記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

因幡町通り地下通路・天神歴史年表公開!お披露目の福岡テンジン大学授業を終えました

2025年02月24日 21時05分24秒 | 福博まちの記憶

2025年2月22日(土)、ONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル=旧福岡ビル街区再開発ビル)地下2階東側外壁面で『因幡町通り地下通路 天神歴史年表』が公開されました!

福岡藩初代藩主・黒田長政公により、天神の地名の由来となった「水鏡天満宮」が現在地へ遷宮された1612年から1999年までの天神地区の歴史を、約150点の貴重な写真や古地図とともに紹介しています。

私は、ご縁をいただき歴史年表の企画構成段階から携わり、年表全体の監修役も務めさせていただきました。西日本新聞社をはじめ天神地区の皆さまのご協力を得て、項目の取捨選択や写真選定などを経て約3年がかりでの完成となります。

ベースとなったのは、私が1975年までの執筆を担当し2018年に完成公開された西日本鉄道創立110周年記念誌『まちとともに、新たな時代へ』第1部は「天神発展史」 です。2019年3月、福岡ビル閉館前に「天神発展史」をパネル出力して1階とうじさん跡で公開したところ、大きな反響をいただきました。その時の反響が今回の歴史年表のきっかけとなりました。

今回、2000年以降の歴史トピックスについては天神ビッグバンなど現在進行形のものも多く、隣接して設置されるデジタルサイネージでの展開となります。西日本鉄道発足以前の古い時代の資料については、その大部分で私個人が30年近くをかけて収集した古写真・絵葉書・古地図を活用いただきました。

2月22日午後、福岡テンジン大学×西日本鉄道コラボ授業によるお披露目イベント「天神の過去から未来を巡る体験ツアー ~ワンビルから天神を見よう!~」に講師役で登壇しました。最初のレクチャーは、1962年の天神ジオラマが飾られているワンビルのプレゼンテーションルームにて(この日の授業を最後に閉鎖)。その後、因幡町通り地下通路へ移動、さらに真新しいワンビル内のセミナールームにて授業。

この日の授業(イベント)は新聞社やRKB毎日放送が取材され、RKBさんは2月24日(月・振休)夕刻の「タダイマ」内で放送いただきました。西鉄の担当課長Hさんと私はコメントも求められて解説しました。ニュースはアーカイブスで暫く見ることができるんだと思います。

多様なアイデアや出会いの場を生む“創造交差点”から〈観る〉〈感じる〉 多種多彩なアートを発信!世界で活躍するアーティストによる作品が ONE FUKUOKA BLDG.に登場します。

旧福ビル街区(福岡ビル・天神コア・天神ビブレ)は、私自身にとって文化ビジネス両面で常に刺激をいただいた場所です。ワンビルの開発コンセプト“創造交差点”の体現の一環として、ビル内随所に作家・アーティストの多彩で魅力あふれる作品が設置されるそうです。私個人的には、福ビルで輝きを放っていたインテリアニックのDNAを受け継ぐ(在籍していた)鹿児島睦さんの作品に期待していて、4月24日のグランドオープン後は館内を巡るのが楽しみです。

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 役割を終えた送電鉄塔のデザ... | トップ |   
最新の画像もっと見る

福博まちの記憶」カテゴリの最新記事