※新藤監督が亡くなられたけれど、後日、しっかとした追悼文をアップしますです。
とりあえず、合掌。
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先日―世話になったひとの引退の会? があり、幹事をやった。
呑み会としては、まぁ成功したほうだと思う。
ただ贈り物が「やや」かぶってしまったのが惜しい! というか、やっぱりなぁ! と。
出席者全員からということで花と商品券を、それとはべつに、(主役さんも自分も好きなので)ももいろクローバーZのTシャツと、「労働」ネクタイ鉢巻(ピンク)を個人的に贈ったのだが、
やはり「ももクロ」好きの同志Aも、ライブDVDやらなにやらを贈ったのだった。
うちら、どんだけ好きなんだよって話である。
主役さんは妻子ありなので、帰宅後、なにかいわれなかったんだろうか・・・と、ちょっとだけ気にかける。
まぁいいや。
本日のテーマは、「かぶる」ということ。
内容が偶然「かぶる」という映画は、よくある。
キューブリックの『博士の異常な愛情』(64)と、シドニー・ルメットの『未知への飛行』(64)とか。
核ミサイルを扱った物語だが、発表時期まで重なっているという「出来過ぎた」偶然。
しかしこの偶然によって、「パクッた」「パクられた」という話にはならなかった。
もし、どちらかの作品が翌年に発表されたものだとしたら、たとえそうでなかったとしても「前年のがオリジナル」という認識を持たれたことだろう。
物語の「かぶり」は、中身に触れてみなければ分からない。
厄介なのは「タイトルのかぶり」のほうで、たとえば『クラッシュ』というタイトルの映画は、
95年のアメリカ映画、96年のカナダ映画、2003年の日本映画、2004年のアメリカ映画・・・という具合に、4本も存在するのだった。
このなかで有名なのは、96年と2004年の映画。
我々? 映画小僧のあいだでは、前者を「クローネンバーグの『クラッシュ』」、後者を「オスカーを取ったほうの『クラッシュ』」といっているが、まぁややこしい。
過去にあたり、同じタイトルの作品を見つけたとしたら変更すればいいだけの話ではあるが、
作者はタイトルを直感で決めることが多い、「これだ!」と思ったら、そのままいきたいものなんだよねー。
新作が公開中の変人ペトロ・アルモドバルが日本で有名になったのは、89年の『アタメ』発表(=トップ画像)のころ。
メインタイトルだけではピンとこないが、サブタイトルは「私を縛って」ときたもんだ。
サブタイトルに負けぬインパクト充分の物語が展開されたが、自分が現在執筆中のシナリオタイトルは『アクメ』という。
かぶってはいないが、一文字違い。
ただエロスを題材にしているという点では、仲間? である。
だってアクメとは、性的絶頂を指しているのだから。
そしてもう1本、ペトロと自分のグループ? に割り込んでくる映画が、ウルグアイ・アルゼンチン・メキシコ・スペイン・アメリカの合作という形で出現した。
その名は、『アクネ』という。
おいおい、またまた一文字違いだ。
しかも、やはり性を主題としている。
このショットだけを観ると「かなり」やばそうだが、
じつは、けっこう可愛らしい―少年が、キスを欲する―物語なのである。
なるほどねぇ。
で、なんとなくの結論。
たぶん。
たぶんというのを強調しておいて話を進めるが、最初に「ア」がつき最後に「メ」のつく映画は、エロを主題に「しがち」であると。
作家さんたち、そのへんに気をつけてタイトルをつけましょう。
ところでこの『アクネ』、公開する『シアターN渋谷』では、主人公の少年がニキビについて悩んでいるという設定から、特別割引を企画している。
ウケ狙い丸出しで、こんな広告を出しているのだが・・・
<但し意外とハードルの低い割引という事で下記注意書きがございますので必ずご確認下さい。
(1)割引対象のニキビは顔面限定でお願いします。
(2)青春時代のニキビの跡は無効とさせていただきます。
(3)30歳を過ぎたら間違いなく吹き出物ですがこの際有効とします。
(4)傷等をニキビと言い張るのはやめて下さい。受付スタッフが気の毒です。
(5)必ず当日券をお求めの際に受付でニキビをご提示下さい。
(6)ニキビご本人様のみ有効です。
(7)ビキニを着てきてもタダにはなりません。違う映画です。
(8)他の割引、他のニキビとの併用は出来ません。
(9)ニキビ割引を今回利用された方は、くれぐれも良く洗顔をして下さい。>
(7)とか、ちょっと狙い過ぎかな・・・と、思ったり。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『巻頭言&上半期の美女たち』
とりあえず、合掌。
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先日―世話になったひとの引退の会? があり、幹事をやった。
呑み会としては、まぁ成功したほうだと思う。
ただ贈り物が「やや」かぶってしまったのが惜しい! というか、やっぱりなぁ! と。
出席者全員からということで花と商品券を、それとはべつに、(主役さんも自分も好きなので)ももいろクローバーZのTシャツと、「労働」ネクタイ鉢巻(ピンク)を個人的に贈ったのだが、
やはり「ももクロ」好きの同志Aも、ライブDVDやらなにやらを贈ったのだった。
うちら、どんだけ好きなんだよって話である。
主役さんは妻子ありなので、帰宅後、なにかいわれなかったんだろうか・・・と、ちょっとだけ気にかける。
まぁいいや。
本日のテーマは、「かぶる」ということ。
内容が偶然「かぶる」という映画は、よくある。
キューブリックの『博士の異常な愛情』(64)と、シドニー・ルメットの『未知への飛行』(64)とか。
核ミサイルを扱った物語だが、発表時期まで重なっているという「出来過ぎた」偶然。
しかしこの偶然によって、「パクッた」「パクられた」という話にはならなかった。
もし、どちらかの作品が翌年に発表されたものだとしたら、たとえそうでなかったとしても「前年のがオリジナル」という認識を持たれたことだろう。
物語の「かぶり」は、中身に触れてみなければ分からない。
厄介なのは「タイトルのかぶり」のほうで、たとえば『クラッシュ』というタイトルの映画は、
95年のアメリカ映画、96年のカナダ映画、2003年の日本映画、2004年のアメリカ映画・・・という具合に、4本も存在するのだった。
このなかで有名なのは、96年と2004年の映画。
我々? 映画小僧のあいだでは、前者を「クローネンバーグの『クラッシュ』」、後者を「オスカーを取ったほうの『クラッシュ』」といっているが、まぁややこしい。
過去にあたり、同じタイトルの作品を見つけたとしたら変更すればいいだけの話ではあるが、
作者はタイトルを直感で決めることが多い、「これだ!」と思ったら、そのままいきたいものなんだよねー。
新作が公開中の変人ペトロ・アルモドバルが日本で有名になったのは、89年の『アタメ』発表(=トップ画像)のころ。
メインタイトルだけではピンとこないが、サブタイトルは「私を縛って」ときたもんだ。
サブタイトルに負けぬインパクト充分の物語が展開されたが、自分が現在執筆中のシナリオタイトルは『アクメ』という。
かぶってはいないが、一文字違い。
ただエロスを題材にしているという点では、仲間? である。
だってアクメとは、性的絶頂を指しているのだから。
そしてもう1本、ペトロと自分のグループ? に割り込んでくる映画が、ウルグアイ・アルゼンチン・メキシコ・スペイン・アメリカの合作という形で出現した。
その名は、『アクネ』という。
おいおい、またまた一文字違いだ。
しかも、やはり性を主題としている。
このショットだけを観ると「かなり」やばそうだが、
じつは、けっこう可愛らしい―少年が、キスを欲する―物語なのである。
なるほどねぇ。
で、なんとなくの結論。
たぶん。
たぶんというのを強調しておいて話を進めるが、最初に「ア」がつき最後に「メ」のつく映画は、エロを主題に「しがち」であると。
作家さんたち、そのへんに気をつけてタイトルをつけましょう。
ところでこの『アクネ』、公開する『シアターN渋谷』では、主人公の少年がニキビについて悩んでいるという設定から、特別割引を企画している。
ウケ狙い丸出しで、こんな広告を出しているのだが・・・
<但し意外とハードルの低い割引という事で下記注意書きがございますので必ずご確認下さい。
(1)割引対象のニキビは顔面限定でお願いします。
(2)青春時代のニキビの跡は無効とさせていただきます。
(3)30歳を過ぎたら間違いなく吹き出物ですがこの際有効とします。
(4)傷等をニキビと言い張るのはやめて下さい。受付スタッフが気の毒です。
(5)必ず当日券をお求めの際に受付でニキビをご提示下さい。
(6)ニキビご本人様のみ有効です。
(7)ビキニを着てきてもタダにはなりません。違う映画です。
(8)他の割引、他のニキビとの併用は出来ません。
(9)ニキビ割引を今回利用された方は、くれぐれも良く洗顔をして下さい。>
(7)とか、ちょっと狙い過ぎかな・・・と、思ったり。
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明日のコラムは・・・
『巻頭言&上半期の美女たち』