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"Flavor In Ya Ear" (追悼 Craig Mack)

2018-03-15 10:33:50 | R.I.P.
Craig Mack、46才。

R&B界も、短命の人が多いですが、
Hip-Hopの世界は、さらに早く逝ってしまう人が多いような...。R.I.P.



"Flavor In Ya Ear"、94年、Popチャート9位、
R&Bチャートは4位、RapチャートではNo.1に輝いた大ヒット曲。
ただ自分、今でこそ、Kendrick Lamarが好き...なんて言っておりますが、
当時は、80年代から活躍し始めた、
LL Cool Jや、DJ Jazzy Jeff & The Fresh Princeあたりは聴いていましたが、
90年代に頭角を現してきた人たちは、ほとんど聴いてなかったし、
まだ、ネットでチャートをチェックできる時代でもなかったので、
そんな大ヒット曲も、ほとんどノーチェックでしたね。

そんな、情弱状態だった自分の嗜好は、90年代の終わりころから、
ネットの発達で変わり始め、「サンプリング」をきっかけにして、
Hip-Hopソングも積極的に聴くようになり、現在に至っております。

で、Craig Mackの"Flavor In Ya Ear"も、サンプリングの定番曲として有名で、
中でも、J-Lo ft. Ja Ruleの"Ain't It Funny"のRemixは広く知られておりますが、
それ以前に、ちょっと意外な気がする、
アイドル系の人たちもサンプリングしていたんですなぁ。



All Saintsの、1997年のデビューヒット"I Know Where It's At"、
本国UKでは、最高位4位、USチャートでも36位まで上がっていたようです。
この曲、さらには、イントロは、Steely Danの76年シングル"The Fez"なんですよねぇ。
ですから、作者のクレジットには、Donald Fagen & Walter Beckerの名前もあります。



こちらは、Backstreet Boysの、96年発表の1stアルバムの、
のちにリリースされた、Special Editionに収録された1曲"Don't Leave Me"。
シングルカットはされなかったようですが、こちらも、
KC & The Sunshine Bandのクラシック、
"Please Don't Go"もサンプリングしておりまして、
この時代のアイドル系の人たちの楽曲も、面白いことをやっていたんですね。

https://hypebeast.com/jp/2018/3/craig-mack-has-passed-away
1990年代のヒップホップシーンを支えた米東海岸のカリスマラッパー Craig Mack が死去
(HYPEBEAST)