maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 



今年、STAR WARSを観て、それっきりだった。
あれも面白かったなあ。懐かしくなってくる。昔ビデオで録画して何回も見た。
みんな歳を取ったなあ・・・自分もだけど。

今夜みたのは、マネーショート。
TVのCMでは、なんだか痛快ものっぽいので、
観る気がしなかったのですが、ポッドキャストで聞いている
経済関連の番組で、これは必見というので観てきました。
ヘッジファンドの裏側がよく分かる・・・らしい。

なるほど・・・
これは、サブプライムローンの破綻・金融危機に陥るまでの、
一種のドキュメンタリーチックムービーで、
ややこしい用語などの解説を、所々に面白く挿入するなど、
できるだけ噛み砕いて作ってあり(それでも感覚的に理解するのがやっと)、
かつ、告発と警鐘が含まれる映画でした。

1929年の世界恐慌時代には無理だったけれど、サブプライム問題も
歴史に残る出来事なので、それを記録した映画としても観る価値はある。
これを娯楽モノとして観に行くと、がっかりする。全然違います。
TVのCMはいただけないが、真面目モノだと見る人が減ると思ったのだろうな。

サブプライムローンの落とし穴に気づいた人、
その他、偶然知った人たちが、それぞれバブルがはじける事を予見するものの、
周りは、全く気付かない。格付け機関も単なる商売人だし、
金融機関の犯罪ともいえる行為まで、再現フイルムのようにして見せてくれる。
そして、一般の人が最後は負担を押し付けられて、金持ちは逃げる。
日本のバブルもそれと同じでしたが、世界中を巻き込み、今もまだ傷がいえない。

その後、中国を始め、途上国の成長エネルギーで何とかやってきたものの、
もうガス欠。さてどうなる?
今の金融緩和で、上手くいくはずがないと、誰もが感じているのでは?
次に何か起こるはずだと、薄々感じている中で、タイムリーでした。

エンドロールに入る前、2015年にサブプライムの名前を変えただけの金融商品が発売されたと、
出てきたのだが・・・・もしかして、自動車関連のローンの事かな?
本かネットの記事で以前知ったのですが、貸し手はいけない人にもドンドン貸す。
その債権を加工して売る・・・中身はクズなのに格付けはAAAなんてね。

とかく、人間は欲を捨てきれない、バクチ好きの生き物って事ですね。

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