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The Artist : The First & The Final Hit (#63 Dan Seals)

2023-03-23 10:47:32 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
天国へ旅立ってしまったアーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となったエントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
今回は、あさって25日で、
没後14年になります、Dan Sealsです。

61才で亡くなってしまいましたので、
存命だったら、75才ですね。
早かったですね。

Dan Sealsは、70年代は、
John Ford Coleyと、
England Dan & John Ford Coley
というデュエットを組んでいた、
England Danその人でありますが、
80年に、コンビを解消して、
80年代から90年代始めにかけて、
カントリーシンガーとして、
大活躍をしましたが、
とくに、80年代後半以降はすさまじく、
11曲もの、カントリーチャートNo.1を
放っております。

ただ、クロスオーバーヒットとなって、
Hot100に登場した曲が2曲しかなく、
ほとんど、日本では、
ちゃんと紹介されませんでしたので、
AORファンを中心に人気が高かった、
England Dan & John Ford Coleyの
England Danが、カントリーにシフトして、
大活躍していたことも、
あまり広くは知られていないように思います。

というわけで、今回は、そんな、
Popチャートにも登場した2曲です。
まずは、初チャートイン曲、
80年リリースの1stソロアルバム
"Stones"からの小ヒット、
"Late At Night"です。



この曲は、カントリーチャートには、
登場することはなく、Hot100で、
最高位57位を記録したのみでした。

アルバム"Stones"は、David Fosterに、
Steve Lukather、Ray Parker,Jr.などが、
参加していた作品で、まだ、
カントリーへの舵切りは、
定まってなかった感じでしょうかね。

そして、もう1曲、生前は、
最後のHot100入りとなってしまったのは、
Top40入りまで、あと少しでした、
42位まで上昇した、85年から、
86年にかけてのヒット"Bop"です。



85年リリースのアルバム
"Won't Be Blue Anymore"からのカットで、
カントリーチャートでは、
もちろん、第1位を記録していたようです。



バックで、"I Go Crazy"のPaul Davisが、
シンセなどを弾いていたみたいですね、
この曲。(曲作りにも参加)

で、ついでと言っては、なんですが、
England Dan & John Ford Coley時代の、
初チャートイン曲と、最後になった曲も、
貼っておきたいと思います。

初チャートイン曲は、76年に、
2位まで上昇していたという、
"I'd Really Love To See You Tonight"
邦題「秋風の恋」ですね。



初チャートインが2位ということですが、
いきなり売れたわけではなく、
4枚目のアルバム"Nights Are Forever"
からのカットなんですね。

タイトルカットでもあります、
"Nights Are Forever Without You"も、
連続ヒットとなって、日本でも、
どちらも、人気の曲になっておりますね。



そして、最後のチャートインは、
80年に、当時リリースされていた、
ベスト盤に収録されてカットされた、
"In It For Love"だったようです。
最高位は75位。



https://en.wikipedia.org/wiki/Dan_Seals
Dan Seals (Wikipedia)

※次回は、80年代お気に入り曲、
第117位の発表です。