夏の風物詩「麦わらロール」
今年は雨の降らない暑い日が続いて農家にとっては小麦の収穫作業も順調に終えたようです。車で走るとあちこちにコロコロと麦わらロールが転がっています。
農家の人はこの時期天気予報とにらめっこで小麦の刈り取り作業をします。いったん雨にあたると小麦は歩発芽で出荷しても検査で規格外になります。
馬や牛の寝床になる麦わらも刈り取り後、麦わらを広げて乾かし、麦わらを一列に並べ、ロールベーラーという機械で圧縮しながら巻いて麦わらロールをつくります。
麦わらロールは牧草ロールと違って、ラップをしません。牧場地帯で見かけるラップされた牧草ロールは冬期間の牛のエサ(食料)になります。
麦わらロールは直径は1.5mで重さは350kgあります。牛や馬が寝床で使った麦わらは堆肥になって、また農家に引き取られ土壌の栄養分として利用されています。


