Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画交通情報、2021春版

2021-03-31 00:10:00 | コラム
大人気ゲームを映画化した『モンスターハンター』が、映画史に残るほどの大コケを記録している。

莫大な制作費をかけたので赤字は必至でしょう、
コロナショックによるビッグバジェット公開は未だ停滞気味、そのなかでのコレだから、ほかの作品への悪影響も心配される。

・・・って、じつは逆なのかもしれない。
あまりにもひどい出来だから、とっとと公開して、とっとと打ち切りになれ、、、という配給のヤケクソ感があるのかもしれない。

『ノマドランド』や『ミナリ』など、観るべき外国映画もいくつかはあるけれど、


去年からの傾向としては、日本映画のほうが「ぜんぜん」活きがいい。

『シン・エヴァ』は特例としても・・・

先行していた『ヤクザと家族 The Family』『花束みたいな恋をした』『すばらしき世界』を追いかけて、

『あのこは貴族』『まともじゃないのは君も一緒』が快走、

興行面で苦戦している作品もあるけれど、現時点におけるベスト10を作ってみると、

外国映画は『聖なる犯罪者』『ノマドランド』『シカゴ7裁判』の3本のみ、残り7本は日本産なのであった。


日本人としては喜ばしいこと、

しかし映画ファンとして考えた場合、これはあきらかに不健全だろう。


北米の映画興行が徐々に復活しつつあるいま、ここに外国映画がどれだけ入り込んできてくれるのだろう。。。






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映画スタッフ別10傑(5)ジェリー・ゴールドスミス

2021-03-30 00:10:00 | コラム
~ジェリー・ゴールドスミスのキャリア10傑~

ゴールド・スミスかと思ったら、区切らないゴールドスミスなんですね、

とても格好よく、かつ日本人にとっては覚え易い名前。

75歳没、このひともまた、大作音楽の似合うひとだった。

と同時に、詩情を表現するのも得意・・・って、才能ある作家はみんなそういう面を持っているものなのかも。


(1)『トータル・リコール』(90)

なにかどえらいことが起こりそうな雰囲気に満ち満ちていて、冒頭からスクリーンに釘付けになる。




(2)『パピヨン』(73)

詩情といえば、これ。
ゴールドスミスが本格的に注目されるようになったのは、この作品からかな。



(3)『ランボー』(82)

ジャンル的にはアクション映画になるのだろうが、根底に流れているのは哀しみで。
それを、余すところなく表現している。


(4)『グレムリン』(84)

SFパニックだし、レンジで爆破シーンなどもあるが、基本的には家族で楽しめる創り―であることが、テーマ曲で分かるようになっている。

※こちら、パート2の変奏バージョンで



(5)『猿の惑星』(68)

物語と映像にインパクトあり過ぎて、、、というひともいるが、いやいや、やっぱりよい仕事してますよ~。


(6)『オーメン』(76)

オスカー作曲賞受賞。

雰囲気作り、完璧だったものね。



(7)『L.A.コンフィデンシャル』(97)

予告編制作のプロにいわせると、こんなにありがたいサウンドトラックも珍しいという。

なるほど、たしかにぴったり。



(8)『チャイナタウン』(74)

この10選のなかでは最も地味かもしれないが、自分は好き。

というのも、この映画で初めてゴールドスミスの作品に触れたから。

グレムリンとかではなく、これが最初。
テレビで偶然、、、だったけれど、我ながら渋い。


(9)『スタートレック』(79)

『スターウォーズ』と似ているようで、ぜんぜんちがう世界観の構築に貢献。


(10)『トワイライトゾーン/超次元の体験』(83)



これをルーツに持つ、日本の『世にも奇妙な~』もサウンドトラックは見事でしたね~。

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一足先に、、、脱出!!

2021-03-29 00:10:00 | コラム
ひとによって差異があるのが面白いなぁと思うんだけど・・・

自分が重い花粉症に罹るのは、2月中旬~3月中旬まで。


というわけで。
完全復活ではないけれども、ほぼほぼ抜け出しました。

祝!

あぁ、ふつうに呼吸出来る幸福よ!!



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映画スタッフ別10傑(4)ハンス・ジマー

2021-03-28 00:10:00 | コラム
~ハンス・ジマーのキャリア10傑~

「非」スピルバーグの米産ビッグバジェット、その映画音楽家といえばハンス・ジマー63歳。

ジョン・ウィリアムズ同様、映画を観ていないひともテーマ曲は知っている。

若い映画ファンほど、ウィリアムズよりこのひと! と思っているかもしれないね。


(1)『バックドラフト』(91)

料理の鉄人を想起してしまうひとも居るだろうけどね!笑




(2)『ダークナイト』(2008)

雰囲気抜群。

ダニー・エルフマンが手がけた『バットマン』の世界観から見事に脱却している。



(3)『ブラック・レイン』(89)

あまりピンとこないひとも居るかもしれないが、主題歌も渋いし、よい仕事してます。

日本が舞台だからって、あまり「和」に固執しないところもよかった。


(4)『トゥルー・ロマンス』(93)

木琴?から入っていく感じ、とってもキュートだった。




(5)『レインマン』(88)

奇妙な兄弟関係に寄りそうように流れる、やさしい曲調。


このころ、まだジマーの名前を意識していなかったが、よく口ずさんでいたっけ。


(6)『ザ・ロック』(96)

いかにもなビッグバジェット感があっていい。

このひとのよさは、その振り幅だろう。

だってこの映画を挟む↑と↓の作品をみてよ。


(7)『ドライビング Miss デイジー』(89)

車でさえゆっくり移動させなければいけない、そんな初老の主人公を扱った映画だからね、

絶妙なリズムで心地よさが味わえる。


(8)『クリムゾン・タイド』(95)

軍事サスペンスっぽさと、舞台がほぼ潜水艦内で起こる物語ゆえの閉塞感と。


(9)『パイレーツ・オブ・カリビアン』(2003)

じつは映画シリーズは大嫌い、
というか乗れない、

けれど・・・
この曲は大好き! という自分みたいなひと。

けっこう居ると思うよ。

ボクシング村田くんの入場曲としても有名ですね。




(10)『グラディエーター 』(2000)

大御所的な雰囲気が出てきたのは、このころからか。

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プレッシャーは好きですか。

2021-03-27 00:10:00 | コラム
ラジオの映画評も好評のミュージシャン、ライムスターの宇多丸(以下、言及する人物はみな敬称略)が爆笑問題だったか、大竹まことだったかの番組にゲスト出演したとき、


「映画評が大人気の―」という紹介がすでにハードル「高め設定」に入っているわけだが、

「映画の知識」と「しゃべり」の両方を期待された宇多丸は、その空気のなかでガンガンに飛ばして映画愛を炸裂させていた。

・・・のだけれども、いつもこのひとの番組を聴いている身としては、ちょっと力が入り過ぎているなぁ、逆に調子っぱずれになってないかな? と感じたものだった。

つまりこれこそ、プレッシャー。

いつもどおりやれば、それだけで「すごい」ということが伝わるのに・・・宇多丸もプレッシャーに弱いのか、ちょっと安心。みたいな。


「プレッシャーは好きだ」といったのは、『ザ・ロック』(96)のニコラス・ケイジ。


自分?

駄目だね、苦手です。


最もプレッシャーに強い職業ってなんだろうと考えたら、すぐに答えが出てきた。

それはやっぱり、スポーツ選手でしょ。

数時間後にフリー演技が控えている紀平梨花とか、

全英でビッグサプライズを起こした渋野日向子、


日曜日の大決戦に注目が集まる武尊もそうでしょう。



プロスポーツ選手になるための最大の条件は、センスや技術ではなく、まず「プレッシャーを愛せるかどうか」なのかもしれないよね!!



※追記(6:10)

ロシア勢、強っ。
紀平ちゃん、きつそうだった。

やっぱり厳しい世界ですねぇ・・・(´;ω;`)






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