まこねこまどかブログ

マンガ家まこねこの気ままな日記

豚の饅頭

2010年09月01日 | Weblog

シクラメンと言う花がありますが、和名を「豚の饅頭」と言います。
もうひとつは、篝火花(かがりびばな)です。
なぜ、豚の饅頭かと言うと、英語で、Sow Bread(雌豚のパン)と言うのを、和訳にしたからです。
 かわいい花なのに、なんで雌豚のパンという名前なのか分かりませんね。
この、「豚の饅頭」と名付けた人は、東大の植物学者の大久保三郎さんです。
ハンサムでクララの憧れの人でもあり、彼もクララが好きだった時期がありましたが、残念ながら別の方と結婚しました。
彼が補佐していたのは日本初の植物学者・矢田部良吉さんでしたが、クララ一家には嫌われていました。

 嫌われていた人が、植物学では成功し、好かれていた大久保さんは失脚してします。
人生とは分からないものですね。
ところで、大久保さんのお父さんは、勝海舟の才能を見抜いて幕府に登用した大久保一翁さんです。
この人がいなかったら、江戸城の無血開城はなかったわけです。
クララの日記の頃は、東京府知事をされていました。
人間の出会いとは面白いですね。

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徳川慶喜と森有礼の孫

2010年09月01日 | 歴史

昨日から夏休みなので、普段できない勉強をするつもりでしたが、お休みモードに入っていたので、何にもできませんでした。
その代わり、届いたばかりの本を読んでいました。
十五代将軍・徳川慶喜さんのお孫さんが書かれた本を読んだばかりでしたが、今度は文部大臣・森有礼さんのお孫さんが書かれた本です。
森氏の奥さんは、岩倉具視の五女だった方で、森氏の二度目の奥さんですが、再婚して二年目に目の前で夫が殺されたのです。
その後、自分の子の明さんと教会に通うようになり富士見町教会の植村正久牧師から洗礼を受けました。
森氏の先妻の子が二人いますが、一人からかなり反対されてそうです。
何しろ、森有礼さんは、クリスチャンで伊勢神宮に不敬の罪があったというデマに惑わされて男に殺されたからです。
その、奥さんは毎日朝二時間夜一時間多い時は五時間正座して親族五〇人の名をあげて祈っていたそうで、息子の明さんは牧師になりました。
いつの時代にも、キリスト教徒だというので迫害されたり殺された方々はいます。江戸時代、将軍の親戚であっても、キリスト教徒だと分かるとすべての地位を取り除かれ殺されるか最下層に落とされました。
 日本は、もっとも多くのキリスト教徒の血が流された国の一つです。
しかし、その流された血と、彼らの祈りがこれから来るリバイバルの種になるのです。

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