記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

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2010年01月10日 02時01分56秒 | 福博まちの記憶
 7日は午前中、西鉄さんで諸々今年の打ち合わせ。ちょうどお昼時になったの
で、階下の丸善福岡ビル店でフォトブックや絵地図の残数チェックをしてから、
親不孝通りの福萬醤油さんへ行き醤油ソムリエ的なランチ(鯛茶漬け)を味わっ
た。具もご飯もおかわり自由、二杯目はお薦めの卵かけご飯をいただいた。

 勧められた醤油のひとつの製造元を見ると、豊前市八屋のマルハ醤油(浦野さ
ん)ではないか。九州はキッコーマンなど全国大手に制覇されていない唯一の地
域だそうで、地場の地醤油がけっこう頑張っているんだとか。そういう私の家も
中津市本町・田渋醤油さんの「マルタ錦しょうゆ」が定番!わが家はこれでない
とダメなのだ。弟などは沖縄に住んでも福島に住んでもこの醤油だけは帰省土産
に持ち帰っていた。

 その前後は、フォトブックの注文をいただいた「博多町家」ふるさと館への配
達納品、お世話になりっぱなしの学芸員・山田さん達に遅い新年のご挨拶。この
日は長谷川法世さんはご不在。同じくフォトブックの注文をいただき、唐人町の
ヘアーサロン男爵へ配達。ご主人の稲永さんは、シリーズ第1弾の頃から幾度と
なく本を購入いただき、お店に置いてくれているのでそれを見たお客さんからも
追加の注文が来る。

 フォトブックのシリーズが累計1万7千部を越えて静かに売れているのは、こ
うしたコアな支援者がいるから。実のところ書店売りは3割ほどで、喫茶店や理
髪店、さらには病院など待合室のあるお店で売ってくれたり、本を見たといって
直接注文が来る方が多いくらい。この、書店売りに頼らない手法は最初からある
程度予測して動いたのだが、思った以上に成果が出ている。

 言い換えれば、それだけ書店に行く層は限られているということ。特に私の本
を好む層は、大型書店だと本を探すのが困難で、かといって地元の小さい書店に
は置いてない。単独の郊外型書店も次々に閉店し、本に出会う機会は減っている
訳だ。最初の本を2004年に出した時も、知人を辿り郵政公社の企画へ直接話を
持ちかけ、市内の主要郵便局長が手を上げてくれて、各郵便局には私の最初の本
を待ち合いスペースに置いてくれている所が多い。

 注文は局長会でまとめてくれ、配達は自分で各郵便局(市内に140余)へ配達。
そこで名刺交換し、アクロス福岡で出版記念の展覧会や講座も郵政公社の後援を
もらってPR。その時のご縁が未だに様々な形で活かされている。フォトブックに
至っては、すでに1千通を超える励ましのお便り、感想文が届き、それが私の最
大の武器であり活動意欲を支えている。直販リストがそれだけあるという事でも
あり、支持者が望む新たな本を、いかにして創り上げるかが今の私の最大のテー
マである。

 五六事務所への立ち寄りを挟み、六本松の古書店・葦書房へ。宮社長と立ち話
し、注文していた郷土本などを購入。さらに今探している本を伝えた。古書店さ
んのお手伝いも多いが、葦書房さんのサイトは私が制作を担当したもの。仕事関
係も人間関係も一方通行ではなく、ギブ&テイクが私のスタイル。常にお互いが
平等・公平であることを目指す。これ、ゼンリンを大きく育てた故・大迫忍さん
が常に公言していたことだ。
古書・葦書房

今日の写真は、なぜか気になる三叉路。六本松3丁目国道202号線沿い。

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