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わざわざ「目的格代名詞」に言い換えないとならない理由

2022-11-06 | くらべて文法(西・英)

スペイン語の、ちょっとめんどくさいところは、目的語を代名詞に言い換えるところです。日本語にはないルールなので理解しにくいんです。どういうことかというと…。

①日本語:「私は昨日マリアに会った。」と言う友達に反応し「へぇ?どこで会ったの?」と聞く。

①スペイン語:Ayer vi a María.と言う友達に反応し、¿Ah,sí? ¿Dónde la viste? と聞く。

 

②日本語:「私はマリアに指輪を買った。」と言う友達に反応し「へぇ?もう買ったの?」と聞く。

②スペイン語:Le he comprado un anillo a María. と言う友達に反応し、¿Ah,sí? ¿Ya se lo compraste? と聞く。

 

日本語では「どこで 彼女に 会ったの?」とか「もう それを 彼女に 買ったの?」なんて言わないですよね。ところがスペイン語では「言わなきゃ気が済まないんだけど長いのは嫌だ」ということで【ピンク:直接目的格代名詞】【青:間接目的格代名詞】に置き換えないとならないんです。

間接目的格は通常ヒトで「だれそれに」なので「に格」とも呼ばれ、直接目的格は「なになにを」なので「を格」とも呼ばれるのですが、日本語に訳したとき必ずしも助詞が「に」や「を」にならないし、直接目的語は物だけじゃなくヒトのとき(例文①)もあるし、間接目的語がヒト以外のこともあり得るので、日本語で考えながらスペイン語で答えようとするとわけがわからなくなってしまいます。

 

…ということで、英語と比べてみようと思い「目的格代名詞の比較表(英・西)」をつくってみました。でもでも、あーれー? 英語には「間接」「直接」の区分はないみたいですね~。

そして英語では物の場合 ”it" なんですが、スペイン語の直接目的語は物であっても性別(男性名詞か女性名詞か)によって変わる(lo, la)ので、ひと枠には納まりません。

「わざわざ考えて言い換えるのめんどくさいから、長くてもそのまま繰り返しちゃいます」…まあ、それでも良いんですが、スペイン語ネイティブは考えなくてもこれらをフツーに使って話しかけてきますからね~。うーん。



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