goo blog サービス終了のお知らせ 

Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(55)多岐川裕美

2023-05-17 00:10:00 | コラム
~多岐川裕美のキャリア10傑~

裕美さん72歳、
鮮烈に過ぎるデビューという点では高橋惠子さんと同じだが、その後のキャリアはちょっとちがった。


いや、だいぶちがったというべきか。

ハダカばかり期待されることを嫌い、ハダカを要求される企画を次々と拒否し降板騒動が起こったり、いつまでもデビュー作のことをほじくり返されたり。

性少年は無責任だからね、何年経とうがデビュー作にこだわることもするが、これは本人の矜持に関わることだから。。。


(1)『聖獣学園』(74)

だから本人としては、問題作というべきか。

70年代っぽい無茶苦茶な設定で、とっても楽しめることはまちがいない。



(2)『仁義の墓場』(75)

大笑い 三十年の 馬鹿騒ぎ

実在したヤクザ石川力夫をリアリズムで描く、深作欣二の野心作。



(3)『新女囚さそり 701号』(76)

二代目・松島ナミ(さそり)を演じる。

初代の梶芽衣子が圧倒的であったから分が悪いが、いや、でも好きですよ自分は。


(4)『復活の日』(80)

猛毒ウイルスをめぐる小松左京の小説を、深作欣二が手がけた大作。

内容より、主題歌のほうが有名でしょう。



(5)『いつかギラギラする日』(92)

がんばるおじさんたち―ショーケン、千葉真一、石橋蓮司―の強盗アクション。

裕美さんは、ショーケンの恋人を好演。



(6)『新幹線大爆破』(75)

年々再評価「度」が上がる傑作アクション。

オールスターゆえに裕美さんもチョイ役(スカンジナビア航空係員)。


(7)『GONIN2』(96)

前作の続編ではなく姉妹編。

・・・う~んと、あまりにも低予算だったからか、物語は強引に過ぎるし、ファンが望む映像を再現した「だけ」に見える石井隆の演出は「逆に」らしくなくなっている。
見どころは、大竹しのぶのセーラー服・笑と、喜多嶋舞のハダカだけかな。

裕美さんは、緒形拳の妻役。


(8)『地震列島』(80)

タイトルどおりのパニック映画で、ホンは新藤兼人だからしっかりしているし、地震大国に住む我々はこういうのもどんどん触れていかないとね。



(9)『続・愛と誠』(75)

早乙女愛と太賀誠の「劇画愛」、その続編。

1作目ほどのパワーは感じないが、大番長を演じる裕美さんが面白いので及第点超え!


(10)『任侠花一輪』(74)

藤竜也の初主演作で、裕美さんは二役を演じる。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『ハルキよりリュウ』
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年ほどカンヌに行きたいと... | トップ | ハルキよりリュウ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お綺麗でしたもん (夢見)
2023-05-17 11:49:27
松坂慶子か多岐川裕美かーって 男性陣の人気を二分した時代もありましたし

「俺たちは天使だ」とかTVドラマも印象に残ります
返信する
夢見さん、 (まっき~)
2023-05-17 21:01:10
映画はなんとか追いかけられたんですけど、そういえばテレビドラマって天使だ~も含め、観れてないんですよね。
観たい!!^^
返信する

コメントを投稿

コラム」カテゴリの最新記事