土曜日、佐倉でマタイ受難曲の講座に行った帰り、
本屋でみつけて一冊の本「本能寺の変 四百二十七年目の真実」に目がとまりました。
著者は明智憲三郎という人で、文字通り子孫の方です。
日曜は天気が悪かったので、一気に読書。BGMにはマタイ受難曲。
それにしても、光秀と信長の関係が怨恨でないことや、、家康と信長の複雑な関係や、
信長に呼び出された家康の行動に、信長の死直後の家康の行動、光秀と細川藤孝、そして秀吉と信長の関係、
光秀と四国の長宗我部氏との関係、当時の”一族を守る”という事、
いろんな文書の改ざんなどなど・・・
多くの人がドラマや本、歴史の授業で習うこととは違う、複雑ですが目からうろこ。
資料を集め分析する・・・
ある意味、クラシックの楽譜を読み解く作業にも似ている?ような・・・
元々単に光秀の怨恨から起こった事件にしては、いろんな謎だらけであり、
それを上手く解きほぐしてくれます。実に愉快。
最近別の本では、イエズス会が加担したとか、色々ありますが、
他にどんな説があるのかは全部知らないながらも、これは説得力があります。
見猿・言わ猿・聞か猿なんです。
ちなみに幕末もまたしかり。おそらく皆が知っている歴史の事実とは、
違う形で明治維新は進んでいったようです。
これもまた、海外や国内のいろんな資料が、新たに見つかったり、調べなおしたり、
詳しく調査をすると分かってくることがあるのです。
そうすると、今まで知ってた小説やドラマって・・・みたいな。
歴史の教科書の内容も変わってくるかもしれません。
こういうのを知っていると、少し世の中を見る目が変わってきます。
そして、より真実が知りたくなる・・・
歴史に学ぶ・・・としたら、
同盟関係は常に一定でなく、状況でコロコロ変わるもの。
外交に一瞬たりとも油断は禁物で、日本が光秀のようにならないためにも、
対米従属のようなことは止めて欲しい・・・・おねがい。
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