maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 



曹操―乱世をいかに生きるか
酒井 穣
PHP研究所



三国志で一番好きな人物はだれかと聞かれれば、
迷うことなく曹操です。

この本は、曹操を題材にしたビジネス書という事ですが、
仕事で成功を目指すというより、
これからの厳しい時代を生きる事を三国時代になぞらえつつ、
曹操の魅力を紹介する本でもある。

三国時代で、曹操は別格です。あれだけマルチの才能がある歴史的にも稀有な人物ですが、
悪役になってしまうのも考えてみれば別格。

その才能の一つに文学、とくに詩が大好きで多くの作品が残っているのは有名ですが、
配下の人材にも、武力だけでなく、文才のある賢人を多く抱えていた訳です。
特に、敵対関係にあり自分をけなす文章を作った人物まで、その才を認め配下にする程です。
時代が時代なので、気に入らない人物は処断する事も当たりまえの時代であってもです。

つまり、政治にも文学のセンスが必要だと認識していたと言う事で、
今の政治と比べると、天と地の差があります。
がっかりするほど知性が感じられない発言ばかりの政治家が多いですからね。
それに、格差が異常にあった時代に、良くない事だと思っていたという一面もある。

こうしてみると、優れた政治を行うためにも、文学や歴史を正しく学んで欲しいものです。
一体何を読み、何を学んで来たら、ああなるのだろうか・・・

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香港の夜・・・
ここ人たちは夜行性らしい。

最後の夜、特に観光もせず、
終わろうとしていたけど、下着が一枚足らなくて、
どっかに何かあるかなと、ぷらぷら歩いてみる事に。



近くの駅には、寿司と看板があり、
日本のスーパーにある惣菜コーナーの寿司売り場のような感じの店が・・・




売られているパッケージも、日本のそれと似ています。
サーモンが流行っているのだろうか・・・




コンビニもありますが、
711も、これも、大きさは日本の駅にあるちょっとした売店くらい。
ここに下着はありませんね。




香港で有名なのはバスですが、ここら辺の地区では、
二階建てでも、屋根つきのちゃんとしたバスです。
10時を回ってますが、別に繁華街でもなさそな場所でも、人が多い。
これから帰るのか、どっかに行くのか、ちょっと謎です。
木曜の夜だから、明日の事きにせず・・・とは違うだろうに。

と、歩きながら適当に撮ってみた。
つづく。


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今日はアメ横に納豆用の大豆を4kg仕入れに行き、
その足で渋谷までレコードを買い求め、
夕方帰ってきたら、ふじテレビで、
実に気色の悪い、あべさん応援して安保に理解を求める番組やってた。

街角の市民の質問も軽いものばかりで、
ゲストの識者も基本賛成の人が多く、
少し厳しい質問(質問の仕方が気を使っているなあ)が出ても、
真っ向から回答せず、遠回しにあれこれと長話をして、
結局答えない(答えられない)から噛み合わないのだが、
まさに国会答弁をテレビでやってみただけ。

どうしてこう、自民系は都合の悪いことは都合の良い解釈で乗り切ろうとするのか・・・
原発でもそう、危険を見ないフリして、アンダーコントロールで、再稼働ありき。
TPPも何がメリットか分からないのに、デメリットは計り知れない。
(もしかして安保より怖いかも)
だから、安保反対だけが問題なんじゃないのだが・・・
若者にとってもそう。

今の政権がやろうとしている事に真っ向質問すると
結局、何も正直に答えられないんだよな。
結果ありきだし、そもそも国益とかから出てきた話ではなく、
アメリカへの媚びと、明治大正の頃への憧れ的なものが
混ざったようなものかと。
(日本会議で調べてみればわかる。誰がメンバーなのかも面白い。)

そして夜9時の犬HKニュースでは、
自衛隊が多国籍軍で高い評価を得ており、自衛官も活躍していると、
政府広報番組を放送していた。受信料でそんなもん作るな。

その後の報ステでは、ドイツの例を挙げ、
ブッシュ時代に後方支援を約束した結果、安全とされる地雷撤去やら
物資供給で戦闘に巻き込まれる事態があると報じていたけど、
リスクは大きいな・・・これで、放火魔常習犯である米の為に、
犯人の手伝いに行く事も辞さない訳だから、先が思いやられるなあ。

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強硬でも、なんでも、とにかく採決するだろうと分かっていたので、
驚きはしないものの、実に不愉快。

賛成する街頭インタビューみてると、
抑止力になるからいいとか、どうも見当違いの意見でもって、
賛成という人が多い・・・

今回のは、アメリカ様が交戦状態になったら
駆けつけますって事を勝手に約束した首相が、
何が何でも、国民がどう思おうが成し遂げるためだけの、
実に情けない目的達成の為・・・

見てくれた?ちゃんとやったでしょ?
ぼくえらい?

事実上、アメリカの為に闘う法案といってもいい話で、
本気で日本を守るなら、ちゃんと憲法改正の手続きしてからやればいいのに、
(それでもちゃんと独立してない日本で、集団的自衛権は問題あるけど)
難しいと分かっているから、無理に無理を重ねている。
そこまで急ぐ必要性は無い状況なのに。

でも、これだけじゃない・・・
TPPにしてもそう、
消費税にしてもそう、
アベノミクスもそう、

予算が無いと言いながら、
訳の分からないばら撒き外交に、
狂人化計画の名の基に始まる公共事業もそう、

国立競技場は、見直しは無理だと言っていたのに、
この分かりやすいタイミングで見直しとか言い出す。
馬鹿にしやがってという感情になるが、やった方がいい。
でも根本的な見直しでないなら、またクソミソに言われるだろうけど。


まあ、デモに行く人が増えるのは、良い事だ。
無関心な人が減っていく、良いきっかけにはなった。
脱原発デモの頃は、年齢層が高かったから。
デモだって民主主義の中では権利としてある。

でもまだ足りない。
せっかくネットがあるのだから、もっと世の中の裏側まで知って欲しいところだ。
自分も本など読みつつ、つくづく今回の事、満州事変辺りから太平洋戦争への流れ、
意味不明は強気の楽観論に振り回される怖さは、侮れないと思った。
いつか来た道・・・

年月が経って、あの頃、あの時、日本が変わったんだな・・・などと思い返したくないものです。

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