ここ2年くらい、SACDプレイヤーのマランツ SA14 Ver.2がCD読み込みエラーが増え、
かつ、ディスクトレイがたまに開きにくくなるようになっていた。
機械が少し温まればOKなのと、読み込み難ありなのはCDの場合だけ(SACDはOK)でなんとかなった。
さらに、最近はレコード再生が増え、
洋楽ロック系を聴くことが多かった事もあり、対策は後回しにしていた。
でも、CDでしか持っていないものを聴く機会が増え、秋、冬に向かって、
そろそろクラシックも聴きたいなと思ったりで、
買い替えするかなと、情報収集や、軽い視聴をやってみたりした。
11月10日に、本格的な視聴をしに、久々に秋葉に行って、選んできたのが同じマランツのSA-12。
それにしても、オーディオ関連の市場は寒いようで・・・以前スピーカーを買った頃とは全然違う。
今のアンプは、同じくマランツのPM-11S2。
SPが、ELACのFS210A。
正直、現状で自分の中では気持ちよく聴けて、
下手に選んで後悔したらどうしようと悩んでいた。
中低音から高音までよく出ていたから、どこかが悪くなると目立つかなと心配していた。
買ったばかりの時点では、中低音がやたらと厚く、ピアノの楽曲では、あれっと思ったものの、
時間が経つにつれ、高音が出てきて、かといって中低音がなくなった訳でもなく、
左右に広がりが出て、機械的にも静かで、さすがに10年以上の差はある。当たり前か・・・
音も細かい。ピアノの高音も、金管楽器も、綺麗な音が生き生きしている。
色々聴いたけど、こんな鳴り方するCDだったのか、と感心させられる。
あまり飾りのない音で、好き嫌いが分かれる部分のところだと思うが、
自分がクラシックのコンサートに通う前は、まろやかな音がリラックスもできて心地よいと感じていたけど、
実際の音を聴くと、何か物足りなくなってしまい、好みが変わった。
ピアノや金管楽器の音がまろやか過ぎたり、本来なら瑞々しい音が鳴る部分で、なんか違う・・・と感じると、
音楽に集中できなくなってしまうようだ。
この辺りは、どういった音楽で感動したか、という体験が大きいと思う。
ただ、合わないCDをかけると、がっかりするのは、こういった優れものには付き物で、
やたらと左右に広がり感を持たせたクラシックのCDは、妙に薄まった音楽になった。
同じCDでも、リマスターの高音質版で聴くと、凄い良い音だったりする。
ロックでも、ビートルズのリマスター版だと、疑似ステレオだから、聴き心地悪さが目立った。
かえって、SA14 Ver.2の方が音に広がりがない分、普通に聴けた。
まあ、ビートルズについては、モノラル版のレコードが一番良い。
なのでレコード再生はまだまだ不滅だ。
そういえば、こういう物を買う時、自分が何を求めているか、分かっていると間違いは少ない。
色々ネットでみていると、売れているのは何か、であったり、価格ありきであったり、
どこのDACを使っているかだったり、人の意見を求めすぎていたり、
これってmあまり良くないのですが、多いようです。
あれ、
そうですね、これって生きていく事にも言えてますね。
自分で決めれば、後悔も少ないし、満足度も高くなる。
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