本日30日、福岡ビル1F西鉄ショーケース(明治通り側入口風月前)の写真パネル展示替え作業を完了しました。12月度のテーマは「西鉄グループホテル史」、福岡市初の都市型ホテルである西鉄グランドホテルはもちろん、船小屋温泉センターや九重高原ホテル、若松西鉄ホテルなどの懐かしい写真を紹介してます。月替わり写真展示も今回で40回め、天神へお出かけの際はぜひご覧ください。
福岡市初の本格都市型ホテル「西鉄グランドホテル」が誕生した昭和44年、それまで戦後のホテル事情を牽引してきた博多帝国ホテルが閉館しました。
写真は、呉服町の博多大丸上階にあった帝国ホテル、昭和40年頃のパンフレットから。西鉄ライオンズ初日本一の祝賀会もココでした。
戦前戦後の福岡市の主要ホテル、20年近くかけてほぼ全てパンフレット等を蒐集済み保管中。
5階か6階(つまりデパートの最上階)に大食堂があり、そこまではエスカレーターで昇るのに、そこからは建物の隅にある階段を上るのです。
当時、最上階から屋上へは1階分だけ階段を上る、というパターンはよくあることでしたが、大丸では、この屋上への階段が長いのです。壁に覆われて入って行けないフロアが、数えてみると2階分ある。
「ここ(7階と8階、または6階と7階)には何があると?」と聞く。
「帝国ホテルのあると。」
と、よく聞かされていました。
なるほど、西鉄グランドホテルが華々しく開業した陰で、福岡を代表するホテルの座を明け渡し、閉店したのですね。
ホテル閉店後の2フロアはどう使われたのでしょう?大丸が上に拡張したのかな?その頃には呉服町に行くこともほとんどなく、全く記憶がありません。
そういえば、西鉄グランドホテルが45周年記念キャンペーンうってますね。