日曜夜のNHKでやっていた、数学のABC証明とかいう難問についての
番組は面白かったです。こういう番組はNHKならでは。
数学の世界でも、新しい解釈・概念が出てきて、
それによって難問の証明が解けるお話ですが、自分の中では本筋は別の気がしてました。
その証明のために新しい概念を持ち出してきた事で、その解釈をめぐって、対立が起きている。
その発信源が日本人の天才数学者という事ですが、
メディアには登場しないため、本人が番組には出ないというのも興味がありました。
これを、新しい理論が構築されていくきっかけとみるか、
単なる異論とみなすかで、世界の数学者達が激論状態になっているそうです。
海中でしか生きられない生物に、陸上の概念はないし、
ダニや微生物にいたっては、温度や光、臭いなどにしか反応しなかったりする訳で、
彼らにとっては、この世界は1つか2つの現象が全て・・・それが世界。
人間はもっと複雑で、色々な事を認識できるし、考えたり、感情もある。
それでも、世界の事を理解するには、何かが欠けているように思えます。
その何かの為に、意見が分かれたり、争ったりするのではないか、とか思っていて、
今の時代を後から振り返ると、対立の時代になっているはずです。
とにかく、いろいろな事柄について、
同じ事を話しているとは思えないほど意見が割れる。
何かの出来事を、同じタイミングで、同じものを観ているはずなのに、
意見が真っ二つ・・・
もし答えがすぐ見つかるならば、悩む必要もないのですが・・・
考えた処で、人間にはその概念は無いので、思い浮かべる事はできません。
やはり、何かそういうものがあるという事なのかなと思って観ていました。
数学の事が主題ではなく、世の中の対立を乗り越える問題のような話に
思えてしまった訳です。
もとより、数学や科学などは哲学とも関係がありました。
今は、科学は科学、数学は数学みたいな感じですが・・・縦割り行政みたいに。
医学もそう。〇〇の専門家は、その〇〇以外は弱いみたいな・・・
(それでも、アインシュタインはスピノザが大好きだったりするし、
科学を突き詰めていくと、人知を超えた何かに触れて、
哲学や宗教といった形而上学を意識しない訳にもいかないと思います。)
時々現れる天才によって、その壁を破ってきた。
最初は常に反論の嵐で、それがスタンダードになるまでには時間が掛かる。
この時代に出てきた壁を破れたら、未来は明るくなりそうな気がします。
エライ人が、そういう新しい概念を言語化してくて、
難解でも書物にしてくれたら・・・この証明問題が、もしかすると、
そんな対立を乗り越えるきっかけになったりして・・・と妄想していました。
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してみると、プーチンはロシアでしか生きられない珍人ですネ。
聖書では神が、なにもない暗黒の世界から光あれと天地創造をはじめ、七日間で終えたとされています。
「神が無から天地を創造したことの可能性」を論証したそうです❔
次が、その方の考えた「無から有」を生じさせる算式です。
〔証明〕0+0+0+0+・・・
=(1-1)+(1-1)+(1-1)+・・・
=1-1+1-1+1-1+1-1+・・・
=1+(-1)1+(-1)2+(-1)3+・・・
=1/2
新しい解釈・概念が考えてきて論じるもののようです。
「ワクチンヒステリー」でお邪魔していたiinaでした。
その数式、
おかしい、絶対におかしい、
でも、うまく説明はできないが・・・
とか考えて分からず、
Blogを拝見させていただきました。
なるほど。
でも、哲学と数学は、昔はセットだったのだから、
ライプニッツが出てくるのもなるほど。
頭の体操させていただきました。