記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

ギンギラ「天神開拓史」開幕!笑って泣いて福博のまちを好きになる。

2008年10月04日 00時18分19秒 | 演劇・音楽
 2日からギンギラ太陽's「天神開拓史」公演が始まった。ひと足早くゲネ
公演を観劇。いつもの軽快なストーリー展開の中に、ホロリとさせる場面が
随所にあって、不覚にも数回ウルウルしてしまった(笑)。

 双子都市、福岡(天神)と博多の近代史をよく知る身としては、ストーリ
ー展開はある程度予想できるものの、「ここでこう来たか!」という驚きも
今まで以上に感じることができて、ギンギラの、大塚ムネト氏のこの公演に
賭ける意気込みと魅力を十二分に感じることができて大満足。

 3週間前、娘とともに稽古も覗かせてもらったのだが、その時、その場で
キャストみんなで出したアイデアが本番で見事に昇華され、舞台に厚みと笑
いを加えるエッセンスになっていて、これも驚き。ギンギラの舞台を観た人
が虜になる理由がわかる。1ヶ月のロングラン公演、時間がある限り何度で
も観たい舞台、必見である。

 お手伝いしたパンフレットも中身の濃さに買いである。お芝居が始まるま
での間は、ぜひ入口ロビーに展示された吉田初三郎「福岡市鳥瞰図」巨大画
でこの舞台と同じ時代の天神・博多の町並みを確認してほしい。よく探せば
ちゃんと登場人物たちも描かれている(笑)。岩田屋、玉屋、松屋、九鉄福
岡駅、九鉄急行電車、福博電車、川端通り、そしてブラジレイロ…。

ギンギラ太陽's

 2日は15時からギンギラのゲネ公演を観て、そのまま中洲まつり開会式
会場へ。初登場の水上ステージは気持ちよさ100%!地元歌手のステージ
や太鼓演奏を聞きながら、ステージ脇に設けられた博多・中洲の老舗有名店、
吉塚うなぎ、大阪屋などの料理も楽しめる。

 例年通り中洲大通りには100を超える縁日ブースが出店、人気の「はし
ご酒大会」では落ち着いた大人のスタンドバーに巡り逢えた。それにしても
今年は「はしご酒大会」に若い女性グループが多く参加したようで、普段の
中洲には来ない人々も多かった。例年、3日間で約50万人が訪れる博多の
秋まつりである。

 初三郎展の準備は日々進む。今日ようやくポスターやチラシが完成したそ
うで、私の手元にようやく届く。展示解説の最後のチェック、そして展覧会
会場でのみ頒布するグッズの最終チェックも終了。ポストカードや栞、色紙
等々は用意できたが、Tシャツや扇子はコスト面で断念。初三郎バスハイク
は実現へ向けて企画進行中だ。

今日の写真は、ギンギラ「天神開拓史」のひとコマ。
まだ観たことない人は、ぜひ彼らの世界を観てほしい。
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