記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

5月13日の「ひと駅ノスタルジー」は平尾編!かつてあったもう一つの駅の記憶を辿ります。

2019年05月12日 13時47分54秒 | 福博まちの記憶

明日5月13日(月)FBSめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」は、平尾編のオンエア予定(16時台)です。

道路拡幅工事で寂しくなりつつある商店街や1983(昭和58)年3月まであった界隈もうひとつの駅、筑肥線「筑前高宮駅」の記憶を辿ります。

平尾界隈も昭和時代は毎年水害に見舞われる土地だったとか。そういえば戦前は一帯で畜産博覧会も開催され、広大な果樹園が広がるような土地だったそうです。

平尾駅も当初は村名にちなみ「八幡駅」、筑前高宮駅は「新柳町駅」でした。昭和10年代になると高台は「平尾文化村(高宮文化村)」が誕生しますが、当時の写真や絵葉書をみると高宮八幡宮の北側住宅街のようです。

今回のロケはGW真っ只中の「令和」初日、多くのお店が店休日というロケ的悪条件のなか、喫茶ノワさんには無理いってロケのためにお店を開けていただき感謝です。ご主人はロイヤルや博多帝国ホテルのバーテンダーを経て1971(昭和46)年末に開店した老舗、筑前高宮駅の最後の駅長さんが常連だったのもご縁を感じます。

今回のロケは2年前、高宮中学校70周年記念で地域フィールドワーク講師を務める際に、校区(大楠・高宮・西高宮)の自治協や公民館の皆さんにご指導いただき、地域の歴史をしっかり調べた経験が役立ちました。ブラタモリのロケ時、タモリさんが「渡辺さん」と呼んだ「渡辺通り」渡辺與八郎はこの界隈では大ヒーロー。年配の方からは普通に名前が出てきて驚いた記憶があります。

今回のロケでは、以前入手して未公開の「筑肥線」記録写真群ネガ・ポジを多数活用しています。オンエア後、アーカイブ画像ライブラリーで他の写真と合わせて公開する予定です。

地元キャッチフレーズ的には「サニーからサニーまで!?」。界隈の老舗牛もつ鍋なの川のご主人には、開店前のオフタイムにお店へ出てきていただきご案内してくださいました。

お時間ある方はぜひご覧ください。

 

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