ここのところ、『ノー・カントリー』や『トゥルー・グリット』など、
わかりやすい、かなり派手な作品が続いていたコーエン兄弟ですが、
テイスト的には、『オー・ブラザー』や、
ジョン・グッドマン登場シーンなどでは、『バートン・フィンク』を思い出させるような、
怖いけど、なんだかちょっと可笑しげな不思議な世界に迷い込んでしまうような作品になっていますね。
なんでこんなに不思議な語り口で、主人公に温かいわけでもなく、
かといって、冷徹に突き放すわけでもなく、淡々としているのだろう?と思ったら、
映画に登場してくる、猫の視線で描かれているからなのですね。
それに気づくと、なんだか面白さが増してくる映画です。
自分は、それに気づくのが、ちょっと遅かったかな。(^_^;)
ジャスティン・ティンバーレイクに"500 Miles"を歌わせるなんて、
コーエン兄弟作品ならではだなぁ、と思いました。↓
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『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』日本公式サイト
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"Inside Llewyn Davis"US Official Site