自宅で楽しめる「ぬり絵」にできたら、きっと楽しいだろうなと思うのが吉田初三郎の鳥瞰図。大河ドラマ「麒麟がゆく」の舞台のひとつ、数ある岐阜を描いた作品から第一候補は戦後版「観光の岐阜市」です。
肉筆トレース図のうち数点を作者・吉田初三郎のご遺族から譲り受けたのは15年ほど前、観光パンフ発行時(推定昭和28年頃)の印刷パンフと肉筆トレース図(印刷原図)の両方を所有している「観光の岐阜市」は、構図も素晴らしく状態もいいので、機会があればポスターサイズで複製してみたいと思案中です。印刷パンフはカラーなので、ぬり絵の見本。
難点は、やはりそのサイズ。印刷パンフは広げて幅60〜100cmほどですが、肉筆トレース図は幅180cm以上。A1やB3など、ポスターサイズに縮小するのが良さそうです。
初三郎鳥瞰図はぬり絵にいいかも、と思ったのには理由があります。吉田初三郎の作品掘り起こしや縁ある土地・施設への訪問をライフワークにして20年余、行く先々で地元のアマチュア画家さんが模写彩色して展示していたり、大分県中津市のように戦前の作品構図そのままに戦後別のイラストレーターさんが描き起こして新たに観光パンフレットにしたり。長崎市では初三郎の鳥瞰図をイメージして、ユースホステル経営の知人がオリジナル観光絵地図に仕上げたりと、様々な活用法をみてきました。
私の住む福岡市では、香椎宮に地元の高齢者が初三郎「博多湾鉄道汽船鳥瞰図」を模写で描いて奉納していたこともあります。鳥瞰図ぬり絵、とりあえず試験的にいくつか制作して、知人の運営する高齢者施設などで試しに使ってもらおうかと思案準備中。絵葉書などの絵柄であれば、サイトからPDFダウンロードしてもらいA4やA3の和紙や画用紙にプリントしてもらえば、そのまま活用できるかも。
近いうちに運営するサイト「地図の資料館」やミュージアムショップ(通販サイト)でダウンロード版をいくつか公開します。
記念フォトブック「福ビルと天神の60年〜さよなら福岡ビル・再開発記念フォトグラフ」残数わずか!
LOVE FM 76.1MHz 「JAL九州歴史ロマン街道」2019年4月より第2クール放送(毎月第3・第4・第5土曜日13:00〜13:30)。
新刊Vol.24「天神大牟田線80th 歴代車両図鑑」等フォトブックシリーズ全27冊通販ページ
にしてつWebミュージアム(企画構成を担当)
西日本鉄道創立110周年記念誌『まちとともに、新たな時代へ』第1部は「天神発展史」
アーカイブ画像ライブラリー(アンティーク絵葉書に観る懐かしの風景・町並みアーカイブス)
KBC「栄光の西鉄ライオンズ」DVD紹介の特設ページ(企画構成・台本・監修を担当)