今回は個人的な名誉もありますので、基本的に極力頭文字を使っていますが、一致しない方も見えます。また皆さんの知っている方と一致するかどうかは責任を持てませんので、登場人物についてはフィクションとしてお読みください。事件はノンフィクションです。
27日20時半頃に菰野町役場を琵琶湖1周のメンバーから走る調律師さんが抜けてTKさんとMさんの二人が加わった6人で出発、忘れ物を調達にメンバーの一人TKさん宅へ・・・残るメンバーの予想はこれ幸いと奥さんと子供達は出かけて留守・・・でしたが、予想は外れて在宅、無事に必要なものが調達できました。・・・良かったですねTKさん。
その後は高速で一路名古屋の一号桜を目指します。9時半前に到着し、

(メンバーの写真、暗くてよく判らないですね)
間違いやすいポイントをTKさん、Mさんの二人に詳しく説明・・・したつもりだったのですが・・・トップランナーTKさんが9時49分に出発、名鉄レジャックの交差点までは無事に来たらしいのですが、・・・私がした説明はナナちゃんのところを通って、名駅のロータリーから桜通に入ってしばらく行った地点がリレーポイント、信号の様子を見ながら早めに道路を渡ってから桜通に出る方法もある・・・でした。
生粋の三重県人TKさん、名古屋人には当たり前の表現「名駅のロータリー」=JR高島屋前を指すのですが、名駅=名鉄、近鉄、JR・・・どれの事かが判らない、四日市で四日市駅は近鉄の駅を指し、JR四日市駅の場合はJRの注釈をつけるのが当たり前の感覚から迷ったらしいのですが、とにかくどこがそのロータリーなのかが判らない、30分、40分と待つものの現れないTKさんを捜しに行くことに決定、5人の中で名古屋の道が判るのは私のほかにはあかつきさんだけ、第2ランナーのMさんと私がリレーポイントに残り、車は来たコースを逆走してスタート地点まで戻ってみることにしました。
1時間が過ぎる頃に国際センタービルの前を走ってくるTKさんの姿、即座に手を振って合図を送り、Mさんとリレー、捜索メンバーにも連絡を取りリレーポイントへ戻ってきてもらいました。迷った理由はTKさんの説明では上に書いた通りで、ナナちゃんを通っていなかったのでそこまで戻り、JR高島屋のところで確信を持って桜通へ進んできたとの説明でした。・・・一時はどうなるかと心配したものですが無事地力で到着できてやれやれでいした。(予定時間との遅れ30分)
事件は続きます・・・Mさんが走る桜通から名古屋市役所、県庁方面へ左折するポイントは、実際のさくら道でもコースアウトが続出するポイントなので、陸橋を渡ってしばらく行くと市役所や県庁を示す標識が出るからそれにしたがって左折するようにと何度も念押しをしておいたのですが・・・TKさん事件の影響で車が戻ってくるまでに時間がかかり、次のリレーポイントへはコースを辿らずに行ったのですがこちらも30分、40分と・・・現れません。TKさんのことが有ったのでMさんは携帯をしっかりと持って出発、連絡を入れます。若干間違えたものの無事にコースを進んでいるようだったので、安心しているとMさんから「高速を潜った、たかおかの文字が見える」との連絡・・・最初の電話でお堀沿いに進むところで右と左を間違えたと思っていた私には名古屋城の北側付近の地図が頭に浮かんだ状態・・・「たかおか」という地名は存在しません・・・ひょっとして桜通を直進???・・・ならば「たかおか」=「高岳」とピンと来て、交差点の付近にレクサスの店があるから、そこの前へ行って動かないように指示、私しか道が判らないので、運転を変わって高岳交差点を目指しました。
無事にMさんを回収、迷子になった二人の走行距離はおよそ16k・・・この時点で2時間以上を経過しており、正規のコースを辿らせるのは無理と判断、協議の結果16kポイントまで行ってしまえば岐阜までほぼ直進になるから、そこから再開に決定、Fさんにスタートしてもらうことになりました。その後Hさん、M、Sさんと無事に進み、関で右折ポイントをHさんが直進したものの、結果的にコースに合流するので電話連絡にもそのまま進むように指示、Mにリレー後は本来のコースでのリレーが進みました。
1週間前に行った琵琶湖一周は暑くて大変だったのが、今回は若干凌ぎやすい・・・、前回の経験から、走り終わったランナーの補給はなるべく早めに終えて車に乗り冷房の風で汗を退かせ、次のポイントで着替え等を行うこと、明るくなってからはランナー到着までの時間を利用して濡れたウェアやタオルを干して乾かす・・・というノウハウを駆使しながらのリレー進行です。
スタート時間を夜にしたことで、景色を楽しめない名古屋~岐阜~関は暗い間の通過、長良川沿いに進む部分は明るい時間帯で景色も楽しめます。白鳥インター手間で来年のさくら道をどうするかでコースを車で辿ってくるM浦さんから「今どこ?」のメール、10時にK宝さんと一宮を出発するとのことなので、メンバーにそのことを伝え、何処であえるかを楽しみに進みます。
佐藤さんの顕彰碑までは強烈な上り坂で、横道にそれるのでメンバーの希望を確認、この区間のランナーになるFさんが行きたいと言うので行くことに決定、白鳥の駅前から直進してくるように指示をしました。顕彰碑への入り口は知らなければ判らないので車で先行、到着を待ちます・・・Fさんの脚力からは・・・「遅い」連絡を取るとポイントを間違えて左折をしたらしく、ループ橋に出てしまったとのこと・・・目の前にロー〇ンが見える交差点と言ってくれたのでそこを左折すればいいと伝えて、到着を待ちます。Sさんと私以外は待つ間に顕彰碑見学を済ませ、TKさんが再度Fさんを案内すると言うので本来のポイントである〇ーソンへ行って二人を待ちます。
到着後のTKさんの第一声「待っていると思っていた」・・・一緒に行く=ポイントまで来るが私の理解・・・TKさんの思いは、ポイントまでは乗って行く・・・だったらしくて、・・・兼六園事件に続きます。
蛭が野の上りは全員がかりで上りきり、途中SさんからTKさんへのポイントが長良川の源流表示のあるポイント・・・何度も通過しながら立ち寄ったことが無かったポイントだったので待ち時間を利用して見学、湧き水と

これがありました。ポイントから滝を往復しても数100mなので他のメンバーも見学に行きました。
牧戸を過ぎてからは荘川桜、御母衣ダム、白川郷等の見所が続きますが、道路状況は狭くてトンネルが多いというランナーには危険な区間・・・これまでもっとも危険な区間だった御母衣ダムへの下りトンネルはまだ片面毎の対面通行でしたが2車線のしっかりとしたトンネルに生まれ変わっており、歩道も整備されていました。・・・これからはここのトンネルも安心です。
TKさんが走る区間には平瀬温泉への分岐があり、誘導をしなければ100%直進してしまうのが目に見えていたので、分岐点で到着を待って誘導、事なきを得ました。コース上の最大の観光ポイント(=おねーちゃんがいっぱい)の区間を誰が走ることになるかが事前の感心事だったのですが、ご承知のように車を止めて待てる場所がありません・・・ポイントに出来るコンビニまでは6k強、神様の粋な采配で2名の独身者の内、より脚力のあるFさんにチャンスは与えられました。彼がこの区間を活用出来たかどうかは・・・神のみぞ知る・・・です。(おねーちゃん好きなTKさんだったら、ここかしこで話に忙しく、いつまで待っても来ない可能性があったのでよかったです)
さくら道を走って毎回やっとここまで来たと思える場所が白川郷の出口「飯島トンネル」です。今は表示されていませんが昔は入り口の距離標識に初めて「金沢」の文字が出てくるポイントでした。このトンネルはその感動とは裏腹に1.8k強で歩道は泥だらけ、抜けてもすぐに同じようなコンディションの1・3kの次のトンネルが控えているという辛い区間でもありました。ここは今回メンバー最強のHさん・・・お疲れ様でした。
Hさんを引き継いだ私の区間も県境が川を渡るたびに互い違いに現れるというトンネルがいっぱいで湧き水の影響で足が泥だらけになる区間、Sさんに引き継いでから水で洗って次のポイントに進みました。名水「丸池」・・・ここで着替えを行い、寺のお堂で横になるメンバーもいました。このポイントの500mほど手前、荘川を渡る直前が今に続く「さくら道」のいろんな結果を生んでくれた記念すべき第一回リタイアポイントであることを同乗のメンバーに説明をしました。
次のポイントは上梨に入る直前、ここで

で追いかけてきているM浦さんから

メッセージ、すぐ後ろまで来ていることが判り、電話を入れてM浦さんたちとこの区間のTKさんを待ちます。間も無くM浦さんたちが到着、海〇さんとは今年のさくら道以来の再開、握手を交わしてから話に花が咲きます。
この間にTKさんが到着、Mさんがスタートして行きます。M浦さんたちは夜は福光泊、私達は金沢「ゆめの湯」のゴールを目指し、ここでお別れです。
ランの最大の難所五箇山の上りが待ち受ける下梨ポイントへ進みます。Mさんが到着する待ち時間にここの名物「あんドーナツ」126円也をみんなに紹介、私は最高の組み合わせ、牛乳と一緒にいただきました。いつ食べてもあっさりとした甘みで美味しいパンです。皆さんにも好評でした。はFさんに交替、上りの4kに梨谷トンネルの1kを加えて繋ぎます。
予定外のトラブル発生です・・・「あぶ」の襲来・・・追い払っても追い払ってもやってくるのでみんな動き回って避難です。待ち時間を利用してTKさんに橋の上から谷を覗く様に進めたり、トンネルが出来る前の旧道が今どうなっているかなどをみんなに説明しているうちにFさん到着、31分ほどですから上りばかりのコース事情を考えると凄いハイペースです。
次はHさん、事前にトンネルの状況説明をしてリレーポイントを2kほど下った地点と決めました。駐車場所の関係で500mほど長いところを22分半、こちらもハイペースで足に張りがあって不安を抱える私も刺激を受けます。2k少々のきつい下りを入りは5分強、足が動き出してからは3分後半くらいで走ったつもりだったのが丁度5kで22分53秒・・・全くスピードが出ません。次のポイントは福光警察手前、全員が7回走ったことになり、いよいよ各自のラストラン区間です。最年長のSさん・・・年齢を感じさせない素晴らしい走りの連続、琵琶湖ではラストが2kほど少なかったので、本来ならTKさんに引き継ぐ兼六園からの部分も敬意を表して走っていただくことに決定してのことです。
TKさんには福光駅前の交差点を左折、福光橋手前の坂上松華堂さんへ立ち寄るように指示して進みます。知り合って18年?になりお世話になりっぱなしの坂上さん、波多さんには下梨から19時頃の通過を連絡、20分ほど遅れましたが無事に到着、先着していたTKさんと全員でご挨拶、と冷たい麦茶をご馳走になって次のポイントを目指します。坂上さん、いつもいつもありがとうございます。
県境へ向かうコース、唯一のトンネルを抜けたところでTKさんからMさんへ最後のリレーです。県境へ向かう準備をしていると1台の車が・・・さくら道ランナーから「福光の天女」と慕われる波多ママさん、仕事を抜け出して来てくれました。お店がコースから外れているので寄ることが出来ないとではお詫びをしておいたのですが、いつも気を使っていただいて申し訳ないです。
先行するMさんを応援してから仕事に戻ると言ってお別れ、みんなで真っ暗な道路でいきなり車が寄って来て美女が出てきて挨拶されてもMさんの性格からは「びびる」だろうなと予想をしていたのですが、リレー後に感想を聞いたらズバリその通りでした。
コース上で一番気持ちの悪い県境から金沢市の入り口はFさん、残り少しで電池切れのトラブル・・・予想より若干遅れたものの元気にHさんへリレーです。Hさんは三滝のユニフォームに着替えて気合の入り方が違います。私へのリレーポイントは森本インター、今年のさくら道でみやびさんに先に行くようにお願いをして別れた場所の手前です。夜道の5kを19分36秒・・・とんでもないタイムでラストランのHさんが飛び込んできます。
私も猛ダッシュで・・・と言いたいところですが、足は限界・・・さくら道のことを思い出しながら森本の交差点で左折、6k先には兼六園が待ってます。意識がはっきりしているときにはなんでもない直進路・・・ヘロヘロになって進んだことが思い出されます。兼六園まで2k地点で最終ランナーSさんへ引き継ぎます。
兼六園手前でSさんに追いつき上り口の坂で到着を待ちます。ここで「せっかくだから佐藤桜を見てきたら」と私がTKさんに悪魔のささやき・・・その気になったTKさん、車から降りてSさんに付いて行くつもりがあっという間に通り過ぎ、置き去り状態になったとのこと・・・私達は着いていったものと思っていたので出口へ直行、車を止めてしばらくするとSさんは香林坊方面へ向かうために通過・・・TKさんは・・・来ません。どう考えてもおかしいので、そそのかした張本人の私が様子を見に行きますが姿は見えません。しばらく待っていると街灯の明かりに人影・・・TKさんです。首に巻いていたタオルを大きく振って合図、合流して話を聞くとあっという間に置き去りにされウロウロしても何処にあるのか判らないので、前夜の反省から車を降りたところへ戻ったけれど車は無い、携帯も持っていない・・・仕方が無いので進んできて会えたとのことでした。・・・これが兼六園事件です。
ここだけの話ですが、中にはそのままゴールまで走らせたらという意見もありました。
途中ポイントとなりそうなところで車を止めながら「ゆめの湯」へ到着、28日22時26分、24時間37分でした。名古屋市内の迷子事件が無かったら24時間を切れていましたね。参加の皆さん、お疲れ様でした。
すぐに入浴をして、さっぱりしてから打ち上げです。一般の食事部門は23時までなので24時間営業のところで打ち上げでしたが、出てくる料理は予想を裏切る「美味」私は疲れか?大生を頼んだのが飲み干せず・・・食事はしょうゆラーメンがどストライク、高岡大仏コロッケという大きさに曳かれて頼んだコロッケもメチャ美味・・・皆さんも頼んだ料理がそれぞれ美味しくて楽しい打ち上げでした。注文品を配膳忘れというトラブルはありましたけれど・・・
土曜日の夜ということで人でいっぱい、臨時の仮眠室も設けられておりそこで横になったとたんにバタンQ・・・翌朝も風呂に入ってから朝食、1泊2食アルコールつきで5~7千円、招待券や割引券ももらえて地元だったら本当に値打ちです。
兼六園

を見学してから、松任のSAでお土産等のお買い物を済ませ、15時半前に菰野町役場へ到着、いろんなネタはありましたが無事に帰ってくることが出来ました。
21日から始まったリフレッシュ休暇、家で寝たのは今日これからを入れても3日だけ、この間仙台・伊勢・金沢と由緒のある町を訪れ、10の県へ行ったことになります。本当に「遊び倒し旬間」でした。
この間、一緒に遊んでくれた皆さん、ありがとうございます。明日はゆっくりするつもりです。