるので、大型連休も年末年始も関係ない、、、といえばそうなのだけれど、いやいやオメー大晦日はRIZIN行ってるじゃねーか!?

ってことで、格闘技のお話です。


①5月4日(日)―『RIZIN男祭り』(東京ドーム)は、いくつかのカード発表がおこなわれたあとに現地観戦するかどうかを考えます。
とりあえずいえるのは、どっちにしろ観る―現地かPPVか―ってこと。

同日の米時間、日本時間でいうと5日(月)午前中に井上尚弥の試合がある。
これは配信視聴確定。
景気がよければ米国まで観に行ってもいいのですが、さすがにそれはね…。


※先日の大リーグ日本戦は、なんかアイドルみたいな出で立ちだったね^^



そしてここにきて不安要素がひとつ。
これまでLeminoで無料配信されていた尚弥の試合がPPV(課金、たぶん2~3000円くらい?)になるかも、、、っていうね。

これは正式発表後に、本コラムでもお知らせいたします。

というわけで、5日の有給はすでに申請しました!!


②さて。
黄金週間前の格闘技ウィークはじつはあすから始まり・・・

23日、『ONE 172 武尊 VS ロッタン』(さいたまスーパーアリーナ)





30日、『RIZIN.50』(香川県高松市・あなぶきアリーナ香川)

・・・と、2週連続で注目の興行が日本で開催される。

前者は現地観戦、後者は(香川はさすがに…なので)PPV観戦。

えっ、花粉の症状は?
ときに無音になる劇場とはちがって、スポーツ観戦であれば大丈夫と思ってね。


③さらにさらに。
これは吉報、同郷の英雄・堀口恭司が修羅の国の団体UFCと再契約を結んだもよう。


今度こそ王者になってね!!


以上、興味ないひとにとっては「・・・?」な格闘技情報コーナーでした(^^;)






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