記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

役割を終えた送電鉄塔のデザインが秀逸!

2025年02月24日 19時59分39秒 | 福博まちの記憶

最近気になっていること。福岡市博多区の百年橋通りと国道3号線南バイパスが交差する”榎田交差点”の両側に建つ送電鉄塔(鋼管柱鉄塔)の架線が外されているのに気づいた。

狭い土地&周辺環境に配慮する景観調和型の鉄塔で、シンプルにカッコ良くてけっこう好きなんだけど。送電用の鉄塔という役目を終えて、やっぱり解体されるんだろうか…。

Googleマップで確認すると、やはり最近まで送電線が掛けられていたことがわかる。私の住む福岡市周辺では同様のデザインの鉄塔は見ない(そこまで意識的に見てる訳ではないけど)。

気になりすぎて、以前から欲しかった「送電鉄塔ガイドブック」を思い切って買った(笑)。思った通りのマニアックな本だけど、鉄塔愛が随所に感じられて夢中で読んだ。しかし、全く同じデザインの鉄塔は掲載されていないので益々気になる。この界隈では古い鉄塔の統廃合が進んでいて、つい1年前まで鉄塔が建っていた場所に最近マンションが完成したりする。

ちなみに魅惑の鉄塔がある榎田交差点の歩道橋からは、稼働を始めた福岡空港の新管制塔がこんな感じで見える。実は、拙著「松永安左エ門と福岡の近現代史」などのご縁で、新年度から日本電気協会九州支部の支部報(広報誌)で”九州の電力三国志”的な執筆を担当することになった。長年かけて収集してきた北部九州の電気電力史に関わる貴重資料も掲載するつもりで原稿執筆に取り掛かっている。

 


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