記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

西鉄バスぐりーん「博多にわか」号

2010年05月18日 07時14分18秒 | まちづくり
 16日の朝、目覚めてからこの日が月に1度の西鉄シティループバス「博多にわか・ぐりーん」運行日であることに気づいた。ひと仕事を終えてから福岡交通センター発(10時)に乗車、10分前に交通センターに到着した時にはすでに20人ほどが行列を作り待っていた。

 博多にわかの団体「五月会」の面々が、即興にわかを演じながら福博の観光名所の案内も行う。車内はすぐに満席となり、櫛田神社に着く頃には立ち客もいるほどの盛況。綾小路きみまろの漫談風解説(といった方が博多以外の人には判りやすそう)が晴天の博多路にはよく似合った。

 乗車した人の大半はやはり観光で福岡を訪れた方々。山形や仙台、静岡、大阪と乗り合わせた人もバラバラ。しかし、強烈なにわかの応酬に、いつしか車内は笑顔と笑いの渦に包まれ、あっという間に福岡タワーに到着した。

 福岡にいる人は「博多祗園山笠」や「博多どんたく」なら、櫛田神社なら知っている人も多いと思うだろうが、この日乗り合わせた30名ほどの方で櫛田神社や山笠を知っている人は4分の1ほどだった。これが現実なんだなぁと実感。

 博多にわかの観光ガイドが乗車していると知らずに乗った方が殆どだったが、ルートに沿って次々に飛び出すにわかガイドに、車内は沸き返った。お客さんが出した「お題」にも全て答えて、最後は皆さんに喝采を浴びた。地元の人も一度体験した方がいいなぁと思う。

 私が乗車した理由は、もちろん博多の記録係として、また博多カレンダー委員として来年のカレンダーの題材になるかの確認。にわかの方々が下車し案内役がいなくなった帰路の車内では、私が残った乗客向けに即興の観光ガイド役をさせてもらった(笑)。リアルな反応が嬉しい、けっこう好きかも!

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