maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 



今の日本を象徴しているような出来事にみえてきた。

試合中継は前半だけみて寝た。
昔だったら、最後まで観ただろうけど、
サッカー熱は年々下降しているのでしない。

朝のテレビで決勝に行くと知ったので、
勝ったか引き分けかと思った。
ところが負けてるのにボール回しして、
他の試合の結果に掛けるという、
凄い決断をした結果だそうで、賛否両論になってますな。

凄い決断・・・うーん。こんな決断が凄いのか?
負けててボール回し・・・ね。
試合を重ねて強くなるのが普通だけど、これじゃ弱くなる。
要は、勝てば良い。結果が全てという事らしい。

勝てばいいというけど、ある意味その究極は、アメフトの反則試合。
今回は皮肉にも、フェアプレーが決め手だから、真逆ではある。
でも、勝てばいい、勝たねばならぬ、という点では一緒の気がする。

負けたら何もならないんだ!
ルールに従っているんだから、正しいのだ!

え、それを子供に教えられますか?
負けたら何もならない・・・それがスポーツ?
ルールに従っているから、正しい。
これが転じて、法律を破ってないから、何も問題ない。
という事につながり、やはり何か違うよなと思う。

昔、五輪で柔道の山下が金メダルとった時、
相手の選手が山下の痛めた足を攻撃しなかった事を褒め称えていました。
それを、勝つなら、相手の痛めた足を蹴っ飛ばして勝てというのか?
負けた選手はバカだと言うのか?
それとも、山下が勝ったから相手を褒めてただけなのか?

多分、その辺りが(多くの)スポーツをつまらなくしている一番の要因ではないかな。
昔ほど、熱狂できない。勝ちの価値に拘りすぎ。
普通に、悔いのない試合してくれれば、観ている人にも、プレイヤーにも、
一番いい結果が残ると思いますが。

それだけでも不快なのだけど、これって、政治でも同じです。
今の政権みたいに、ぼろがでて追及されても、
逃げて逃げて、逃げまくる。
口では責任は自分にあるとか、前に進めるとか、
調子のいい事を言って何もせず、カジノやら働かせ方やらの法案は通し、
ある意味結果を出すというのも、何か通じるものがあるでしょう。
挙句の果ては、選挙に勝てばよい。勝たなきゃ意味がない。
そういうのが、通じるところがある。

結局のところ、お金が絡むのが一番の要因でしょう。
サッカーや五輪など、裏で動くマネーの存在が透け見えるから、どうしても、
距離を置きたくなる。乗せられて、カモにされるのは御免です。
踊る阿呆に見る阿呆ではなく、踊りたくもないし、見たくもない。
ただ、政治の場合は生活に直結するので、距離を置くわけにはいかないのだけど、
大衆というマジョリティーは、その逆をやる。その結果が怖い。

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三島由紀夫の単行本「文化防衛論」第一部に、
最初に登場するのが、この論文。

共産党の革命宣言に対するアンチテーゼで、
何故に共産主義がいけないのか、という事について、
熱情をもって書かれている。

簡単に言うと、文化や伝統、天皇制の否定、といった
革命思想にあり、その方法にも警鐘を鳴らすもの。
言論の自由や、一党独裁に反対している。

これって、今の時代についての警鐘なのか?
と思ってしまう程の内容。

今の世の中では、共産党のいう事の方が保守的ですらある。
やはり、前にも思ったのだけれど、三島が生きていたら、
美辞麗句を並べ、改革ばかり唱える今の政治について、
何と言ったか、興味深い。


文化防衛論 (ちくま文庫)
三島由
筑摩書房




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近道  


働き方(かせ方)改革とかいうのを、
都合のいいデータ作って、経済界の要望に応えつつ、
やったところで、そもそも働き方と決めたいのは個人であって、
上から押し付けるもんではないのだから、上手くいかない。

AIだ、効率化だ、人員削減だ、無駄を省くんだ、
と、企業がやっきになっているという事は、
景気は良くないって事の裏返し。
以前は、無駄の中になにか良いものがあるって論もあったと思う。
研究開発だってそうだろう・・・無駄に終わるものが多いのが、
そもそも世の中ってもんじゃないのか。

人が生きていくってことは、無駄なことだらけなんだけど、
それを否定してしまうような未来は、楽しい事には思えない。
本能的に、それに拒否反応を感じた人は、不便さが逆に新鮮に
感じたりするのではないかな。

それに、もしかすると、無駄を省けと声を高めているエライ人たちが、
実は無駄だったりして。

急がば回れは、かなり正しい格言だと思うのだけれど、
いま世界中で起こっていることは、近道を行け、だ。
けれど、その近道は、皆で通るには細く険しいようだ。



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いま、日本を騒がせている、
ラグビーやら、モリカケやら、アッキーやら、相撲やら、
とにかく、外国には恥ずかしくてお見せできない類の問題をみていると、
もはや、この国は詰み確定。

投了すれば終わるけど、悪あがきで先送りしているだけだろう。

つくづく、日本は発展途上国なんだなと思う。
社会的には、どうしようもない。

技術だけは、立派だ・・・
と思えば、度重なる大企業のテスト結果の改竄もある。

とにかく、エライ人が悪い事する・・・
それを止められない・・・
一国の政治のリーダーの妻が、色々問題起こす・・・
官僚も正義を忘れる・・・
メディアも大切な問題を報じない、論点ずらす・・・
総理をかばう知識人、ジャーナリストの酷い事・・・
恥ずかしくないらしい・・・

だけど、ツケは国民が払う。
国民にも問題あるんだけどね。

ほんと、どうしょうもない国になったね。

海外投資家は、相手国の政情が安定しているのを好むらしい。
今までは、内容の是非は別で、このまれていた訳だけど、
どうも最近、今の日本は一昔前の発展途上国にみられるような、
特徴が出ていて、警戒しているという記事もあった。
海外投資家なんて・・・と思うけれど、この事は当たっている。同意してしまう。



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