probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

80年代の名曲を、カバーやネタ使いとともに振り返りませう。(38)

2014-10-12 09:25:07 | 懐かし洋楽
今回は、ネタ使い編です。

まずは、ネタ使いしているほうのナンバーです。
99年の"Enjoy Yourself"のヒットで知られるラッパー、A+の、
同じく、99年にリリースされたシングル曲"Bet She Don't Love You"です。



"Enjoy Yourself"は、もともとがベートーベンの"Symphony No. 5"ネタの、
76年のWalter Murphyのディスコヒット"A Fifth of Beethoven"をサンプリングして、
本国アメリカより、UKチャートで大ヒットして、
日本でも、かなり、J-WAVEなどでかかっていたように思いましたが、
こちらは、Joeのボーカルをフィーチャーした、アーバンなナンバーでした。
ただ、残念ながら、チャート的には不発だったようです。

で、この曲がネタ使いしていたのが、
1981年のEvelyn "Champagne" Kingの↓このヒット曲。



このころは、"Champagne"は外していたように思うのですが、
81年のヒット曲"I'm In Love"ですね。

Janet Jacksonも、アルバム"Damita Jo"の中の曲"R&B Junkie"で、
かなり、まんまなサンプリングをしておりましたが、
A+のほうは、奥ゆかしい使い方で、こちらのほうが好みかなぁ。

Time Machine ~1993~

2014-10-11 09:54:16 | 懐かし洋楽
今回は、1993年の今ごろチャートインしていた曲、
Terence Trent D'Arby with Des'reeの"Delicate"です。(Pop #74)



現在は、Sananda Maitreyaという名前で活動を続けておりますが、
やはり、テレンス・トレント・ダービーと言われないと、ピンときませんな。

ただまあ、1987年リリースの1stアルバム、
"Introducing the Hardline According to Terence Trent D'Arby"からは、
ヒットシングルが連発されましたが、
89年にリリースされた2nd"Neither Fish Nor Flesh"からは、
結局、1曲もシングルヒットが生まれないという、まさかの大惨敗で、
このまま、フェイドアウトしてしまうのでは?と危惧もあったあとの、
ちょっと盛り返した、1993年リリースの3rdアルバム"Symphony or Damn"からのカットでした。
(UKチャートでは、最高位14位)

ハスキーでソウルフルなボーカルと、
高い運動神経を感じさせるステージパフォーマンスで人気が出た人でしたが、
実験的かつ、ジャンルレスでロック的な要素も多分にある人だったので、
当たると大きいけれど、ハマらないと大コケしてしまう感じだったんでしょうかね。

自分も、この曲を含め、好きな曲もあるのですが、
???な曲も、けっこうある人でありました。

ただ、日本では、90年代に、2度も武道館でやっているんですよね。
入りは、どうだったんだろ?

この週のビルボード誌が見つからないので、1993年10月9日付けのCashboxのチャートです。
この曲は、65位上昇中。1位は、先日、8年ぶりの来日公演を行った、あの方です。


24 Karat Gold: Songs From The Vault - Stevie Nicks

2014-10-09 19:13:54 | 新譜CD

・24 Karat Gold: Songs from the Vault - Stevie Nicks (リンク先では試聴できません。m(__)m)

最初、情報をとり間違えていて、
いわゆる、未発表曲を集めたアウトテイク集かと思っていたのですが、
そうではなくて、結局、書きためていながら、世に出なかった曲たちを、
Dave Stewart他のプロデュースのもと、
再度、構築し直して、新たにレコーディングした新作ということなんですね。

こうなってくると、がぜん、聴きたくなってくるわけで、
各曲、いつ書かれたとかいう表記はありませんが、
これは、"Dreams"のころの、Fleetwood Macのために書いた曲かな?とか、
このカントリーっぽい感じは、"Bella Donna"のころかな??とか、
思いめぐらすのが、ファンには楽しい聴きものになっているように思います。

それにつけても、歌声は相変わらずだし、
ジャケット他の写真は、すべて若い頃のものが使われていますので、
いったい、このアルバムは、いつ作られて、
いまは、いつの年代で、彼女は、いったいいくつ??
と、聴いていると、Stevieと一緒に、時空を超えて浮遊しているような、
不思議な気持ちになってきて、やはり、
歌声のみならず、存在そのものが「魔女」なんだなぁと改めて思いました。(^_^;)

曲は、Dave Stewartも、ちらっと登場するビデオ"Lady"です。


(新)ベストアルバムを語るわよ!(76)

2014-10-08 08:06:19 | その他のCD

・The Collection - Linda Ronstadt(今回は、リンク先で試聴はできません。m(__)m)

今回は、2011年に出ていた、Linda Ronstadtのベスト盤"The Collection"です。

この盤も、2枚組で46曲入りというボリュームです。

やはり、リンダさんも、この他にも何種がベストが出ていますが、
キャリアが長く、70年代初めからヒットを出していましたから、
なかなか、満足が行く選曲のものがありません。

その中では、99年に出ていた、4枚組BOXが、、
さすがに、かなりいい感じで曲が入っているのですが、
ちょっと、中古でもお高くて手が出ませんので、(^_^;)
そちらは選択肢から外すと、こちらの盤が、
いちばん、今出ている物の中では、いい選曲なのではないかと思います。

ただ、"Somewhere Out There"が入っていないんですよねぇ。
アニメ映画がらみの曲でしたから、権利関係のアレかな?と思うのですが、
4枚組BOXのほうには、しっかり入っていますので、その点が、ちと残念。
まあ、手持ちのJames Ingramのベスト盤に入ってるから、いっかー。(笑)

曲は、82年のこのヒット曲。↓



70年代の後半は、ロッククィーンとも呼ばれたリンダさんの、
最後のロックヒットですかね。

この曲が、もうひとつ、大きなヒットにはならなくて、
このあとは、ポップヒットも放ちましたが、
スタンダードや民族音楽のほうにシフトしていきましたね。

747 - Lady Antebellum

2014-10-07 19:35:05 | 新譜CD

・747 - Lady Antebellum

約1年半ぶりのNewアルバムですね。

前作"Golden"は、新たに新曲を加えて出し直したりしていましたので、
それ以上に、インターバルは短く感じます。

全曲で、グループと一緒にプロデュースをしているのは、
Taylor Swiftをスーパースターにした立役者の一人として知られる、
Nathan Chapmanで、その前作に加えられた新曲"Compass"に続く付き合いになりますが、
先行カットで、Top40入りしていた"Bartender"の、かっちりとした空気が、
アルバム全体に漂っているように思います。

ただ、"Need You Now" "Just A Kiss"と、名曲を続けて大ヒットさせていたころの勢いは、
ちょっと無くなってきたかぁと感じるのは事実で、
期待感が大きすぎるせいもあるかもしれませんが、
おっ!と思うような新鮮味のある曲がないかなぁという気もします。