開村130年・市制施行60年
わがマチは「開村130年・市制施行60年」
になり、このほど記念式典が行われた。
マチの中央を流れる石狩川
この風景も、当時、雨竜原野と呼ばれてクマザサやヤチダモが生い茂り、クマやシカの通る「けもの道」だけの湿地だった。
現在でも、この地に生きる人たちは、明治・大正の開拓時代から挑戦の心が受け継がれている。
基幹産業の農業は、今では米やソバなど道内有数の生産量を誇る。リンゴ・サクランボなどの果物や加工品も豊富である。
交通アクセスも良く、国道12号線と道央自動車道、JR函館本線が東西に走り、札幌まで90分、旭川へは20分と近い。
しかし、令和の現在、道内各地の市町村と同様に少子高齢化の波が押し寄せている。
昭和30年頃の人口は42千人だったが、現在は20千人と22千人も減少した。これほど減少すると今後はどうなるか心配になる。
10年間に都会から移住してきた人が42人もいるが、老齢や後継者不足で離農する農家がそれを上回っている。
このマチは北海道の中央部に位置し、地震もなく、台風の被害もなく、豊かで自然にあふれ「こんな住みよいマチはない」とみんなが言う。
しかし、50年後、100年後、どんな未来が待っているのだろうか、「ほどほどに住みやすいマチ」であってほしいと願う。