「はだしのゲン」差し替え
広島市教委は、漫画「はだしのゲン」を、2023年から市内の小学校で使う平和教育教材の内容を見直し別の被爆者体験談に差し替えることを決めた。
理由は「今の時代にそぐわない表現がある」からだという。原爆の恐ろしさを伝える世界的な名作「はだしのゲン」には、一体何が問題なのか。
「はだしのゲン」は中沢啓治さんが自らの被爆体験をもとに太平洋戦争末期から戦後の苦難の時代を「週刊少年ジャンプ」に連載した。
中岡ゲンは9歳の小学校2年下駄の塗装をしながら戦争に反対しつづける父と心やさしい身重の母と姉と弟に囲まれ貧しいながらもいたわりあって暮らしていました。
しかし、8月6日、広島に原爆が投下され一家の生活は文字どおりメチヤクチヤに破壊されてしまいました。
偶然にもゲンは寄り掛かっていた塀が熱線を防いだため、そして母、君江は二階の物干し台におり長いひさしが熱線を防いだ為奇跡的に助かりました。
力強く生きぬくゲンの姿を通じて反戦、反核を訴えた作品で、いまでは原爆の悲惨さを訴える作品として全世界的に評価を高めていた。
被爆は直接体験していなくても学べる事いっぱいあった。最近年のせいか岸田政権に代わっても何か別の意図があるのでないかとつい疑いを感じる。