Time Machine ～1988～

今回は、1988年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Tracy Chapmanの、
"Talkin' About A Revolution"です。
（Pop #75 R&B #78）



Luke Combによる、
"Fast Car"のカバーの大ヒットで、
プチ時の人になっている、
そんな感もある、Tracyですが、
この曲は、同年リリースの、
デビューアルバム
"Tracy Chapman"から、
その"Fast Car"に続く、
2ndシングルでしたね。

残念ながら、連続大ヒットには、
ならなかったのですが、
この曲は、Tracyにとって、初めて、
R&Bチャートにもランクインした、
ナンバーになるようです。

Tracy Chapmanは、
オハイオ州のクリーブランド出身の
SSWでしたが、けっこう、
登場してきた時は、
衝撃的だったですね。

ロックやフォーク的なアプローチの
アフリカ系アメリカ人のシンガーが、
それまで、まったく、
いなかったわけではないのですが、
ギター1本で、ハスキーに歌うスタイルは、
インパクト大で、翌年の、
グラミー賞でも、最優秀新人を含め、
3部門を受賞して、アルバム
"Tracy Chapman"は、US、UKを始め、
世界中のチャートでNo.1を獲得しました。

今回ヒットしています、
Luke Combsのバージョンは、
オリジナルの歌詞を、
まったく変えないで、
"I work in the market
as a checkout girl"
というところも、そのまま、
歌っているみたいですね。

日本には、男性歌手が、
女心を歌う歌は、山ほどありますが、
英語詞の曲では、かなり、
珍しいパターンになっているようです。





1988年10月15日付けのビルボードHot100です。

1位は、83年に、一度、
Top40入りをしながら、再度、
この年にヒットして、
No.1になった、あのバンドの、
あの、カバーヒットの名曲です。

＜1988年10月15日、何があったか？＞

森田芳光監督が、制作総指揮をとり、
その後、シリーズ化もされた
オムニバス映画
『バカヤロー! 私、怒ってます』が、
公開されたのが、この日だったようです。

https://eiga.com/movie/38670/
『バカヤロー! 私、怒ってます』
（映画.com）

※次回は、なんとなくAOR、第28回です。